ファミマ限定【モヒカンらーめん】監修 “日本一ラーメンを食べた男” が推薦する久留米の一杯をカップ麺で再現!!

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明星食品

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2022年6月28日(火)新発売、明星食品のカップ麺「モヒカンらーめん 豚骨」の実食レビューです。

ファミリーマート×ラーメンデータバンク共同開発シリーズ “まさかの第6弾” は、湯気の向こうに笑顔が見える店「モヒカンらーめん 味壱家(あじいちや)」監修のカップラーメンを展開!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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モヒカンらーめん 豚骨 2022

モヒカンらーめんとは、とんこつラーメン発祥の地「久留米」で圧倒的な存在感を放つ名店で、2000年(平成12年)7月25日の創業当時より “湯気の向こうに笑顔が見える店” が経営理念。福岡県久留米市津福本町・試験場前に1号店の「モヒカンらーめん 味壱家 本店」を構え、現在は福岡市内に「モヒカン ラーメンセンター福岡店」と「モヒカンらーめん 福岡空港店」の計3店舗を展開しています。

モヒカンらーめん公式キャラクター(名前はモヒカンくん)

モヒカンがトレードマークの店主・於保貴久(おぼ たかひさ)氏が提供する渾身の一杯は、大人から子どもまで誰もが安心して食べられる味作りはもちろん、ラーメンはエンターテイメントだ! を信条に、調理のパフォーマンスまで突き詰め、なかでも鉄砲笊(テボ)と平ザルの二刀流で麺が宙を舞う湯切り姿は圧巻。温かく丁寧な接客にも定評があり、これまでに多くの笑顔を生み出してきました。

今回の新商品「モヒカンらーめん 豚骨」は、株式会社ラーメンデータバンクの取締役会長であり、自称 “日本一ラーメンを食べた男” として知られるラーメン評論家・大崎裕史(おおさき ひろし)氏の推薦によって実現したカップラーメンで、久留米の名店「モヒカンらーめん」監修のもと、東京都渋谷区に本社を置く明星食品株式会社が商品化。

コンビニの中でもファミリーマートにしか売ってない、販路限定のPB(プライベートブランド)商品で、ファミリーマート×ラーメンデータバンク共同開発カップ麺シリーズ第6弾に該当する最新作。ファミリーマートのニュースリリースには “昨年から取り組んでいる5つのキーワードの1つである「『あなた 』のうれしい」の一環として” との記載があるため、この企画について少し触れておきます。

出典:ファミリーマート×ラーメンデータバンク共同開発カップ麺シリーズ 第1弾~第5弾累計170万食突破!好評につき第6弾発売決定! 福岡・久留米 モヒカンらーめん監修「モヒカンらーめん 豚骨」

ファミリーマート×ラーメンデータバンク共同開発カップ麺シリーズとは、大崎裕史氏と全国の “なかなか食べに行けない店” を5店舗厳選し、国内大手カップ麺メーカー5社(エースコック・サンヨー食品・東洋水産・日清食品・明星食品 ※50音順)協力のもと、名店の味をカップ麺で再現する企画で、当初は「40のいいこと!?」に掲げられた5つのキーワードの1つ『もっと美味しく』の一環として発足。

2021年9月28日発売の第1弾「利尻らーめん味楽本店監修 焼き醤油味らーめん」(サンヨー食品)を皮切りに、10月26日発売の第2弾「支那そばや監修 醤油らぁ麺」(明星食品)、12月7日発売の第3弾「麺屋剛監修 剛麺 とんこつ味」(エースコック)、2022年2月1日発売の第4弾「さんくるげ 辛いらぁ麺」(東洋水産)、4月5日発売の「渡なべ監修 やみつきブラック」(日清食品)と続き、本来は “ここで完結” する予定でした。

しかし、第1弾〜第5弾の計5品すべて “発売初週の販売数量がファミリーマート限定のカップ麺における売上数量第1位を獲得した” ことを受け、当初の予定にはなかった「第6の店」をピックアップ。そこで大崎氏に推薦されたのが「モヒカンらーめん」で、カップ麺を監修した於保店主曰く “モヒカンらーめんの理念である「湯気の向こうに笑顔が見える店」をこの商品に詰め込みました” とのこと。

「モヒカンらーめん」の概要と店舗外観

ちなみに明星食品×モヒカンらーめんといえば、2018年9月3日に「明星 モヒカンらーめん 豚骨」というNB(ナショナルブランド)のカップラーメンを発売しているので、実は2度目のコラボレーション。製品スタイルも約4年前と同じタテ型BIGから変わっていないため、それとの違いにも注目しながらレビューします。

開封

天面にはメッセージあり

今回のカップ麺に別添されている小袋は、後入れの「調味油」1袋で、この構成はNBの2018年9月発売品から変わっていません。ただ、天面には “あっさりとした豚骨スープに唐辛子の辛さが効いた調味油で仕上げる旨辛い一杯” との訴求があり、これについては新しい演出。お店のラーメンには韓国唐辛子を使用した薬味ダレがトッピングされるため、それをイメージした調味油を別添している様子。

フタ裏にも注目

かやくはチャーシュー、キクラゲ、ネギとシンプルで、そこそこ具材量は多めの印象。またフタの裏にはラーメンデータバンク×SmartNews(スマートニュース)のコラボに関する印刷があり、第1弾〜第5弾の例に漏れず、SmartNewsの『ラーメンチャンネル』を登録すると、今回のカップ麺が “50円(税込)で買えるクーポンが5,000名に当たる” キャンペーンを実施中なので、そちらも要チェック。

ちなみにファミリーマート通常価格は212円(税込228円)ということで、2021年9月28日〜2022年4月5日の間に発売された第1弾〜第5弾と同じ値段。即席カップめん業界では、2022年6月1日出荷分からの価格改定により、各社のメーカー希望小売価格が5~12%ほどアップしているため、実売価格の据え置きには企業努力を感じました。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:モヒカンらーめん 豚骨
販売者:明星食品株式会社
製造所:東日本明星株式会社 埼玉工場(埼玉県比企郡嵐山町川島2360)
内容量:86g(めん65g)
商品コード:4902881481380(JAN)
発売日:2022年06月28日(火)
実食日:2022年06月28日(火)
発売地域:全国(ファミリーマート約16,600店舗)
取得店舗:コンビニ(ファミリーマート)
商品購入価格:228円(税込)
ファミリーマート通常価格:212円(税別)
麺の種類:ノンフライ麺
スタイル:縦型ビッグ
容器材質:紙
湯量目安:400ml
調理時間:熱湯2分
小袋構成:1袋(調味油)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】めん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、植物性たん白、香味調味料、卵粉)、スープ(ポークエキス、豚脂、デキストリン、食塩、たん白加水分解物、香味油、香辛料、乳等を主要原料とする食品、酵母エキス、香味調味料)、かやく(チャーシュー、キクラゲ、ねぎ)/ 加工デンプン、調味料(アミノ酸等)、増粘多糖類、炭酸カルシウム、乳化剤、かんすい、香料、微粒二酸化ケイ素、カロチノイド色素、酸味料、カラメル色素、酸化防止剤(ビタミンE)、甘味料(スクラロース)、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に卵・乳成分・小麦・えび・ごま・大豆・鶏肉・豚肉を含む)※本品製造設備では、かに・落花生を含む製品を生産しています。

実食開始

熱湯2分のノンフライ麺を搭載

麺は油で揚げずに乾燥させたノンフライ麺で、湯戻し時間は熱湯2分。パッケージに製法までは記載されていませんが、おそらく “スチームノンフライ製法” でしょう。なおNBの2018年9月発売品には熱湯3分のノンフライ麺を搭載していたので、当時とは異なる麺を使っています。

調理直後は賑やかな雰囲気

別添の小袋は後入れなので、お湯を内側の線まで注ぎ、フタの上で小袋を温めながら待つこと2分。調理方法には “2分後、調味油を入れ、よくかき混ぜてできあがり” と記載されていますが、いきなり混ぜると土台にある豚骨スープの味が分からないので、最初は混ぜないで食べる、あるいは途中で入れるのがベストかも?

ちなみに於保店主曰く、今回のカップ麺について “特に時間をかけたのは「豚骨の香り」と「薬味の辛さ」のバランス” らしく “初めて食べるけど、どこか懐かしい、気がつけば、又食べたくなる、そんな一杯だと自負しております。” とのことだったので、土台の豚骨感と念のため辛味の強さにも注目しつつ「めん」「スープ」「具材」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(86g)あたり
カロリー:360kcal
たん白質:12.6g
脂  質:10.5g
炭水化物:53.8g
食塩相当量:4.5g
(めん・かやく:1.6g)
   (スープ:2.9g)
ビタミンB1:0.80mg
ビタミンB2:0.33mg
カルシウム:212mg
参考値(調理直後に分別した値)
熱量:360kcal(めん・かやく:293kcal)(スープ:67kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

適度な歯応えと歯切れのよさを両立

4.0

久留米の豚骨ラーメンで主流となっている麺は、同じく九州を代表する博多の極細ストレート麺と比較して若干ながら太く、加水率は低めの設定で、なかでも老舗の製麺所が手掛ける麺はザクッとした食感を特徴としているのですが、一味(Ichimi)ラーメン出身の「モヒカンらーめん」本店で提供している麺は博多とんこつラーメンにルーツを感じる極細ストレート麺。

明星食品お得意の低加水麺を搭載

それをイメージしているノンフライ麺には緩やかな縮れが施されているのですが、イメージとしては久留米よりも博多寄りで、中心部に芯を残す歯応えに、プツンッ‥‥とした歯切れのよさを両立。明星食品が保有するバリカタ麺と比較して、やや粉っぽさが控えめではあるものの、油揚げ麺より本格的な質感であることは間違いありません。

縦型ビッグの麺重量は、調理前の状態で80g、あるいは少なくても70gが基準となっているため、今回の65gは標準サイズの「カップヌードル」と同じ量になるのですが、価格改定前と同じファミリーマート通常価格を加味すれば充分。熱湯2分きちんと待っても硬めの歯応えが楽しめるので、フライングしないほうが安全です。

スープ

食べやすくて優しい豚骨

4.0

店舗のスープは、小さなお子様や親御さんにも安心して食べてもらえるように、化学調味料や添加物の使用量を可能な限り抑え、一般的にネガティブとされる特有の臭みも徹底比較に取り除き、九州産の豚頭や大腿骨から豚骨本来の旨味だけを引き出す “自然派豚骨” を突き詰め、久留米といえば伝統技法の呼び戻し※ ではなく “取り切り” を採用しているのもポイント。

それを再現しているカップ麺のスープは調理前にツン、とした独特の臭いを漂わせていたのですが、実際のテイストはクセのない優等生。おそらく調理前のツンとしたニオイは “乳等を主要原料とする食品” に由来するもので、たしかに豚骨スープではあるものの、体感的には乳製品に通じるコクが強く、玄人向けではないけれど、くっちゃい豚骨スープが苦手な方でも親しみやすいテイストです。

調味油の辛味オイルも優しい面持ち

そこに加える「調味油」は、豚脂を中心とするオイルと香味油に、ふわっと唐辛子の辛味を重ねているのですが、辛さレベルは “2” もとい “1” といっても過言ではない穏やかな辛味。

本店の「モヒカンらーめん」にトッピングされている薬味ダレの名称は「モヒカンレッド」といい、天然の丸大豆醤油や最高級の韓国産唐辛子、さらに数種のスパイスをブレンドしているのですが、それをイメージしている「調味油」はシンプルな骨組み。ただ、これをスープに溶かし込むと動物系のコクがグッと深まるので、調理方法の指示通り、しっかりと混ぜるのがベストだと思います。

※「呼び戻し」と「取り切り」の違いについては、半世紀以上の歴史を再現!? 久留米の老舗「大砲ラーメン」監修「呼び戻し風とんこつ味」を食べてみた結果‥‥ にて詳しく触れているため、ご参考ください。

具材

現在の水準で評価すると値段以上

5.0

本店の「モヒカンらーめん」には、厳選した豚肩ロースの上質なチャーシューに、キクラゲと青ネギをトッピングしているため、あながち的外れな構成ではりません。チャーシューはチップ状ですが、大豆たん白加工品が横行している昨今の即席カップめん業界、本物の豚肉なのは素直に嬉しく、コリコリとした食感のキクラゲも多め。

ネギはフリーズドライの斜め切りなので、再現度の高さを優先した場合、小口切りがベストではあるものの、熱風で乾燥させたネギ(エアドライ)のように優しいスープの邪魔をすることはない、適切な取り合わせ。そもそもの全体量も多く、これといって不満を感じることはありませんでした。

総評

4.0

業界最高峰のバリカタ麺(ノンフライめん)を保有している明星食品なので、もうちょっと麺に粉っぽさが備わっていたら‥‥とか、スープについても乳等を主要原料とする食品ではなく、自然派豚骨を彷彿とさせるナチュラルな旨味や芳ばしさが備わっていたら‥‥など、妥協すべき点もありますが、誰もが食べやすい豚骨ラーメンという印象は「モヒカンらーめん」の優しさに通じるところ。

また即席カップめん業界全体の値上げに逆らい、従来のファミリーマート×ラーメンデータバンク共同開発シリーズと同じ販売価格を据え置いているのも評価すべきポイントで、多くの方が楽しめる一杯だと感じました。数量限定のカップラーメンなので、気になっている方は早めに最寄りのファミリーマートをチェックしておいてください【author・taka :a(大石敬之)】

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