サンポーファン必食!! トライアル限定【超濃厚豚骨ラーメン】白ご飯で “2度おいしい” 高コスパ商品登場

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サンポー食品

どうも、taka :a です。

本日の一杯は、トライアル限定・数量限定発売のカップ麺、サンポー食品「超濃厚豚骨ラーメン」の実食レビューです。

九州の雄・サンポー食品とトライアルカンパニーが共同開発 “ごはんと相性バツグン” のカップラーメンを展開!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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サンポー×TRIAL 超濃厚豚骨ラーメン

サンポー食品株式会社(SANPO FOODS Co.,Ltd.)とは、佐賀県三養基郡基山町に本社・工場を置き、即席めん(カップめん、棒状ラーメン)及び乾めんの製造及び販売を生業とする九州のトップメーカーで、大石忠徳(おおいし ただのり)現社長の祖父・大石忠蔵(おおいし ちゅうぞう)氏が1921年1月に立ち上げた「米穀卸大石商店」が現業の前身。

設立70周年を機にヤカンちゃんのデザインも刷新

当初は米卸業として創業したサンポー食品ですが、1949年(昭和24年)6月に麺事業の「株式会社旭製粉製麺所」を設立。その10年後となる1959年(昭和34年)4月に “棒ラーメンの元祖” とされる「三宝(みたから)ラーメン」の製造を始め、1963年(昭和38年)7月に社名を「旭食品株式会社」に改称し、1965年(昭和40年)12月から現在の「サンポー食品株式会社」に社名を改めます。

棒ラーメンの元祖「三宝ラーメン」の正式な読み方は “みたからラーメン” ですが、発音しにくいことから地元では “さんぽうラーメン” の愛称で親しまれ、大胆にも看板商品の呼び名を社名に取り入れたサンポー食品。その後、1978年(昭和53年)8月に三宝ラーメンの味を受け継いだカップ麺「焼豚ラーメン」を発売し、現在そのカップ麺は同社を代表する絶対的エースといっても過言でない地位を確立しました。

そんな佐賀県三養基郡の雄・サンポー食品と福岡県福岡市東区に本社を置くIT企業・株式会社トライアルカンパニー(TRIAL)が手を取り合い、共同開発したのが今回のカップ麺「超濃厚豚骨ラーメン」で、いつも普段の買い物で利用している行き付けのトライアルで偶然に発見。しかも初陳列にして販売価格はセール価格の税込139円という、すでにコストパフォーマンスが高そうな雰囲気。

筆者の住んでいる地域では税込139円で販売

TRIAL(トライアル)とは、小売業・IT・物流・商品開発・製造などを手がけるトライアルカンパニーのSUC(スーパーセンター:食料品スーパーおよびディスカウントストアを完全に一体化し、衣食住すべてを取り扱っているフルラインの売り場をワンフロアに納めた総合スーパー)で、IT企業ならではの物流機能を活かしたロープライスを実現し、現在は九州を中心に四国・沖縄を除く全国で261店舗を展開中。

初めて筆者が今回のカップ麺をトライアルで見かけたのは、11月の上旬(たしか5日頃)で、2020年11月29日現在も絶賛お値段据え置きのセール価格で販売中。いつから販売されていたのか、いつまで販売しているのか、それについては店舗によって違うため、そもそも売ってない店舗もあるかと思いますが、トライアル限定かつ数量限定なのは間違いありません。

サンポー食品もトライアルカンパニーも九州に本社を置く企業ということもあり、以前から定期的にトライアル限定のカップ麺を製造・販売しているのですが、サンポー食品のニュースリリースにもトライアルの公式ウェブサイトにも製品情報がアップされないため、実際に現地まで足を運ばないと見つけられないのが玉に瑕‥‥

パッケージでは “ごはんとの相性” も訴求

2020年11月現在、調べた限りネット上にも詳しいレビューはアップされていないのですが、Twitterではチラホラと発見報告があったので、ここから先は味の感想や評価など、製品の詳細を掘り下げていきます。なおパッケージには “ごはんと相性バツグン” とあり、テーマも「超濃厚豚骨ラーメン」ということで、とんこつラーメン発祥の地・久留米の白濁とんこつラーメンをモチーフにしているのかもしれません。

開封

別添の小袋は3種類

今回のカップ麺に別添されている小袋は、先入れの「粉末スープ」に、後入れの「調味油」と「紅しょうが」で合計3袋。サンポー食品が誇る “焼豚ラーメン” のアイデンティティといっても過言ではない “ハート型の焼豚” は入っていないため、その流れを汲んだブランドではないのですが、紅しょうがは生タイプを使用しており、粉末スープの量が多いのも製造者がサンポー食品らしいポイント。

麺はラード配合の油で調理されたもの

麺は熱湯3分の油揚げ麺で、原材料名から察するに “ラードを配合した油で麺を揚げている” というのは「焼豚ラーメン」とも共通する製法。そのため植物油で揚げたフライ麺よりも芳ばしく、本物のラーメン(生めん)やノンフライ麺では楽しめない独特の香りが調理前から漂い、カップ麺ならではの尊い魅力を演出。

メーカー希望小売価格は設定されておらず、いきなりのセール価格ということもあり、セールじゃない場合の値段設定がイマイチよく分からないのですが、おそらくトライアル各店での販売価格は “担当者様にお任せしております” のパターン。ひとまず筆者が購入したトライアルでの販売価格は税込139円だったので、それを基準に評価します。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:超濃厚豚骨豚骨ラーメン
製造者:サンポー食品株式会社
製造所:本社工場(佐賀県三養基郡基山町長野230)
内容量:96g(めん65g)
商品コード:4901773100675(JAN)
発売日:2020年10月下旬〜11月上旬(推定)
実食日:2020年11月29日(日)
発売地域:全国(数量限定)
取得店舗:トライアル
商品購入価格:139円(税込)
希望小売価格:-
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:標準どんぶり型
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:340ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:3袋(粉末スープ・調味油・紅しょうが)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、ラード、食塩、植物たん白)、スープ(ポークエキス、豚脂、しょうゆ、ポテトパウダー、大豆たんぱく加工品、香辛料、食塩、酵母エキス、ねぎチップ、植物油脂)、かやく(紅しょうが)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、増粘多糖類、炭酸カルシウム、乳化剤、かんすい、カラメル色素、微粒二酸化ケイ素、酸味料、クチナシ色素、紅麹色素、酸化防止剤(ビタミンE)、香料、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・乳成分・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチン・ごまを含む)※本品は、えびを使用した設備で製造しています。

実食開始

早くも豚骨臭が頼もしい粉末スープ(ナイス)

別添の小袋は「粉末スープ」のみ先入れで、かやく類は粉末スープに同梱されているタイプ。容器のサイズは焼豚ラーメンと同じ標準どんぶり型を採用しているのですが、必要なお湯の目安量は焼豚ラーメン(360ml)よりも少ない340mlで、かなり粉末スープの量が多く、調理の際は “ゆっくりと粉末スープを溶かしながら” 熱湯を入れるのが作り方のポイント。

とろみ成分の溶け残りに注意

時間になったら麺をほぐしつつ、とろみ成分の含まれていた粉末スープを完全に溶かし、別添の調味油と紅生姜をトッピングしたら完成です。調理後の湯気から漂ってくる香りは、サンポー食品の培ってきたノウハウを感じる豚骨エキスを軸に、それは特筆すべきレベルで荒々しく、同時に乳製品を彷彿とさせるクリーミーな香りが印象的な実食前——

なお手元にある「超濃厚豚骨ラーメン」の賞味期限は “2021.04.21” なので、つまり製造日は逆算して “2020.10.21”(カップ麺の製造日は賞味期限の6ヶ月前)なので、すくなくとも売り切れない限り、年内は見かける機会が多いかもしれません。それでは、引き続き実際の豚骨感に注目しつつ「めん」「スープ」「具材」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(96g)あたり
カロリー:454kcal
たん白質:11.4g
脂  質:23.2g
炭水化物:50.0g
食塩相当量:5.6g
(めん・かやく:2.8g)
   (スープ:2.8g)
ビタミンB1:0.47mg
ビタミンB2:0.42mg
カルシウム:153mg
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

ふるき良きサンポーの油揚げ麺

5.0

たとえば小麦の配合や切刃など、スープに合わせて微妙に変更している可能性もありますが、基本はサンポー食品の絶対的エース「焼豚ラーメン」に忠実で、麺の原材料名(小麦粉、植物油脂、ラード、食塩、植物たん白)も完全に一致。形状は縮れが強く、加水率の低い中細麺で、ラード配合の油で揚げたフライ麺ならではの芳ばしさが魅力的。

サンポー食品といえばコレですよ

後述する今回のスープは想像していた以上に粘度が高く、なかなかスープの温度が低下しないため、同社の「焼豚ラーメン」よりも若干ながら伸びやすいような気がしないでもないけれど、最後まで歯切れのよさが楽しめる、昔ながらでも基礎クオリティの高い仕上がりから、イメージとしては “焼豚ラーメンと同じ麺” という認識で問題ありません。

食べ始めは中心部にかけてコリッとした独特の歯応えを感じる硬めの食感で、徐々に歯切れの良さが目立ち、ぽってりとした高粘度スープを縮れの強い麺が引き上げてくれるのも嬉しいポイント。現在の水準を思えば中小企業が作る旧世代の “それ” ど真ん中なので、まったく洗練された印象は受けないものの、それが最大の魅力といっても過言ではない、サンポー食品らしい魅力が詰まった油揚げ麺です。

スープ

大手メーカーも顔負けの高濃度とんこつスープ

7.0

通常、別添の調味油で野趣に富んだ獣臭を演出してくる商品が多いのに対し、今回の「超濃厚豚骨ラーメン」は粉末スープだけの状態で豚骨臭を感じるほど。加えてスープの粘度は高く、イメージとしては全国的な知名度を誇る「天下一品」や京都・一乗寺の「麺屋 極鶏(ごっけい)」に通じるドロドロ具合だったので、かなり高粘度(推奨まぜ時間:1分以上)。

とろみのベクトルは人工的なので、なまじクオリティの高いノンフライ麺を使っていた場合、それがマイナスに作用することもあるのですが、粉末スープに使用している豚骨エキスの純度が高いこと、加えて古き良きサンポーの油揚げ麺であることが功を奏し、ぽってりとした口当たりの高粘度スープも不自然ではありません。

たっぷりの調味油も魅力

さらに動物油脂(ラード)が主体の調味油を加えると、粉末スープでは出せないオイル特有の芳ばしさがプラスされ、スープの膨よかさは大幅にアップ。粉末スープのクセが強い分、そこまで調味油のクセは強く感じなかったのですが、たっぷりと惜しげも無く別添されているのが好印象。濃厚さの指標も履き違えていない、想像以上に味わい深い濃厚なスープでした。

具材

紅生姜の効果覿面

5.0

ねぎチップは少量すぎて存在感はイマイチですし、パッケージのイメージ写真にもあった肉そぼろっぽい具材は大豆たんぱく加工品、つまりフェイクミートだったので、本物の肉具材ではないのですが、クニッとした独特の食感がクセになる感じで好印象。そして紅生姜は生タイプだからこそのフレッシュ感が頼もしく、ぽってりと濃厚な豚骨スープと対比を描く酸味のキレが絶妙で、スープとの相性も申し分ありません。

紅生姜は白ごはん用に残しておくのがオススメ

せっかくなので、残ったスープに白ごはんを投入してみたところ、パッケージにも “ごはんと相性バツグン” とあったように、今回のカップ麺を食べる時には白ごはん必須といっても過言ではないウマさ。もとより白ごはんをドボンする予定であれば、最初に使う紅生姜は半分だけにして、もう半分は〆の一杯に使うのが2度おいしくてオススメです。

総評

★★★★★★☆☆☆☆(★6)

粉末スープの豚骨エキスは「焼豚ラーメン」の流れを汲んでいたのですが、それよりも純度が高く、圧倒的に高粘度だったスープの仕上がりから、ほぼほぼ仕上がりは別物。しかしながらサンポー食品らしい油揚げ麺に生タイプの紅生姜など、古き良きを守りつつ、インパクトのある「超濃厚豚骨ラーメン」に仕上がっていたので、トライアル限定なのが勿体ないと——いや、トライアル限定だからこそチャンス。

サンポー食品の商品は、おおむね九州を出ると入手困難なケースが多いため、それを思うとトライアルに行けば遭遇する可能性が高い今回、関西をはじめ東日本での取り扱いは通常のNB商品より多いかもしれません。とにもかくにもサンポー食品のカップ麺に目がない方は、手放しで楽しめること請け合いなので、最寄りのトライアルにダッシュです(author・taka :a)

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