ローソンのトナリが絶滅!? ネット民騒然【待たせたな】ファン待望の復活「辛激タンメン」四代目にリニューアル!!

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明星食品

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2022年5月31日(火)リニューアル新発売、ローソン名店シリーズのカップ麺「明星 タンメントナリ監修 辛激タンメン」の実食レビューです。

全国のローソンから「辛激タンメン」が消えた!? 絶滅と思われた「タンメン トナリ」監修のカップラーメンが “彩り野菜” に生まれ変わって再登場!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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トナリ監修 辛激タンメン 2022

タンメン トナリとは、濃厚つけ麺ブームの立役者として全国的な知名度を誇る「六厘舎(ろくりんしゃ)」に、元祖まぜそば発祥の店「ジャンクガレッジ / JUNK GARAGE」などを擁する松富士食品のタンメン事業で、2009年(平成21年)7月15日の創業以来、現在は都内に3店舗(西葛西、東陽町、丸の内)、千葉に1店舗(稲毛山王)を展開している人気店。

タンメン・タンギョウ・タンカラギョウが人気

開業当初は元ジャンクガレッジ副店長の経歴を持つ鈴木亮(すずき りょう)氏のワンオペで、東京都品川区にある「六厘舎 大崎店」の隣(東大宮に移転した旧「ジャンクガレッジ 大崎店」跡地)に2ヶ月限定営業の1号店を仮オープンした-・というのが屋号の由来。たっぷりの野菜と生姜を特徴とする看板商品は “ラーメン二郎のタンメン版” と注目され、瞬く間に行列店の仲間入りを果たしました。

今回の新商品「タンメントナリ監修 辛激(しんげき)タンメン」は、コンビニの中でもローソンにしか売ってないPB(プライベートブランド)のカップラーメンで、東京都渋谷区に本社を置く明星食品と共同開発。すでにローソン名店シリーズの人気商品として確固たる地位を築いているため、ご存知の方も多いでしょう。

2010年(平成22年)10月4日発売のNB商品「日清 有名店が推す一杯 トナリ 濃厚タンメン」(関東地区及び静岡エリア限定)が「トナリ」史上初のカップ麺になるのですが、2017年(平成29年)6月13日発売の初代「明星 トナリ監修 辛激タンメン」以降、ローソンの専売商品として定着し、セブンイレブンの稼ぎ頭「蒙古タンメン中本 辛旨味噌」に匹敵する根強い支持を集めています。

四代目「辛激タンメン」は “彩り野菜” をアピール

これまで激辛の「巨辛(きょしん)」や花椒(ホワジャオ)入りの「シビレ」に、湯切りタイプの「辛激焼そば」など、定期的に変わり種も展開している「トナリ」監修シリーズですが、今回は不動の人気を誇る「辛激タンメン」のリニューアルで、2017年6月13日発売品・2018年5月28日発売品・2020年3月31日発売品に続く第4弾。

そのため2022年5月上旬より「辛激タンメン」が品薄になる状況を受け、Twitter民の間では「ローソンのトナリって絶滅するんですか??」「辛激タンメンを求めてハシゴするLAWSON」「ローソンから辛激タンメンが消えてしまって絶望してる」「トナリ絶滅してローソンにいく理由が無くなってしまった」「辛激タンメンが無い…2店舗無い…終売ですか……何を糧にして生きたらいいですか…」

「嘘だろ…?、何でだよ、あんなにいつも置いてたのに…急に置かなくなられても気持ち整理できないよ…何で…辛激タンメン…また食べさせてくれよ…」「ローソンの辛激タンメン無くなってたんだけど!!復活求むうぅぅぅぅぁぁぁぁ!!」——と、いきなりの終売を嘆く悲痛な叫びが目立っていたのですが、リニューアルに伴う棚の入れ替えが品薄の理由。

撮影協力:ローソン店舗

地域によっては遅れて入荷する店舗もあるかと思いますが、おおむねリニューアル前の三代目「明星 東京タンメン トナリ監修 辛激タンメン」は撤退済みだと思うので、5月31日(火)より順次、四代目の「辛激タンメン」が棚に並び始めます。それについてはファン待望の展開ではあるものの、はたして “彩り野菜” に伴うトレードオフが生じていないかどうか、というのが注目すべきポイント。

開封

天面にはシズル感のある炎と商品の特徴を印刷

さて、今回のカップ麺に別添されている小袋は、フタの上に貼り付けてある「辛激ペースト」が1袋。初代の小袋は緑を基調にしていましたが、二代目から赤い小袋に変わり、以降は三代目・四代目と同じデザインを踏襲しているため、ペーストの内容は大きく変わっていない様子(※本体のリニューアルで小袋の中身が変わった場合、小袋の色やデザインも高確立で変わります)。

開封時の香りは真っ直ぐに継承

開封すると漂ってくる独特の香りはリニューアル前と共通で、引き続き「タンメン」らしく具沢山。おそらくキャベツ、チャーシュー、人参、もやし、ニラはリニューアル前と共通で、キクラゲがコーンに代わっている、というのが “彩り野菜” たる所以。

ローソン標準価格はリニューアル前と同じ211円(税込228円)で、調理前の麺重量も80gのまま据え置きなのも企業努力を感じるポイント。今のところ大きな変化を感じるのはキクラゲとコーンの入れ替えだけなので、引き続き高評価を叩き出してくれそうな雰囲気ではあるものの、実際に食べてみるまでは分からないのが即席カップめん業界。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:明星 タンメントナリ監修 辛激タンメン
販売者:明星食品株式会社
製造者:東日本明星株式会社
製造所:R・埼玉工場(埼玉県比企郡嵐山町川島2360)
内容量:114g(めん80g)
商品コード:4902881476959(JAN)
発売日:2022年05月31日(火)
実食日:2022年05月31日(火)
発売地域:全国
取得店舗:CVS(ローソン)
商品購入価格:228円(税込)
希望小売価格:211円(税別)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:縦型ビッグ
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:340ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:1袋(辛激ペースト)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、酵母エキス)、スープ(豚脂、ポークエキス、香辛料、糖類、みそ、でん粉、たん白加水分解物、食塩、小麦粉、香味調味料、魚介エキス、香味油、植物油脂、しょうゆもろみ、XO醤、豆板醤)、かやく(キャベツ、チャーシュー、人参、コーン、もやし、ニラ)/ 加工デンプン、調味料(アミノ酸等)、炭酸カルシウム、かんすい、カロチノイド色素、カラメル色素、香辛料抽出物、酒精、酸化防止剤(ビタミンE)、香料、炭酸マグネシウム、ベニコウジ色素、ビタミンB2、ビタミンB1、酸味料、(一部に卵・乳成分・小麦・えび・いか・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)※本品製造設備では、そば・かに・落花生を含む製品を生産しています。

実食開始

麺はリニューアル前と共通かな?

麺は油で揚げたフライ麺で、湯戻し時間は熱湯5分。近年の明星食品といえば「麺神(めがみ)」をはじめ、極太麺に力を入れている印象が強いのに対し、今回は中太くらいのサイズ感。他にも縮れの加減など、リニューアル前と同じような佇まいなのですが、たとえばスープのpHが変わっていた場合、麺のコシにも影響するので、そういった違いは生じているかもしれません。

従来品よりも色鮮やかで具沢山

別添の小袋は後入れなので、お湯を内側の線まで注ぎ、フタをして待つこと5分。時間になったらフタを剥がし、小袋の中身(辛激ペースト)を加え、よく混ぜ合わせたら出来上がり。容器側面には “辛みによる刺激が大変強いので、十分に注意してお召し上がりください” という辛味に対する注意事項の記載があり、たっぷりの野菜と濃密な香りが明星の「辛激タンメン」らしい調理直後。

ちなみにリニューアル前と栄養成分表示を比較してみたところ、カロリーは516kcalから520kcalに増えているのですが、スープ単体でのカロリーは85kcalから76kcalに減少するなど、興味深い変化が生じていました。というわけで、引き続きリニューアル前後の違いに注目しながら「めん」「スープ」「具材」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(114g)あたり
カロリー:520kcal
たん白質:10.1g
脂  質:21.9g
炭水化物:70.6g
食塩相当量:5.0g
(めん・かやく:2.1g)
   (スープ:2.9g)
ビタミンB1:0.39mg
ビタミンB2:0.38mg
カルシウム:229mg
参考値(調理直後に分別した値)
熱量:520kcal(めん・かやく:444kcal)(スープ:76kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

おそらく製法は変えていない

6.0

形状はリニューアル前と同じ平打ちの中太ちぢれ麺で、食べ始めのコシは強く、歯切れよりも弾力を重視した仕上がり。ほんのちょっと粘りが弱く、同時に反発性が強くなったように感じたのですが、そこまで大きな変化ではありません。原材料名の構成も完全に一致するため、特別な変更はないと思います。

ひとまず熱湯5分は守ること

「タンメン トナリ」開業当初の麺には、浅草開化楼と日清製粉が共同開発した小麦粉・傾奇者(かぶきもの)を使い、生地の配合は「六厘舎TOKYO 東京ソラマチ店」のレシピを基礎にしていたそうですが、現在の製麺所は(おそらく大成食品だと思いますけど)非公開。片やカップ麺では油揚げ麺らしい油揚げ麺なのですが、その魅力を上手く活用しているのがポイント。

もとより辛いカップラーメンと油揚げ麺の親和性は高いのですが、後述する濃厚でインパクトの強いスープに負けないように、しっかりと自己主張させながら、スープを弾く嫌いもなし。唐辛子の辛さと対比を描く油揚げ麺の甘みも心地よく、ジャンクさの底上げにも寄与しているため、もしもノンフライ麺に切り替えていた場合、この絶妙なバランスは崩れていたかもしれません。

スープ

動物系の骨組みに変化が‥‥

8.0

口いっぱいに広がる味噌のコク、唐辛子の辛さ、生姜の加減、ニンニクの効かせ方など、おおむねリニューアル前から(いい意味で)変わっていないのですが、従来までの “豚・鶏エキス” が “ポークエキス” に絞られています。それだけが要因ではないと思いますけど、より動物系の旨味が膨よかに、なおかつ広がりのある味わいになった四代目。

辛激ペーストは据え置き(ナイス)

別添の「辛激ペースト」については引き続き共通で、XO醤に由来する乾物の旨みと醤油もろみ(醪)による発酵感の相乗効果が素晴らしく、XO醤(干し海老や干し貝柱)に反応する魚介エキス(いか等)や豆板醤の深みも‥‥っていうか、これ単体で販売してもらえませんかねw

唐辛子の辛さは “ふつうに辛口以上” なので、セブンイレブン×蒙古タンメン中本のカップ麺が大丈夫なら問題ないですけど、辛い食べ物が苦手な方にとっては激辛に片足を突っ込む辛さ。しかし、糖類の絶妙な甘さが中毒性を加速させる部分も魅力。具材のコーンによる影響もあるかと思いますけど、従来の魅力を踏襲しつつ、結果的に深みが増したように感じました。

具材

食感的にはマイナスだけど味的にはプラス

6.0

キクラゲのコリコリ食感が楽しめないのは寂しいポイントになりますが、ニューフェイスのコーンは甘みが強く、見た目の彩りと味の面で中毒性を高めることにも寄与。それ以外の具材はリニューアル前と共通で、大豆たん白加工品が横行している現在、本物の味付豚肉を継続的に採用。

キャベツは食べ応えアップに、もやしはシャキシャキとした歯触りのアクセントに、ニラはパンチの底上げに、それぞれ重要なポジションを占めながら、あいかわらず具沢山と隙を見せません。これで販売価格は据え置きですから、大したもんですよ。

総評

7.0

急にローソンから姿を消した三代目(2020年3月31日発売品)と比較して、具材のキクラゲがコーンに変わり、スープの動物系がポークベースになっている、というのが主なリニューアルポイントになりますが、結論としてファンの期待を裏切るような変更ではありません。実はシレッとコスト調整しているのかもしれませんけど、諸々の原材料が高騰している現在‥‥よくやってくれました!

というわけで、そろそろ現れそうな夏季限定の湯切りタイプはもちろん、ファン待望の「巨辛」復活に、大判どんぶり型・ノンフライ麺を採用した本気モードの「辛激タンメン」など、今後の動向にも期待しています【author・taka :a(大石敬之)】

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