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「桃花源 担担麺」担々麺好き必見!!残ったスープで “2度おいしい” 桃花源の本格カップ麺

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日清食品

開封

別添:特製油1袋

別添の小袋はフタの上に貼り付けてある「特製油」が1袋、購入店舗はコンビニのミニストップ、前回の本体価格は198円(税込213円)〜今回の本体価格は215円(税込232円)と値上がりしているのですが、2019年6月1日に実施された価格改定後の標準売価なので、特別に高くもなければ安くもない値段。

独特の香りが漂ってくる実食前

そして開封した瞬間、前回も印象的だったに醸造酢を彷彿とさせる香りが漂ってくるのですが、スープの原材料名を確認しても “豚脂、ごま、粉末しょうゆ、植物油脂、小麦粉、糖類、乳化油脂、ねりごま、チキン調味料、でん粉、香辛料、たまねぎ、ピーナッツバター、発酵調味料、香味油、食塩” となっていて、醸造酢の記載は見当たりません。発酵調味料由来かも?

ちなみにフタの裏には「残ったスープで二度旨い♪ 斉藤隆士が薦める “特製ピリ辛雑炊” 」と題し、 “温かいご飯または冷たいご飯を電子レンジで温め、残ったスープに入れて「雑炊風」にすると、最後までより美味しく召し上がっていただけます” という〆(しめ)の雑炊アレンジが提唱されていて、これについては前回と一言一句まったく同じ文面です。ええ、やりましょう。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:桃花源 担担麺
製造者:日清食品株式会社
製造所: 静岡工場(F)静岡県焼津市相川17-2
内容量:115(めん80g)
商品コード:4902105261895(JAN)
発売日:2019年12月24日(火)
実食日:2019年01月03日(金)
発売地域:全国(イオングループ限定)
取得店舗:コンビニ(ミニストップ)
購入価格:232円(税込)
表示価格:215円(税別)
麺の種類:ノンフライ麺
スタイル:縦型ビッグ
容器材質:紙
湯量目安:410ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:1袋(特製油)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、しょうゆ、香辛料)、スープ(豚脂、ごま、粉末しょうゆ、植物油脂、小麦粉、糖類、乳化油脂、ねりごま、チキン調味料、でん粉、香辛料、たまねぎ、ピーナッツバター、発酵調味料、香味油、食塩)、かやく(味付肉そぼろ、チンゲン菜、ごま、味付豚ミンチ、赤ピーマン)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、カラメル色素、炭酸Ca、香料、増粘多糖類、かんすい、カロチノイド色素、酸味料、セルロース、香辛料抽出物、酸化防止剤(ビタミンE、ローズマリー抽出物)、ビタミンB2、ビタミンB1、くん液、(一部に小麦・卵・乳成分・落花生・ごま・大豆・鶏肉・豚肉を含む)

実食開始

これまでの汎用麺ではない

ここまで前回から特に変わった様子は見られませんでしたが、明らかに麺の様子は別物。前回は「有名店シリーズ」の流れを汲んでいる白っぽい見た目の油揚げ麺が採用されていたのに対し、今回は黄色味の目立つ油揚げ麺が採用されていて、前回の平打ち麺よりも幅が狭く、その分ちょっとだけ厚みがあるような形状。そもそも原材料の構成からして違うので、間違いなく麺は変わっています。

最近は日清食品も縦型ビッグのカップラーメンにノンフライ麺を採用してくることが多く、そのノンフライ麺は黄色味の強い見た目が基本仕様となっているのに対し、今回のような有名店監修商品での油揚げ麺は白っぽい見た目が特徴となっていたので、ちょっと新鮮味を——などと思っている間に5分経過。

なんのサービスですかね?

今回も青梗菜が大量で、なおかつ肉具材も多く、赤ピーマンで彩りもバッチリ。この赤ピーマンが赤唐辛子だったら‥‥いや、あえての赤ピーマンなのでしょう。それでは、引き続き前回との違いに注目しつつ、「めん」「スープ」「具材」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(115g)あたり

カロリー:560kcal
たん白質:12.7g
脂  質:28.4g
炭水化物:63.3g
食塩相当量:6.2g
(めん・かやく:2.9g)
   (スープ:3.3g)
ビタミンB1:0.28mg
ビタミンB2:0.30mg
カルシウム:173mg
参考値(調理直後に分別した値)
熱量:560kcal(めん・かやく:448kcal)(スープ:112kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

5.5

有名店監修商品の場合、縦型ビッグでも麺量70gとなることが珍しくないのですが、きちんと大盛りの80g確保。前回の原材料は「小麦粉、植物油脂、食塩、香辛料、たん白加水分解物」となっていたのに対し、今回は「小麦粉、植物油脂、食塩、しょうゆ、香辛料」となっていて、たん白加水分解物(アミノ酸混合物)を省いた代わりに醤油が練り込まれているのですが、下味の付け方が変わっているだけではありません。

フライングは厳禁!

やはり調理後も以前より帯幅が狭く、明らかにコシが強くなっていて、何よりも驚いたのが “ほとんど油揚げ麺臭が気にならない” こと。さすがにノンフライ麺ほど芳醇な小麦の香りは楽しめないですし、まったく油揚げ麺特有の風味を感じないわけではないのですが、再現度は扨措きカップラーメンの麺としては驚くほどに上品で、時間が経ってもスープの味がボヤけないのが好印象。

鋭利な角刃でカットされた縮れのない平打ちストレート麺は、確かなすすり心地と喉越しの良さを打ち出しつつ、卵麺のような黄色い見た目でありながら、実際はスパッと切れる歯切れのいい低加水麺となっています。それでいて前回よりも麺の密度がアップしているような、近年の日清食品に見られる汎用麺とは違う、明らかに新開発の麺が採用されていました。

スープ

5.5

前回と同じく大量の胡麻が入っていて、スープの表面に浮かぶ煎り胡麻については具材の一つとしてカウントしても差し支えないレベル。加えて煎り胡麻・すり胡麻とはベクトルの違う芝麻醤チーマージャン(ねりごま)のコクも明白な主張を見せ、その多重奏な胡麻の隙間からフワッ‥‥と上がってくる酸味が心地よく、ピーナッツバターを合わせることで芝麻醤のコクを引き出すなど、前回と同じ技法を用いています。

さらに今回は、たっぷりとスープに仕込んであった微塵切りの玉ねぎの自己主張が強く、ちょいちょいシャリッ、シャリッとした食感のアクセントが実に効果的。違いといえば以前よりも醤油の風味が強くなっていると感じたのですが、おそらく麺との兼ね合いを計算して加減したのでしょう。

辛そうに見えるけど‥‥

別添のオイルは豚脂と植物油脂、香味油などをブレンドしたもので、真っ赤で辛そうな色ですが、なんのこれしき辛い食べ物が苦手な方でも大丈夫。たとえば桃屋の「辛そうで辛くない少し辛いラー油」が小さじ半分でも入っていたら無理!! だと厳しいかもしれませんが、そこまで極端に唐辛子の辛さが苦手でないのであれば問題ないと思うので、ふつうにピリ辛が大丈夫なら心配しないでください。

反対に四川料理の真髄といえばの花椒ホワジャオ(かしょう)は目立っていなかったので、いわゆる麻辣マーラーの痺れる辛さには期待できませんが、「桃花源」の実店舗で提供されている担担麺も刺激が控えめとの評判・口コミが多いですし、ひとつの担担スープとして完成形にあると感じました。

具材

6.5

具材は味付肉そぼろ、青梗菜ちんげんさい、ごま、味付豚ミンチ、赤ピーマンとなっていて、今回も青梗菜と肉具材たっぷり(※ちなみに青梗菜は味付肉そぼろの下にも敷き詰めてあります)。上記の画像手前に写っているのが「味付肉そぼろ」で、それなりにインスタント感の強い具材ではあるものの、なかなか挽肉らしくて食べ応えあり。

実は謎肉

一方、さりげなく入っている味付豚ミンチは「謎肉なぞにく」ことダイスミンチで、大きな個体を拾って食べると食感も風味も謎肉そのもの。今回は1.5個くらいしか入っていませんでしたが、有名店監修の本格志向な再現カップラーメンというコンセプト的に、謎肉ではなくリアル系の味付肉そぼろをメインにしたのは正解です。

ザクシャキ!

そして大量に入っている青梗菜は軸の部分が多く、どこぞの契約農家から仕入れているのか?ってくらい(たぶん中国産だと思いますけど)かなり甘さも強め。ちょっと肉そぼろの質感が変わったような気もしますが、おおむね大きな変化はなく、近年の縦型ビッグ製品の中でも群を抜いて充実した具材構成でした。

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