「ティーヌン監修 トムヤムまぜそば」シリーズ初の汁なし! 絶妙な酸っぱ辛さのエスニック系

明星食品

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2019年5月20日(月)新発売のカップ麺、明星食品「明星 ティーヌン監修 トムヤムまぜそば」の実食レビューです。

タイ政府が認めた「元祖トムヤムラーメン」の名店「ティーヌン」監修のカップまぜそば新登場!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。お時間よろしければ、最後までお付き合いください。

ティーヌン監修 トムヤムまぜそば

「ティーヌン(TINUN)」とは、関東圏を中心に17店舗展開する日本最大級のタイ料理店で、本店は西早稲田にあるのですが、創業者・涌井征男さんが1992年12月に開業した「タイ国ラーメン・ティーヌン」が1号店。現在では、タイ国政府商務省国際貿易振興局(DITP)の厳しい審査に合格したレストランにのみ与えられる “タイ・セレクト認定店” として、タイ国政府からも認められています。

これまでにカップラーメンも発売されているのですが、インパクトのある謎のムエタイ戦士がトレードマーク。お店の「トムヤムまぜそば」をカップ麺にアレンジして再現したのが今回の新商品で、汁なしタイプの「まぜそば」は今回が初の試みです。パッケージにも “元祖トムヤムラーメンの店” とあるように、今ではカップ麺でもメジャーなテーマとなっている「トムヤムラーメン」を初めて開発・提供したのは「ティーヌン」でした。



「ティーヌン」の運営母体は「株式会社スパイスロード」、2019年5月現在は二代目・木下修一さんが代表取締役社長を務めているのですが、創業者・涌井征男さんが28歳の頃(1972年)に西窪塚の学生街でに独立開業した「TEA ROOM OAK」という喫茶店が歴史の始まり——その後、高田馬場に場所を移し、「Cafe MARABAR LINE」という喫茶店を営んでいたそうですが、42歳の頃(1986年)に店名を「東洋食堂」に変更します。

「TEA ROOM OAK」時代、お客さんの要望でインドカレーを作り始めたそうですが、それをきっかけにスパイスの世界にのめり込み、高田馬場に移転後はアジア各国のエスニック料理を提供するようになったので「東洋食堂」に改名。その頃、お店の常連さんに “タイ人の妻をアルバイトとして雇ってもらえないだろうか” と頼まれて働き始めたのが、日本にタイ料理を広めた第一人者といわれているタイ料理研究家・味澤ペンシーさんでした。

現在は「スパイスロード カルチャー部門タイ料理講師」及び「スパイスロード料理顧問」を担当し、タイ料理専門の書籍も出版。NHKでのレシピ監修・調理指導も行っている味澤ペンシーさんですが、当時の彼女が作る本場のトムヤムクンやグリーンカレーを食べた涌井征男さんは衝撃を受け、最初は正直ぜんぜん美味しくなかったそうですw しかし、繰り返し食べていると夢中になって、気が付けばタイ料理の世界を突き詰めていくことに‥‥

中でも世界最大スープに数えられる「トムヤムクン」に魅了され、このスープに何か入れることで手軽な料理ができるのではないか——と、1年間もの試行錯誤を重ねて生まれたのが「トムヤムラーメン」。そして1992年12月、高田馬場駅から徒歩15分のところにあるラーメン店の居抜き物件(13坪・カウンター13席)で日本初のトムヤムラーメン専門店「タイ国ラーメン・ティーヌン」をオープンします。

開店当時は “そんなものラーメンじゃない” とゲテモノ扱いされたそうですが、最初はタイ料理が口に合わなかった涌井征男さんと同じように酸っぱ辛い魅力に取り憑かれる人が続出。また、当時のフジテレビが店から車で10分ということもあり、テレビに取り上げられたことが追い風になって、現在は直営店7店舗、フランチャイズ店7店舗、業務提携店3店舗、合計17店舗を展開する大規模なブランドに成長しました。



さて、ここからはカップ麺「ティーヌン監修 トムヤムまぜそば」の中身について詳しく触れていきます。明星食品のニュースリリースには “突き抜ける「酸味」と「辛味」” がアピールされ、パッケージにも力強く「STRONG HOT&SOUR(ストロング ホット&サワー)」と書いてあるのですが、「辛さレベル」は5段階中ちょうど真ん中の「3」。

けれども辛さレベル表記の下には、「小さなお子様や辛みが苦手な方は注意してお召し上がりください」と注意事項が記載されています。通常、5段階中レベル3の場合 “辛くない” のがオチなんですけど、今回はどうでしょう。ちなみに以前、カップラーメンも発売されていたと書きましたが、「元祖トムヤムラーメン」のカップ麺は「エースコック」が製造、今回の「トムヤムまぜそば」は明星食品が製造ということで、ガラッと担当が変わりました。

開封

外装フィルムを破いた先の内蓋にQRコードがあって、それを読み取るとティーヌンの公式ウェブサイトに飛ぶのですが、そこで最初に表示されるトップページの画面をティーヌンの直営店及びFCに提示すると、実店舗で使える「トムヤムクンラーメン100引き」のクーポンになっています(※「トムの日」16日を除く2019/05/20〜07/31)。



昔は有名店監修カップ麺のフタ裏に「○○円引き」とか「トッピング無料」みたいなクーポンがあったけど、最近ぜんぜん見なくなったなぁ‥‥などと思いつつ、それはさておき別添の小袋は先入れの「かやく」、後入れの「液体ソース」で合計2袋。液体ソースのデザインはエスニックな雰囲気で、けっこう雰囲気ありますね。

麺は中細の平打ち油揚げ麺で、具材のキャベツとダイス状のミンチ肉が最初から容器の中に入っています。コンビニでは本日・2019年5月21日(火)から発売、コンビニ限定のカップ麺ではありませんが、私の立ち寄った大手コンビニ(ローソン・ファミリーマート・セブンイレブン・ミニストップ)の中だと「ローソン」での取り扱いが意欲的でした。

ちなみに「ティーヌン(ที่หนึ่ง)」というのはタイ語で「いちばん(最初に)」という意味らしく、ファンキーなムエタイ戦士(ティーヌン・キャラクター)の名前は不明ですが、当時まだデザイナーの卵でティーヌンに通っていた “早稲田の学生さん” がデザイン料なしで描いてくれたそうですよ。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:明星 ティーヌン監修 トムヤムまぜそば
販売者:明星食品株式会社
製造所:東日本明星株式会社・埼玉工場(R)
内容量:163g(めん130g)
商品コード:4902881438070(JANコード)
規格サイズ:縦176mm×横176mm×高さ56mm

発売日:2019年05月20日(月)
実食日:2019年05月21日(火)
発売地域:全国(全チャネル販売)
取得店舗:コンビニ(ローソン)
商品購入価格:225円(税込)
希望小売価格:243円(税別)

麺の種類:油揚げ麺(かんすい使用)
スタイル:角型ビッグ・大盛カップ焼そばタイプ
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:770ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:2袋(液体ソース・かやく)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉、植物油脂、食塩、ソース)、ソース(豚脂、糖類、しょうゆ、食塩、トムヤムペースト、チキンオイル、魚醤、豚・鶏エキス、ビーフエキス、たん白加水分解物、香味調味料、香辛料)、かやく(キャベツ、味付鶏肉、赤ピーマン、マッシュルーム、ニラ)/ 加工デンプン、トレハロース、酸味料、調味料(アミノ酸等)、炭酸カルシウム、かんすい、香料、カラメル色素、増粘剤(加工デンプン)、カロチノイド色素、酸化防止剤(ビタミンE)、乳化剤、香辛料抽出物、炭酸マグネシウム、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に卵・乳成分・小麦・えび・牛肉・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・りんごを含む)
【アレルゲン情報】(食品衛生法で義務付けられた特定原材料7品目と表示が推奨されている20品目の合計27品目について掲載)※コンタミネーション:本品製造設備では、を含む製品を生産しています。

実食開始

先入れの「かやく」に入っているのは、ニラと赤ピーマン、それから大きめのマッシュルームが特に目を引きます。ちなみにエビは入っていませんが、エビが入っているのはトムヤム「クン」(クン=えび)なので、海老なしでも詐欺ではありません。ただ、「トム」は「煮る」、「ヤム」は「混ぜる」——つまり、「トムヤムまぜそば」だと軽く “頭痛が痛い” ことになってますw



あとは通常のカップ焼そばタイプと同じように内側の線まで熱湯を注ぎ、3分経ったら湯切りして、液体ソースを絡めたら完成です。調理方法や液体ソースの小袋には事前に温めてください的なアドバイスは記載されていませんが、豚脂の含有量が多かったので、待っている間にフタの上で温めておいたほうがいいでしょう。

それでは、トムヤムの突き抜ける “酸味” と “辛味” を活かしたカップまぜそばということで、辛さレベルと酸っぱさレベルに注目しつつ、「めん」「スープ」「かやく」の順に解説し、カップ麺としての総合力を判定します。なかなか具沢山ですし、液体ソースを開封した瞬間まさにトムヤム系の酸っぱ辛い香りだったので、けっこう期待できそうですよ。

栄養成分表示:1食(163g)当たり

熱  量:753kcal(カロリー)
たん白質:15.8g
脂  質:34.2g
炭水化物:95.6g
食塩相当量:6.1g
ビタミンB1:0.46mg
ビタミンB2:0.36mg
カルシウム:212mg

※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品パッケージに記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

しなやかで適度な弾力がある中細麺です。

(出典:明星食品公式ウェブサイト「トップページ > ニュースリリース『明星 ティーヌン監修 トムヤムまぜそば』」)

中細だけど弾力もちもち
5

製品説明に「中細麺」と書いてあるように、幅も厚みもない縮れた平打ち麺で、まぜそばの麺としては頼りないサイズなんですけど、スナック的な歯切れのいい食感ではありません。むしろソフトで軽めの麺とは真逆をいくような、結束力の高いグルテンの弾力が楽しめる密度の高い “もちもち” 麺に仕上がっています。

粘り気の強い食べ始めの弾力は食べ終わる頃まで持続するため、麺量130gの大盛りでも食感の持久力については心配ご無用。ノンフライ麺ではありませんし、食べ応えを意識した油揚げ麺なので、どちらかというとジャンクな部類に属しますが、液体ソースのトムヤム味にもジャンクな面持ちがあり、特有の風味がネガティブに作用することはありませんでした。



今回の「ティーヌン監修 トムヤムまぜそば」が発売される2週間前の新商品として、2019年4月22日(月)に「明星 一平ちゃん夜店の焼そば大盛 炙りいか風醤油味」というカップ麺が発売されたんですけど、まったく弾力のベクトルが同じだったので、それと共通のソース練り込み麺かもしれません。もし微妙に違ったとしても、間違いなく流れは汲んでいますね。

ソース

チキン、ポーク、ビーフエキスに、魚醤(ぎょしょう)で複雑な旨みを加え、唐辛子、レモングラス、カフィルライムでパンチを付けたソースです。

(出典:明星食品公式ウェブサイト「トップページ > ニュースリリース『明星 ティーヌン監修 トムヤムまぜそば』」)

まぜそばらしくジャンクかつ硬派なトムヤム味
5.5

まず「辛さレベル」ですが、“辛い” か “辛くない” かで言えば「辛い」です。しかし、あくまで “硬派なピリ辛” だったので、まったく突き抜けた辛さではありません。わりと辛味のタイプは瞬発力があり、ちょっと唇もピリピリしますけど、蓄積される刺激を加味しても唐辛子の辛さはピリ辛ちょい上、贔屓目に見ても中辛ちょい下といったところでしょうか。

次に「酸味レベル」ですが、こちらも突き抜けた酸っぱさではありません。なので警告が必要なほど強烈な辛味や酸味に期待していると物足りなかったりもするのですが、酸味のベクトルは酢ではなくレモングラスやカフィルライムによる柑橘系の酸っぱさ、また唐辛子の辛さも即効性がありながら尾を引くタイプではないため、実に爽やかな刺激かつ絶妙な効かせ方から大盛りでも最後まで飽きません。

豚脂(ラード)が主成分のオイルで「まぜそば」らしい重さがあり、けれども魚醤のエスニックなアクセントや絶妙な辛味と酸味が本格的。けっこう糖類の甘さも強めに感じるのですが、そのジャンクな甘さに中毒性があります。ただ、アクセントにパクチー(コリアンダー)が入っていたんですけど、嫌いだったら気になるくらいハッキリしていたので、香菜(シャンツァイ)が苦手な方は気を付けてください。

かやく

キャベツ、鶏肉ダイス、マッシュルームスライス、ニラ、パプリカを組み合わせました。

(出典:明星食品公式ウェブサイト「トップページ > ニュースリリース『明星 ティーヌン監修 トムヤムまぜそば』」)

値段に見合ったボリューム感
5

麺はハイクオリティかつ大盛り、ソースには本格的なトムヤムペーストを使用していますが、具材にも余念がありません。まず思っていた以上にキャベツが多く、大切りから細切れまで大小様々ではあるものの、みずみずしさがインターバルに効果的。さらにパプリカ(赤ピーマン)の自己主張が意外にも強く、ほろ苦い風味と独特の甘みがトムヤム味のソースとベストマッチです。

鶏肉はダイス状ですが、鶏肉ベースなので日清食品の「カップヌードル」に入っている茶色の謎肉ほどジャンクな肉具材ではありません。インスタント感の強い具材ではあるものの、トムヤム味のジャンクな一面とフィットして違和感はなく、ちょいちょい主張してくるニラの風味もパンチがあって好印象。

そして、量は全部あわせて1.5個分くらいと多くはありませんが、マッシュルームが個性的なポイント。ちょっと食感は椎茸っぽかったりもしたんですけどw 風味は紛うことなくマッシュルームで、トムヤムの印象を強めます。本場のトムヤムクンに使われるのは袋茸(フクロタケ)ですが、マッシュルームで代用しているお店も多いですし、雰囲気の演出には申し分ありません。

液体ソースにもパクチーが仕込んでありましたが、実際けっこう相性がよかったので、パクチーが好きな方は途中で “追いパクチー”(生パクチーちょい足し)がオススメですし、よりエスニックなパンチを感じたい場合は「青唐辛子」や「ライム果汁」ちょい足しアレンジも間違いないですよ。

総評

★★★★★☆☆☆☆☆(★5)

正直、突き抜けた辛味と酸味に期待していると確実に肩透かしを食らいます。しかしながら味としては硬派にトムヤムだったこと、その絶妙な酸っぱ辛さとジャンクな甘さの共演は中毒性が高く、食べ応えのある大盛り麺に豊富な具材と隙のない仕上がりだったので、コンビニ(税込243円)で買っても損はない良品だと感じました。

麺の多さが人を選ぶポイントにもなりますが、飽きのこない味わいから最後まで持て余さずに食べ切れたのもよかったです。明星食品はノンフライ麺に強いメーカーなので、次はノンフライ麺を使用した「トムヤムラーメン」の本気モードやカップ麺のテーマとしても珍しい「ガパオまぜそば」の再現にも期待したいですね。

  1. 近くのイオンで98円で販売されていたので、
    ブログを参考にしてから購入しました。
    商品レポート通り、とても美味しかったので、
    またリピートしたいと思います。

    • Re:ソフィー様

      ご参考いただきありがとうございます^^ イオンは旬の過ぎたカップ麺を‥と言ったら聞こえが悪いかもしれませんが、けっこう安売りしてくれる店舗が多いですよね。そもそも「トムヤム×まぜそば」という組み合わせはカップ麺でも珍しいですし、これが98円は超お得だと思います。また、ソフィー様の感想と私の高評価も一致したようで、とても安心しました。今のうちにトムヤムまぜそばを存分に楽しんでください。b

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