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タラタラしてんじゃね~よ、カップ焼きそばに。その再現が想像以上に高かった件‥‥!!

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エースコック

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2023年6月26日(月)新発売、エースコックのカップ麺「タラタラしてんじゃね~よ味焼そば」の実食レビューです。

よっちゃんの人気駄菓子「タラタラしてんじゃね〜よ」をカップ焼きそばにアレンジ!? 新開発の “魚肉加工品” 入りで再現!!

辛い? 辛くない? 実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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タラタラしてんじゃね~よ味焼そば

タラタラしてんじゃね〜よ(たらたらしてんじゃねーよ)とは、よっちゃん食品工業株式会社(本社:山梨県中央市 / 代表取締役社長:金井 芳朗)が製造・販売している人気駄菓子で、スケソウダラを含む魚肉すり身を主原料とした魚肉ねり製品加工品。1990年(平成2年)の発売以来、今では同社の「カットよっちゃん」に次ぐ人気駄菓子として、確固たるポジションに位置しています。

あの「タラタラしてんじゃね〜よ」を焼きそばに

今回の新商品「タラタラしてんじゃね~よ味焼そば」は、よっちゃんの人気駄菓子「タラタラしてんじゃね〜よ」の味わいをイメージした湯切りタイプの汁なしカップめんで、製造者はエースコック株式会社(本社:大阪府吹田市江坂町 / 代表取締役社長:村岡 寛)。過去に何度も駄菓子が題材のカップ麺を展開しているエースコックですが、よっちゃんとのコラボは‥‥ええ、実は前にもありました。

現在を遡ること約6年と8ヶ月、まだ各販売店の即席カップめんコーナーに「スーパーカップ 大盛りいか焼そば」が並んでいた、2016年(平成28年)10月17日の話。よっちゃんの屋号を商品名に冠している、1977年(昭和52年)発売のロングセラー「カットよっちゃん」と「スーパーカップ 大盛りいか焼そば」のコラボが実現。

「カットよっちゃん」といえば三杯酢の酸味がクセになる、あの “すっぱい味わい” を満足いくまで楽しめるように、特製のタレと “めちゃすっぱふりかけ” を搭載した「スーパーカップ大盛り よっちゃん食品工業監修 よっちゃん風いか焼そば」を市場に投下。パッケージのインパクトも然る事乍ら、その味わいも強烈で、かなり突き抜けた仕上がりだったことは今でも覚えています。

スーパーカップ×カットよっちゃん

またエースコックの駄菓子系といえば、おやつカンパニーとコラボした「ブタメンBIG(ビッグ)とんこつ味」を筆頭に、直近だと2023年(令和5年)5月1日発売の「おやつカンパニー監修 ベビースターラーメンおつまみ風焼そば ピリ辛チキン味」ほか、東京拉麺とコラボした「東京拉麺 ペペロンチーノBIG」が話題になったのも記憶に新しいところ。

なんというか、エースコックって “こういうコラボが大好き” なんですけどw よっちゃんの「タラタラしてんじゃね〜よ」とのタイアップは史上初の試み。さらに同時発売品として、エスニック風味の激辛とは一線を画す、辛口スパイシーな「タラタラしてんじゃね~よ カレー味焼そば」も展開し、さらなる話題性の喚起を図ってきました。

というわけで、個人的に興味深く感じているのは「カレー味」(っていうか “カレー味” の「タラタラしてんじゃね〜よ」あったんだ‥‥)なんですけど、まずは基本の「エスニック風味 激辛味」から。面白いのが単純に味付けを再現しているだけではなく、オリジナルの「タラタラしてんじゃね〜よ」を模した魚肉加工品を新規に開発・搭載していることで、そちらの仕上がりも気になるところ。

パッケージのデザインは完コピ

ちなみに余談なんですけど、あまりの辛さに慌てふためいてる4人は「カットよっちゃん」のパッケージで定番のキャラクターで、名前は “よっちゃん” と思われていますが、よっちゃんは現・金井芳雄会長が幼少期の頃に呼ばれていたニックネーム。実はキャラクター名と年齢も未設定で、パンクロッカーのような風貌の男性も名前はないそうです。なんか付けてあげてw

開封

2種の小袋を別添

今回のカップ麺に別添されている小袋は、後入れの「調味たれ」と「かやく」の計2パックで、かやくの中に入っているシート状の物体が「タラタラしてんじゃね〜よ」を模した新具材。とりあえずパッと見は「タラタラしてんじゃね〜よ」そのものなので、オリジナルの “エスニック風味 激辛味” と比較してみた結果‥‥

(左)エースコック /(右)よっちゃん食品工業

上記画像の向かって左が「タラタラしてんじゃね~よ味焼そば」の “後入れかやく” で、右がオリジナルの「タラタラしてんじゃね~よ(エスニック風味 激辛味)」なんですけど、なかなか雰囲気ありますよね。色は味付けの関係で違いますし、サイズも本家より薄めではあるものの、このトッピングには大いに期待できそうな展開。

ちなみに「タラタラしてんじゃね~よ味焼そば」のメーカー希望小売価格は236円(税別)なので、2023年6月現在の即席カップめん業界におけるレギュラーサイズ製品の基準となる値段。6月1日に実施された価格改定により、従来の214円(税別)から10.3%アップしているため、スーパーやドラッグストアでの販売価格も平均的に税込10円ほど値上がりしていると思います。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:タラタラしてんじゃね~よ味焼そば
製造者:エースコック株式会社
製造所:東京工場(埼玉県川越市大字今福461-1)
内容量:85g(めん70g)
商品コード:4901071401153(JAN)
発売日:2023年06月26日(月)
実食日:2023年06月28日(水)
発売地域:全国
取得店舗:スーパー
小売価格:236円(税別)
購入価格:159円(税込)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:標準どんぶり型
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:410ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:2袋(調味たれ・後入れかやく)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、しょうゆ)、たれ(発酵調味料、植物油脂、砂糖、食塩、豚脂、魚介調味料、魚介エキス、たん白加水分解物、しょうゆ、ガーリックペースト)、かやく(魚肉加工品、唐辛子)/ 加工でん粉、炭酸Ca、調味料(アミノ酸等)、酒精、香料、かんすい、酸化防止剤(ビタミンE)、カロチノイド色素、増粘多糖類、甘味料(スクラロース、アセスルファムK)、酸味料、ビタミンB2、ビタミンB1、香辛料抽出物、(一部に小麦・さば・大豆を含む)

実食開始

油揚げ麺ならではのニオイは強め

麺は油で揚げたフライ麺で、湯戻し時間は標準の3分。オリジナルの「タラタラしてんじゃね~よ」に麺は入っていないため、これについては “即席カップめん” ならではのデフォルメです。この時点でエースコックといえばの揚げ油に由来するニオイを感じるので、それが吉と出るか凶と出るか。

「タラタラしてんじゃね~よ」をトッピングしてるみたい

別添の小袋は2パックとも後入れなので、それらを取り出してから熱湯を内側の線まで注ぎ、フタの上で「調味たれ」を温めながら待つこと3分。時間になったら「調味たれ」を加え、仕上げに「後入れかやく」をトッピングしたら出来上がり。本家を模した魚肉加工品も然る事乍ら、たれの香りも本家を彷彿とさせるベクトルで、なかなかどうして想像以上に近いかもしれないw

ちなみにオリジナルのパッケージには “注意事項:本製品は辛めの味付けをしていますので、お子様や辛味が苦手な方は十分注意してお召し上がりください。” との記載があることから、念のため辛さレベルにも注目しつつ「めん」「たれ」「かやく」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(85g)あたり
カロリー:340kcal
たん白質:6.5g
脂  質:11.1g
炭水化物:53.4g
食塩相当量:3.3g
ビタミンB1:0.34mg
ビタミンB2:0.34mg
カルシウム:239mg
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

お、悪くない

4.0

オリジナルの「タラタラしてんじゃね〜よ」といえば、薄いシート状でも密度が高く、私なんかは1袋でアゴが怠くなってくるんですけど(ひ弱か)、対して今回の油揚げ麺はソフトな質感で、最初はプリッとした歯切れの良さが心地好く、ちょっと後半はフカフカしてくる感じ。

むしろ柔らかめになってからが本番かも

そのため再現度は‥‥というか、それについては言及すべきではないので、高いも低いもないんですけど、大切なのは「調味たれ」とのバランス。先に揚げ油の風味が気になると書きましたが、それも含めて後述するタレとの相性は悪くありません。

汁なしカップ麺における麺重量は、レギュラーサイズだと90g、大盛りサイズだと130gが業界水準となっており、昨今はコストとの兼ね合いかレギュラーサイズだと85g、大盛りサイズだと120gの製品もチラホラと出回るようになりましたが、今回の麺重量は70gと少なめです。ただ、題材が駄菓子ということもあり、さくっと食べ切れる軽さはポジティブに評価するべきでしょうか。

たれ

再現度けっこう高いw

5.0

エスニック料理といえば、タイやベトナム、マレーシア、インドネシアなどのイメージが強く、たとえばトムヤムクンだったり、グリーンカレーだったり、ガパオライスだったり、そういった料理を想像されるかと思います。ただ、エスニックは直訳すると “民族的な○○” を意味する単語。

オリジナルの「タラタラしてんじゃね〜よ」における “エスニック風味” は豆板醤(とうばんじゃん)を指標とし、かつお節のエキスを重ねることで日本人好みの味に調整しています。それを再現しているカップ麺の「調味たれ」も豆板醤をベースにした味付けで、魚介の旨みも分かりやすく、なんというか‥‥想像以上に再現度けっこう高いぞオイw

ちなみに辛さレベルはピリ辛の枠を出なかったので、まったく激辛ではなかったんですけど、それについては本家「タラタラしてんじゃね〜よ」も同じですし、どちらかといえばカップ麺のほうが本家より(ほんのちょっとだけ)辛味が強いかも、程度の差でした。

かやく

おやつカンパニーさん見習って(マジで)

5.5

かやくはシート状の魚肉加工品に、粗挽き唐辛子のみとシンプルな構成ですが、ひとつトッピング前に齧ってみたところ、かなり「タラタラしてんじゃね〜よ」に近い食感でビックリ。土台の味も本家に忠実な仕上がりで、粗挽き唐辛子の芳ばしさも印象に残ります。しかし、前述の「調味たれ」を絡めた途端、それこそ「タラタラしてんじゃね〜よ」さながらの仕上がりで、またもやビックリ。

もちろん交互に食べ比べた場合、それなりの違いを感じるものの、遺伝子レベルで見ると他人ではなく従兄弟、あるいは姉妹くらい似通った再現度の高さです。いつも頑なにベビースターラーメン(別売)を買わせようとする例のコラボにも見習ってほしいですよ、切に。

総評

5.0

ぶっちゃけ味は後半にかけて飽きるというか、ヤクルトじゃないですけど、やっぱり駄菓子は “あの量だから” おいしいんだよね、みたいな。そのため評価は「★4」が妥当だとギリギリまで考えていたのですが、味付け用の「調味たれ」と「後入れかやく」の再現度については目を見張るものがあったので、評価に星ひとつ上乗せしました。

そのため「タラタラしてんじゃね~よ カレー味焼そば」の仕上がりも楽しみになっているのですが、TwitterをはじめとするSNSを中心に、セブンイレブン店舗限定の「タラコタラコしてんじゃね~よ タラコ味 焼きそば」が(しかもノーアナウンスで)販売されていると話題になっていたので、そちらも入手次第レビューします【author・taka :a(大石敬之)】

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