【酷評注意】おやつカンパニー監修「ベビースターラーメンおつまみ風焼そば」を食べてみた結果‥‥

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エースコック

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2023年5月1日(月)新発売、エースコックのカップ麺「おやつカンパニー監修 ベビースターラーメンおつまみ風焼そば ピリ辛チキン味」の実食レビューです。

おやつカンパニー監修による “カップめん限定” の味わい!? ベビースターの兄弟ブランド「ラーメンおつまみ」を焼きそばにアレンジ!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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おやつカンパニー監修 ベビースターラーメンおつまみ風焼そば

ベビースターラーメン(Baby Star Crispy Noodle Snack)とは、株式会社おやつカンパニーが松田産業有限会社だった頃、同社の創業者である故・松田由雄(まつだ よしお)その人が “もったいない” の想いで開発したロングセラーで、1959年(昭和34年)に発売された日本初のラーメンスナック「ベビーラーメン」の後身。

出典:おやつカンパニーの歴史|おやつカンパニー(-^〇^-)/

もともと松田産業は製粉・製麺を生業としていた会社で、当時の主力商品である乾麺を天日干しにする際、どうしても発生してしまう麺の欠片を有効活用できないものか‥‥と、従業員のオヤツとして振る舞い始めたのが「ベビーラーメン」の起源。1973年(昭和48年)には、商品名を “子どもたちのおやつの中で一番になるように” との願いを込めて「ベビースターラーメン」に改称し、現在に至ります。

今回の新商品「おやつカンパニー監修 ベビースターラーメンおつまみ風焼そば ピリ辛チキン味」は、ベビースターの兄弟ブランドとして知られる「ラーメンおつまみ(ピリ辛チキン味)」をカップ焼きそばにアレンジした一杯で、おやつカンパニー(本社:三重県津市)監修のもと、カップめん限定の味わいとしてエースコック(本社:大阪府吹田市)が商品化。

2023年(令和5年)5月現在、おやつカンパニー監修の「ベビースターラーメン カップめん うましお味」(2022年6月13日発売品)及び「同 チキン味」(2022年8月1日リニューアル発売品)をレギュラー商品に位置付け、昨年は湯切りタイプの「汁なしベビースターラーメン チキン味」も展開していたエースコックですが、ラーメンおつまみ風の汁なしカップ麺は前例がありません。

ベビースターの兄弟ブランド3品

あらためまして「ラーメンおつまみ」とは、現在を遡ること24年、1999年(平成11年)に「ドデカイラーメン」及び「ラーメン丸」と共に誕生したベビースターの兄弟ブランドで、ベビースターラーメンは食べるときにポロポロこぼれてしまう、それも文化ではあるけれど、お客様のために食べやすい形状にできないか‥‥というのが「ドデカイラーメン」と「ラーメン丸」のコンセプト。

しかし、同時期に登場した「ラーメンおつまみ」のコンセプトは、すべての始まりとなる「ベビーラーメン」の発売から40年、当時は子どもだった大人たちが缶ビールを片手に「ベビースターラーメン」を買っている、そんな姿を見て “おつまみとして食べる新たなブランドを展開しよう” との想いを開発背景に、ピーナッツ入りでピリッと辛い「ラーメンおつまみ」が誕生しました。

——で、その味わいを再現したのが今回の「おやつカンパニー監修 ベビースターラーメンおつまみ風焼そば ピリ辛チキン味」なんですけど、昨年に発売された「汁なしベビースターラーメン チキン味」との決定的な違いは “ピーナッツ風味の大豆そぼろ入り!” という訴求。

※ピーナッツは不使用です

主原料は大豆で、ピーナッツは使用していない、ピーナッツ風味の大豆そぼろ‥‥これが「狐につままれる」という感覚でしょうか(たぶん違う)。何はともあれ従来品の例に漏れず “ベビースターラーメンの製品を使用した商品ではありません” なので、どこまでラーメンおつまみ(ピリ辛チキン味)の雰囲気を再現できているのかに注目です。

開封

ちょい足しアレンジには通常の「ベビースターラーメン」を推奨

パッケージには “お手軽アレンジ♪ ベビースターをトッピングして、おつまみにもバッチリ!” と記載されているのですが、続けて “スナック菓子の「ベビースターラーメン」を別途お買い求めください” とあるように、本物の「ラーメンおつまみ(ピリ辛チキン味)」は別添されていません。明星食品×丸美屋コラボは本物の「のりたま」を別添してくれるのに——

2種の小袋を別添

——などと思いつつ、それについてはさておき、今回のカップ麺に別添されている小袋は、湯切り後に使用する「麺ほぐし香味油」と「後入れかやく入りシーズニング」の計2パックで、ここからの展開が気になるところではあるものの、ひとつ見逃せないのがメーカー希望小売価格の設定で‥‥高ぇw

というのも2023年5月現在、めん90gの汁なしカップ麺における希望小売価格は、どのメーカーも214円(税別)を標準としているのに対し、今回は263円(税別)ということで、大盛りカップ麺よりも高めの値段。ひとつ前のページでレビューしたセブン-イレブン限定の「ブタメンBIG」を購入すると、こちらが割引になるキャンペーンをセブン&アイが実施していましたが、それにしても高いです。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:おやつカンパニー監修 ベビースターラーメンおつまみ風焼そば ピリ辛チキン味
製造者:エースコック株式会社
製造所:兵庫工場(兵庫県たつの市神岡町東觜崎308)
内容量:103g(めん90g)
商品コード:4901071400903(JAN)
発売日:2023年05月01日(月)
実食日:2023年05月07日(日)
発売地域:全国
取得店舗:コンビニ(セブン-イレブン)
小売価格:263円(税別)
購入価格:284.04円(税込)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:角型レギュラー
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:690ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:2袋(後入れかやく入りシーズニング・麺ほぐし香味油)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、しょうゆ、食塩、チキンエキス、植物性たん白)、かやく入り添付調味料(大豆加工品、食塩、チキン調味料、粉末しょうゆ、糖類、香辛料、香味調味料、チキンエキス、ねぎ、にんにく、唐辛子、オニオンパウダー、でん粉、植物油脂、ポーク調味料)、添付調味料(植物油脂)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、炭酸Ca、カラメル色素、香料、かんすい、酸化防止剤(ビタミンE)、微粒二酸化ケイ素、甘味料(カンゾウ)、カロチノイド色素、香辛料抽出物、乳化剤、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉を含む)

実食開始

色は近い(比較的に)

麺は油で揚げたフライ麺で、湯戻し時間は熱湯3分。先に「めん90g」と触れたように、湯切りタイプの基準で見るとレギュラーサイズの商品になります。エースコックのニュースリリースには “「ベビースター」をイメージしたチキン味のめん” とありますが、シーズニングありきの商品なので、そこまで麺単体の味付けは濃くないでしょう。

地味やなぁ‥‥w

別添の小袋は2パックとも後入れなので、お湯を注いでから3分後に湯切りし「麺ほぐし香味油」を全体に馴染ませた後、続けて「かやく入り仕上げシーズニング」を混ぜ合わせたら出来上がり。なんというか‥‥なんと例えたらいいのでしょう、この香りw ひとまず再現度については低いといわざるを得ない、けっこう不安な調理直後。

ちなみに戻し湯の色が濃かったので、日清食品の「汁なしチキンラーメン」よろしく戻し湯をスープとして再利用できないか飲んでみたところ、さすがに物足りなかったですw でも、乾燥わかめや塩コショウを加えると化けそうだったので、アレンジ次第で化けそうですよ。

栄養成分表示:1食(103g)あたり
カロリー:460kcal
たん白質:11.6g
脂  質:17.2g
炭水化物:64.6g
食塩相当量:5.5g
ビタミンB1:0.49mg
ビタミンB2:0.53mg
カルシウム:296mg
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

再現度は扨措いてもパッとしない

2.0

ベビースターといえば、あのポリポリと軽快な食感も魅力の一つとなっているのに対し、今回の油揚げ麺は熱湯で戻す工程を挟むので、当然ながらベビースターのソレとは別物。エースコックの油揚げ麺といえばのニオイこそ比較的に控えめではあるものの、食べ始めから食べ終わるまでモソモソした食感で、ひとつの油揚げ麺として評価しようにもクオリティが低く、どうしてこうなったのかと。

これはこれと割り切れば悪くないのか‥‥?

たとえば博多とんこつラーメンのバリカタ麺よろしく極細サイズに切り出し、30秒〜1分ほどで湯切りする特殊な仕様を取り入れ、あえて戻りムラを発生させてスナック的な食感を演出する、みたいな工夫もなければ生めん風の本格さもない、なんというか‥‥うん。ごめんなさい褒めるところが見つからないw えっと、色は近いです。←

もはや湯戻し不要の油揚げ麺でも——いや、それだと「皿うどん」になっちゃうし、製造ラインの問題もあるし‥‥(妄想中)みたいな感じで開発の方も苦労されたのだとは思いますけど、ベビースターのチキン味をイメージしたテイストからは遠かったです。そして、香味油やシーズニングの味付けも然り。

麺ほぐし香味油・後入れかやく入りシーズニング

ほんとにイメージしてる?

2.0

まずは「麺ほぐし香味油」の味を確認してみたところ、ラー油みたいな色合いに反し、ほとんど辛さを感じることはなく、これといった味付けも施されていなかったので、文字通り麺をほぐすためのアイテム。厳密にいうと無味無臭ではなかったんですけど、ベビースター特有の風味やピーナッツ感を演出するオイルなどは仕込まれていなかったので、取り立てて書くことはありません。

ネギや唐辛子も入ってます(あんまり存在感ないけど)

次に「かやく入り仕上げシーズニング」を全体に馴染ませてみたところ、引き続き辛さはオリジナルの「ベビースターラーメンおつまみ(ピリ辛チキン味)」にも満たない刺激で、これなら辛い食べ物が苦手な方でも余裕かと思いますが、肝心の再現度については低いといわざるを得ず。いわれてみればピーナッツっぽい風味がしないでもないけれど、なんというか不完全燃焼が過ぎる感じで‥‥。

サクサク

ピーナッツ風味の大豆そぼろはサクサクした食感で、どちらかといえばピーナッツよりもベビースターラーメンを彷彿とさせる側に立っているのですが、再現度の高さに寄与するほど優れた存在感ではありません。とにかく「ベビースターラーメンおつまみ(ピリ辛チキン味)」をイメージすればイメージするほど遠かったので、なにがしたいのかよく分かりませんでした。

総評

2.0

ぶっちゃけ「★1」もチラついたくらい、再現度については低いと評価せざるを得ず、ひとつのカップ焼きそばとしても素直に美味しいとは思えなくて、しかもメーカー希望小売価格は263円(税別)と高額な設定から、もうちょい工夫できなかったもんかと。ただ、それでも「★2」に踏みとどまったのは “追いベビースターで大幅に化けた” ことが大きな理由。

追いベビースターラーメン(チキン味)

まずはパッケージのオススメ通り、定番の「ベビースターラーメン(チキン味)」をトッピングしてみたところ、本物のベビースターを追加したんだから当たり前だろ的なコメントもあるかと思いますが、なんのこれしき少量でも効果覿面。もそもそした油揚げ麺に対し、ベビースターの軽い食感が心地よく、これを狙って麺の質を落としたのか? だったら‥‥と、評価を見直したくなったくらい。

追いベビースターラーメンおつまみ(ピリ辛チキン味)

次にピーナッツ入りの「ベビースターラーメンおつまみ(ピリ辛チキン味)」もトッピングしてみたところ、定番の「ベビースターラーメン(チキン味)」よりも親和性が高く、ピーナッツのカリッとした食感も相俟って、あの「ラーメンおつまみ」を腹いっぱい食ってるぞ! みたいな。想像以上にイケるw

というわけで、これから「おやつカンパニー監修 ベビースターラーメンおつまみ風焼そば ピリ辛チキン味」を食べる予定の方は、オリジナルの「ベビースターラーメンおつまみ(ピリ辛チキン味)」もマストで用意してください【author・taka :a(大石敬之)】

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