ドロドロすぎてレンゲが立った!? ローソン限定【極どろ】仕様の「スーパーカップ1.5倍」にチャレンジしてみた結果‥‥

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エースコック

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2023年2月7日(火)新発売、ローソン限定のカップ麺「スーパーカップ1.5倍 極どろ濃厚スパイシーカレーラーメン」の実食レビューです。

日本全国47都道府県ハピろー!計画の○○すぎチャレンジ第1弾「どろどろすぎチャレンジ」がヤバい!? レンゲが立つ “極どろ仕様” のカップラーメン爆誕!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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スーパーカップ1.5倍 極どろ濃厚スパイシーカレーラーメン

日本全国47都道府県ハピろー!計画とは “マチに、あなたに、元気盛り盛り” をコンセプトに、盛りすぎ! かけすぎ! 入れすぎ! 甘すぎ! ドロドロすぎ! など、日本全国47都道府県にある全ローソン店舗が総力を結集して「○○すぎ」なチャレンジ商品を発売する大掛かりな計画で、2023年2月7日(火)から第1弾・第2弾・第3弾と1週間ごとに段階を踏んでサプライズを展開。

レンゲが立った・・・

今回の新商品「スーパーカップ1.5倍 極どろ濃厚スパイシーカレーラーメン」は、1988年(昭和63年)7月25日の発売以来、大型カップめんの牽引役として重要な位置を占めている「スーパーカップ1.5倍」からのエントリーで、生みの親であるエースコックとローソンが共同開発。パッケージにはクララもとい “レンゲが立った…” とあるように、驚きの超どろ系スープを特徴とするカップ麺です。

ほかにも「○○すぎチャレンジ」第1弾として、47都道府県の数字にちなみ、お値段は据え置きで総重量を47%(既存品比1.47倍に)増やした盛りすぎチャレンジ「和風シーチキンマヨネーズ」「ナポリタン」「焼きそばパン」「生ガトーショコラ」ほか、ウチカフェのキャラメルラテ対比1.6倍以上の砂糖を使用した甘すぎチャレンジ「甘さ溺れるキャラメルラテ」など、オリジナル商品を市場に投下。

さらに辛すぎチャレンジ「三真 激辛ポテトチップス デスミックス5(DEATH MIX five)」や「栗山 プチパリばかうけ シビれる花椒(ホアジャオ)味」だったり、入れすぎチャレンジ「栗山 小さなばかうけごま揚 ごま増量700%」や「背脂入りにんにく入れすぎジャッキーカルパス」だったり、かけすぎチャレンジ「ソースかけすぎソースカツ」などなど、第1弾からフルスロットル。

○○すぎチャレンジ第1弾は12品

その中で当ブログ「本日の一杯 -Cupmen review blog-」のレビュー対象になるのは「わかめラー まさかの麺なし ごま・しょうゆ わかめ6.3倍」と「スーパーカップ1.5倍 極どろ濃厚スパイシーカレーラーメン」の計2品で、前者は計算したかのようなタイミングで通年商品に格上げされた、2023年7月6日発売のNB(ナショナルブランド)商品「わかめラー 麺なし ごま・しょうゆ」の強化版。

片や「スーパーカップ1.5倍 極どろ濃厚スパイシーカレーラーメン」は純然たる新作に思えるのですが、現在を遡ること10年以上、2012年(平成24年)10月1日発売の「魚介豚骨醤油ラーメン」を皮切りに、エースコックの独自技術 “高粘度コラーゲン調味油” で仕上げる超濃厚どろ系スープを特徴とした「極どろ」と同じロゴを配しているため、ある意味その復刻版とも捉えられる商品。

NB商品の「極どろ」は、前述の2012年10月発売品から2016年11月14日発売の「特濃ニボ豚骨ラーメン」まで、約4年の間に重複を含めると計9品の味(魚介豚骨醤油、濃厚鶏白湯、特濃とんこつ、特濃みそ豚骨、特濃豚骨醤油、特濃とんこつ、特濃煮干とんこつ醤油、特濃こってり鶏白湯、特濃ニボ豚骨)をリリースしているのですが、同社の「スーパーカップ1.5倍」とコラボしたことはありません。

驚きの超どろ系スープの課題とは‥‥

また過去にカレー味の「極どろ」も存在しないため、久々に見たロゴに懐旧の念を抱いたものの、ここまでスープの粘度を強調した「スーパーカップ1.5倍」も記憶にないですし、うん。首尾よく運びましたねw ただ、NB時代の「極どろ」といえば “強烈な粘度の高さに旨みが伴っていない” そんなイメージが強く残っているため、超どろ系スープでも違和感なく楽しめるのか、お手並み拝見です。

開封

別添は3袋

今回のカップ麺に別添されている小袋は、先入れの「かやく入りスープ」と「粉末スープ」に、後入れ「スパイス」の計3種。たとえばココイチ(CoCo壱番屋)とのコラボ然り、こういうときのスパイスって、ほんのちょっと背中を押す程度に‥‥みたいな。そういった商品が多いのに対し、スーパーカップ1.5倍×極どろのスパイスは、上記のように粉末スープの小袋にも負けず劣らずの量で好印象。

エースコックの最新技術を感じさせる形状

麺は油で揚げたフライ麺で、そこまで太いわけではないけれど、湯戻し時間は熱湯5分と長めの設定。見た目は縮れを感じさせない形状から、がっつり重視のスーパーカップ1.5倍に抱かれるであろうイメージに反して上品とさえ思える佇まい。ただ、このサイズだと極どろスープに埋没しそうな懸念もあるので、そのバランスも注目すべきポイントです。そして、もうひとつ気になるのがローソン標準価格。

2023年2月現在、エースコックが展開している大盛りサイズのカップ麺に設定されているメーカー希望小売価格の標準は245円(税別)なので、たとえばローソンで購入した場合の税込価格は264円になるのですが、今回の販売価格は257円(税込278円)と若干ながら相場よりも高めの値段。それだけ満足感が高ければ問題ないけれど、それも踏まえた上で費用対効果を意識しながらレビューします。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:スーパーカップ1.5倍 極どろ濃厚スパイシーカレーラーメン
製造者:エースコック株式会社
製造所:東京工場(埼玉県川越市大字今福461-1)
内容量:114g(めん90g)
商品コード:4901071400187(JAN)
発売日:2023年02月07日(火)
実食日:2023年02月07日(火)
発売地域:全国のローソン店舗
販売価格:257円(税別)
購入価格:278円(税込)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:大盛りバケツ型
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:500ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:3袋(かやく入りスープ・粉末スープ・スパイス)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、しょうゆ)、かやく入りスープ(おからパウダー、キャベツ、砂糖、ビーフ調味料、食塩、ポテト、オニオンパウダー、香味調味料、カレー粉、人参、ニボシパウダー、ねぎ、ポークエキス、乳化油脂、たん白加水分解物)、スープ(カレー粉、香辛料、おからパウダー、砂糖、ビーフ調味料、食塩、オニオンパウダー、香味調味料、ニボシパウダー、ポークエキス、乳化油脂、たん白加水分解物)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、増粘剤(加工でん粉、増粘多糖類)、重曹、炭酸Ca、カラメル色素、香料、微粒二酸化ケイ素、かんすい、カロチノイド色素、酸化防止剤(ビタミンE)、甘味料(スクラロース、アセスルファムK)、酸味料、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・乳成分・オレンジ・牛肉・大豆・鶏肉・豚肉を含む)

実食開始

香りの掴みはサイコー

別添の小袋は「かやく入りスープ」と「粉末スープ」のみ先入れで、エースコックが得意とする固形ルゥが入っていないのは寂しい項目になりますが、どことなく甘い、日本の家庭に浸透しているタイプの香りが食欲を刺激してきます。粉末スープに具材は入ってませんけど、かやく入りスープの粉末部分と共通かな?

スパイスが想像以上に多かった件

先入れの小袋に記載された “スープに充分熱湯をかけてよく溶かしてください” との注意書きに加え、容器側面にも “※粉末スープが溶け残るとめんがもどらない場合があります。必ず直接熱湯をかけてよく溶かしてください” との記載があり、なるほど「かやく入りスープ」と「粉末スープ」には粘度を高める成分が入っていてドロッドロ‥‥。いやホントに、どろどろすぎチャレンジは伊達じゃなかったw

なお画像ではスパイスの量を伝えるため混ぜる前に撮影していますが、正しくはスパイスを入れてから “しっかり混ぜなければいけない” ので、調理の際は留意してください。それでは、念のため辛さレベルにも注目しつつ「めん」「スープ」「かやく」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(114g)あたり
カロリー:467kcal
たん白質:11.1g
脂  質:13.6g
炭水化物:75.1g
食塩相当量:6.4g
(めん・かやく:2.5g)
   (スープ:3.9g)
ビタミンB1:1.07mg
ビタミンB2:0.51mg
カルシウム:358mg
参考値(調理直後に分別した値)
熱量:467kcal(めん・かやく:393kcal)(スープ:74kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

はいくおりてぃ

5.0

先入れの粉末スープが密着している部分は(若干ですが)熱湯5分きちんと待っても少し固まっていたので、大丈夫か‥‥? などと思いつつ、混ぜてみたら意外と問題ありません。そこまで太くないと前述しましたが、平打ちでも密度が高く、食べ始めは反発性のある食感。

スープを持ち上げて重いw

それでいて噛み切ったときは内側から弾けるように、心地よい歯切れ感も楽しめる、数年前の「スーパーカップ1.5倍」にはなかった洗練さを実現。また旧「極どろ」に使われていた油揚げ麺と比較しても格段にレベルアップしており、現在の基準で見ても質の高い麺を使用していることが伝わってきます。

ほぼ縮れのないストレート状ですが、平打ちの形状と太すぎないサイズ感が功を奏し、高粘度スープを遠慮なく絡め取ってくれるので、スープとの一体感も悪くありません。おかげで火傷しそうになったけどw 食べ始めから食べ終わるまでネガティブな変化もなく、むしろ柔めになってくる後半がピークとさえ感じました。

スープ

こりゃレンゲも立つわ

3.0

まずはスパイスを入れずに味を確認してみたところ、かやく入りスープ・粉末スープどちらにもカレー粉を使用しているようですが、この時点での辛さレベルは0に等しく、辛い食べ物が苦手な方でも安心して食べられる辛さ。動物系はビーフエキスが強く、欧風カレー的な表情を持っているのですが、同時に煮干しも目立つので、富山県の氷見カレー(ひみカレー)にも通じるテイストです。

意識してスープを飲むことなく‥‥というか、もはや食べるスープ状態なので、麺を啜り上げるついでにスープも無くなっていく粘度の高さ。加工でん粉や増粘多糖類で人工的に粘度を上げているため、野菜や小麦粉に由来するトロミではないけれど、きちんとコクを感じる味わいから、トロミだけが独り歩きするような仕上がりではありません。

スパイスは量を調節したほうがいいかも

続けて「スパイス」を加えると、ガラムマサラを彷彿とさせる複雑なスパイス感が印象的で、より本格さが出てくるのですが、うーん‥‥これは邪魔かも。というのもスパイスを入れる前は「欧風カレー」と「氷見カレー」のハイブリッドというか、徹底的にマイルドなのに深みのある味わいで、それに魅力を感じたのですが、スパイスを入れると牛のコクや煮干しのアクセントが吹っ飛びます。

最終的な辛さレベルもピリ辛の枠を出ないため、刺激的な要素は控えめなのですが、スパイスの清涼感は強く、そっちに魅力を感じるか、それとも土台に魅力を感じるか。もちろん好みの問題もあるかと思いますけど、カレーのスパイス感はサラッとさせたほうが際立つし、どろどろじゃないカレーに合うタイプのスパイスが中心だったので、結果どっち付かずというか中途半端な印象を受けました。

かやく

ブランドの平均を思えば及第点

3.0

スープにはビーフエキスやポークエキスを使っていましたが、肉具材は入っておらず、ポテトはサクサクとスナック的な食感。キャベツは高粘度スープに対する箸休めに効果的で、コリコリとした人参も食感のアクセントに寄与していましたが、ジャキジャキとしたネギは好みが分かれるかもしれません。

総評

3.0

というわけで、スープは「どろどろすぎチャレンジ」の名に恥じない粘度の高さを実現していたし、麺の基礎クオリティも高かったのですが、欧風カレー+氷見カレーのハイブリッド的な魅力を掻き消すスパイスの清涼感が‥‥というのは好みの問題かもしれませんけど、最終的に残ったのは “ふつうにおいしい” だったので、総評は及第点としました。もちろん、まずいわけじゃないんですけどね。

ちなみに事前公開の情報によると、○○すぎチャレンジ第2弾・第3弾のラインナップに即席カップ麺は入っていないようですが、お値段そのまま47%増量がコンセプトの炒飯&焼そば弁当に、バーガー類やホットドッグ、スイーツなど、引き続き「盛りすぎチャレンジ」のサプライズ商品が展開されるようなので、ローソン派の方は要チェックです【author・taka :a(大石敬之)】

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