最強爆誕!? 特上カップヌードル4品の “小袋を入れ替えてみた” 結果、まさかの‥‥

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特上カップヌードルとは、1971年(昭和46年)9月18日の発売以来、世界初のカップ麺として現在も業界を牽引し続けている「カップヌードル(CUPNOODLE)」の企画シリーズで、ブランド誕生52周年を目前に、通常品よりもプチ贅沢な「特上トリュフ風味カップヌードル」「特上スパイスカップヌードルカレー」「特上だし濃いめシーフードヌードル」「特上リッチチリトマトヌードル」を市場に投下。

このブログでは「特上カップヌードル」4品すべてレビュー済みで、カップめんマニアの観点から、ひとつ前のページで「マニアが選ぶ『特上カップヌードル』ランキング」も公開しています。味の概要については念のため、このページでもサクッと触れますけど、ふと思ったんですよね。もしも「特上カップヌードル」各種に別添されている “小袋を入れ替えたら” どうなるのか——

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特上カップヌードルの小袋を入れ替えてみた

まずは、それぞれに別添されている小袋について。上記のように「特上トリュフ風味カップヌードル」「特上スパイスカップヌードルカレー」「特上だし濃いめシーフードヌードル」「特上リッチチリトマトヌードル」計4品すべて同じ日にリリースされているのですが、シーフードヌードルがベースの「特上だし濃いめシーフードヌードル」(以下「特上シーフード」という。)だけ別添の小袋がありません。

特上シーフード「どうしてボクだけ‥‥」

結論からいうと「特上シーフード」に関しては小袋なしでも問題なかったんですけど、小袋のステータスが備わっている「特上スパイスカップヌードルカレー」(以下「特上カレー」という。)は、欧風カレーに寄せたマイルドなスープに、清涼感のあるスパイスをプラスするような内容だったので、たしかに間違いなかった、でも「特上」か? というのが正直な意見。

ほかに「特上カレー」のステータスとして高粘度スープと皮付きポテトも挙げられますが、このブログでのランキングは “第4位” という結果に。もちろん「おいしい」か「まずい」の2択でいえば、あの「カップヌードル カレー」がベースなので、まずいわけがありません。ただ、いってしまえば数年前に一世を風靡した「カップヌードル マッサマンカレー」を復活させたほうが “特上” だったんじゃないかと。

片や「特上リッチチリトマトヌードル」(以下「特上チリトマト」という。)は、通常品よりもトマト感とチリの辛味を強めたような内容で、前述のランキングでは “第3位” に選定しているのですが、初っ端にレビューした「特上トリュフ風味カップヌードル」(以下「特上トリュフ風味」という。)ほどのインパクトは感じられず‥‥というか、その「特上トリュフ風味」が秀逸すぎたんですよ。

で、どの味に誰の小袋を使う?

特上トリュフ風味の小袋は文字通りトリュフ(黒)の風味が特徴で、特上カレーの小袋は清涼感のあるスパイス(体感的にカルダモンやキャラウェイ、クミン、クローブ、コリアンダーシードなど)が中心の構成。特上チリトマトの小袋は緑のタバスコを彷彿とさせる、青唐辛子の清涼感とチーズのクセが印象に残りました。さて、これを “どのようにシャッフル” するか、というのが最初の課題。

ひとまず脳内で組み合わせをシュミレーションしてみた結果、特上トリュフ風味の小袋を「特上カレー」や「特上チリトマト」に使った場合、おそらく喧嘩してしまう‥‥というか、正直にネタバラシすると “特製トリュフ風味オイルを「特上シーフード」に使ってみたかったから今回のトレード企画を実行しようと思った” ので、トリュフの行き先は確定しております。

そのため最大の問題は、特上カレー&特上チリトマトに別添されている小袋の行き先。たとえば特製カレーの小袋を「特上トリュフ風味」に使った場合、たぶんスパイスの清涼感が浮いて変なことになる。片や特製チリトマトの小袋を「特上トリュフ風味」に合わせたことを想定すると、青唐辛子の風味はプラスに作用してくれそうな反面、ちょっとクセのあるチーズのニオイが悪さしそうな予感。

特上トリュフ風味「ワイ、どうしたらええのん?」

というわけで、特上カレーの小袋はスパイス感を強める目的で「特上チリトマト」に使用、特上チリトマトの小袋は無難な印象の「特上カレー」に個性を与える目的で使用することに。小袋を剥ぎ取られた「特上トリュフ風味」の処遇につきましては、えっと‥‥勝手に “ちょい足しアレンジでポテンシャルを引き出す” ことにしますw それでは、いってみましょう!(※ぶっつけ本番の検証です)。

特上カレー+特製ホットチリ風味オイル

無難な印象が吹き飛ぶ組み合わせ

別添の小袋を使う前の「特上カレー」は、通常品には使用していない人工甘味料(スクラロース、アセスルファムK)に由来する甘さが強く、さらにポーク調味料やビーフ調味料、牛脂、プロセスチーズ、粉末ソース、トマトパウダーなどを追加しているため、いつもより複雑かつマイルドな味わいを特徴としているのですが‥‥

想像以上に相性いいぞw

そこに「特製チリトマト」から剥ぎ取った「特製ホッチチリ風味オイル」を加えると、人工甘味料の甘さと対比を描く青唐辛子の清涼感が心地好く、辛さレベルも通常の「カレー」や「チリトマトヌードル」よりもアップするため、かなりメリハリのある味わいに。ぶっちゃけ実際に試す前は青唐辛子と欧風カレーの兼ね合いに懸念を感じていたんですけど、なんのこれしき程よくギャップ萌え。

また「特上カレー」のスープに備わっているプロセスチーズのコクに、それとは異なる「特製ホッチチリ風味オイル」のチーズ風味が重なって、お互いの個性を強めるような相乗効果を発揮。欧風カレー+青唐辛子の組み合わせはイレギュラーなので、それを受け入れられるかどうか、というのは好みの問題や耐性値にも左右される項目になりますけど、追ってジワジワくる中毒性が生まれました。

関連ページ:断トツ1位? 期待はずれ? カップヌードルの「特上カレー」と “通常品の違い” を比較して分かったこと

特製チリトマト+特製薫り立つ後かけスパイス

これこそ正統な進化じゃない?

別添の小袋を使う前の「特上チリトマト」は、スナック的なトマトの風味とメキシカンなスパイス感を特徴とする、通常の「チリトマトヌードル」が持つ魅力を正しく受け継ぎ、その味わいを守りながら、トマトの酸味を強調しています。そこに前述の「特製ホットチリ風味オイル」を重ねることで、スナック菓子のシーズニングからサルサに進化させたくらいの変化を演出していましたが‥‥

エスニック感がブースト

公式推奨の小袋ではなく「特上カレー」用に開発された「特製薫り立つ後かけスパイス」を加えてみたところ、サルサ寄りのリアルなテイストに化けるのではなく “スナック菓子のベクトルで本格的な味わいに” グレードアップ。それこそ奇を衒った味ではなくなってしまいますが、注目すべきは「特上チリトマト」の主要スパイスと「特製薫り立つ後かけスパイス」の相性がメチャクチャよかったこと。

「特製薫り立つ後かけスパイス」の内訳までは開示されていませんが、爽やかな香辛料を中心に配合しているため “いわゆるカレー粉ではない” というのが肝。その清涼感が「チリトマトヌードル」を構成する上で必須のクミンやオレガノ、チリの個性をストレートに増幅させてくれるため、トマトのフレッシュ感を維持しつつ、よりエキゾチックに仕上がりました。チリトマトが好きならコレですよ、コレ。

関連ページ:ぶっちぎり? ノーマルが至高? チリトマトヌードル「特上」で “下剋上” なるか、それとも‥‥

特製シーフード+特製トリュフ風味オイル

き た こ れ‥‥!!

他のメンバーから剥ぎ取った小袋を入れる前の「特上シーフード」は、たしかに「シーフードヌードル」の味わいをベースに構成されてはいるものの、通常品には使用している粉末しょうゆを省き、豚脂のコクやイカ・ホタテ・エビ・タイの風味を追加するなど、フレームワークそのものを刷新。イメージとしては長崎ちゃんぽんライクなテイストで、小袋なしでも “特上” に思えたのですが‥‥

長崎ちゃんぽんから高級中華に

「特上トリュフ風味」のステータスとなっている「特製トリュフ風味オイル」を加えると、海鮮リッチなスープにトリュフの風味が広がって、特上あらため “極上” といっても過言ではないスープにグレードアップ。トリュフ=それだけで高級なイメージが強いので、当たり前だろ的に思われるかもしれませんが、注目していただきたいのが干し貝柱を彷彿とさせる乾物の旨み。

もともと「特上シーフード」単体でも強く印象に残ったポイントなのですが、そこにトリュフの風味が重なることで、干し貝柱の旨みやエビの芳ばしさも飛躍的にブーストし、長崎ちゃんぽんのベクトルから高級中華料理店の上湯(シャンタン)を思わせる味わいに進化。それこそ「カップヌードル リッチ」が復活した暁には、ぜひとも商品化していただきたい、そう思えるほど完璧すぎる組み合わせでした。

関連ページ:カップヌードル「待たせたな」メタルギアのCMで話題、特上シーフードのセンスは‥‥

特上トリュフ風味+わさび

わさびを入れる、それだけ

かくして大切なステータスを引っ剥がされたまま、呆然と立ち尽くす「特上トリュフ風味」の哀愁たるや——。ええ、例の「特製トリュフ風味オイル」を取られては、特上でもなんでもない、ただの「カップヌードル」です。しかし、いざ通常品と食べ比べてみると、オリジナルの “洋風しょうゆ味” と比較して甘さや醤油のコクも強く、わりと思い切って和のテイストに寄せられていました。

わさびの量は、お好みで

というわけで、プラスしたいのは和食に欠かせない山葵(わさび)。このためだけに生わさびを卸していただいても結構ですが、ぜんぜんチューブタイプのアレで大丈夫。何年も前に別の媒体で「カップヌードル+わさび」を紹介しているため、本邦初公開の組み合わせではないんですけど、日本蕎麦+わさびのマリアージュが如く、和風に傾いた「特上カップヌードル」との相性も申し分ありません。

わさびは “どのくらい入れるのが正解” なのか、こればっかりは個人の耐性値に大きく左右されるため、適量を定めるのは難しいのですが、ツーンとくる刺激に弱い方は「謎肉よりも小さめ」に、そこそこ得意なら「謎肉よりも大きめ」に、わさびマスターの方は「通常サイズ比1.5倍の特上謎肉よりも大きめ」を目安にしてください(※入れすぎると目や気管にダメージを伴います、気を付けて)。

関連ページ:おいしい? まずい? 特上カップヌードルには「トリュフ」と「謎肉」以外にも “大きな違い” が‥‥

まとめ

というわけで、小袋を引っ剥がされたままの「特上トリュフ風味」だけは勝手に “ちょい足し枠” での紹介になりましたが、手放しにオススメしたいのは「特上シーフード+特製トリュフ風味オイル」のマリアージュ。トリュフが苦手な方にとっては華麗にスルー推奨の組み合わせになりますけど、食後の容器に残る香りまで高級だったので、いくつか捕獲している方は試す価値あり。

たとえば「特上カレー or 特上チリトマト+特製トリュフ風味オイル」や「特上トリュフ風味+特製薫り立つ後かけスパイス or 特製ホットチリ風味オイル」など、ほかにも組み合わせのパターンはありますけど、ひとまず「特上シーフード+特製トリュフ風味オイル」は別格の美味しさだったので、前向きに検討してみてください【author・taka :a(大石敬之)】

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