辛ラーメン焼きそば待望の第2弾は “うまから×チーズのコク” カップ麺で「ロゼ辛ラーメン」再現!?

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農心(NONGSHIM)

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2023年8月7日(月)新発売、農心ジャパンのカップ麺「辛ラーメン焼きそば チーズ カップ」の実食レビューです。

満を持すカップ焼きそばの登場から1年半‥‥ファン待望の新フレーバーは “韓国でトレンドのロゼ辛ラーメン” を表現!!

辛い? 辛くない? 実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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辛ラーメン焼きそば チーズ カップ

辛ラーメン(Shin Ramyun – 신라면 )とは、即席めん及びスナック菓子などの製造・販売を生業としている農心(NongShim Co., Ltd. – 주식회사 농심 )の主力商品で、現在を遡ること約37年、1986年10月に同社が発売したロングセラー。韓国での市場占有率はもちろん、全世界の売上は340億食超えを記録し、昨年の売上高も1兆600億ウォン(約1,125億円)にのぼるなど、世界的なシェアを誇ります。

第2弾は “うまからっ!×チーズのコク”

今回の新商品「辛ラーメン(라면)焼きそば(볶음연)チーズ カップ」は、2021年11月30日にブランド初のカップ焼そばタイプとして登場した「辛ラーメン 焼きそば カップ」に続く待望の第2弾で、うまからっ!×チーズのクセになる味わいがコンセプト。1年半も待たせたわりに月並な組み合わせですけどw 数年前から韓国で流行中の「ロゼ辛ラーメン」を意識した “チーズ系汁なし辛ラーメン” がモデル。

ロゼ辛ラーメンとは、韓国のSNSやYouTubeでバズった「ロゼトッポギ」に端を発する、クリームソース×コチュジャンの組み合わせ(通称:ロゼクリーム、韓国風ロゼソース)を応用した「辛ラーメン」のアレンジレシピで、農心の公式ウェブサイトによると、必要な物は以下。

・辛ラーメン 袋麺 1袋
・玉ねぎ 50g(1/4個)
・ソーセージ 3本
・牛乳 400ml
・クリームチーズ 20g
・コチュジャン 小さじ1
・おろしにんにく 小さじ1/2
・油 小さじ1/2
・ベビーリーフミックス 適量

作り方は、STEP-1:玉ねぎは薄切り、ソーセージは斜めに5本くらい切り込みを入れる。/ STEP-2:熱したフライパンに油をひき、玉ねぎとソーセージを炒める。/ STEP-3:牛乳を加えて沸騰させ、辛ラーメン(麺、かやく、粉末スープ)、クリームチーズ、コチュジャンを加えて弱火から中火で4分30秒間煮込む。/ STEP-4:器に盛り、ベビーリーフミックスを飾る。——で、完成!

カラみつく旨さ!ロゼ辛ラーメン(公式イメージ)

まぁまぁ必要な手順が多いので、普段から料理をしない方にとっては面倒な事この上ないかと思いますけど、その味わいが熱湯3分で楽しめる、というのが辛ラーメン焼きそばシリーズの第2弾。2023年6月3日〜4日に東京国際フォーラムで開催された、次なるトレンドを実際に試して購入できる体験型イベント「NEXT TREND FES. TOKYO」にて世界初お披露目を果たすなど、農心サイドの気合も充分。

その後、7月25日に「ローソン」と「ファミリーマート」で、1週間遅れの8月1日に「セブンイレブン」で先行発売していましたが、やっとこさ一般販売開始となったのが8月7日の話。公式が開示している辛さレベルは、基準となる袋麺の「辛ラーメン」は2.5辛、カップ麺の「辛ラーメン焼きそば」は4辛、今回の「辛ラーメン焼きそば チーズ」は2辛となっているので、だいぶ辛さを抑えた様子。

やみつきになる辛さを訴求

2023年の即席めん市場は、世界的に韓国系の商品が注目されているため、日本の大手メーカーも韓流ブームに便乗しようと必死に動き回っている現在。ただ、日本のメーカーが作る韓国系の商品は “基本的に日本人の好みに寄せている” ため、本場のメーカーが手掛けたからこその臨場感に注目しながらレビューします。

開封

液体ソースがチーズソースに見える罠w

今回のカップ麺に別添されている小袋は、後入れ「SAUCE / 液体ソース」と「CHEESE POWDER / チーズ粉末」の計2種で、農心ジャパンの公式ウェブサイト曰く “チーズのマイルドさによって、通常の辛ラーメン焼きそばよりも辛さ抑えめのため、より幅広い方達にお楽しみいただきやすい味になっています。” とのこと。

辛の文字ナルトは健在

かやくは「辛ラーメン焼きそば カップ」にも入っていた “辛ナルト” に、味付大豆蛋白を合わせているところも共通するポイントになりますが、コストの関係かチンゲン菜や椎茸は入っていません。ちなみにメーカー希望小売価格は設定されていない、オープンプライスのカップ麺なので、たとえば日本だと “安売り用の廉価版” を意味します。しかし‥‥

コンビニでの販売価格は278円(税込300.24円)、筆者が購入した田舎のローカルスーパーでも238円(税込257円)で販売されていたので、日本の即席カップめん業界におけるオープン価格とは異なる見解。基準としては、メーカー希望小売価格が271円(税別)に設定されている、大盛りサイズのカップ麺よりも少し高いランクなので、それも踏まえた上でレビューします。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:辛ラーメン焼きそば チーズ カップ
輸入者:株式会社 農心ジャパン
製造元:株式会社 農心(韓国)
内容量:105g(めん76g)
商品コード:8801043068352(JAN)
発売日:2023年08月07日(月)
実食日:2023年08月10日(木)
発売地域:全国
取得店舗:スーパー
小売価格:オープン価格
購入価格:257円(税込)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:バケツ型
容器材質:紙
調理時間:熱湯3分
小袋構成:2袋(液体ソース・チーズ粉末)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉、植物油脂、でん粉、食塩)、ソース(マルトデキストリン、ブドウ糖、唐辛子ペースト、食塩、野菜パウダー、香味調味料、粉末しょうゆ、砂糖、菜種油、にんにく、たまねぎ)、粉末スープ(粉乳加工品、砂糖、小麦風味パウダー、調味酵母エキス、チーズパウダー)、かやく(魚肉練り製品、味付大豆蛋白)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、乳化剤、微粒二酸化ケイ素、かんすい、増粘多糖類、香辛料抽出物、酸味料、香料、酸化防止剤(ビタミンE、緑茶抽出物)、ビタミンB2、カラメル色素、ナイアシン、鉄、ビタミンB1、ビタミンC、葉酸、(一部に小麦ᆞ大豆ᆞ乳成分を含む)※本品製造設備では、そば・落花生・えび・いか・かに・豚肉・鶏肉・牛肉・ごま・いか・さば・卵を含む製品を生産しています。

実食開始

第1弾と同じかな?

麺は油で揚げたフライ麺で、湯戻し時間は「辛ラーメン焼きそば カップ」と同じ3分間。原材料名の構成が完全に一致すること、さらに調理前の見た目も似ているため、同じ麺を使っているのかもしれません。ただ、調理前の麺重量は「辛ラーメン焼きそば カップ」(めん81g)よりも少ない “76g” となっているため、ここも評価に響きそうなポイント。

すごいニオイw

別添の小袋は後入れなので、それを取り出してから熱湯を注ぎ、フタの上で「液体ソース」を温めながら待つこと3分。時間になったら湯切り口を作り、戻し湯を捨て「液体ソース」と「チーズ粉末」を混ぜ合わせたら完成です。なんというか、チーズ味のスナック菓子っぽいというか、すっげぇジャンクなオイニーですねコレw

前述のように、公式の辛さレベルは2(「辛ラーメン焼きそば カップ」の半分)となっていますが、どのくらいの辛さなのか辛味の強さにも注目しつつ「めん」「液体ソース・チーズ粉末」「かやく」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(105g)あたり
カロリー:445kcal
たん白質:10.2g
脂  質:15.5g
炭水化物:66.2g
食塩相当量:2.6g
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

第1弾と違う‥‥?

3.5

カップラーメンや袋麺の「辛ラーメン」では、特殊な方法で作られた楕円形の油揚げ麺を定番としているのに対し、焼きそば用の油揚げ麺は丸断面の形状で、けっこう細身‥‥というのは第1弾の「辛ラーメン焼きそば カップ」と共通する特徴になるのですが、いざ口に運んでみると体感は別物。

こいつ、歯切れがいいぞ‥‥!!

「辛ラーメン焼きそば カップ」では、もちもちと粘りが強い弾力に魅力を感じたのに対し、こちらのチーズ版では歯切れの良さが先行する硬めの食感。レビューの際は必ず撮影に時間を取られるため、一通りの撮影と1回目の実食を済ませた後、同じ店で購入した同じ商品(2個目)を再び調理し、撮影を挟まず実食するのですが、それでも印象的だったのは歯切れの良さと硬めの食感。

もしかすると「液体ソース」や「チーズ粉末」との兼ね合いで‥‥などと、念には念を入れ、添付調味料を加える前の状態も確認してみたところ、それでも大きく食感が変わることはありませんでした。しばらく「辛ラーメン焼きそば カップ」を食べていないので、そちらの仕様も変わっているのか、それとも専用の配合なのかまでは断言できませんけど、もうちょい粘りが欲しかったです(イメージ的に)。

液体ソース・チーズ粉末

ふつうに辛いやんw

4.0

まずは「液体ソース」単体の味を確認してみたところ‥‥うん、ふつうに辛いw 辛さレベルは「2」と前述しましたが、もしかすると袋麺の辛ラーメンよりも辛いんじゃない? ってくらい刺激的。味付けに醤油を使用していますが、それよりも唐辛子の芳ばしさやニンニク・玉ねぎの香味が強く、日本のカップ麺にはないジャンクさがコリアン的。ただ、辛ラーメンの味とも別物です。

ちなみに第1弾の「辛ラーメン焼きそば カップ」は “粉末スープ+調味油” の組み合わせだったので、それとも異なるフレームワーク。でもって「チーズ粉末」を加えると——

めっちゃ甘いやんww

原材料名が「粉乳加工品、砂糖、小麦風味パウダー、調味酵母エキス、チーズパウダー」となっているように、純粋な粉チーズではなく、けっこうクセの強いチーズの風味と人工的な甘さが舌に纏わり付いてくる代物。おかげでファーストインプレッションは “甘い” なんですけど、その奥からジリジリと “辛い” が追い上げてくる、たしかに慣れるとクセになる感じ。

ほんと、スナック菓子みたいにジャンクなテイストなので、ダメな人はダメだと思いますけど、その身体に悪そうな感じだったり、もったりしたテクスチャーだったり、漠然と本場の雰囲気が伝わってきました。

かやく

辛ナルトは個性的だけど‥‥

2.0

辛ナルトは個性的なアイテムですが、たったの4枚。枚数については個体差もあると思いますけど、2回目の実食用に用意した「辛ラーメン焼きそば チーズ カップ」にも辛ナルトは4枚しか入っていなかったので、コンビニだと税込300円もするカップ麺にしては貧相な内容。

それ以外の具材といえば、グニュッとした食感の味付大豆蛋白(大豆たん白加工品)だけなので、値段相応とはいえません。

総評

3.5

想像していたよりも辛いソースに、甘いチーズ粉末の組み合わせは中毒性が高く、もったりとしたテクスチャーなど、そこには日本のカップ麺にはない魅力を感じたのですが、コンビニで税込300円の値段設定が玉に瑕。また日本の汁なしカップ麺はレギュラーサイズだと90g、大盛りサイズだと130gの麺重量を基準としているのに対し、こちらは76gと少なめなので、そこも評価が伸び悩んだ理由です。

とかなんとか好き勝手に書いてますけど、おいしい? まずい? の質問に二択で答えるなら前者。辛い食べ物が苦手な方にも甘い食べ物が苦手な方にもオススメできない商品になりますが、韓国の甘辛い系が好きなら楽しめること請け合いなので、最寄りの販売店をチェックしてみてください。——あ、そういえば「ロゼ辛ラーメン」らしさについてはイマイチかもしれませんw【author・taka :a(大石敬之)】

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