どうも、taka :aです。
本日の一杯は、2018年10月9日(火)新発売のカップ麺、サンヨー食品「サッポロ一番 みそラーメン BESTレシピ 豚キムチ タテビッグ」の実食レビューです。
袋麺「サッポロ一番 みそラーメン」の発売50周年を記念して、「BESTレシピ」の「豚キムチ」が約1年ぶりに復活しました。前作の2017年発売品と比較しつつ、実際に食べてみた感想をもとに評価します。お時間よろしければ、最後までご覧ください。
みそラーメン BESTレシピ 豚キムチ
発売日は火曜日となっているのですが、スーパーには月曜日から普通に並んでいたので、おそらく連休の関係でホームページに掲載している発売日を1日送らせているのでしょう。
インスタント袋麺の売上No.1を維持し続けているモンスターブランド「サッポロ一番 みそラーメン」ですが、発売日は1968年9月ということで、先月めでたく半世紀の50周年を迎えました。感謝の気持ちをパッケージに表した「サッポロ一番 みそラーメン 5個パック 50周年記念 今限定 ゴールドパッケージ 特製七味付き」という金色の袋麺が9月3日にリリースされ、いつもの味に期間限定で長野の老舗ブランド「八幡屋礒五郎製七味唐からし」が別添されています。
夏には “冷やし” などのアレンジレシピを提案し、限定パッケージをリリースした9月の出荷数(袋めん)はレギュラー品とあわせて前年同月比2桁増に迫る推移をみせているのだとか‥
今回のカップ麺「BESTレシピ 豚キムチ」は、シリーズ第5弾として2017年10月にも発売されていたのですが、当時と比較して具材のキムチを30%増量しているそうです。初版の製品は移転前のブログで★4と評価しているのですが、豚肉の高い質とキムチ風味のオイルに仕込まれていたニンニクのパンチが好印象で、浅漬け風だった具材のキムチに少し物足りなさを感じました。しかし、今回は30%もキムチを増量しているそうなので、印象は大きく変わるかもしれません。
ところで赤い文字に黄色い縁取りで力強く書かれた「豚キムチ」のデザイン‥ブランドの垣根を超えたエースコックのスーパーカップとのコラボかと思ってしまいますよね(笑)
開封
「キムチ30%増量!!」のわりにキムチのボリュームは多く見えないのですが、熱湯を注ぐとキムチ畑(?)が広がるかもしれません。とりあえず別添の小袋は、後入れの「仕上げの小袋」が1袋。キムチのボリュームと味の個性に期待しつつ、豚肉の質が落ちていないか、きちんと「サッポロ一番 みそラーメン」の雰囲気が感じられるかどうかなどに注目しながらレビューします。
製品情報・購入価格
製品名:サッポロ一番 みそラーメン BESTレシピ 豚キムチ タテビッグ 販売者:サンヨー食品 製造所:太平食品工業 関西工場 内容量:94g(めん72g) 発売日:2018年10月9日(火) JANコード:4901734035435 希望小売価格:205円(税抜) 発売地域:全国(全チャネル販売) |
麺の種類:油揚げ麺 容器材質:紙 必要湯量:420ml 調理時間:熱湯3分 小袋構成:1袋(仕上げの小袋) |
原材料名とアレルギー表示
【原材料名】 油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、でん粉、食塩、しょうゆ、みそ)、スープ(みそ、食塩、豚脂、植物油脂、香辛料、ポークエキス、糖類、酵母エキス、かつおエキス、発酵調味料)、かやく(味付豚肉、白菜キムチ、ねぎ)/ 調味料(アミノ酸等)、加工でん粉、炭酸カルシウム、カラメル色素、レシチン、香料、増粘剤(キサンタン)、かんすい、微粒二酸化ケイ素、香辛料抽出物、クチナシ色素、パプリカ色素、酸味料、酸化防止剤(ビタミンE)、ビタミンB2、ビタミンB1、ベニコウジ色素、(一部に小麦・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉を含む) |
【アレルギー表示】 小麦・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉 |
実食開始
うーん、キムチ(苦笑)
2017年発売品の写真を引っ張りだしてきたので、ちょっと比較してみましょう。
いかがでしょうか?むしろ軸の部分は減ったような‥もちろん個体差はありますけど、今回の場合はキムチ30%増量の恩恵が見えません。それでは、実際に食べてみます。
1食(94g)当たり
カロリー:434kcal |
※参考値(調理直後に分別して分析) 熱量:434kcal(めん・かやく:341kcal)(スープ:93kcal) |
めん
なめらかさとつるみが特徴の中太ちぢれ麺です。しょうゆとみそを練り込むことでスープのなじみがよくなっています。
(サンヨー食品「製品情報」より引用)
製品説明には中太ちぢれ麺と書かれていますが、なんのこれしき中細です。そうめんと比較したら中太ですけど、カップ麺の平均的なサイズを基準にすると中細ですね。ただ、サンヨー食品のカップ麺では頻繁に起こるサバ読み事例なので、私くらいになると慣れたもんです。
さて、従来品の原材料は「小麦粉、植物油脂、でん粉、食塩」とシンプルでしたが、2018年は袋麺と同じく新たに「しょうゆ、みそ」が追加されました。たしかにスープとの一体感が高く、意識的に味わってみると下味の味噌が面白くもあるのですが、かなり食感は柔らかいため、コシや弾力に期待してはいけません。
袋麺に近いのは「サッポロ一番 みそラーメンどんぶり」ですが、ふわっと奥から上がってくる甘味はサンヨー食品らしく、そして頼りないソフトな食感が「BESTレシピ」らしい油揚げ麺でした。先進的な麺ではないけれど、スープとの相性は悪くなかったです。
スープ
袋めん「サッポロ一番 みそラーメン」の味わいをベースに、キムチ風味のオイルを加え、豚キムチ風みそラーメンスープに仕上げました。スープは深みのあるみそのうまみ、香味野菜の風味、ポークエキスのうまみに、豚キムチの風味が合わさったみそラーメンスープです。
(サンヨー食品「製品情報」より引用)
まず「仕上げの小袋」を入れる前のスープですが、米みそ・豆みそのコクを意識した赤味噌寄りのテイストをガーリック、ジンジャーなどの香味野菜が引き立てる、あの慣れ親しみのあるサッポロ一番みそラーメンの味わいです。袋麺を完全にトレースしているわけではありませんが、その記憶を呼び覚ます味であることは間違いありません。
別添の小袋を加えてもベースの “らしさ” が失われることはありませんが、ガーリックのパンチを筆頭としたキムチ風味が加わることによって雰囲気に変化が生じます。辛さはピリ辛(それ未満?)なんですけど、キムチっぽい風味に関しては某ブタキムオイルより上かもしれません。ただ、刺激のアクセントと豚の厚みに関しては劣ります。
単体で見るとパンチの効いた調味油ではあるものの、キムチ30%増量の煽りを受けたのか(肝心のキムチは増えてなかったけど‥w)以前よりも量が少なくなったように感じました。2017年発売品を食べた時は、もっとこう、ガツーンとくるインパクトがあったんですけど、今回そうでもなかったような‥とはいえスナック的なキムチ風味がダメならヤメといたほうがいいレベルではあるんですけどね。
かやく
豚肉のうまみとキムチの酸味、辛み、食感がスープのおいしさをいっそう引き立てます。ねぎを加えて彩りよく仕上げました。
(サンヨー食品「製品情報」より引用)
白菜キムチは白い軸の部分こそ厚みがあってシャキッっとした食感ですが、緑の葉先は目立っておらず、辛味や酸味、風味も言うほど強くありません。むしろキムチっぽい風味に関していえば、よっぽど「仕上げの小袋」のほうが強いです。たまたま個体差でハズレを引いた確率も否めませんが、あまりキムチのボリュームには期待しないほうがいいかもしれません。
豚肉は前作同様リアルな質感で、あまり厚みはありませんが、ハムみたいなチャーシューチップとは雲泥の差で好印象でした。ネギは多めに入っていて明白な歯触りが食感のアクセントに寄与していた反面、「キムチ30%増量!!」は明らかに誇張です。
総評
★★★☆☆☆☆☆☆☆(3)
(標準は★3です)
いつもの味を踏襲したスープに対してキムチ風味のオイルは違和感なく馴染み、頼りない麺も結果的な印象は悪くありませんでしたが、「キムチ30%増量!!」に期待して手に取った場合、そうでもないと思います。たとえ前作を知らなかったとしても、こんな風にアピールされていたらキムチのボリュームに期待してしまいますよね。そのスタンスで挑むと、たぶん物足りないと思います。
あいかわらず仕上げの小袋に仕込まれていたキムチ風味は面白かった反面、なんだかオイルの量は減ったような気がするし、オリジナルの味わいを踏襲しつつ個性的なアクセントのバランスとしては上手く落とし込んでいるような気がしないではないものの、それは “どんぶり型の役目” だと思うので、もう少しタテビッグらしく尖らせてほしかったです。けっしてイマイチではないけれど、取り立てて騒ぐほどのカップ麺でもありませんでした。
キムチー( ノД`)シクシク…←キムチ好きw
自分でキムチ足しちゃいそう…(*´▽`*)♪
Re:フジワラちゃん
キムチ〜;;(同じくキムチが好き、大好き)
いや、ほんと30%増量?これでかい?みたいな‥ちょい足しアレンジでキムチトッピングは間違いないと思う!
せめてニュータッチ(ヤマダイ)の元祖キムチラーメンくらいは頑張ってほしかったかな^^;