イトーヨーカドー限定「サンポー 汁なし激辛まぜそば」(12月20日修正)

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サンポー食品

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、イトーヨーカドー限定のカップ麺、サンポー食品「汁なし激辛まぜそば」の実食レビューです。

辛い? 辛くない? 九州の雄・サンポー食品が送る湯切り不要のカップ麺「汁なし激辛まぜそば」は、ほんとうに激辛なのか‥

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。お時間よろしければ、最後までお付き合いください。

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サンポー 汁なし激辛まぜそば

今回のカップ麺「サンポー 汁なし激辛まぜそば」は、セブン&アイ限定商品で(セブンプレミアムではない)、その中でも「イトーヨーカドー」のみで販売されている専売品と思われます。セブンイレブンやヨークベニマル、ヨークマート、そごう・西武などでは取り扱われていないかもしれません。

湯切り不要の汁なしカップ麺といえば日清食品の「日清焼そばU.F.O. 湯切りなし」シリーズが思い浮かんだ方も多いかもしれませんが、サンポー食品の「湯切りなし!」はU.F.O.の湯切りなしよりも歴史が古く、2015年3月23日に「まぜてとろ~り やわらか皿うどん」と「まぜてとろ~り カレーまぜそば」というカップ麺が九州・近畿地区以西限定で販売されていました。

日清焼そばU.F.O.の湯切りなしが初めて発売されたのは2017年8月28日なので、およそ2年以上も前からスープのない湯切りなしスタイルをサンポー食品が確立していたんですよね。その当時、「やわらか皿うどん」も「カレーまぜそば」も発想が斬新で、しかも文句なしで美味しく、両方とも移転前の当ブログでは★6の高評価を叩き出しています。

今回のパッケージ側面には「※小さなお子様や辛味が苦手な方は十分ご注意ください」の警告文が記載されているのですが、どうやら山椒や黒胡椒も入っているようですね。同社の「焼豚ラーメン」や「ばりよか」シリーズは東日本だと入手のハードルが高めになるのですが、これならイトーヨーカドーに行けばあると思いますし、オムニ7でもバラ売りで販売されていました。

今回のパッケージに描かれている “ヤカンちゃん” のデザインも凝っていて、いつものヤカン型のメガネは炎を模したデザインになり、目を燃やしながら口からは炎を噴くなど、しっかり激辛仕様になっているのです。(大丈夫かなヤカンちゃん‥w)あ、ちなみにヤカンちゃんは男の子。

それでは、開封して中身をチェックしてみましょう。同時発売品として対極的なコンセプトの「汁なしシチューまぜそば」もあるのですが、まずは激辛からレビューします。

開封

別添の小袋は「粉末スープ」と「かやく」の合計2袋構成で、どちらも先入れです。キャベツたっぷり、粉末スープの小袋も大きく、実際に持ってみると開封前から中身の多さが伝わってきました。ちなみに “あ、こいつミスッてフタぜんぶ剥がしたなw ” ではありません。

フタの開封口や調理方法にも記載されているように、フタは “すべて” 最初に剥がします。おそらく粉末スープや麺の構造など、スープの熱を適度に逃がす必要があるのでしょう。

さすがに3年前と同じではないかもしれませんが、基本コンセプトは同じなので、麺も大幅な変化はないと想定。当時、新開発とされていた「湯切りなし!」シリーズ専用の油揚げ麺は、新開発にもかかわらず “吸水性アップ” に着目した26番切刃の細麺で、とろみのあるスープと一体感ばっちりでした。

ちなみに私の行動圏内にはイトーヨーカドーの店舗が1つもないので、先ほどに前述したイトーヨーカドーのネット通販「オムニ7」で取り寄せています。たしか初版は2017年12月下旬にリリースされたので、もう1年近く販売が続けられていることになるのですが、販売価格は基本的に一律税込116円みたいですね。(※店舗によって店頭価格は変動すると思います)

製品情報・購入価格

製品名:サンポー 汁なし激辛まぜそば
販売者:サンポー食品
内容量:112g(めん80g)
JANコード:4901773012145
本体価格:108円(税抜)

発売地域:イトーヨーカドー限定
購入価格:116円(税込)
取得店舗:オムニ7

麺の種類:油揚げ麺
容器の型:どんぶり型レギュラー
容器材質:プラ(PS)
必要湯量:300ml
調理時間:熱湯4分
小袋構成:2袋(粉末スープ・かやく)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】
油揚げめん(小麦粉、植物油脂、ラード、食塩、植物たん白)、スープ(赤唐辛子、食塩、味噌、糖類、醤油、粉末ラー油、粉末ポテト、粉末にんにく、でん粉、粉末たまねぎ、ポークエキス、ホエイパウダー(乳製品)、山椒、黒こしょう、粉末しょうが、植物油脂、酵母エキス、白こしょう)、かやく(キャベツ、大豆たん白)、加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、増粘剤(キサンタン)、炭酸カルシウム、カラメル色素、かんすい、酸味料、トウガラシ色素、クチナシ色素、酸化防止剤(ビタミンE)、香料、乳化剤、香辛料抽出物、ビタミンB2、ビタミンB1、pH調整剤、(原材料の一部に鶏肉、ゼラチン、ごまを含む)
【アレルギー表示】
小麦・乳成分・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチン・ごま

実食開始

調理方法にも書いてあるのですが、粉末スープをよく溶かすために、開封する順番は「かやく」が先、それから「粉末スープ」です。一箇所に入れると戻りムラが生じるかもしれないので、麺の上に満遍なく広げましょう。それにしても、キャベツたっぷりですね。

で、次に粉末スープを‥って多いぞw ちゃんと溶けるかな‥。かやくと同じくスープも満遍なく広げ、円を描きながら溶かすように、ゆっくりと熱湯を注ぎましょう。撮影中、唐辛子特有の芳ばしさに加えて辛味噌系のジャンクな香りが漂っているのですが、めっちゃ味が濃そうなニオイw

さて、完成です。だいたい1分ほどかき混ぜたのですが、とろみがスゴい‥なんかこう、水溶き片栗粉を入れ過ぎちゃった時みたいなw それでは、実際に食べてみましょう。サンポー食品のホームページに製品情報は載っていないのですが、オムニ7では辣(花椒+唐辛子+ラー油)を利かせた刺激ある辛さと “4種類の唐辛子” を使用した激辛商品と紹介されていたので、遠慮なく辛さレベルにも注目します。

1食(112g)当たり

カロリー:511kcal
たん白質:10.8g
脂質:20.9g
炭水化物:69.8g
ナトリウム:2.0g
ビタミンB1:0.34mg
ビタミンB2:0.44mg
カルシウム:199mg

食塩相当量:5.1g

めん

可も無く不可も無し

食べ始めは少し中心部に芯の残る食感で、途中からプリッとした歯切れの良さが目立ってきます。2015年の「まぜてとろ〜り」2品と原材料及び麺量も80gと同じなんですけど、少し食感の耐久性が増したように感じました。とはいえ、調理環境(室温等)による誤差の範囲内です。

形状は丸刃の中細麺で、縮れは緩やか。サンポー食品らしく麺の風味はスナック的で、ラードの芳ばしさも感じるのですが、バランスとしては完全にスープが優勢ですね。湯切りなしということで吸水率はバッチリなんですけど、スープが麻婆豆腐の餡以上に高粘度なのでw 完全にスープが無くなることはありません。

この麺自体は悪くないのですが、ちょっと今回のスープにベストマッチとは言えないバランスかも‥。スープの馴染みは申し分なく、柔らかめの食感も辛さをダイレクトに伝えることに寄与していた反面、この麺は優しいテイストのほうが合うかもしれません。というか、それ以前にスープが問題ありだったんですよ‥

スープ

ピリ辛以上・激辛未満

辛さレベルは辛い食べ物が苦手なら激辛、そこそこ得意なら普通に辛口、市販品としては「大辛」という表記が適切かもしれません。4種類の唐辛子を使用しているそうですが、非常識な激辛唐辛子に見られる特有のクセや風味、極端な刺激は感じませんでした。

味は味噌ベースに軽く醤油、ポークエキスの存在感は弱く、やや旨味に欠ける印象が否めません。さほど山椒も強いわけではありませんし、そこそこ粉末にんにくのアクセントは効果的だったんですけど、それ以上に歯触りが気になりました。というのも、砂を噛んだ時のようなジャリッ、とした歯触りが “常に” 並行していたんです‥

山椒かな? オムニ7の説明文には花椒(ホアジャオ)と書かれていましたが、原材料名では山椒となっています。たしかに花椒や山椒を大量に入れた時は砂を噛んだような食感になるのですが、そんなに効いていなかったので、どうにも違和感が拭えず、常にジャリジャリしていて完食が厳しいレベルでした。

かやく

キャベツたっぷり! だけど‥

具材はキャベツ、輪切り唐辛子、肉そぼろみたいな具材は大豆たん白なので、いわゆるフェイクミート(偽肉)です。輪切り唐辛子は辛さを増幅させることに寄与していたのですが、なんかこう‥けっきょくスープの歯触りで台無しなんですよね。

たっぷりキャベツは嬉しかったんですけど、キャベツを食べている時にも常にジャリッとするので、それこそ土が落としきれていないような錯覚に陥りました。大豆たん白はクニッとした独特の食感で、邪魔になることもなければ目立つこともなかったです。

総評

★☆☆☆☆☆☆☆☆☆(1)
(標準は★3です)

この程度の辛さなら激辛認定したくないのですが、苦手なら普通に辛口以上かと思いますし、水溶き片栗粉を入れ過ぎたようなドロドロ加減も極端で面白く、辛さから逃れられないという点に於いても好印象だったんですけど‥何はともあれ食感がダメ。なんかもう常に砂を一緒に噛んでいるような状態だったので、かなり厳しかったです。

もしかすると個体差でハズレくじを引いたのかもしれませんが、そんな個体が世に出ること自体が問題ですし、程度も甚だしかったので、どうしても許容することができませんでした。味としては旨味が希薄に思えたものの、砂を噛んだような食感さえなければ大辛クラスの刺激と税込116円に免じて及第点(★3)でしょうか。

でも、砂みたいな食感かどうかは実際に買ってみないと分かりませんからね‥サンポー食品は私も大好きなメーカーなので、実は贔屓目に評価したいのですが‥(2018年12月21日追記:再度実食し、ジャリ感の原因が解決しました「『サンポー 汁なし激辛まぜそば』ジャリジャリ感の原因は‥」)

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