激安!! 麺のスナオシ「だしがきいてる うどんだっぺ」税込69円だったカップ麺の味は‥

麺のスナオシ

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、トライアルで販売されていた激安カップ麺、麺のスナオシ「だしがきいてる うどんだっぺ」の実食レビューです。

税込価格なんと69円!! かなり安いけど、おいしい? まずい‥?

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。お時間よろしければ、最後までお付き合いください。

麺のスナオシ うどんだっぺ

「麺のスナオシ(めんのすなおし)」は、茨城県水戸市に本社工場を置く即席麺(インスタントラーメン・カップラーメン)や各種乾麺の製造・販売を行なっているメーカーで、社名の由来は創業者・砂押解介氏の苗字をカタカナにしたものだそうです。

パッケージには「水戸発」と書いてあるのですが、おそらく本社工場のある茨城県水戸市に由来しているのでしょう。「讃岐(香川)」「稲庭(秋田)」「五島(長崎)」「氷見(富山)」「水沢(群馬)」などのように、水戸ならではの個性派うどんがあるのかと思い調べてみたのですが、ご当地うどん的なものはないようですね。

(※茨城県筑波市には「つくばうどん」というご当地うどんがあるらしい)

ただ、調べてみると食べログ1位(うどんより天ぷらが美味しいと評判?)の「たらいうどん椛や(もみじや)」、そのセカンドブランド「肉汁うどん 利八」、好みが分かれるという極太うどんの「いづみや 南町店」など、水戸で人気のうどん屋さんは太いうどんが主流のようです。

製品名にもなっている「○○だっぺ」というのは、茨城県北部や福島県、栃木県などで使用されている方言として認知されていますが、「だっぺ」は「にてあるべし」(古語における推量の助動詞)が鈍ったものとされているため、とても歴史の深い言葉なんですよね。

なので、実際に「うどんだっぺ」と単体の名詞(うどん)のみに対して文末の意志・推量・勧誘などを表す「だっぺ」を使うのは正しくないのかもしれませんが、カップ麺での漠然としたイメージとしては “飾り気のない田舎風のうどん” という雰囲気を強く感じます。(※兵庫県の某ど田舎に住んでいる筆者の所感)

今回のカップ麺は、「トライアル」というスーパーセンターにて、税込69円という格安価格で購入しました。うどんの質も然る事乍ら「だしがきいてる」の加減も気になりますし、パッケージの削り節など(ねぎは異様に少ないですけどw)思わぬポテンシャルを秘めているのかもしれません。

開封

別添の小袋は「スープ(うどんつゆ)」と「かやく」の合計2袋構成で、どちらも熱湯を注ぐ前に開封する先入れ仕様です。かやくのネギはパッケージよりも多く、それなりに鰹節も入っているように見えるのですが、全体的に少なめの印象なので、わかめの膨張率に期待でしょうか。

麺は熱湯4分で「どん兵衛」や「赤いきつね」よりも細めですが、わりと厚みがあるため、業務スーパーの「とろろ昆布うどん」(イトメン製造)よりも頑丈そうですね。ただ、値段が値段なので納得といえば納得なんですけど、調理前の段階から油揚げ麺特有のニオイが強く、独特の酸化臭が気になりました。

現品の賞味期限は2019年4月6日となっているので(実食日は2018年11月23日)、まだまだ余裕がありますし、期限的な問題ではないようです。あと、ネットで原材料名を確認されている方は、少し注意してください。

メーカーの公式ホームページにも原材料名が記載されているのですが、いま手元にある現行品の「うどんだっぺ」には食品添加物の「炭酸カルシウム」と「ソルビトール」が追加されており、甘味料も天草から「ステビア」に変わっているなど、成分表記が異なりました。たぶん、リニューアルしてから製品情報を更新していないのでしょう。

製品情報・購入価格

製品名:だしがきいてる うどんだっぺ
製造者:麺のスナオシ
内容量:80g(めん68g)
JANコード:4973288734737
希望小売価格:120円(税抜)

発売地域:全国
購入価格:69円(税込)
取得店舗:トライアル

麺の種類:油揚げ麺
容量種別:どんぶり型レギュラー
容器材質:プラ(PS)
必要湯量:400ml 目安
調理時間:熱湯4分
小袋構成:2袋(スープ・かやく)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】
油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、植物たん白)、スープ(食塩、砂糖、混合節、粉末しょうゆ、たん白加水分解物、かつおエキス、ネギ、昆布エキス、植物油脂)、かやく(きざみ揚げ、ワカメ、削り節、ネギ)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、増粘多糖類、ソルビトール、カラメル色素、炭酸カルシウム、甘味料(トレハロース、ステビア)、酸化防止剤(ビタミンE)、(一部に小麦・大豆・さばを含む)
【アレルギー表示】
小麦・大豆・さば
※当工場はそばを含む製品を製造しています。

実食開始

カップ麺の製造者は「麺のスナオシ」となっているのですが、粉末スープ(うどんつゆ)には「ミケン」と書かれているように、愛知県西春日井郡豊山町大字豊場字志水に本社を置く “おいしさ創造カンパニー” 「株式会社 味食研」に製造を委託しているようです。

味食研はオリジナルスープやタレ、つゆなどのOEM開発(他社ブランドの製品製造)を行なっている会社になるのですが、同社の「醤油ラーメン」や「ソースやきそば」の添付調味料は「三求化学工業株式会社」に委託し、和風つゆは「味食研」と委託先が分けられていました。

粉末スープの開封時には安物カップ麺に有り勝ちなツンとくるチープなニオイを覚悟していたんですけど、なかなかイイ香り。 “味の素” 的なキラキラとしている旨味の結晶? みたいな成分も多く見られるのですがw カツオを中心とした和風だしの香りが濃いめに漂ってきました。なお、粉末スープにも少量の乾燥ねぎが仕込んであります。ちょっとだけ。

お、いい感じにワカメが増えましたね。それでは、実際に食べてみましょう。「めん」「つゆ」「かやく」の順に解説し、購入価格(コスパ)も含めた上でカップ麺としての総合力を判定します。

1食(80g)当たり

カロリー:358kcal
たん白質:7.2g
脂  質:14.5g
炭水化物:50.2g
食塩相当量:5.3g
(めん・かやく:2.0g)
(スープ:3.3g)

※この数値は目安です。

めん

可も無く不可も無し。でも、値段を思えば‥

熱湯4分の油揚げ麺で、麺量は68gと特別に少ないわけではありません。特有のニオイは口に含んだ直後、しばらくは気にならなかったのですが、けっこう後味に油っぽさが残ります。しかし、サイズは細めでも意外に厚みがあるため、業務スーパーの「とろろ昆布うどん」よりも歯応えがあり、のっけからズルズル‥ということはありませんでした。

内部の気泡が粗いタイプだったので、あまり粘り気のある弾力ではありませんが、食べ始めは意外と反抗してきたので、なるほど4分は必要だなと。こういった麺の場合、フライングして食べ始めると麺が適切に吸水を終えていないため、余計に安っぽく仕上がってしまうことも珍しくありません。

というわけで、きちんと4分待ったほうが賢明です。しかしながら早い段階で “ふかふか” とした食感に変わってくるため、今の技術を思えば10数年ほど前に開発されたような雰囲気の質感になるのですが、ある意味それは古き良きノスタルジックな魅力とも言えますし、そこまでネガティブではありませんでした。

つゆ

関東風でスッキリしてる

まぁなんというか個性がないのが個性といいますかw これぞザ・カップうどん(昔の)といった雰囲気で、濃い見た目の通り関西か関東かと言われたら関東寄りです。ただ、醤油は文字通り粉末チックで風味は軽く、しかしながら食塩は一丁前。でも、これ悪くありませんよ。

もちろん「どん兵衛」や「赤いきつね」と比較した場合、およそ実売価格は半額に近いので、それ相応のクオリティになるのですが、甘さ控えめでスッキリとしているため(個人的には甘い和風つゆが好きなんですけど)、関西風の甘い和風つゆが苦手な方にとっては好感が抱けるポイントになるはず。また、安いカップ麺に有り勝ちな後味の酸味も思っていたほど気になりません。

それに「だしがきいてる」というだけあって混合節の存在感は強く、昆布は然りげ無いサポート要員に過ぎませんが、うまみ味の相乗効果を測ります。鰹も膨よかな優しいタイプではなくて、ちょっと “荒々しい” くらいの混合節には “おっ” となりました。まぁ「水戸発」といいながらスープ(つゆ)の製造は愛知県なんですけどねw でも、中京・関東・東北地方の方にとっては嬉しい方向性かと思いますし、関西風が好きな私でも素直に楽しむことができました。

かやく

刻み揚げ、わかめ、ねぎ、鰹節

刻み揚げは特に味付けが施されているわけでもなく、素材本来の風味も控えめで食感もパサついていたのですが、何気に存在感は大きくて、パサついた食感も言い方を変えれば歯応えがあるとも言えますしw つゆが甘くなかったので、油揚げに甘辛い味付けが施されていないのはプラスに働いているようにも感じました。

刻み揚げは5個だったので、パッケージよりも少なかったんですけど(※個体差あると思います)、わかめはパッケージよりも多く、乾燥状態では “たった” これだけ? くらいの量に見えるのですが、ばっちり膨れます。さすがにエースコックの肉厚わかめには及びませんが、具材のボリュームアップに寄与していました。でも、そこまで磯の香りは目立ちません。

ねぎもパッケージより多かったんですけど、日清の「どん兵衛」と同じように刻みを通り越して “粉砕” されているのでw それ相応の存在感。鰹節については少量ながらも効果的で、荒々しかったスープの混合節とは違う節系のコクを付与してくれます。これ別添だとサイコーだったんですけど、鰹節なら自前でちょい足しできますし、とても効果的なトッピングでした。

総評

★★★★☆☆☆☆☆☆(4)
(標準は★3です)

つゆに関しては “愛知発・水戸経由” な感じになってるんですけどw いやいや、コレけっこうイイじゃないですか。本文でも触れたように私は甘い和風つゆが好きなんですけど、「だしがきいてる」というタイトル通り、中でも混合節の存在感が強く、すっきりとしたカツオ主体の和風つゆには素直に頷けました。

さすがOEM開発を生業としているミケン(味食研)に委託しているだけのことはあって、つゆからは限られたコストの中で最大限の努力が見えました。意外と具材も食べていて貧弱なイメージはなく、もっと意外だったのは麺の食べ応え。どうしても旧世代感は否めませんが、無条件で懐かしく、ふかふか食感も心地よかったです。(ちょっとセンチメンタルなカップ麺かもしれない‥)

新商品では滅多に味わえないレトロな魅力‥ある意味、この「うどんだっぺ」は貴重な存在と言えるかもしれません。評価は★4としていますが、このチープさには “また食べたい” と思わされました。ノスタルジックな安物カップ麺に理解のある方にしかオススメできませんが、粗悪な安物ではなかったので、販売価格が税込60〜70円前後であれば “あり” です。七味唐辛子や柚子七味、削り節、とろろ昆布などをトッピングしてアレンジすると、より一層おいしく召し上がれますので、よかったら試してみてください。