激辛!? 家系ラーメン御三家「明星 六角家監修 家家油そば」六角家の汁なしカップ麺 “第2弾” 新発売!!

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セブンプレミアム

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2020年4月13日(月)新発売のカップ麺、明星食品「セブンプレミアム 横浜ラーメン 六角家監修 家系油そば」の実食レビューです。

家系ラーメン御三家「六角家」の “お店では味わうことのできない” 汁なしメニューが「激辛」になって再登場!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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六角家監修 家系油そば

六角家(ろっかくや)とは、吉村実(よしむら みのる)氏を源流とする家系総本山「吉村家(よしむらや)」及び吉村家の2号店として開業した「本牧家(ほんもくや)」と並び称される “家系ラーメン御三家” の一廉で、創業は1988年(昭和63年)。もともと本牧家で店長だった神藤隆(じんどう たかし)氏が当時33歳の頃、本牧家から独立するかたちで六角家を開業します。

六角家の汁なしカップめん第2弾

家系ラーメン(いえけいラーメン)とは、長距離トラックの運転手や左官業など、さまざまな職を転々としていた吉村実氏が1974年(昭和49年)横浜市磯子区杉田・新杉田駅付近に開業した「吉村家」に始まり、その流れを汲むラーメン店は屋号の末尾が “○○家” となることが多く、いまやコンビニのレンジ麺やカップラーメンでも定番の人気ジャンルになりました。

セブンイレブンと「六角家」のタイアップは、2000年(平成12年)10月31日に発売された株式会社藤原製麺とのコラボ袋ラーメン(乾麺)及びチルド袋麺(生麺)並びに株式会社キンレイとのコラボ冷凍鍋麺(具材付)に始まり、2000年4月から発売されていた有名ラーメン店シリーズ(現・セブンプレミアム ゴールド)の「札幌すみれ」「博多一風堂」に続く新商品として関東を中心に展開。

明星食品とコラボしたカップラーメンが初めて発売されたのは、遡ること19年以上前の2000年12月25日。当初は丼型カップを採用し、首都圏限定商品として販売されていたのですが、2017年12月18日から利便性を意識したタテ型カップ麺ブランド「銘店紀行(めいてんきこう)」に刷新。2020年4月現在の「銘店紀行 六角家」は、2020年3月23日のリニューアルで三代目になります。

今回のカップ麺「セブンプレミアム 家系ラーメン 六角家監修 家系油そば」は、セブン&アイグループと明星食品株式会社の共同開発商品で、2019年4月8日に発売された「セブンプレミアム 横浜ラーメン 六角家監修 家系豚骨醤油まぜそば」の続編。前回の「家系豚骨醤油まぜそば」が六角家監修シリーズ初の汁なしカップ麺だったので、今回の「家系油そば」は六角家の汁なしカップめん第2弾。

今回は “激辛特製豆板醤” に——

2019年4月発売の「家系豚骨醤油まぜそば」は、六角家で提供されている実店舗のラーメンを「まぜそば」にアレンジしたというよりも、現行の縦型カップ麺「銘店紀行 六角家」を汁なしカップ麺に落とし込んだよう仕上がりで、とにかく鶏油が強烈な一杯と記憶しています。その前回発売品にも特製豆板醤を別添していたのですが、今回もパッケージには “激辛特製豆板醤” の文字。

今回の新商品「六角家監修 家系油そば」のリリースにあわせ、福岡・博多の名店「博多だるま監修 背脂とんこつ焼ラーメン」も同時に展開。2019年4月に六角家監修 「系豚骨醤油まぜそば」が発売された際、博多だるま監修「背脂豚骨まぜそば」が発売されていたので、その流れを汲んだ続編の汁なしカップ麺になります。

博多だるま・六角家

昨年と同じく2020年4月13日発売の博多だるま監修カップ麺は西日本(中京以西)限定商品として、今回の六角家監修「家系油そば」は東日本(静岡以東)限定商品として展開。すでに博多だるま監修の汁なしカップ麺はレビュー済みなので、詳細は関連ページ「博多だるま監修 背脂とんこつ焼ラーメン」をご覧ください。

開封

別添の小袋は4種類

別添の小袋は「液体ソース」「かやく」「ふりかけ」「特製豆板醤」の合計4袋。特製豆板醤の小袋は2019年4月発売品とまったく同じデザインで、激辛などの表記はありません。前回の特製豆板醤も意外と辛かったのですが激辛クラスの辛さではなく、どちらかというと唐辛子の刺激よりも塩気の強さが印象に残るアイテムでした。

環境に配慮した原材料の調達を推進

ちなみに外装フィルムを破った先にある「FSCミックスパッケージ(FSC C081641)」と「バイオマス No.170037」のロゴマークは、2020年から明星食品が推進している環境に配慮した “FSC認証紙及びバイオマスインキへの切り替え” による表示。同時発売品の「博多だるま監修 背脂とんこつ焼ラーメン」にも採用されていたので、今後この表示を見かけることが増えてくると思います。

なお、先ほど「博多だるま」は西日本限定で「六角家」は東日本限定と書きましたが、六角家のみイトーヨーカドーのネット通販サイト・オムニ7で購入できたので、公式の通信販売を考慮すると実質的な発売エリアは全国区。なぜか博多だるまの汁なしカップ麺は取り扱われていなかったので、そちらは西日本のセブンイレブンをはじめとするセブン&アイグループの店舗にしか売ってないかもしれません。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:セブンプレミアム 横浜ラーメン 六角家監修 家系油そば
販売者:明星食品株式会社
製造者:東日本明星株式会社 埼玉工場
製造所:埼玉県比企郡嵐山町川島2360(R)
内容量:167g(めん130g)
商品コード:4902881484503(JAN)
商品サイズ:176縦mm×横176mm×高さ65mm
発売日:2020年04月13日(月)
実食日:2020年04月日18(土)
発売地域:東日本(静岡以東)
取得店舗:ネット通販サイト(オムニ7)
商品購入価格:246円(税込)※配送料・手数料別
希望小売価格:228円(税別)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:角型ビッグ
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:770ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:4袋(液体ソース・かやく・ふりかけ・特製豆板醤)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん〔小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、ソース〕、ソース(しょうゆ、糖類、豚脂、チキンオイル、香味調味料、植物油脂、香味油、ポークエキス、食塩、豆板醤、たん白加水分解物、香辛料)、かやく(チャーシュー、ほうれん草、ねぎ)、ふりかけ(のり、赤唐辛子)/ 加工デンプン、調味料(アミノ酸等)、トレハロース、酒精、炭酸カルシウム、かんすい、香料、酸味料、酸化防止剤(ビタミンE)、香辛料抽出物、カラメル色素、カロチノイド色素、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に卵・乳成分・小麦・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・りんごを含む)※本品製造工場では、えび・かにを含む製品を製造しています。原材料の海苔は、えび・かにが混ざる漁法で採取しています。

実食開始

具材は2019年から大幅に変更なし

先入れの小袋は「かやく」1袋のみ、中にはチップ状にカットされた四角いチャーシュー、ほうれん草、ネギとシンプルな内容で、2019年4月発売品から変わっていません。それから麺の原材料名は「博多だるま監修 背脂とんこつ焼ラーメン」と同じなのですが、調理前の麺は比較的ちょっと色が濃いめかも‥‥というファーストインプレッションも前回と同じもの。

調理後の見た目も前回と大差なし

あとは熱湯を注いで5分待機、液体ソースの中には大量の動物油脂が入っていたので、お湯を注いでから待っている間、フタの上にのせて温めてください。調理後の雰囲気は前回の「家系豚骨醤油まぜそば」から変わっておらず、液体ソースを入れた瞬間から強烈に主張してくる鶏油の芳ばしいインパクトも健在(※この時点で鶏油が苦手な方はリタイアしたくなるかもしれないレベル)。

そこまで具沢山ではないのですが、ふりかけで賑やかな印象の調理直後。とりあえずパッケージにはハッキリ “激辛豆板醤を混ぜて刺激的な味わい” とあるので、前回との違いや豆板醤の辛さレベルに注目しつつ、「めん」「ソース・特製豆板醤」「具材・ふりかけ」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(167g)あたり
カロリー:735kcal
たん白質:11.4g
脂  質:33.4g
炭水化物:98.8g
(糖  質:95.8g)
(食物繊維:3.0g)
食塩相当量:7.6g
ビタミンB1:0.32mg
ビタミンB2:0.35mg
カルシウム:202mg
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

ちょっとソフトな食感

5.0

「六角家」の実店舗では酒井製麺の比較的に縮れの弱い中太麺を使用していますが、今回のカップ麺に使われている油揚げ麺は縮れの強い中太の平打ち麺で、表面はソフトな質感。けれども中心部には程よいコシと粘り気があり、食べ始めは適度に歯切れがよく、後半にかけて粘り気が増していきます。

ちょうどいい食感

麺の原材料名は「博多だるま監修 背脂とんこつ焼ラーメン」と同じですし、おそらく製法も大きく変わらないと思うのですが、六角家のほうが平べったい形状で、やや粘り気が抑えられているような質感。六角家の実店舗で提供されている麺とはタイプが異なりますが、今回のソースや豆板醤との相性は悪くありません。

麺量は汁なしカップ麺における大盛りの基準130g(調理前)をクリアしていて、実際の食べ応えもバッチリ。もうちょっと粘り気(もちもち感)があってもいいかも——と、食べ始めから中盤までは思っていたのですが、けっこうソースが重たかったので、結果的にちょうどいい弾力でした。

ソース・特製豆板醤

おおむね前回から変更なし

6.0

豚脂(ラード)や植物油脂、香味油なども併用しているため、純粋に鶏油100%ではないのですが、上記の写真を見てもわかるように油脂の量が多く、なるほど「油そば」にも納得のコッテリ感。しかし、それと同時に濃口醤油のキレも強いので、特製豆板醤を使う前でも全体がノッペリとピンボケすることはありません。

とんこつ系のエキスではなく豚脂を軸にしているため、厳密にいうと豚骨醤油ではないのですが、豚脂のコクと濃口醤油のキレに鶏油をガツンと効かせたスタイルは「家系ラーメン」の特徴に通じるポイント。ちょっと人を選ぶ味付けですが、醤油のキレと奥からフワッと上がってくる甘味の兼ね合いは中毒性が高く、おおむね鶏油が好きなら満足できそうな仕上がり。

で、パッケージにも “激辛” と記載されていた「特製豆板醤」ですが、やはり辛さレベルは贔屓目に見ても “ふつうに辛口” くらい。直接ちょびっと舐めたら辛口でしたが、全体に満遍なく広げたら中辛程度だったので、まったく激辛ではありません。もちろん激辛の基準は人それぞれですが、一般的にみても辛口のラインだと思います。

しかし、中身は単なる豆板醤ではなく、魚介を発酵させた感じの複雑な旨味が仕込まれているため、そこが辛さよりも注目すべきポイント。全体に大きく混ぜてしまうとボヤけてしまうので、ちびちび麺につけながら食べるのがオススメ。

具材

家系らしいラインナップ

5.0

具材のチャーシューチップは「博多だるま」の汁なしカップ麺と共通で、あまり情緒のある肉具材ではないけれど、何気に量が多くて好印象。斜め切りのネギは量的に目立っていませんでしたが、家系ラーメンを象徴する “ほうれん草” は湯切りの段階から主張を始め、家系ラーメンのアイデンティティを表現。

ふりかけの唐辛子は飾りに過ぎませんでしたが、刻み海苔のアクセントは効果的。大判の海苔ではないものの、家系ラーメンを打ち出すうえで欠かせない素材なので、イメージ的にもピッタリですし、きちんと仕事してました。

総評

★★★★★☆☆☆☆☆(★5+)

2019年4月発売の「六角家監修 家系豚骨醤油まぜそば」と比較して、新たに強調されていた “激辛特製豆板醤” の辛さは激辛ではなく、結果的にマイナーチェンジの再販という認識で問題ありません。そのため新鮮味はなかったのですが、前回の「まぜそば」が好きだった方は安心して楽しんでいただけます。

というわけで「六角家監修 家系油そば」も実店舗のラーメンではなく六角家のカップラーメンを汁なし版に落とし込んだような仕上がりだったので、六角家のカップラーメンが口に合わない方にはオススメできませんが、その逆なら問題なくオススメ。販路限定商品なのが残念なところではあるものの、オムニ7でも1食から購入可能なので、気になった方はチェックしてください。

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