どうも、taka :aです。
本日の一杯は、2018年10月16日(月)新発売のカップ麺、明星食品「RIZAP 辛口チキンカレーラーメン」の実食レビューです。
コンセプトは糖質オフ!おいしさと糖質量にこだわったファミリーマート×RIZAP(ライザップ)×明星食品の定番タイアップ商品で、2016年10月の提携発表に始まり、今月で3年目に突入しました。
辛い?辛くない?ダイエット中に食べても大丈夫?これを食べたら痩せる?実際に食べてみた感想と経験をもとに糖質50%オフのカップ麺を評価し、その疑問を解消します。ダイエット中の方も、お時間よろしければ最後までお付き合いください。
ファミマ×RIZAP 辛口チキンカレーラーメン
スイーツ部門からは「割チョコビターショコラケーキ」「濃旨チーズケーキ」「アーモンドキャラメルプリン」の3品、カップ麺部門からは「辛口チキンカレーラーメン」が新発売ということで、RIZAP監修の新商品が4つ同時にリリースされました。
いくら天下のRIZAPが監修したからといってもカップ麺やスイーツであることに変わりはないので、ぶっちゃけガチの低糖質ダイエットはできません。しかし!(もうちょっと読んでw)一般的なカップ麺と比較した場合、糖質量を大幅に減らすことが可能です。
パッケージには大きく「糖質50%OFF」と掲載されていますが、1食あたりの糖質量は「15.3g」という異例の低さ。おそらく本気で糖質制限に取り組んでいる方でなければピンとこない数字かもしれませんし、そういう方にとっては異例の低さとも言えませんが、ごはん茶碗1杯分の糖質量は約150g(角砂糖14個分)なので、およそ1/10ということになります。
たとえば日清食品の「カップヌードル」は炭水化物43.4gで、麺に食物繊維を練り込んでいる「カップヌードルライト」ですら糖質24.8g(食物繊維10.2g)ですから、とりあえず “カップ麺としては” かなり糖質が少ない、というイメージは掴んでいただけたましたでしょうか。
前回のコラボ商品「RIZAP 旨辛豆腐ラーメン」(2018年6月5日発売)がシリーズ第7弾だったので、たぶんライザップのカップ麺は今回で第8弾。一貫して製造は明星食品が担当しており、パッケージにも掲載されているようにファミリーマート(サークルK・サンクス)限定で、無くなり次第終了の数量限定商品です。製品スタイルは同社の「はじめ屋」をベースにした “どんぶり型” と「ローカーボ noodles」をベースにした “タテ型” の2種類でしたが‥
ここ最近の新作はタテ型で、しかもノンフライ麺ではなく油揚げ麺が続いているんですよね。これまでブログ移転前の記事もカウントして1製品も欠かすことなく記事にしてきたのですが、2018年1月30日にも「RIZAP スパイシーカレーラーメン」(2018年1月30日発売)というカレー味のカップ麺が第6弾としてリリースされていました。
パッケージには「小さなお子様や辛味が苦手な方は十分ご注意ください。」と書かれているので、刺激の強さにも期待しつつ、開封して中身を確認してみましょう。
開封
別添の小袋は付いていないので、お湯を注ぐだけの簡単調理。鶏肉と赤ピーマン、中でも大きなネギが目を引きます。香りの中に特筆して目立つスパイスはありませんが、しっかりカレー粉。第6弾の「スパイシーカレーラーメン」と同じようなテーマなので、それと比較しながらレビューします。
製品情報・購入価格
製品名:RIZAP 辛口チキンカレーラーメン 製造者:明星食品 内容量:71g(めん55g) 発売日:2018年10月16日(月) JANコード:4902881472197 ファミリーマート通常価格:184円(税抜) 発売地域:全国(ファミリーマート・サークルK・サンクス限定) |
麺の種類:ノンフライ麺 容器材質:紙 必要湯量:280ml 調理時間:熱湯4分 小袋構成:- |
原材料名とアレルギー表示
【原材料名】 油揚げめん(植物油脂、植物性たん白、小麦粉、食塩、卵粉、でん粉、大豆加工品、ガーリックエキス)、スープ(カレー粉、食塩、難消化性デキストリン、鶏・豚エキス、たん白加水分解物、カレー調味料、乳等を主要原料とする食品、赤唐辛子、ガーリック、香味調味料、ミックススパイス、粉末油脂、デキストリン、豚脂、ローストオニオン粉末、ビーフエキス、ターメリック、発酵調味料、酵母エキス)、かやく(味付鶏肉、赤ピーマン、ねぎ)/ 加工デンプン、調味料(アミノ酸等)、増粘剤(増粘多糖類、アルギン酸エステル)、トレハロース、カラメル色素、かんすい、炭酸カルシウム、乳化剤、リン酸塩(Na)、香料、微粒二酸化ケイ素、酸化防止剤(ビタミンE)、カロチノイド色素、甘味料(カンゾウ、ステビア)、香辛料抽出物、(一部に卵・乳成分・小麦・えび・牛肉・ごま・さけ・さば・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む) |
【アレルギー表示】 小麦・卵・乳成分・えび・豚肉・鶏肉・牛肉・さけ・さば・大豆・ごま・ゼラチン |
実食開始
「スパイシーカレーラーメン」は税込225円、お湯の目安量は390mlだったので、けっこうサイズは縮小されていますね。
とろみ成分が含まれているので、まずはフタを開けたら底から念入りに混ぜてください。ちなみにスープの難消化性デキストリンも影響していると思いますが、糖質よりも食物繊維のほうが多いです。それでは、刺激の強さや低糖質麺に注目しつつ、実際に食べてみましょう。
1食(71g)当たり
カロリー:307kcal |
※参考値(調理直後に分別して分析) 熱量:307kcal(めん・かやく:262kcal)(スープ:45kcal) |
RIZAP監修の糖質50%オフのカップ麺です。数種のスパイスを使用したスパイシーでコクがあるカレースープが特徴です。
(ファミリーマート「商品情報」より引用)
めん
おそらく前回の「旨辛豆腐ラーメン」と同じ食物繊維を練り込んだ油揚げ麺だと思うんですけど、油揚げ麺特有のスナック的なニオイが気になりました。カップ麺らしいジャンクな風味は独特の魅力ではあるものの、ノンフライ麺と比較して圧倒的に機能性は劣りますし、このシリーズに求められているのは “ジャンク” ではなく “ヘルシー” なのではないでしょうか。
丸刃でカットしている中細の縮れ麺で、スープの掴みは悪くありません。もちろん軽い糖質制限中の方であれば抵抗なく食べられますし、 “カップ麺を食べたい気分” を満たす上で油揚げ麺は効果的な選択です。しかし、おそらく購買層の指標はダイエット中の方を指していると思うので、徹底的に機能性を重視した路線に戻したほうがいいのではないかと感じました。
糖質のみ制限している場合、およそ脂質に対しての抵抗は緩いと思うのですが、一般的なダイエッターはアブラと名の付く物を無条件で敵視する場合も珍しくありません。脂質よりも糖質のほうが太る要因に直結するので、そんなに脂質は怖がらなくても大丈夫なんですけどね。ただ、カップ麺の場合お世辞にも良質な油脂とは言えませんし、「ノンフライ麺」は “ある種のブランド” なので、影響力は大きいように思います。
調理時間は熱湯4分ですが、フライングして3分前後で食べ始めると超スナック的で、4分だと少し柔らかめ。しかしながら適度に水分を含む5分前後から弾力と歯切れのよさが目立ってくる、ちょっと面白い麺です。最短でも指定の4分、可能であれば30秒〜1分ほど余分に待ったほうがいいかもしれません。
スープ
原材料名は割合の多い成分から左に記載しなければいけない、というルールがあります。このシリーズは「難消化性デキストリン」というダイエット食品や飲料にも使用されている成分が原材料の筆頭に記載されるパターンが大半ですが、今回はカレー粉が最初に位置しているように、しっかりスパイシー。明星食品の「銀座デリー」ほど刺激的ではないものの、一般的に見たら余裕で辛口です。
とりあえず市販のカレーで中辛以上がダメだったら厳しいレベルになるのですが、シリーズ第6弾の「スパイシーカレーラーメン」と同じようなテイストですね。ほぼ原材料名も変わりませんし、体感的な印象にも大きな際はありません。市販のカレーに例えると、バーモントカレーよりもLEEに近いイメージですね。極端な比較ですがw
骨格の軸はスパイスが中心となっていて、銀座デリー監修の「カシミールカレー」に通じるイメージなんですけど、本格スパイスカレーよりも日本人好みのテイストに調整しているような印象。スープの粘性率も高く、スパイス感も市販のカレールゥに近いので、辛さにさえ抵抗がなければ特に人を選ぶスープではないでしょう。
かやく
「スパイシーカレーラーメン」は蒸し鶏、ダイスミンチ、ねぎ、赤ピーマンだったんですけど、今回は蒸し鶏のみに絞られ、ねぎのサイズと赤ピーマンの量が変わっています。
▼2018年1月30日発売「スパイシーカレーラーメン」調理前
存在感がイマイチだったネギのカットが大きくなり、少なかった赤ピーマンが増えました。食べ応えのあるダイスミンチのカットが寂しい点ではあるものの、健康に配慮した製品としては正当な布陣だと思います。蒸し鶏の量は多くありませんが、ソフトで自然な食感。で、赤ピーマンが主役ですね。
以前もスパイス感の強いスープと赤ピーマンのコントラストが異様に相性抜群だったんですけど、量が増えて満足感もアップ。サイズも大きく、ほろ苦いテイストと甘さがスープに映えていました。
総評
★★★★☆☆☆☆☆☆(4)
(標準は★3です)
辛いです。激辛ではありませんが、市販のカレーで辛口が厳しかったら今回はスルーしましょう。逆に辛口のカレーが食べたい気分の時であれば、スープは満足できると思います。
ダイエットの度合いにもよりますが、白ご飯を解禁している場合ではあれば喫食されても問題ありません。しかし、ガチのライザッパーに及ぶ徹底的な糖質制限中の方は、もちろんノーです。ロカボ(適正糖質:軽い糖質制限)くらいでしたら、特に問題ないでしょう。
痩せませんw 理論上、食べるだけで痩せられると言われているのは、セロリ・りんご・唐辛子などのマイナスカロリー食品くらいなので、食べたら痩せる魔法のカップ麺ではありません。ただ、今回はスパイスの脂肪燃焼効果にも期待できますし、冒頭でも触れたように白ご飯をライザップのカップ麺に “置き換えたら” 糖質制限の効果は眉唾物ではないと思います。
ただし、主菜・副菜などのバランスや良質なタンパク質の摂取、食物繊維やビタミン・ミネラルのバランスなど、ただ糖質を制限するのではなく健康に配慮して “太りにくい身体を作ること” を目標にしてください。と、なんだかカップ麺ブログらしくない文末になっていますが‥やはりノンフライ麺が相応しいシリーズなので、★ひとつマイナスしました。
ダイエット中にも軽い背徳感が楽しみたい場合であれば、需要と供給の一致するカップ麺になるでしょう。