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第5弾はカニの風味ずっどぉーん!!!!日清ラ王のプチ贅沢、蟹と味噌さま降臨。

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日清食品

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2023年11月20日(月)新発売、日清食品のカップ麺「日清ラ王 蟹と味噌」の実食レビューです。

ラーメンの王様が提案する “プチ贅沢” シリーズ第5弾のキーワードは「上質な蟹出汁」と「濃厚な味噌」冬らしい美味しさを詰め込んだカップラーメンを市場に投下!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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日清ラ王 蟹と味噌

日清ラ王(にっしんらおう)とは、1992年(平成4年)9月21日の発売以来、ラーメン業界において “その時代の王道とされる味” に進化し続けてきたブランドで、名前の由来はラーメンの王様。当初はカップ入り生タイプめんのフラッグシップモデルとして発足し、物議を醸した2010年(平成22年)の生産終了と復活のプロセスを経てノンフライの “次世代めん” に刷新され、現在に至ります。

あいかわらずデザインが狂ってて好き

今回の新商品「日清ラ王 蟹と味噌」は、2023年1月2日発売の「濃香トリュフ醤油」に始まり「鯛パイタン」「HOTATE鶏白湯」「牛骨味噌」と続いた日清ラ王の “プチ贅沢” シリーズ第5弾に該当する一杯で、冬に嬉しい蟹出汁(かにだし)ひろがる旨さと濃厚な赤味噌がキーワード。パッケージは高級感とネタが入り乱れたデザインで、あいかわらず情報量が多いというか、ほんとセンスありますよね。

ざっくり概要を整理すると、麺は近年の「日清ラ王」が標榜している ——以前は「日清 麺の達人カップ」や「日清麺職人」のパッケージにもデザインされていた—— “まるで、生めん。” のようなノンフライ中太麺を使用しているらしく、具材には玉子・蟹蒲鉾・青葱を搭載。

かに調味料のかにエキスにかに原料を使用

かに原料の使用率は、製品中0.07%配合ということで、これが多いのか少ないのかについては難しい問題になりますが、日清食品のプレスリリースもパッケージも全力で蟹推しなので、其れ相応のインパクトには期待したいところ。

ラ王うまいラ王うまいラ王うまい‥‥

原材料名の上にデザインされている “ラ王うまいラ王うまいラ王うまいラ王うまいラ王うまいラ王” が一周回って狂気的に思えなくもないけれど、それはさておきコンセプトの「プチ贅沢」な気分が味わえるのかどうか、お手並み拝見と参りましょう。

開封

どこまでも蟹を推す所存のラオウ氏

今回のカップ麺に別添されている小袋は、後入れの「特製香味蟹オイル」1袋のみで、こちらも蟹の主張が凄い。ベースのスープにも蟹の出汁を効かせているようですが、別添は “蟹の香りが広がる-・” とのことなので、出汁とは異なる魅力に注目。

かやくは‥‥ふつう?

かやくはスクランブルエッグ、カニ風味かまぼこ、ネギの組み合わせで、しれっとパッケージに “※かにかまぼこにはかに肉を使用していません。” との記載があるように、あくまでもカニ風味の‥‥っていうか、たぶん「カップヌードル シーフードヌードル」とかにも入っているアレですよねコレ。ちなみにメーカー希望小売価格なんですけど、地味に高めの設定です。

というのも2023年11月現在、縦型ビッグのカップラーメンに設定されているメーカー希望小売価格は、日清食品を筆頭に271円(税別)が標準的。しかしながら今回の「日清ラ王 蟹と味噌」では307円(税別)となっているため、ちゃっかり “プチ贅沢” な値段。スーパーやドラッグストアなども販売店に含まれているけれど、たとえばコンビニで購入した場合の税込価格は331.56円必須です。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:日清ラ王 蟹と味噌
製造者:日清食品株式会社
製造所:静岡工場(静岡県焼津市相川17-2)
内容量:98g(めん70g)
商品コード:4902105280553(JAN)
発売日:2023年11月20日(月)
実食日:2023年11月22日(水)
発売地域:全国
取得店舗:スーパー
小売価格:307円(税別)
購入価格:267円(税込)
麺の種類:ノンフライ麺
スタイル:縦型ビッグ
容器材質:紙
湯量目安:420ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:1袋(特製香味蟹オイル)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】めん(小麦粉(国内製造)、食塩、植物性たん白、大豆食物繊維、植物油脂、チキン調味料)、スープ(豚脂、食塩、クリーミングパウダー、糖類、でん粉、小麦粉、粉末みそ、ポーク調味料、植物油脂、香辛料、魚介調味料、酵母エキス、チキン調味料、かに調味料、粉末しょうゆ、香味油、たん白加水分解物)、かやく(魚肉練り製品、味付卵、ねぎ)/加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、香料、かんすい、炭酸Ca、カラメル色素、増粘多糖類、香辛料抽出物、乳化剤、カロチノイド色素、酸化防止剤(ビタミンE)、ベニコウジ色素、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部にえび・かに・小麦・卵・乳成分・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)

実食開始

ちゃんと戻るかな?

前述のように、麺は油で揚げずに乾燥させたノンフライ麺で、パッケージには “無揚麺” との記載があり、なぜか楊夫人(マダムヤン)を思い出すなど。よく見たら、ぜんぜんちゃうやん、まだむやん(※字余り)。

蟹の香りメッチャします

別添の小袋は後入れなので、お湯を内側の線まで注ぎ、フタの上で「特製香味蟹オイル」を温めながら待つこと5分。時間になったらフタを剥がし「特製香味蟹オイル」を入れ、よく混ぜ合わせたら出来上がり。なるほど蟹の香りは凄まじく、そのインパクトについては申し分ありません。

ちなみに日清食品のプレスリリースには “豚の旨みを加えることで重厚感がある味わいに仕上げました。” との記載もあったので、今のところ存在感は目立っていませんけど、豚の旨みや蟹のベクトル(殻の芳ばしさに全振りなのか、身の甘さや中腸腺っぽい旨みもあるのか)にも注目しつつ「めん」「スープ」「かやく」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(98g)あたり
カロリー:375kcal
たん白質:8.7g
脂  質:9.3g
炭水化物:64.2g
食塩相当量:6.5g
(めん・かやく:2.5g)
   (スープ:4.0g)
ビタミンB1:0.27mg
ビタミンB2:0.33mg
カルシウム:193mg
参考値(調理直後に分別した値)
熱量:375kcal(めん・かやく:294kcal)(スープ:81kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

長めに放置したほうが本領発揮するタイプ

4.0

ちょっと写真の撮影に手間取ったので、そこそこ伸びてしまったのですが、むしろ熱湯10分からが本番じゃね? ってくらい強靭なゴリラ系。画像では縮れが弱く見えますけど、実際は縮れが強めの形状で、熱湯5分ぴったりでフタを開けると癒着した部分が多く、日清食品のノンフライ麺あるあるとはいえ、ほぐれにくさが気になるところ。

実際もっと縮れてます

噛んだ途端にバキッとくる、それほどの致命的な戻りムラではないけれど、部分的に硬いところが多発していたので、気になる方は長めに待つ必要あり。また食べ始めはゴムっぽい弾力が目立つため、よくも悪くもノンフライ麺らしい質感になりますが、おかげで調理後に5分‥‥いや、それ以上うっかり放置しちゃっても大丈夫。

むしろ前述のように熱湯5分+5分くらいからが本番なのでは——などと、そのくらい待ったほうがナチュラルに楽しめたので、時間に余裕がある方は指定の5分きちんと待ち “別添の「特製香味蟹オイル」を混ぜ合わせてから” さらに4、5分ほど放置するのが個人的にオススメの食べ方です。

スープ

ベースは想像していたよりも上品だったけど‥‥

5.0

まずは「特製香味蟹オイル」を入れる前に食べてみたところ、たしかに蟹の出汁を感じるテイストで、中腸腺(いわゆるカニミソ)や身の甘さよりも蟹ガラを、それも上品に煮出したようなタイプ。またパッケージには “アカ味噌” とありますが、味噌の主張は穏やかで、ほぼほぼ攻撃性を感じることはなく、豚の旨みに由来する重厚感も特筆すべきレベルには達していません。しかし‥‥

カニの風味ずっどぉーん!!!!

「特製香味蟹オイル」を加えた途端、特別に量が多いわけではないのに、一瞬にしてパッと花開くように鮮烈な、それも蟹出汁の上品さをブチ壊す勢いの芳ばしい風味が全体を支配。引き続き中腸腺のコクや蟹身の甘さが際立つことはなかったので、そっち系の濃厚さに期待していた場合、蟹殻に由来する芳ばしさに圧倒されるかもしれないけれど、おかげで風味のインパクトについては申し分ありません。

焼き蟹や甲羅焼きの芳ばしさとは異なるベクトルを歩んでいるのですが、そうですね‥‥例えるなら「かっぱえびせん」っぽい風味がグワッと押し寄せてくる、みたいな表現だと想像しやすいでしょうか。そのためワザとらしさやスナック的な軽さも伴いますけど、下品ではありませんでした。

かやく

ギリギリ及第点ッス

3.0

スープのクオリティは値段相応だったのに対し、かやくは寄せ集め感が否めない顔触れで、カニカマとスクランブルエッグは「カップヌードル」シリーズ御用達の資材。ネギがフリーズドライ加工なのは喜ばしいポイントになりますけど、プチ贅沢シリーズ専用に新開発! ってわけじゃないので、ひとつ強い引きを持ったアイテムが欲しかったです。

総評

4.0

かやくの内容は値段を踏まえるとギリ及第点で、戻りが悪いゴム麺にも改善すべき課題が残っているのですが、スープにおける蟹のインパクトは素晴らしいの一言。まったりとした蟹の旨みには期待できないため、特有の芳ばしさに全振りしたような内容になりますが、それを活かす上品な味噌のスタンスはプラスに働いていました。

なにかしらの割引キャンペーン対象商品に含まれている、または商品の入れ替え時期まで店内に残っていた、みたいなシチュエーションでもない限り、コンビニで購入すると1食あたり331円(税込)は確実に要求されますけど、おおむねスーパーやドラッグストアだと300円以下。その価値は充分ある商品なので、スープにウェイトを置いている方は要チェックです【author・taka :a(大石敬之)】

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