どうも、taka :aです。
本日の一杯は、どうしてもやってみたかったことにチャレンジしていたら、思わぬ結果に‥
山椒練り込み麺で汁なしラ王が食べたい!
はい、まさに読んで字の如く。
日清食品史上初となる “山椒練りこみ麺” を起用した、「日清ラ王 焦がし醤油」が2018年9月10日(月)に発売されたのですが、それはカップ麺界の歴史に新たな1ページを刻んだと言っても過言ではない秀作でした。
そして、2018年3月5日(月)に “汁なしラ王シリーズ第1弾” として発売された、「日清ラ王 ビリビリ辛うま 汁なし担々麺」というカップ麺があって、こちらもレビューしています。
2017年7月10日(月)にワンランク上のブランド、「日清ラ王PREMIUM」の第3弾として新提案の湯切りして食べるラ王「日清ラ王PREMIUM 台湾まぜそば」が発売されていたので、実は史上初の汁なしラ王というわけではありません。
また、同年8月7日(月)にも “発売25周年記念” 第2弾として「ラ王焼そば」が期間限定で復活していたし、ずっと前にはレンジでチンする「日清 レンジラ王 ソース焼そば」(2009年)とか、今は亡き “ジェット湯切り” で麺を冷して作る「担々冷麺」(2003年)などというカップ麺も‥まぁいいでしょう、本題に戻ります。
そもそも汁なしに対応するのか
何をするのかというと話は単純で、日清ラ王の「焦がし醤油」に採用されていた新開発の “山椒練りこみ麺” を‥えっと、これは文字通り山椒が練り込まれたノンフライ麺なんですけど、「ビリビリ辛うま 汁なし担々麺」に使われているノンフライ麺とトレードして食べてみたい!やっちゃおう!という企画です。
このように安直な発想で行動を起こした筆者なのですが、ずっとスープに浸かっていることを想定されて作られた耐久性のあるノンフライ麺が果たして汁なしに対応してくれるのかどうか‥その未知な部分も検証してみたかったんですよね。
どちらもコシの強いノンフライ麺なのですが、こと山椒練りこみ麺は尋常じゃないコシの強さだったので(あとレビュー当日の9月13日は少し台所が肌寒かったので)、念の為に調理時間を30秒ほど延長してみました。
とりあえず開封してみよう
▼左「汁なし担々麺」/ 右「焦がし醤油」
このように一見して明白にノンフライ麺の色が異なっているのですが、「焦がし醤油」のほうからは開封した瞬間に山椒の香りが漂ってきます。色は違いますけど、見た感じ麺の幅や厚みは大して変わりませんね。
担担麺に使用されるのは “花椒” なので、山椒とは違うのですが(詳しくは「明星 一平ちゃん夜店の焼そば 麻辣味(マーラーあじ)」の本文中にて解説)、かなりの一体感に期待できそうです。
▼麺をトレード
どちらも一般発売品ですが、この時点で非売品の特別版。一方その頃「焦がし醤油」は、最大の売りであるメインウェポンを失ってしまった状態です。かわいそうに‥
「ビリビリ辛うま 汁なし担々麺」は、タレこそ秀逸なれど肉具材が弱いので、「焦がし醤油」の肉そぼろも借りたいのですが、そんなことしたらすってんてんですからねw
というわけで、素焼きの無塩アーモンドとピスタチオを砕いてトッピングします。余談ですが、これらのナッツと胡桃(くるみ)が私の基本的な朝ご飯のメニューです。←
もちろん胡桃が好きなら入れちゃってOKですし、汁なし担々麺のナッツちょい足しアレンジにはカシューナッツも抜群に合うので、お好みに合わせて用意してみてください。
それぞれレビューした記事のリンクを最初に貼りましたが、どちらもアレンジせずストレートの状態で評価し、それぞれの感想と製品情報を詳しく記載済みなので、重複する情報は省きます。
実食開始(汁なし担担麺)
【使ったもの】
・山椒練りこみ麺(トレード)
・一味唐辛子(適量)
・アーモンド(1粒)
・ピスタチオ(1.5粒)
めん
今回は30秒延長しましたが、雰囲気的に熱湯5分でも大丈夫そうです。たった30秒の延長で汁ありの時に感じた強靭なコシは実に穏やかな顔つきに変わりましたが、逆に粘り気は増し、すこぶるタレとの一体感が高いですね。
練り込まれた山椒の刺激は‥えっと、まぁ想像はしていたのですが、花椒に飲まれますw ただ、タレとの一体感は湯戻し時間の延長による効果だけではないと思いますし、先日に食べた時よりも花椒を強めに感じたので、サンショオールの増強効果はゼロと言い切れないでしょう。
実は、麺自体の刺激は控えめなんです。しかし、そのままノンフライ麺だけ食べてみると、ほんのり和山椒特有の香りが個性的で、これがまた実に滋味深いんですよね‥まぁ花椒によって滋味深さは吹っ飛ぶんですけどw もし山椒ではなく “花椒練りこみ麺” だったら、さらなる一体感と刺激の向上に期待できそうです。
トッピング(ちょい足しアレンジ)
私は一味唐辛子を追加していますが、「ビリビリ辛うま 汁なし担々麺」のタレは花椒こそビシッ!と効いている反面、実は唐辛子の刺激が弱いんです。というわけで、単純に好みで辣味を補強しました。(お好みでどうぞ)
さて、そもそも麺をトレードすること自体が一般的な発想ではなかったんですけど、汁あり・汁なし問わず担担麺にナッツをトッピングしたことがない方は是非とも試してみてください。
今回はアーモンド1粒、ピスタチオ1.5粒と少量でしたが、お好みでナッツは合わせて5〜10粒くらい入れちゃっても大丈夫。担担麺のトッピングにオススメのナッツはピスタチオとかシューナッツなんですけど、アーモンド、くるみ、なんでもオッケーです。(※余談ですが、ピーナッツはナッツではありません)
各種ナッツの芳ばしい風味と食感のアクセントは濃厚なタレと絶妙で、またナッツが持つ脂肪分がコクを深めてくれる、あれば常にトッピングしたいアイテムです。脂肪分と言われるとネガティブかもしれませんが、そのほとんどが身体によいとされる不飽和脂肪酸なので、安心してください。ただ、胡桃が生の場合は酸化に気を付けて(開封後は密閉して冷蔵庫に)。スープがあると後半にナッツがふやけてしまいますが、汁なし担担麺では芳ばしい食感が持続し、その効果を遺憾無く発揮してくれるので、ご参考ください。
そして激ウマ油そばが誕生する‥
さて、身包み剥がされた「日清ラ王 焦がし醤油」が起き上がり、仲間になりたそうにこちらを見ています。
なかまに してあげますか?
見た感じフツーのラ王なんですけど、そのまま調理したところで山椒練りこみ麺ではない焦がし醤油ラ王が出来上がるだけ‥というわけで、こいつも汁なしラ王にアレンジしてみました。ええ、タイトルで出オチしていることは分かっています。←
写真の麺は「ビリビリ辛うま 汁なし担々麺」のノンフライ麺ですが、先ほど山椒練りこみ麺も熱湯5分で湯切りしても大丈夫、ということが実証されたので(よし無駄じゃなかった!)、まずは汁ありカップ麺を汁なしカップ麺にアレンジする手順を解説します。
汁ありカップ麺を汁なしにアレンジする方法
湯切りを行わなければいけないので、まずはフタを剥がし、その開封口とは反対側に箸やフォークなどで穴を開けて湯切り口を作っておきます。
ラ王の場合はフタが分厚いので、ハサミの先や硬いフォークの先を利用するのがオススメ。勢い余って容器の底まで貫通させると使い物になりませんし、あまり大きすぎる穴だと具材が流れてしまうので、上記の写真を参考に適切なサイズを狙ってください。もう一列、増やしてもいいかな。
これは油揚げ麺やノンフライ麺などの麺種を問わず応用していただけますが、最初から粉末スープが入っているカップ麺は味を付け直す調味料が別途必要になってくるので、すべての添付調味料が小袋に入っているものを選びましょう。
調理手順とポイント
あとは「かやく」類を麺の上に開けて熱湯を注ぎ、指定の時間待機します。今回の場合は熱湯5分なので、その間に液体スープはフタの上で温めておきましょう。
ここで気をつけていただきたいのが、液体スープを投入する量と方法です。
もともとスープになることが前提の分量なので、全部入れてしまうと塩っぱくて食べられません。たとえば粉末スープだと調整しやすいのですが、液体スープはタレにあたる成分と油脂が分離しているので‥
まずは小袋の角をハサミで切り、なにか別の容器を用意して、そこに素早く小袋の切り口を真下に向けて1/3〜半分くらい出しちゃってください。これによって油よりも密度の高いタレの成分が先に出るので、より多く味の決め手となるマー油系の焦がしニンニク油を小袋に残した状態を作ることができます。
あとは小袋に残ったタレと焦がしニンニク油を湯切りしたノンフライ麺にかけて絡め、しっかり混ぜたら完成!味が濃いと薄めることはできませんが(できなくはないけど汁なしじゃなくなる)、もし味が薄いと感じたら先ほどのタレを少しずつ足せば濃さを微調整できるので、別容器に出しておく液体スープは思い切って半分くらいを目安にしてもいいかもしれません。
実食開始(汁なし焦がし醤油)
麺はトレードしてしまったので、「ビリビリ辛うま 汁なし担々麺」のノンフライ麺ですが、同じく30秒ほど調理時間を延ばしてみたところ、ほぼほぼ同じ質感に仕上がりました。なので、山椒練りこみ麺でも熱湯5分で湯切りしちゃっても大丈夫です。
タレに強烈な花椒の刺激などもないので、ノンフライ麺に練り込まれた山椒の滋味を味わうことができるでしょう。ただ、山椒練りこみ麺のほうが汁なしラ王用の麺よりも粘り気がありました。もし一体感を重視したいのであれば、15秒〜20秒くらい待ち時間を延長するといいかもしれません。
たれ
液体スープは油脂の量が多いので、いうなれば「油そば」です。しかし、麺がノンフライ麺なのと動物性の油脂成分が主体ではないため、それほど重たくはありません。前述した液体スープの投入手順を守れば味の濃さは好みで調節できますし、黒マー油に通じる焦がしニンニク油の芳ばしさがたまらんですよ‥
しかし、それをキュッと引き締めるのが、にんにくしょうゆのコクとキレ。ニンニクは明白なのに、不思議なくらいニンニク臭くないんです。そりゃもちろん多少はニオイますけど、にんにくしょうゆらしい熟成したニンニク感なので、それも強い個性と言えるでしょう。
これまで油そば系のカップ麺は頻繁に出ていますし、黒マー油を使った油そばも過去に無かったわけではありませんが、にんにくしょうゆ+黒マー油ベースの油そばなんて少なくともカップ麺では聞いたことがありません。
かやく
こちらは大粒の挽肉たっぷりで、ネギの甘みと玉ねぎのアクセントが心地よく、メーカー希望小売価格を含めても納得のボリュームです。ここまで挽肉の入っているカップ麺も珍しいですし、加えて麺はトレードしなければ山椒練りこみ麺なので、もう言うことなしですね。
まとめ
自画自賛になってしまうのですが、汁なしアレンジした「日清ラ王 焦がし醤油」については個人的な満足度★8です。もともとラ王の汁なし担担麺を山椒練りこみ麺で食べたい!という動機で記事を書き始めたのですが、ついでに焦がし醤油も汁なしにしてみようかなぁ‥くらいのつもりで作ったら完全にコッチが本命だったw
とりあえず日清食品さんにおかれましては、新たに “花椒練りこみ麺” を開発・起用したラ王の汁なし担担麺を開発してもらうとして(お願いします)、今回の「焦がし醤油」を油そば化したようなカップ麺を “汁なしラ王シリーズ第2弾” か “第3弾” あたりで製品化していただきたいです。言うのはタダなので、声を大にしてお願いしておきます。
読者の皆様におかれましては、「日清ラ王 ビリビリ辛うま 汁なし担々麺」を含めて汁なし担担麺にナッツのトッピングが合うことを念頭に置いていただき、思わぬダークホースとなった油そばのアレンジレシピ「汁なしラ王 焦がし醤油」にも挑戦してみてください。
こんばんは!
>今は亡き “ジェット湯切り” で麺を冷して作る「坦々冷麺」(2003年)
「担々麺」を「坦々麺」と書いてはいけないと、
お母さんあれだけ厳しく言っていたではありませんか!
お母さん怒りますよ!(`・ω・´)
( ^ω^)・・・ そんなアレンジしちゃう??
美味そう…!( ゚д゚)ハッ!
ご無沙汰してしまいました。こんちは。お元気?
カップ麺にナッツを入れるっていう発想がなかったけど、これは食感とかとっても楽しくなるあ、と思いました。そして焦がし醤油に温泉卵も入れたくなった。合うかな?
ピーナッツってナッツじゃないの? 地面にできるから根菜に分類されるとか?? ナッツって木になるってことか。。。 全く理解してない、、、ははは。
ドラクエネタに笑いつつ・・・★8はすごいねぇ・・・これ商品かしてもらえませんか〜〜〜〜(≧∇≦)