どうも、taka :aです。
本日の一杯は、2018年10月23日(火)新発売のポテトチップス「プリングルズ 鶏ガラ醤油ラーメン味」と再現元のカップ麺、エースコック「スーパーカップ しょうゆラーメン」を同時に食べ比べて比較し、味の違いをレビューします。
発売30周年の「スーパーカップ」と発売50周年の「プリングルズ」がコラボ!スーパーカップの定番「しょうゆラーメン(スーパーカップMAX 鶏ガラ醤油ラーメン)」の味をプリングルズが再現した変わり種のポテトチップスがリリースされました。
おいしい?まずい?再現度は?ポテトチップスのレビューも並行していた経験のあるカップ麺ブロガーの私taka :aが実際に食べてみた感想をもとに評価し、再現度を判定します。お時間よろしければ、最後までお付き合いください。
プリングルズ vs. カップ麺 しょうゆラーメン
このポテトチップスが発売された約一週間前、エースコックからプリングルズの定番フレーバーを再現したカップ麺「ハラペーニョ&オニオン味ラーメン」と「サワークリーム&オニオン味焼そば」がリリースされ、どちらも当ブログ内でレポ済みなんですけど、想像通りといいますか、まぁなんとも‥w
プリングルズにもスーパーカップのアニバーサリーロゴが記載されているのですが、その横に「期間限定」と書かれているように、通年商品ではありません。で、その下には醤油ラーメンにポテトチップスが‥えっと、これはチャーシューをタオルに見立てて温泉に浸かっている感じのアレですかねw
いつもパッケージにはポテトチップスくん(?)がユーモラスな躍動感あふれるデザインで描かれているので、たぶんコレは入浴シーンだと思います。半身浴かな?足湯くらい?
プリングルズの担当者さん曰く、ポテトチップスとカップラーメンという異なるカテゴリーの味わいに対し、どこまで近付くことができるのか、それが最も大きな課題だったそうです。ポテトチップスというジャンル上、具材は使用できませんし、もちろんメインの炭水化物は麺じゃなくてイモなので、シーズニングの味だけで「スーパーカップ」を表現しなければいけないわけですからね。
たとえば醤油の味ひとつ再現するにしても種類によってはスーパーカップと違ったりするので、何度も試作品と本物のカップ麺を比較しながら試行錯誤を繰り返し、エースコックの協力も得ながら味の濃淡とバランスの調整に苦労されたそうです。
ただ、これ “原産国名” は普段通り「マレーシア」で、「日本ケロッグ合同会社」が “輸入者” なんですよね。さすがにエースコックの担当者がマレーシアを往復して現地監修したとは思えないので(もしそうだったらスイマセン)、容器やポテトなどの原産国がマレーシアで味付けは日本で行っているのか、それとも日本で成分を調整して原産国にシーズニングの配合を伝えて指示したのか‥とりあえず開封してみましょう。
開封
おぉw けっこう醤油が強いですよ。もっとこう、ポテチのシーズニングに落とし込みやすそうな(イメージですけど)「カップヌードル」的な香りを想像していたのですが、ざっくり例えると濃口醤油のフタを開けた時に近い香りかもしれません。
その醤油感には驚かされたのですが、鶏ガラっぽさやカップ麺で特徴的な鶏油を中心とした動物油脂の香りは目立っておらず、今のところラーメンというよりも単純に “しょうゆ味” の印象です。さて、ポテトチップスで “ラーメンらしさ” を打ち出すことは叶っているのでしょうか‥
あ、ちなみにプラスチック製のフタと容器の間にある紙製のフタなんですけど、ぜんぶイッキに食べ切れそうにない場合、プラスチック製のフタだけでは密閉力が落ち、湿気るのが早くなってしまうので、ぜんぶ剥がさずに残しておきましょう。
このフタです。湿度や室温、季節などの保管環境にもよりますが、きちんと紙製のフタも残したままピチッと密閉すれば軽く3日くらいは大丈夫ですよ。
製品情報・購入価格
製品名:鶏ガラ醤油ラーメン味 原産国:マレーシア 輸入者:日本ケロッグ合同会社 内容量:53g 発売日:2018年10月23日(火) コード:8886467113208 希望小売価格:122円(税抜) 発売地域:全国(スーパー・コンビニ等) |
原材料名
ポテトフレーク(遺伝子組換えでない)、植物油、コーンフラワー(遺伝子組換えでない)、小麦でん粉、調味粉(砂糖、食塩、醤油パウダー、マルトデキストリン、たんぱく加水分解物(大豆を含む)、野菜パウダー(ガーリック、オニオン)、香辛料)、マルトデキストリン / 乳化剤、調味料(アミノ酸等)、香料、カラメル色素、酸味料、pH調整剤 |
実食開始
スーパーカップの「しょうゆラーメン」は、2018年9月24日に発売30周年を記念して、スーパーカップがデビューした1988年7月発売以来、最も多い麺量 “100g”(MAX)にリニューアルしました。それによってカドメンではなくなってしまったんですけど、食べ始めの弾力は明白で、さすが100gの食べ応えは伊達じゃないですね。
スープの原材料も従来品と比較して複雑になっているのですが、おおむね体感的には1.5倍時代と大差ありません。たん白加水分解の含有量が増えたせいか以前よりも人工的なピリピリとした刺激が気になったのと、食塩相当量の多さに対する懸念も否めませんが、運動部に所属している学生さんでしたら特にナーバスにならなくても大丈夫でしょう。
内容量は53gとなっているのですが、あまりピンとこないと思うので、キッチンペーパーの上にザーッと広げて数えてみました。すごい醤油のニオイw なんだこの威圧感ww
えっと、43枚です。ということは、単純計算で1枚あたり1.23gほどですね。キチッと成型されているので、おそらく大幅な枚数の誤差はないと思います。それにしても醤油の香りスゴいなw では、実際に食べ比べてカップ麺との味の違いを比較してみましょう。
1食(53g)当たり
カロリー:267kcal |
味の再現度について
香りから感じたように、粉末状のシーズニングにしては醤油感が強めに打ち出されていて、なるほどカエシ(醤油だれ)の気質は似ているかもしれません。スーパーカップのカエシも濃口醤油ですし、プリングルズの味も定番フレーバーより濃いめに仕上がっていたので、それについては共通点が見られました。
醤油と並行して砂糖の甘味を感じたことと、ほのかなガーリックと後口には食塩のキレ、そしてオニオンを多用してくるエースコックを意識してかオニオンのアクセントには “おっ” と思ったんですけど、肝心の「鶏ガラ」は目立っていません。
実はパッケージの側面に「キチン香料使用」と書いてあるのですが、香りはイマイチですし、香料は文字通り嗅覚押しの添加物なので、大きく味覚に作用してくることはありません。もちろんカップ麺の液体スープに仕込まれている黄金色の油脂成分から放たれるような動物系の厚みまでは望みませんが、味の再現性については遠からず、近からず‥
ただ、味としては単純に美味しいです。謎の旨味成分が強いけどw それもプリングルズらしいですし、味の核を担っている醤油・砂糖に香味野菜のアクセントを加えたシンプルな構成は(プリングルズさえ大丈夫なら)日本人に親しまれやすい味とも言えるでしょう。
ご存知の方も多いかとは思いますが、プリングルズは表と裏でシーズニングの量が違います。というか、基本的に凹んだ側にしか味付けが施されていません。なので、濃い味が楽しみたい気分の時は色の濃いほうを下にして舌に味付粉末が直接触れるように食べる、ポテトの風味を優先したい場合は反対にすると同じフレーバーでも味のコントラストが楽しめます。
カップ麺に浸けてみた
パッケージのポテトチップスくん(?)が銭湯気分でラーメンのスープに浸かっていたので(※筆者のイメージです)、私もカップ麺に浸けてみました。
うーん、味が濃くなります。シーズニングが遠からずも近からずなので、プリンと醤油でウニじゃないけれど(プリンに醤油をかけたところで醤油味のプリンなんだけどw)なにか特別な味の化学反応が起きるわけでもなく、ただ単純に味が濃くなります。とりあえず足湯程度じゃアレなんで、半身浴以上に浸けてみました。
ふやけますw ええ、とうぜんですよね。ふやけて劇的!などという美味しさ倍増効果も得られなかったので、別に浸す必要はありません。
まとめ
うーん、とりあえず「しょうゆ」については嗅覚的にも味覚的にもバッチリで、ジャンクな砂糖の効かせ方とかプリングルズらしかったんですけど、「鶏ガラ」についてはイマイチです。せめてネギパウダーやメンマパウダーのアクセントがあれば「ラーメン」に近付いたような気もするのですが、そういった工夫も見られなかったので、カップラーメンの再現度が高いとは言えません。
しかしながらシンプルな醤油味のプリングルズには新鮮味が得られたし、シーズニングだけで開封した瞬間に “めっちゃ醤油w” のインパクトは印象に残りました。味を再現するよりも「スーパーカップMAX」のコンセプトよろしく “プリングルズ史上最大枚数を実現!” とかのほうが分かりやすかったかもしれませんが、異種格闘技戦的なコラボは面白かったです。
現行の「スーパーカップMAX 鶏ガラ醤油ラーメン」とプリングルズの再現カップ麺「スーパーカップ1.5倍 プリングルズ ハラペーニョ&オニオン味ラーメン」「スーパーカップ大盛り プリングルズ サワークリーム&オニオン味焼そば」もレビューしているので、興味がおありになる方はご参考ください。