公式がツナマヨアレンジ!? ペヤングの新作「オニオンマヨツナやきそば」はソース味とツナマヨのハイブリッド

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まるか食品

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2021年12月13日(月)新発売、のカップ麺「ペヤング オニオンマヨツナやきそば」の実食レビューです。

今度のペヤングはツナマヨおにぎりをデフォルメ!? まろやかで飽きのこないソースとツナ・タマネギ・マヨネーズを組み合わせた新フレーバーを展開!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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ペヤング オニオンマヨツナやきそば

ペヤング(peyoung)とは、まるか食品を代表するブランドで、1973年(昭和48年)7月発売のカップラーメン「ペヤングヌードル」が最初の商品。その約2年後、1975年(昭和50年)3月13日に「ペヤング ソースやきそば」の販売を開始し、カップ焼きそばのディファクトスタンダードを築くことになるのですが、現在は奇抜な変わり種に注力しているため、変態扱いされることも珍しくありません。

「ツナマヨ」じゃなくて「マヨツナ」

今回の新商品「ペヤング オニオンマヨツナやきそば」は、いつもの “まろやかで飽きのこない液体ソース” に、ツナ・タマネギ・マヨネーズの美味しさを組み合わせた新作で、近年のペヤングとしては比較的まともな雰囲気。ただ、オニオンマヨツナ味ではなく「ソース味」とパッケージにも記載されているように、全体のバランスと相性が気になるところ。

カップ焼きそばにおけるソースといえば、粉末ソースもしくは液体ソースが主流とされている現在。実は即席カップめん業界に初めて液体ソースを導入したのが1975年(昭和50年)3月発売の「ペヤング ソースやきそば」で、まだ粉末ソースしかなかった当時、美味しさとコク、混ぜやすさなどを追求し、まろやかな味の「液体ソース」を新規に開発。

さらに当時のカップ麺といえば、すでに麺と具材(かやく)を容器の中に入れておくのが業界標準となっていたところ、美味しさ・清潔さ・保存性を考え、いち早く具材をパック包装にし、屋台の焼きそばをモチーフにした四角い容器の開発など、今でこそ変態扱いされている「ペヤング」ですが、いずれも「ペヤング ソースやきそば」が先駆けて導入した業界初の仕様です。

「やきそば」の暖簾は発売当初から掲げている

そんな「ペヤング ソースやきそば」には、非公式のアレンジメニューも多数存在し、ちょい足しアレンジの土台として重宝されているのも人気の秘訣。なかでもツナ缶とマヨネーズを使ったレシピといえば、何年もペヤングのCMキャラクターを務めたマツコ・デラックスさん考案の「ツナマヨペヤング」が有名で、それが紹介されたのは2年以上前の話。

湯切りした「ペヤング ソースやきそば」に、ツナ缶とマヨネーズを適量、さらに醤油で味を調え、仕上げに刻み海苔をかける簡単なレシピなのですが、テレビ朝日の深夜番組『夜の巷を徘徊する』2019年10月17日(木)放送分の「マツコ流ペヤングの食べ方」で紹介され、その間違いない美味しさからネット上でも多くの反響を呼びました。

いくつかのトレンドサイトでも紹介されていたので、ご存知の方もいらっしゃるかとは思いますが、マツコ・デラックスさんのアレンジは “別添の液体ソースを使わない” のがポイント。まるか食品との交流も深い方なので、今回の「オニオンマヨツナやきそば」と完全に無関係とは言い切れないものの、前述したように「オニオンマヨツナやきそば」は “ソース味” となっているのが大きな違い。

原材料には「ウスターソース」などを使用

パッケージの原材料名にも添付調味料の欄に「ウスターソース」や「ビーフエキス」「ビーフ調味料」などの記載があるため、永遠のスタンダード「ペヤング ソースやきそば」がベースになっていることは明白。マヨネーズは基本的に万能なアイテムなので、あとはツナとタマネギの存在感やソースとの相性に注目です。

開封

ソースとマヨネーズの小袋は見覚えのあるデザイン

今回のカップ麺に別添されている小袋は、先入れの「かやく」が1袋に、後入れの「ソース」と「マヨネーズ」で合計3袋。以前、ほかの商品にも別添されていたマヨネーズですが、レギュラーサイズのカップ焼きそばにしては量が多く、カロリーの値も既存の「ペヤング ソースやきそば」(544kcal)より高い616kcalなので、こってりとした味わいが楽しめそうな予感。

麺は “いつもの油揚げ麺” を搭載

麺は油で揚げたフライ麺で、湯戻し時間は熱湯3分。いつもペヤングをレビューするたびに書いていることなので、繰り返しの解説になりますが、ペヤングの「やきそば」系統に使われている麺は “添付調味料の味付けが変化球でも「ペヤング ソースやきそば」と同じ油揚げ麺” という認識で問題ありません。

メーカー希望小売価格は205円(税別)なので、いつもの「ソースやきそば」よりも若干ながら高めに設定されているのですが、ペヤングの変わり種では標準的な値段。販売店はスーパーマーケットやドラッグストア、ディスカウントストアなど、もちろんコンビニも対象で、筆者は「ローソン」で購入しました。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:ペヤング オニオンマヨツナやきそば
製造者:まるか食品株式会社
製造所:本社工場(群馬県伊勢崎市戸谷塚町49-1)
内容量:126g(めん90g)
商品コード:4902885007586(JAN)
発売日:2021年12月13日(月)
実食日:2021年12月24日(金)
発売地域:全国
取得店舗:コンビニ(ローソン)
商品購入価格:216円(税込)
希望小売価格:205円(税別)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:角型レギュラー
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:480ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:3袋(ソース・マヨネーズ・かやく)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、ラード、しょうゆ、食塩、香辛料)、添付調味料(ウスターソース、マヨネーズ、糖類、たん白加水分解物、食塩、香味油、ビーフエキス、香辛料、ビーフ風味調味料)、かやく(ツナ、タマネギ)/ カラメル色素、調味料(アミノ酸等)、増粘剤(グァーガム)、酸味料、かんすい、酸化防止剤(ビタミンE)、香辛料抽出物、ビタミンB2、(一部に小麦・卵・牛肉・大豆・鶏肉・豚肉・りんごを含む)

実食開始

めっちゃツナっぽい匂いだけど‥‥

別添の小袋は「かやく」のみ先入れで、内容は「ツナ、タマネギ」とシンプルですが、きちんとツナの香りが漂ってきます。ただ、かなり細かく粉砕された部分も多いので、これはもう “湯切りしたときに流れちゃう問題” が否めないというか、うん‥‥w などと思いながら熱湯を注ぎ、ふつうに湯切りしてみたところ、思っていたよりも脱出兵は少なめ。

見た目は単純にペヤング×マヨネーズ

ただ、お湯を注いでから待っている間はツナの香りが強かったのに対し、調理後はソースとマヨネーズの存在感が強く、見た目のツナマヨっぽさは控えめ。はたして多めのマヨネーズは混ぜずに食べたほうがいいのか、それともツナマヨよろしく全体を大きく混ぜたほうがいいのか、それだけでも大きく印象が変わるかもしれません。

ちなみにソースが入っていた小袋は、既存の「ソースやきそば」に別添されているソースと同じデザインだったので、おそらく中身も同じハズ。それとマヨネーズの相性は申し分ないのだけれど、はたしてツナも感じられるのかどうか、引き続き「めん」「ソース・マヨネーズ」「かやく」の項目に分けて特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(126g)あたり
カロリー:616kcal
たん白質:9.1g
脂  質:38.3g
炭水化物:58.8g
食塩相当量:3.6g
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

いつもの油揚げ麺

先にも触れたように、ペヤングの麺は基本的に使い回しで、関係者曰く “基本的にはソースの味に合わせて麺を使い分けることはない” とのこと。ちなみに外装フィルムの賞味期限横に「+H」とあったら本社工場で、同じ位置に「+A」とあったら赤堀工場で製造したことを意味し、赤堀工場のほうが新しい設備を導入しているのですが、本社工場の麺が劣るわけではありません。

製造所固有記号は賞味期限下の右端に記載

いつもより微妙に太いとか細いとか、厚みがあるとか薄いとか、揚げ加減の違いも含め、あくまでも個体差に過ぎない変化。春雨を使った「ピーヤング」に、レトルトの具材を使ったGIGAMAX(ギガマックス)サイズの「ペヤング 中華風そのまま皿うどん」など、稀にパターンから外れる商品もありますが、変わり種でも “やきそば系は同じ油揚げ麺” を使用しています。

今回の油揚げ麺も例に漏れず、いつもの「ソースやきそば」と同じ仕様で、調理前の重量(めん90g)も変更なし。そのため目新しい要素は皆無に等しいのですが、後述するソースやマヨネーズ、かやくとの相性に問題はなかったので、あいかわらず万能だなと。

ソース・マヨネーズ

顔は四角でも味はまろやか

ソースは既存の「ソースやきそば」に使われている液体ソースと共通で、試しにソース単体の味を確認してみたところ、まったく同じ味わい。たとえばソースにツナの香りを仕込んでいるとか、いつもよりマイルドとか、そういった調整はありません。つまり、麺との相性は申し分なかったのですが、ツナとの相性は賛否両論ありそうな組み合わせ(個人的には “あり” だった)。

マヨネーズは混ぜたほうがいいかも

別添のマヨネーズは、直近だと2021年10月25日に発売された「ペヤング オムそば風やきそば」(これは秀作だった)と共通で、からしなどは配合していないプレーンタイプ。かなり量が多いため、好きなタイミングでスポット的に使うのもアリですが、よりツナマヨ感を高めるためには “全体を大きく混ぜたほうがいい” かもしれません。

かやく

けっこう “ちゃんとツナ”

湯切り後に100%残るわけではないのですが、湯切り口を膨張した麺が塞いでくれるので、体感的にツナ・タマネギあわせて9割ほど残ります。如何せん小さいですけどw ツナの中には大きめの解し身もあり、風味もリアル。玉ねぎのシャキッとした食感もアクセントに嬉しい歯触りで、どちらも少量ながら効果的。

ここも見逃さないで

ただ、ソースを混ぜる工程が入るため、容器の隅に具材が追いやられてしまうのが玉に瑕。いかにして麺とツナ・タマネギを絡めながら一緒に食べるか、それが勝敗を分けるポイントになるので、容器の隅っこから定期的に具材を集めながら食べるように意識してください。

総評

4.0

小さくデザインされたパッケージの「ソース味」を見逃し “おにぎりのツナマヨみたいな味” を想像していた場合、けっこうソースの主張が強く、予想と違う味に感じてしまうかも‥‥なんですけど、具材のツナを集めながら食べるとツナマヨっぽさが増したので、そこを意識するのが美味しい食べ方のポイント。

ソース味を受け入れることができたら、これはこれで美味しい商品で、最近のペヤングとしては “あたり” の部類に入ると思いますけど、今度は「マツコ流ペヤングの食べ方」よろしく刻み海苔を別添した、どストレートなツナマヨ味の開発にも期待しています【author・taka :a(大石敬之)】

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