「ペヤング きつねやきそば」コスパ良好!! “めんつゆ×刻み揚げ” 格安の和風ペヤング

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まるか食品

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2019年6月3日(月)新発売のカップ麺、まるか食品「ペヤング きつねやきそば」の実食レビューです。

めんつゆベースの味付けと刻み揚げで「きつね」を汁なしアレンジしたオープン価格の格安ペヤング新登場!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。お時間よろしければ、最後までお付き合いください。

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ペヤング きつねやきそば

まるか食品の看板ブランド「ペヤング」より、うどんや和そば(蕎麦)で定番のメニューを汁なしアレンジした変わり種、かつオープン価格(メーカー希望小売価格の設定されていない廉価版)の安売り用カップ麺「ペヤング たぬきやきそば」「ペヤング きつねやきそば」「ペヤング カレー南蛮やきそば」が3品同時にリリースされました。

廉価版のペヤングといえば「ペヨング」というブランドもあるのですが(※某国のパチモンっぽい名前とパッケージデザインですけど正規品ですw)、今回はペヨングではなく「ペヤング」から発売。それぞれ背景の基本軸は同じデザインなんですけど、「たぬきやきそば」は金、今回の「きつねやきそば」は銀、「カレー南蛮やきそば」は銅と色分けされています。



私は総合ディスカウントストア(MEGAドンキホーテ)で3品まとめて購入したのですが、それぞれ販売価格は118円+税で127円。その後、ミニストップに立ち寄った際、税込138円で販売されているのを確認しているので、コンビニで買ったら税込138円、コンビニ以外の店舗であれば税込100円〜130円前後が実売価格の平均的な値段設定になるでしょう。

果たして今回の「きつねやきそば」は「きつねうどん」の焼そばアレンジなのか、それとも「きつねそば」の焼そばアレンジなのか——ちなみに「きつねうどん」の発祥は大阪で、全国的にも油揚げがトッピングされている饂飩(うどん)を指しますが、関西で油揚げの入っている蕎麦は「たぬき」と呼ぶため「きつねそば」は存在しません。

と、それはさておき今回の「やきそば」は、文字通り「焼うどん」ではなく、そば粉を使った「焼き蕎麦」でもない、ペヤングの汎用麺を使用したカップ焼そばタイプの新商品。カップ焼そばに刻み揚げ——土台が焼うどんならまだしも冷静に考えたら地味に奇抜な組み合わせなのに、なんというか違和感のなさw それに “調理後のイメージ写真にもペヤングの容器を使っている” のがいいですね。

もともとペヤングは昔から攻めているブランドですが、最近を振り返ってみても “育毛シャンプー” とのコラボや “金粉入り” など、いまさら焼そばに刻み揚げが入っている程度では驚きません。もはや何味の焼そばを出しても「ペヤングだから」の一言で許されてしまうほどの地位を築いているため、違和感がないどころか刻み揚げくらいだと安定感さえ覚えます。ある意味、ペヤングって最強のブランドかもしれない‥‥



先に同時発売品の「たぬきやきそば」は実食レビューしているのですが、廉価版ではない「かきあげ味やきそば」の和風ソースをベースにした味わいで、それをマイルドに調整。そして具材の “かきあげ風揚げ玉” を “なんの変哲も無い揚げ玉” に変更したような内容だったんですけど、大量の揚げ玉がインパクトを放っているコストパフォーマンスの高いカップ麺でした。

ブログでは冷静になって評価したつもりですが、個人的には記事で評価した以上に大満足だったので、もしブログをやってなかったらドンキかネットでケース買いしていたかもしれません。でもって今回の「きつねやきそば」は、その具材を変えただけかも――という流れが予想される開封前の現在、とはいえオープン価格の廉価版ですし、めんつゆベースの和風ソースが絶品だったので、ぜんぜん使い回しでもいいですけどね。

開封

別添の小袋は「液体ソース」と「かやく」の2袋で、ソースが入っている紫色の小袋は、「きつねやきそば」「たぬきやきそば」どちらも同じ色・同じデザインです。まるか食品のコーポレートサイトにも “めんつゆベースのソース” と買いてあったので、中身も同じような味かもしれません。で、その公式ページなんですけど、ひとつ間違いを発見。



ぜんぜん重大なミスではないのですが、今回の「かやく」は「先入れ」なのに、まるか食品の公式ウェブサイト内にある調理方法には “後入れかやく” と買いてありました。ちょっと刻み揚げの後入れも楽しそうですけど、今回は先入れです。「たぬきやきそば」の揚げ玉が後入れかやくだったので、その調理方法をコピペ(コピーペースト)したのが原因でしょう。

とはいえ商品の外装フィルムやフタ上の調理方法では「かやく」となっていますし、かやくを麺の上にあけてから熱湯を注ぐようにと正しい作り方が記載されています。また、ウェブサイト上に表示されている原材料名や主要栄養成分表、アレルゲン情報などの重要な項目についての不備はなかったので、大きな問題ではありませんが、まるか食品ちょいちょい同じようなコピペミスあるんですよねw

製品詳細情報・購入価格等

製品名:ペヤング きつねやきそば
製造者:まるか食品株式会社
内容量:115g(めん90g)
商品コード:4902885005667(JANコード)
規格サイズ:縦162mm×横127mm×高さ57mm

発売日:2019年06月03日(月)
実食日:2019年06月05日(水)
発売地域:全国
取得店舗:総合ディスカウントストア(MEGAドン・キホーテ)
商品購入価格:118円+税(127円)
希望小売価格:オープン価格

麺の種類:油揚げ麺
スタイル:角型容器・ペヤング標準サイズ
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:480ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:2袋(ソース・かやく)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、ラード、しょうゆ、食塩、香辛料)、添付調味料(しょうゆ、糖類、食塩、かつお節エキス、酵母エキス、昆布エキス、かつお節)、かやく(味付け油揚げ、ねぎ)/ 調味料(アミノ酸等)、ソルビトール、酒精、カラメル色素、増粘多糖類、かんすい、酸化防止剤(ビタミンE)、酸味料、香辛料抽出物、ビタミンB2、(一部に小麦・大豆を含む)
【アレルゲン情報】小麦・大豆(法令で規定する特定原材料27品目)

実食開始

麺は基本的に同ブランド内で共通の項目になるため、うどんでもなければ蕎麦でもなく、オープン価格の廉価版だからといって「きつねやきそば」のために特注された麺でもありません。調理前の状態では麺の一部(向かって右側の中央らへん)だけ色が微妙に違って見えますが、製造の過程で油の残り具合や温度の差で部分的に色が変わることはよくあります。



で、かやくなんですけど思いのほか刻み揚げが多いですね。「どん兵衛」や「赤いきつね」に入っているような一枚揚げではなく、食べやすいように刻んであるのですが、想像以上にサイズが大きくて驚きました。あと、小さなネギがチラホラ‥‥安売り用のカップ麺ということもありますし、かやくはシンプルですが、量は廉価版らしからぬボリューム。

あとは熱湯を注いで3分待機、湯切りしたら添付のソースを馴染ませて完成です。調理方法やソースの小袋には、事前にフタの上でソースを温めてください、または温めないでください、などのアドバイスは記載されていませんが、低温で凝固する動物油脂は含まれていないため、特に温めなくても問題はありませんでした。

それでは、オープン価格のコストパフォーマンスにも注目しつつ、「めん」「ソース」「かやく」の順に解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(115g)当たり

熱  量:528kcal(カロリー)
たん白質:10.8g
脂  質:25.5g
炭水化物:63.7g
食塩相当量:3.8g
ビタミンB1:-(記載なし)
ビタミンB2:-(記載なし)
カルシウム:-(記載なし)

※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品パッケージに記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

いつものペヤング汎用麺
5.0

現行の「ペヤング」には「ペヤングヌードル」や加ト吉のノンフライ麺を使用したカップラーメン「パクチーレモンラーメン」、また油揚げ麺ではなく春雨の「ピーヤング」や熱湯不要の「中華風そのまま皿うどん」といった特注の麺もあるのですが、それ以外は基本すべて同じ油揚げ麺が使用されています。

通常の「ソースやきそば」から「激辛やきそばEND」「スカルプDやきそば」などの変わり種、また今回の麺も同じ工場・同じ製造ラインで生産されていて、微妙にサイズが違ったりもするのですが、ロット差の範疇に過ぎません。ラード由来の芳ばしい香りは強めに漂ってきますけど、スナック的で軽い “いつもの” 麺。



今回と同じ廉価版の立ち位置にある「ペヨング」だけ麺量80gと少なめなんですけど、「たぬきやきそば」「きつねやきそば」どちらも通常の「ペヤング」と同じように麺量90gをキープ。もちろん麺の特性も考えた上でソースを開発しているのだと思いますが、基本的にソースの味を選ばない万能麺なので、今回の和風ソースとも相性バッチリでした。

めんつゆベースの和風ソース

おそらくソースは2品共通
6.0

味はソースという名の和風つゆで、ウスターソースなどの典型的なソースは不使用。こっくりと甘く、醤油はコクのある濃口、まさに味は「めんつゆ」そのものと言っても過言ではありません。出汁(だし)を構築しているのは鰹節エキスと鰹節のみ、さば節やイリコ(煮干し)などは入れずに昆布を重ねて旨味の相乗効果を図っています。

ちなみに同時発売品の「たぬきやきそば」と「きつねやきそば」は同じ小袋でしたが、おそらく中身も同じですね。きもち醤油が強いかも‥‥と思ったりもしたのですが、ほぼほぼ誤差の範囲内で、「たぬき」「きつね」どちらのソースも原材料名は並びからして同じでした。けっこう甘口なのが人を選ぶポイントになりますが、こっくり甘い蕎麦つゆが好きなら間違いありません。

また、麺とソースが絡みやすいようにするための配慮なのか、それとも単純に使用している糖類の質が要因となっているのかは定かではないものの、だし醤油のようにサラサラとしたソースではなく、液体ソース自体の粘度は高め。実際そのトロミによって麺とソースが絡みやすかったので、調理中に嬉しいメリットでした。

かやく(刻み揚げ・ねぎ)

シンプルだけど刻み揚げ多め
4.0

油揚げは味噌汁の具材としても定番ですし、普段から馴染みのある方も多いと思うので、大量の揚げ玉ほどインパクトはありませんが、廉価版の安売り用ペヤングとは思えない量が好印象。ややパサつきが見られるタイプではあるものの、ある意味その歯触りも麺とは違った食感のアクセントになっていいですね。

この刻み揚げ自体にも味付けが施されていたのですが、ほんのりと甘く、塩気は弱め。なのでソースと絡めても塩っぱくなることっはありませんし、めんつゆベースの和風ソースと相性は申し分ありません。そのおかげで(違和感なさすぎて)インパクトがなかったりもしたんですけどw 安心感がありました。

おそらくネギは「たぬきやきそば」にも入っていた後入れかやくのネギと同じで、熱湯で戻すか戻さないかの違いだと思うんですけど、「きつねやきそば」の熱湯で戻したネギはシャキシャキとしたフツーの食感と乾燥ネギらしい風味でした。ちなみに熱湯で戻さないタイプは、ちょっと揚げネギ的な芳ばしい風味がして面白かったです。

総評

★★★★☆☆☆☆☆☆(★4)

おそらく「きつねやきそば」と「たぬきやきそば」の麺とソースは共通で、それらを単体で見たときに顕著な差を感じることはありませんでしたが、具材が違うと結果的な印象は大幅に異なりました。とはえいえ味の基本軸は同じなので、どっちを買おうか迷ったときは、単純に揚げ玉で食べたいか刻み揚げで食べたいかで選んじゃって問題ありません。

しかも実売価格は通常の「ペヤング ソースやきそば」と比較して安いのに麺の量は同じですし、こっくり甘い蕎麦つゆ風のソースと麺の相性も良好なので、とりあえず片方どっちか試してみて味が気に入ったら、もう片方と食べ比べてみるのも楽しいですよ。個人的にはサックサクの揚げ玉が入っている「たぬきやきそば」のほうが好きな組み合わせでしたが、刻み揚げの「きつねやきそば」もコスパに優れた良品です。

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