「ペヤング イカスミやきそば」漆黒の “イカスミペヤング” 堂々復活!!この黒さ伊達じゃない

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まるか食品

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2019年10月7日(月)新発売のカップ麺、まるか食品「ペヤング イカスミやきそば」の実食レビューです。

やきそば? パスタ? まるか食品の “脱やきそば系” 漆黒のイカスミペヤング再販!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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ペヤング イカスミやきそば

焼きそばなのに焼いてない——それがどうした天下のペヤングやきそば “脱やきそば系”(キワモノ路線)シリーズから、数年前にリリースされた漆黒の「イカスミやきそば」が満を持して復活。白と黒の硬派なパッケージには、反転色のイカスミと無駄にリアルなイカのイラストが描かれている、いろいろ衝撃的なデザインで再び出現しました。

怖い、そこはかとなく怖い‥‥まるで深海に揺らめくイカの如く、何故こんなにもリアルなんだペヤング‥‥と、それはさておき現在から遡ること2012年10月29日、まるか食品はコンビニの “セブンイレブン先行商品” として、今回と同じ商品名の「ペヤング イカスミやきそば」を発売していた経緯があります。



そして翌2013年11月18日、定番の「ペヤング ソースやきそば」と抱き合わせた「ペヤング 超大盛やきそば ハーフ&ハーフイカスミ」という内容量234gの麺2玉バージョンが発売されたのですが、どちらのイカスミソースにも “イカスミ加工品” なる原料しか使用していなかったので、本格的なイカスミ好きからは賛否両論ありました。

しかし、2019年10月の「イカスミやきそば」は一味違います。今回の原材料(ソース)にも「イカスミ加工品」が使用されているのですが、前回のソースには含まれていなかった「イカスミペースト」や「イカエキスパウダー」、さらに「トマトペースト」も配合し、テーマは同じでも味の方向性は変わっている模様。

そもそもイカスミって何‥‥? という方のために、軽く解説しておきます。「イカスミ」とは、読んで字の如くイカが水中に排出する粘性の高い液体のことで、おもに捕食者から逃げる際の目眩しとして吐き出されるのですが、タコスミ(タコ墨)は “煙幕” のように大きく水中に広がるのに対し、イカスミ(イカ墨)の役割は “分身の術” に近い威嚇と錯乱が目的。

イカスミは鰓(えら)の間にある墨袋(墨汁嚢)からシュッ!! と素早く排出され、一時的にイカの形に似た紡錘形(ぼうすいけい)の状態になることから、そのダミーに敵が気を取られている隙に逃げる——というのがイカの逃走手口。イカにとっては逃走手段の一つに過ぎませんが、旨み成分のアスパラギン酸やグルタミン酸などのアミノ酸を豊富に含み、食材としての価値が高いのも特徴。



イカスミで作ったパスタソースを使うイカスミスパゲッティやアロス・ネグロというスペインの黒いパエリアなど、人間の世界では料理の調味料としても重宝されているイカスミ。その色素成分はユーメラニンという黒色のメラニンで、花粉症や食物アレルギーの発症を引き起こすマスト細胞を抑制する効果があることも近年の研究結果で判明しました。

ちなみに “イカスミよりもタコスミのほうが美味しい” のですが、タコスミは生産者(人間)にとって効率が悪く、タコは水揚げされる際に大量の墨を吐き出すので、最終的に採れる量はイカスミの1/10程度。さらにタコの墨袋は内蔵の構造上かなり採取しにくい位置にあり、シャバシャバで料理にも使いにくいので、一般の市場は出回ることは滅多にありません。

開封

さて、別添の小袋は「液体ソース」と「かやく」の合計2袋。今回の製造者は「まるか食品株式会社+A」となっているのですが、ソースや具材の小袋には “発売元” と書いてあるように、ソース・かやくは基本的に別の下請け業者が製造しています(※ “+A” は「まるか食品株式会社 赤堀工場」の頭文字からとったもので、パッケージに表示されている本社工場の住所とは別の設備)。



先ほど写真を載せた「イカスミ焼きそば」は、沖縄・那覇の国際通り裏で提供されている焼そばで、志村けん氏の出身地である東京都東村山市にも「東村山黒焼きそば」というイカスミ入りのソースを使用したB級グルメが存在するのですが、今回の「イカスミやきそば」はペヤングのオリジナル商品として開発されたもの。

麺は本社工場で製造されたものではありませんが、まるか食品の自社工場で製造された “いつもの” 麺で、イカスミが練り込まれているわけではありません。ただ、かやくの小袋に入っているイカの匂いが若干ながら麺に移っていて、油揚げ麺特有の芳ばしい香りだけでなく、ほんのり乾燥イカ特有の芳ばしい香りも漂ってきました。いい匂いw

製品詳細情報・購入価格等

製品名:ペヤング イカスミやきそば
製造者:まるか食品株式会社+A
製造所:赤堀工場(群馬県伊勢崎市下触町1101-1)
内容量:116g(めん90g)
商品コード:4902885005926(JANコード)
商品サイズ:縦162mm×横127mm×高さ57mm

発売日:2019年10月07日(月)
実食日:2019年10月10日(木)
発売地域:全国
取得店舗:ローカルスーパー
商品購入価格:170円(税込)
希望小売価格:193円(税別)

麺の種類:油揚げ麺
スタイル:角型容器・標準サイズ
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:480ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:2袋(ソース・かやく)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、ラード、しょうゆ、食塩、香辛料)、添付調味料(糖類、食塩、トマトペースト、植物油脂、たん白加水分解物、香辛料、イカスミペースト、たまねぎ、イカエキスパウダー、イカスミ加工品)、かやく(キャベツ、イカ)/ 調味料(アミノ酸等)、酒精、カラメル色素、増粘多糖類、重曹、かんすい、酸化防止剤(ビタミンE)、リン酸塩(Na)、ビタミンB2、香辛料抽出物、香料、(一部に小麦・いか・大豆を含む)

実食開始

ご覧ください、このイカとキャベツの量を。近年、カップめん業界では原材料の高騰が激しく、イカもコストが高い原料の一つ。その証拠にエースコック「スーパーカップ 大盛りいか焼そば」は販売終了商品となり、明星食品「一平ちゃん夜店の焼そば」にも “イカ風味かまぼこ” という代用品が使われるなど、だんだんイカ入りのカップ麺が減りつつあるのが現状です。



まさか、まるか食品‥‥密漁!? などということはないと思いますけど、2019年は水産省がスルメイカの漁獲枠を前年比31%減の6万7000トンと定め、サンマと同じく歴史的な不漁が続いているのは事実。そのため1キロ単位の価格も年々高騰しているのですが、物ともしない勢いで大量のイカを放り込んできたペヤング、侮れん——

などと思いつつ3分待機、やきそばソースという名のイカスミソースを混ぜ合わせると、数年前に見た光景が目の前に広がっている実食前の現在、香りは完全にパスタソースのベクトルと言っても過言ではありません。それでは、前回との違いやイカスミ特有のコクに注目しつつ、「めん」「ソース」「かやく」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(116g)当たり

カロリー:524kcal
たん白質:9.4g
脂  質:26.4g
炭水化物:62.1g
食塩相当量:3.6g

※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

ペヤングぶれない
5

逆立ちしてもペヤングはペヤング、液体ソースの香りはパスタソースライクですが、麺は定番の「ペヤング ソースやきそば」に使用されている油揚げ麺と同じカップ焼そば用の油揚げ麺で、原材料名も変わりません。液体ソースが激辛だろうとイカスミだろうとペヤングの麺はブレることなくペヤングの麺で、廉価版の「ペヨング」にも同じ麺が採用されています。

最近ちょいちょい加ト吉のノンフライ麺を使用したカップラーメンも企画・販売していますが、やきそばの麺は自社工場で製造している歯切れのいいソフトな油揚げ麺で、パスタらしさも高級感も皆無に等しいというか完全に皆無。なんですけど、これこそがペヤングのアイデンティティであり、パスタソース系の味付けにも難なくフィット。



軽めの食感と細めのサイズが相俟って、ちょっとソースの塩気をストレートに拾ってしまうところはあるけれど、しょっぱくて食べられないようなバランスではありません。ラード入りの油で揚げた特有の芳ばしい風味は普段のウスターソース味よりも穏やか、それでいて奥からフワッ‥と上がってくる油揚げ麺のコクも一興です。

ソース

完成度高い!
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前回のソース(添付調味料)は “水あめ、たん白加水分解物、砂糖、食塩、動物油脂、植物油脂、イカスミ加工品、にんにく、香辛料、でん粉” となっていましたが、今回は水飴をカット。さらにトマトペーストやイカスミペースト、たまねぎ、イカエキスパウダーを追加したような構成で、香りから感じたように実際のテイストもパスタソースで通用するような味わいです。

ちょっと塩っぱいのは前回と同じなんですけど、記憶に残っている前回の味よりも圧倒的に深みが増していて、玉ねぎのコクにより糖類の甘さが野菜の甘みに思える手法もナイス。さらにトマトペーストの効かせ方も絶妙で、奥からトマトが顔を覗かせますが、ケチャップみたいな味ではなく、ほんのりと自然な酸味が旨味を引き立ててくれている絶妙な加減。

トマトペーストの影響か、すこし赤みを帯びたオイルが添加されていて、イカスミよろしく液体ソースは高粘度。イカパウダーも含め魚介の旨味は濃厚で、けっこう強めにニンニクを効せることで生臭さなどのネガティブな印象は皆無に等しく、まったりとしたイカスミ特有のコクが楽しめる——いやいや、このソースめちゃくちゃ美味しいですね。

イカスミは味よりも “コクに分類される美味しさ” だと思っているので、イカスミの味は何味なのか聞かれたら返答に困ってしまうのですが、まったりとした独特のコクとニンニクのパンチ、後味を引き締めるキレのある塩気、イカの旨味、玉ねぎの甘み、そして軽くトマトの酸味が通っている、とても完成度の高いソースに仕上がっていました。

かやく

小さいけどイカは本物
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キャベツもイカもイカスミソースで墨っぽい色に染まるため、とても鮮やかな見た目とは言えません。また、熱湯で膨張するキャベツとは反対に、なぜかカップ麺のイカは汁あり・汁なし問わず基本的に縮むので、今回も例に漏れずイカは縮んでしまったんですけど、なにはともあれイカはイカ。

インスタント感の強い乾燥イカ特有の弾力ではあるものの、同時に香りが強く、魚肉練り製品では出せない風味が全体の雰囲気を盛り上げます。それにペヤングらしくキャベツたっぷり、ちょっと塩気の強いソースに対して箸休めに嬉しい存在で、シンプルながら物足りなさはありませんでした。

総評

★★★★★☆☆☆☆☆(★5+)

あまり調理後はシズル感のあるビジュアルと言えませんが、とりあえずイカスミとニンニクが大丈夫なら食べておいたほうがいいです。そもそもイカスミ系の料理は今までに1度も食べたことないんだけど‥‥という方でも、イカとニンニクさえ大丈夫ならノープロブレム。今回を機にレッツトライ。

ただ、どうしてもイカスミらしく唇や歯が黒くなることに加えてニンニクも強いので、食後のエチケットは必須。また、ややソースの塩気が強いため、薄味派の方にはオススメできませんが、今回の「イカスミペヤング」眉唾物ではありません。確実に前回からパワーアップしていますし、オススメの一杯です。

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