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ペヤングの新作「ガーリックマヨネーズやきそば」を食べてみた結果 → 優等生な悪ガキを地で行くヤツだったw

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まるか食品

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2022年7月18日(月)新発売、まるか食品のカップ麺「ペヤング ガーリックマヨネーズやきそば」の実食レビューです。

今度のペヤングはガリマヨ!? ガーリックとマヨネーズを組み合わせた “スタミナ満点” の新作を市場に投下!! MAXシリーズの掛け合わせか、それとも‥‥。

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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ペヤング ガーリックマヨネーズやきそば

ペヤング(peyoung)とは、まるか食品を代表する即席カップめんブランドで、1973年(昭和48年)7月に発売された「ペヤングヌードル」が最初の商品。その約2年後、1975年(昭和50年)3月13日に「ペヤング ソースやきそば」が現れ、以降は「激辛やきそば」に端を発するMAX(マックス)シリーズに、泣けるほど辛い「獄激辛(ごくげきから)やきそば」ほか、約7.3倍の「ペタマックス」など‥‥

業界きっての問題児であり、先駆者でもあるペヤング

ときには常人が食べられないほど攻めた変わり種を定期的に展開しているため、ペヤングの新作が出ても売ってない問題が深刻化している地域も多いのですが、屋台の焼きそばをイメージした四角い容器に、まろやかな液体ソース、具材の個包装など、現在のカップ焼きそば市場におけるディファクトスタンダードを築いたパイオニアでもあります。

今回の新商品「ペヤング ガーリックマヨネーズやきそば」は、文字通りガーリックとマヨネーズがコンセプトのカップ焼きそばで、まるか食品曰く “ガーリックとマヨネーズを組み合わせたスタミナ満点の商品です。ガツンと効いたガーリックにマヨネーズのこってりとした味わいが加わることで、食べ応えのある商品に仕上げました” とのこと。ええ、マヨネーズとガーリックのことにしか触れていません。

一見すると真面目な印象を受ける商品なのですが、ペヤングといえば「MAXシリーズ」を筆頭に、キワモノ路線のフレーバーを得意とするブランド。なかでもガーリックといえば “生にんにく特有の辛味” まで強烈に効かせた「にんにくMAXやきそば」(2015年11月16日発売品)を皮切りに、比較的に最近だと「超超超大盛GIGAMAXガーリックパワー」(2020年7月14日発売品)は記憶に新しいところ。

なかでも「にんにくMAXやきそば」は凄まじく、おどろおどろしいパッケージには “まわりの人に迷惑がかかります。喫食の際は1人でお召し上がり下さい。エチケットは守りましょう” などと記載。実際の仕上がりも前述の通り絶大なインパクトを放っていたので、いまでも記憶に残っています。当時、あれはホントに衝撃的だった‥‥w

さらにマヨネーズといえば「超超超大盛GIGAMAXマヨネーズMAX」(2019年7月2日発売品)に、それを食べやすい(?)サイズにアレンジした「超大盛やきそばマヨネーズMAX」(2020年11月9日発売品)など、規格外のマヨネーズを別添した変わり種を世に送り出してきた経緯があるため、それを踏まえると同じ流れを汲んだ可能性を否定できない「ガーリックマヨネーズやきそば」も怪しい展開。

そもそも「ガーリック」と「マヨネーズ」は一見して明確でも “ソースは何味なのか” まるか食品は言及していないため、実食前に添付調味料の原材料名を確認してみたところ、内容は「マヨネーズ、香辛料、糖類、食塩、たん白加水分解物、植物油脂、食用風味油、ポークエキス、チキンエキスパウダー」とシンプルな並び。

「ペヤング ガーリックマヨネーズやきそば」の原材料名

マヨネーズは文字通りマヨネーズで、おそらく香辛料はガーリックが主体。食用風味油は「ソースやきそば迷油(めいゆ)」に使っていたアブラ(にんにく風味の特製調味油)かな? ひとまず永遠のスタンダード「ソースやきそば」のソース味ではないようなので、マヨネーズとガーリックのインパクトはもちろん、ソースの方向性にも注目です。

開封

マヨネーズの小袋は見慣れたデザイン

今回のカップ麺に別添されている小袋は、先入れの「かやく」に、後入れ「ソース」と「マヨネーズ」の計3種。マヨネーズの小袋は見慣れたデザインで、事前に重さを量ってみたところ、内容量は10gほどでした。ちなみに「明星 一平ちゃん夜店の焼そば」に別添されている特製マヨ(からしマヨネーズ)の量は約5gなので、その倍くらい。

いつもの油揚げ麺を使用

麺は油で揚げたフライ麺で、いつもの「ソースやきそば」と同じ90gをキープ。揚げ油にラードを配合しているため、お湯を注ぐ前から独特の芳ばしさを伴います。詳しくは後述しますが、一部の特殊な商品を除き、ペヤングやきそばシリーズの油揚げ麺は基本的に共通という認識で問題ありません。

メーカー希望小売価格は214円(税別)なので、いつもの「ソースやきそば」よりも高めに設定されているのですが、2022年7月発売の「ソースやきそば迷油」及び「オリーブオイル塩やきそば」並びに7月25日発売予定の「山菜蕎麦風」と共通の値段。販売店は安心と信頼のドンキホーテを筆頭に、スーパーマーケットやドラッグストアなど、コンビニ以外の店舗が有力です。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:ペヤング ガーリックマヨネーズやきそば
製造者:まるか食品株式会社
製造所:赤堀工場
内容量:129g(めん90g)
商品コード:4902885008361(JAN)
発売日:2022年07月18日(月)
実食日:2022年07月22日(金)
発売地域:全国
取得店舗:ウエルシア
商品購入価格:203円(税込)
希望小売価格:214円(税別)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:角型レギュラー
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:480ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:3袋(ソース・かやく・マヨネーズ)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、ラード、しょうゆ、食塩、香辛料)、添付調味料(マヨネーズ、香辛料、糖類、食塩、たん白加水分解物、植物油脂、食用風味油、ポークエキス、チキンエキスパウダー)、かやく(キャベツ、フライドガーリック、ニンジン)/ 調味料(アミノ酸等)、酒精、増粘剤(グァーガム)、かんすい、酸化防止剤(ビタミンE)、香辛料抽出物、ビタミンB2、(一部に小麦・卵・大豆・鶏肉・豚肉・りんごを含む)

実食開始

この時点でクサいw

別添の小袋は「かやく」のみ先入れで、内容はキャベツ、フライドガーリック、ニンジンとシンプルでありながらも彩り豊か。でもってフライドガーリックが臭いw ペヤングのニンニク系では定番になっている具材ではあるものの、この時点で周囲に気を遣わないといけないレベル。

調理後もクサいw

かやくを開封したら、お湯を内側の線まで注ぎ、フタをして待つこと3分。時間になったら湯切りを行い、添付の「ソース」を混ぜ合わせ、お好みで「マヨネーズ」をトッピングしたら完成です。さすがにマヨネーズMAXほどのインパクトではないけれど、ひとまずニンニク臭は強烈で、なかなかにコッテリとしたファーストインプレッション。

麺の量は通常の「ソースやきそば」と共通ですが、カロリーは70kcalほど多い614kcalで、脂質も8.5gほど多い36.1gと地味に多い値。はたして想像通りの味なのか、それを超えてくるか、引き続き「めん」「ソース・マヨネーズ」「かやく」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(129g)あたり
カロリー:614kcal
たん白質:9.2g
脂  質:36.1g
炭水化物:63.0g
食塩相当量:3.3g
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

いつもの油揚げ麺

5.0

先に軽く触れたように、ペヤングの「やきそば」に使われている油揚げ麺は基本的に共通で、麺の量がレギュラーサイズよりも少ない80gだとペヨング、2倍の180gだと超大盛、約4倍の330gだとギガマックス(GIGAMAX)、約7.3倍だとペタマックスという単純な式。ギガマックス以上になるとフレーバーごとに麺の量を調整したり、ブロックの形状が変わったりしますが、品質そのものは変わりません。

後述するソースにも違和感なくフィット

たとえば春雨の「ピーヤング」に、そば粉不使用の「蕎麦風めん」など、一部の特殊な商品には専用の麺を使用していますが、それ以外は基本的に同じ油揚げ麺を使い回すことでコストを浮かせ、インパクトの強いソースやトッピングに注力するのがペヤングの常套手段。食べ物として成立するソースであれば、だいたい違和感なくフィットするため、このサイクルが通用しています。

ちなみに賞味期限の右に「+H」と記載してあったら群馬県伊勢崎市戸谷塚町の本社工場で、同じ箇所に「+A」と記載してあったら群馬県伊勢崎市下触町の赤堀工場で製造したことを意味しているのですが、基本のレシピは変わりません。今回の個体は調理前の縮れが強いなど、ある程度のロット差は生じるため、その違いを楽しんでみてください。

ソース・マヨネーズ

ペヤング的には優等生(あくまでもペヤング的にw)

5.0

たん白加水分解物やポークエキス、チキンエキスパウダーで脇を固めていますが、液体ソースは何味なのかというと “真っ直ぐニンニク味” で、これ単体だとニンニク特有の辛味を覚えるほど。またペヤング製品は他社のカップ焼きそばと比較して食塩相当量が低く、今回も特別に高いわけではないけれど、ソースの骨組みがシンプルなので、食塩の当たりを強めに感じます。

おそらく香り的にもオイルに迷油を配合していると思うのですが、とにかく生おろしニンニクのエッジが鋭いため、それについては断言できません。ほんと、優等生なのか悪ガキなのかw

マヨネーズはプレーンタイプ

マヨネーズは過去の「マヨネーズMAX」たちと同じくプレーンタイプで、からしやニンニクを練り込んでいるわけではないのですが、このマヨネーズが重要なポジションに位置しており、ソース単体では鋭すぎる部分を上手く包み込んでくれるのがポイント。やや多めに思える量も適切で、ソースに欠けていたコクを十二分にカバーしてくれていました。

上記の画像では混ぜる前の状態ですが、程よく全体に行き渡らせたほうが味のバランスがよかったので、多めのマヨネーズに抵抗がなければ全量を使い、軽く混ぜてから食べることをオススメです。

かやく

こっちでもニンニクが目立つw

5.0

キャベツは通常の「ソースやきそば」にも使われている定番の野菜なので、特殊な具材ではないけれど、こってりとしたマヨネーズの中和役として重要なアイテム。片やフライドガーリックは全体のインパクトを底上げしてくれるアイテムで、当たり前ですが口の中に飛び込んでくると超ニンニクですw

紅一点のニンジンはコリコリとした歯応えで、その見た目から彩りにも寄与していました。他社が販売しているレギュラーサイズのカップ焼きそばと比較して、ペヤングの具材は量が多く、これもシリーズを通して魅力的なポイントですよね。

総評

5.0

人を選ぶほど強烈なガーリック感に、こってりとしたマヨネーズを合わせ、具材にもフライドガーリックを使用している、どこからどう見ても不良なのに “なぜかペヤングだと優等生に思えるタイプの典型的な例” というか、とりあえずペヤングのガーリック系が好きなら問答無用でオススメできる一杯。

逆にペヤングのガーリック系は苦手、多めのマヨネーズはちょっと‥‥という方にとっては、間違っても手を出してはいけない商品になりますけど、この潔さがペヤングの魅力。売ってない問題だけが鬼門になりますが、実食前の想像を裏切らない “まともな仕上がり”だったので、このくらいが世間的にも受け入れられやすい変わり種の基準になるかもしれません【author・taka :a(大石敬之)】

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