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環2家のカップ麺「推しの一杯 横浜家系醤油豚骨」さらに “お店の味„ に進化!!

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東洋水産

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2024年8月19日(月)リニューアル発売、東洋水産のカップ麺「推しの一杯 ラーメン環2家 横浜家系醤油豚骨(2代目)」(333円+税)の実食レビューです。

家系激戦区の覇者「ラーメン環2家」監修、ブランド第1弾を飾ったカップラーメンが “さらにお店の味に„ リニューアル!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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推しの一杯 ラーメン環2家 横浜家系醤油豚骨 2024

推しの一杯(おしのいっぱい)とは、マルちゃんの東洋水産が自信を持ってオススメする、全国的に知名度が高い有名店の監修を仰ぎ、その味わいを即席カップめんで再現したブランドで、昨年3月13日発売の「ラーメン環2家 横浜家系醤油豚骨」を皮切りに発足。

その後、昨年8月14日に「麺屋彩未 札幌味噌」が移籍、同年10月2日に「ラーメン横綱 豚骨しょう油」も移籍、そして今年3月18日に「夢を語れ 旨豚ニンニク濃厚醤油味」新発売(現在販売終了)と続き‥‥

環2家のカップ麺、リニューアル。

このページでレビューする「推しの一杯 ラーメン環2家 横浜家系醤油豚骨」は、昨年3月13日発売品のリニューアル版なので、純然たる新商品ではありません。しかし、さらに “お店の味„ に近付けるため、ポークエキスの配合を変更し、醤油のキレも際立たせる方向にブラッシュアップ。また店舗の燻製チャーシューをイメージした香りも強めるなど、そういった部分にも手を加えている様子。

「ラーメン環2家」の詳細と複雑な過去については、昨年のレビューと重複するため省きますけど、家系ラーメンを提供している専門店は大きく「直系」「分家」「亜流」に分けられ、環2家が位置しているのは家系総本山「吉村家(よしむらや)」が認めた「直系」のポジション。そこから一時的に外れたこともありますが、2021年5月30日に昇格(事実上の復帰)を果たし、現在に至ります。

(左)リニューアル前 /(右)リニューアル後

さて、リニューアル前後のパッケージを比較すると、かなり似通ったデザインになっているのですが、商品名下段の背景が白に変わり、クセになる旨じょっぱさ! の訴求が2段に改行された、というのも分かりやすい変更点。それからホウレン草の位置も右下から右上に変わっていますけど、かやくのラインナップは同じようですね。

開封

おっと「粉末スープ」に注目

今回のカップ麺に別添されている小袋は、先入れの「かやく」に、後入れ「粉末スープ」「液体スープ」「焼のり」の組み合わせで、小袋の数はリニューアル前と同じです。しかし、前回発売品では “先入れ指定だった粉末スープが後入れ指定に変わっている„ ため、それについては大きな変化。

ノンフライ麺は変わってなさそうな雰囲気

また “こんにゃくを配合したノンフライ麺を搭載„ というのもリニューアル前と共通するポイントで、東洋水産のニュースリリースでも「生麺ゆでてうまいまま製法」の文字を確認。これは同社の「マルちゃん正麺(せいめん)カップ」と同じ独自技術(特許第5719064号)で、最近は正麺カップ以外での訴求を控える傾向があったんですけど、わざわざ記載しているあたり、なにか意味がありそうですね。

——で、ちょっと意識しておきたいのがメーカー希望小売価格。リニューアル前は296円(税別)だったのに対し、リニューアル後は333円(税別)に値上げされています。ただ、この価格設定は絶賛販売中の「麺屋彩未」や「ラーメン横綱」と共通なので、環2家だけが特別に高いわけではありません(「夢を語れ」監修は355円+税だったので、あれは高かったですけど)。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:マルちゃん 推しの一杯 ラーメン環2家 横浜家系醤油豚骨
製造者:東洋水産株式会社
製造所:関東工場(群馬県館林市赤生田本町3831-1)
内容量:133g(めん75g)
商品コード:4901990378536(JAN)
発売日:2024年08月19日(月)
実食日:2024年08月28日(水)
発売地域:全国(CVS・量販店・一般小売店 他)
取得店舗:コンビニ(ファミリーマート)
小売価格:333円(税別)
購入価格:359円(税込)
麺の種類:ノンフライ麺
スタイル:大判どんぶり型
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:420ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:4袋(液体スープ・粉末スープ・かやく・焼のり)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】めん(小麦粉(国内製造)、でん粉、食塩、植物性たん白、こんにゃく、植物油脂、乳糖、大豆食物繊維)、添付調味料(しょうゆ、ポークエキス、チキンエキス、鶏脂、デキストリン、豚脂、植物油、食塩、たん白加水分解物、香辛料、香味油脂)、かやく(焼豚、ほうれん草、のり)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、カラメル色素、酒精、かんすい、炭酸カルシウム、レシチン、増粘多糖類、クチナシ色素、酸化防止剤(ビタミンE、ビタミンC)、香辛料抽出物、ビタミンB2、ベニコウジ色素、ビタミンB1、(一部に小麦・乳成分・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)※本製品で使用している海苔は、えび・かにが混在する方法で採取しています。

実食開始

粉末スープは入れちゃダメですよ!

別添の小袋は「かやく」のみ先入れで、先入れだった「粉末スープ」は後入れに切り替わりましたが、見た感じ焼豚とホウレン草の種類は変わっていません。これだけだと値段的に頼りなく思えますが、家系ラーメンに必須の海苔を別添しているのと——

香りの掴みはバッチリ

かやくを空けてから内側の線まで熱湯を注ぎ、フタの上で「液体スープ」を温めながら待つこと5分。時間になったら「粉末スープ」を入れて混ぜ合わせ、それを溶かし終えてから「液体スープ」を投入した途端、なるほど燻製っぽい香りが特徴的な調理直後。リニューアル前は鶏油を焦がしたような芳ばしさが強かったのですが、そこにベクトルが異なる香りが加わった感じ。

でもって忘れちゃいけない「焼のり」をトッピングしたら完成なんですけど、見た目はリニューアル前と変わりません。ただ、スープはもちろん、ノンフライ麺に手が加えられている可能性もありますので、引き続き前回発売品からの変化に注目しつつ「めん」「スープ」「かやく」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(133g)あたり
カロリー:476kcal
たん白質:12.6g
脂  質:16.6g
炭水化物:69.1g
食塩相当量:8.9g
(めん・かやく:2.4g)
   (スープ:6.5g)
ビタミンB1:0.33mg
ビタミンB2:0.35mg
カルシウム:266mg
参考値(調理直後に分別した値)
熱量:476kcal(めん・かやく:324kcal)(スープ:152kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

「生麺ゆでてうまいまま製法」の中でも珍しい質感

5.0

昨年は “とろみ成分(粉末スープ)との兼ね合いか、ほぐれにくさが気になった„ などとレビューの際に指摘したんですけど、2代目では「粉末スープ」の後入れ仕様が功を奏したらしく、ほとんどストレスを感じません。おそらく前回と同じノンフライ麺だと思いますが、得られる満足感についてはパワーアップしているのではないかと。

スープとのバランスもバッチリ

やや部分的に硬いところもありましたが、致命的な戻りムラではなく、リニューアル前は気になった “ゴムっぽい質感„ も気になりません。それでいて旨じょっぱい(——で、かなり濃いw)後述のスープに負けることなく主張を放っている、小麦の風味は劣ることなく健在で、むしろリニューアル後のほうがダイレクトに感じられたくらい。

たとえば煮干しラーメン用の低加水麺だったり、味噌ラーメン用の多加水麺だったり、いくつかのバリエーションを保有している「生麺ゆでてうまいまま製法」ですが、その中でも今回のパターンは特殊な仕上がりで、今のところ他に類を見ません。やや加水率は低めながらも密度感を両立した、クオリティの高いノンフライ麺です。

スープ

あいかわらず濃いなぁ‥‥w

6.0

まずは後入れの「粉末スープ」を単体で舐めてみたところ、かなり骨っぽさが強めのテイストで、これは東洋水産の豚骨ラーメンで頻繁に使われているポークエキスの特徴。正直、めちゃくちゃ強化されているとは感じなかったものの、家系ラーメンをイメージしたカップ麺の中では異例といってもいい豚骨感で、とろみ成分が麺に対してネガティブに作用していなかったのも仕様変更後の利点。

ほんとに濃いです。

続けて「液体スープ」を加えると、リニューアル前に印象的だった鶏油の芳ばしさはそのままに、燻製風の香りが重なって、なるほど燻製チャーシューを彷彿とさせる臨場感マシマシ。でもって濃いw めちゃくちゃ濃いw たしかに醤油のキレが際立っていて、スープ単体だとキツいレベル。唇が荒れているときや口内炎あるときは食べちゃダメ、ゼッタイ。でも、家系ってそういうイメージありますよね。

「クセになる旨じょっぱさ」とパッケージにもあるように、ショッパさも遠慮なく押し出したテイストで、余韻にもガンガン残るほど。いつも万人ウケを狙う傾向があるマルちゃんなのに、それはそれは珍しいほど尖っているのですが、白ごはん必須の濃さに中毒性を覚える方も多いのではないかと思います。

かやく

2枚の海苔を効果的なタイミングで使いましょう

4.0

スープでは燻製チャーシューの香りを意識していましたが、具材としての焼豚にスモーキーな風味は備わっておらず、食感も成型肉のそれ。ホウレン草も混ぜると散り散りになり、濃いめのスープに埋没してしまうので、よくも悪くも意識しなければ気になりません。あと、量ちょっと減りました‥‥?

私は浸す派

しかし、焼き海苔はいいですよ。使い方やタイミングについては各位、それぞれルールがあるかと存じますので、オススメの食べ方は強要できませんけど、私はスープに浸してから麺と一緒に食べるのが好きです。

総評

5.0

ほぼほぼ従来品の魅力は据え置いたまま、醤油のキレを増していたり、燻製風の香りを強めていたり、そういった部分に進化を感じたのですが、その中でも大きかったのが粉末スープを入れるタイミングの変更で、結果的に麺の質感も向上。メーカー希望小売価格は333円(税別)と高めの部類に入りますけど、値段相応の価値が見出せる仕上がりでした。

淡麗系のラーメンが好きな方に出した場合、卒倒されそうな勢いの濃い味なので、万人にオススメできる商品ではないけれど、家系ラーメンが好きな方はもちろん、ライスを片手にカップラーメン派の方々には強めに推したい一杯です。【author・taka :a(大石敬之)】

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