辛すぎて飲み干せない!? ローソンの挑戦「飲み干せない一杯 激辛シビレ担担麺」が想像以上にガチだった

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エースコック

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2024年2月27日(火)ローソン限定発売、エースコックのカップ麺「タテロング 飲み干せない!?一杯 激辛シビレ担担麺」(285円+税)の実食レビューです。

【警告】辛いものが得意な方のみ挑戦してください。唐辛子と花椒の痺れ、飲み干す一杯の “裏メニュー” 爆誕!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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飲み干せない!?一杯 激辛シビレ担担麺

飲み干す一杯(のみほすいっぱい)とは、2003年(平成15年)の発売以来 “最後の一滴まで飲み干したくなる” コク深いスープに特化したブランドで、製造者は大阪府吹田市のエースコック。現在は「担担麺」と「味噌バター味ラーメン」を中心に、津々浦々の味わいをテーマにした「ご当地編」ほか、2024年3月4日(月)には新定番「豚辛タンメン」を導入するなど、常にアップデートし続けているのですが‥‥

撮影協力:ローソン店舗

今回の新商品「タテロング 飲み干せない!?一杯 激辛シビレ担担麺」は、コンビニの中でもローソンにしか売ってない、留型(とめがた)と呼ばれる立ち位置のカップラーメンで、飲み干す一杯の系譜に連なっていることは明白ですが、まかさの飲み干せない!? がコンセプト。タイトルにも “激辛” とあるように、飲み干せないほどの辛さと痺れを特徴とする一杯です。

飲み干せない!? のモデルになっている「飲み干す一杯」シリーズの担担麺は、前述のように現在もレギュラーを張っているド安定のフレーバーで、長年に亘りレギュラーサイズの縦型カップを基本としていますが、2022年(令和4年)3月14日に満を持してのTL(タテロング)版「飲み干す一杯 贅沢担担麺」が復活したのも記憶に新しいところ。

飲み干す一杯 担担麺 / ごま贅沢担担麺

レギュラーサイズの担担麺は新定番「豚辛タンメン」の発売と同時にリニューアルするため、外観のデザインは上記に変わりますが、パッケージのみ変更で中身は据え置き。TL版の担担麺は、2023年(令和5年)4月3日のリニューアルで商品名を「ごま贅沢担担麺」に改め、通年販売の定番入りが確定し、レギュラーサイズよりもリッチな味わいを特徴としているのですが、どちらも “ねりごま” のコクを共通の特徴としています。

※辛いものが得意な方のみ挑戦してください

そんな安心と信頼の「飲み干す一杯」をベースにしているため、まさかの「飲み干せない!?一杯」も練り胡麻のコクに期待できそうな展開ではあるものの、パッケージに “辛いものが得意な方のみ挑戦してください” という強気な警告文を記載しているように、万人受けを狙った商品ではありません。はたして文字通り激辛なのか、それともSNS映えするように盛っているのか、お手並み拝見と参りましょう。

開封

まずはフタ上の「調味油」を取る

まずはフタの上に貼り付けてある「調味油」を取らなければいけないのですが、エースコックの縦型カップに小袋が別添されていた場合、その多くは容器の中で粉末スープまみれになっているため、ちょっと珍しいパターン。とはいえ “この場合、容器の中に2つめの小袋が入っている” ことが多くて‥‥

安心してください、入ってますよ。

今回も例に漏れず、容器の中に「特製ペースト」が放り込まれているので、こいつも熱湯を注ぐ前に取り出します。また開封口に “勢いよくお湯を注ぐとあふれる恐れがありますので、ゆっくりと注いでください。” との注意事項が記載されているため、ヤカンや電気ケトル、あるいは片手鍋を使用している方はもちろん、電気ポットから給湯する際も容器を出湯口に近づけるなど、火傷しないように工夫してください。

ちなみにローソン標準価格は285円(税込307円)ということで、2024年3月現在の縦型ビッグにおける事実上の標準(271円+税)よりも高めに設定されているのですが、通年販売されている「タテロング 飲み干す一杯 ごま贅沢担担麺」のメーカー希望小売価格に合わせた値段。つまり、特別に安いわけではないけれど、既存の「飲み干す一杯」を基準に比較すれば、特別に高いわけでもありません。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:タテロング 飲み干せない!?一杯 激辛シビレ担担麺
製造者:エースコック株式会社
製造所:東京工場(埼玉県川越市大字今福461-1)
内容量:98g(めん70g)
商品コード:4901701403881(JAN)
発売日:2024年02月27日(火)
実食日:2024年03月03日(日)
発売地域:全国
取得店舗:ローソン
販売価格:285円(税別)
購入価格:307円(税込)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:縦型ビッグ
容器材質:紙
湯量目安:440ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:2袋(調味油・特製ペースト)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、植物性たん白、食塩、しょうゆ、卵白粉)、スープ(ねりごま、豚脂、植物油脂、食塩、粉末みそ、ポーク調味料、おからパウダー、ごま、乳化油脂、米粉、ポークエキス、たん白加水分解物、香辛料、ごま加工品、ポークコラーゲン、酵母エキス、砂糖、魚介エキス、全卵粉)、かやく(ごま、鶏・豚味付肉そぼろ、唐辛子、ねぎ)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、増粘剤(加工でん粉、増粘多糖類)、炭酸Ca、重曹、酸化防止剤(ビタミンE)、カラメル色素、甘味料(カンゾウ)、カロチノイド色素、ビタミンB2、ビタミンB1、酸味料、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉を含む)

実食開始

既存の「ごま贅沢担担麺」と同じかな?

麺は油で揚げたフライ麺で、湯戻し時間は熱湯3分。たとえば直近にレビューした商品を例に挙げると、2024年(令和6年)1月22日発売の「タテロング 飲み干す一杯 鶏とん濃厚味噌ラーメン 大盛り」に高品質な “多加水真空仕立て麺” を搭載していましたが、それとは見た目が異なります。ちなみに原材料名の構成は「タテロング 飲み干す一杯 ごま贅沢担担麺」と完全に一致するため、そちらと同じ麺を使っているのかも。

スープが主役ですから、うん。

別添の小袋は2つとも後入れなので、それらを取ってから熱湯を注ぎ、フタの上で「調味油」と「特製ペースト」を温めながら待つこと3分。時間になったらフタを開け「調味油」と「特製ペースト」を投入し “スープが溶け残らないように、カップの底から” よく混ぜ合わせて完成です。ええ、これでも頑張って集めたんですけど、具材はショボいといわざるを得ません。

しかし、鼻腔を抜けた主観に汗腺が反応するような、ちょっとヤバいタイプの香りに身構えてしまった調理直後。はたして飲み干せない!? ほど強烈に刺激的なのか、唐辛子の辛さと花椒(ホワジャオ)の痺れについてはもちろん、エースコックが得意とする練り胡麻の効かせ方にも注目しつつ「めん」「スープ」「かやく」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(98g)あたり
カロリー:482kcal
たん白質:12.3g
脂  質:25.5g
炭水化物:50.7g
食塩相当量:5.3g
(めん・かやく:1.4g)
   (スープ:3.9g)
ビタミンB1:0.39mg
ビタミンB2:0.47mg
カルシウム:367mg
参考値(調理直後に分別した値)
熱量:482kcal(めん・かやく:346kcal)(スープ:136kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

担担麺のイメージにピッタリ

5.0

「タテロング 飲み干す一杯 鶏とん濃厚味噌ラーメン 大盛り」には高品質な “多加水真空仕立て麺” を搭載していたと前述しましたが、それとは真逆に位置するような系統で、加水率は低く、密度の高さよりも端切れの良さに重きを置いているような。ええ、もちろん個人差はあると思いますけど、担担麺のイメージにはピッタリで、後述するスープとの相性も申し分ありません。

主張し過ぎず、埋没することもなく。

なにを使っているのか知りませんけど、エースコックの揚げ油は独特のニオイを持っているため、そこを通過した麺も然り、他社の油揚げ麺にはない風味を伴います。それが苦手で‥‥という方も多いようですが、それも今回は魅力的に思えるくらいスープとの親和性が高く、不躾な印象を受けません。

また端切れの良さに重きを置きながら、それなりの粘弾性も備えているのがポイントで、低加水麺といえば伸びやすい、みたいな頼りなさを感じることもなく、最後まで適度な弾力をキープしてくれていたのもポイント。ノンフライ麺に見紛うようなクオリティではないけれど、悪い意味での安っぽさは目立っていませんでした。

スープ

ベースは「ごま贅沢担担麺」みたいだけど‥‥

5.0

土台の粉末スープを確認するため、まずは「特製ペースト」と「調味油」を入れずに食べてみたところ、画像にはチラホラと粗挽き唐辛子が浮いていますが、唐辛子の辛味を強く感じることはありません。反対に花椒の主張は感じるけれど、痺れについては特筆すべきレベルに到達しておらず、伝わってくるのは花椒の爽やかな部分だけ。

それと同時に出汁(だし)っぽい風味を感じたので、これについてはレギュラーサイズの「飲み干す一杯 担担麺」には見られない、他ブランドの担担麺を思い出しても定番ではない要素になりますが、タテロングの「飲み干す一杯 ごま贅沢担担麺」に通じるアクセント。

ねりごま+ポークエキスが主体

続けて加える「特製ペースト」は、ほぼ練り胡麻に見えるペーストで、まったりとしたゴマのコクがスープの高級感を底上げしてくれるのですが、同時に高まる豚骨の旨みも見どころ。ここにラー油や花椒オイルは入っていないため、引き続き刺激が強くなることはないけれど、すでに “ねりごま特化型の担担麺” として一つの完成系にあるくらい、きちんと濃厚なスープに仕上がってます。ところががが‥‥

びっくりするわwww

ローソンに足を運びさえすれば、誰でも気軽に購入できるカップラーメンなので、どこぞの獄激辛(ごくげきから)シリーズよろしく食事として成立しないような辛さではないけれど、別添の「特製油」を加えた途端、めちゃくちゃ瞬発力のある辛味が口の中に。うっかり慌てて飲み込んだところ、次は喉を裂くような痛みが襲ってくる、あまりの豹変ぶりに驚きを隠せなかった筆者。

非常識なほどの激辛に慣れている方からすれば、その界隈でいうところの “入門編” くらいかもしれないけれど、コンビニで購入できるカップラーメンとしては余裕で激辛。しかし、だらだらと口の中に居座るような、粘着性のある辛味ではありません。辣味(唐辛子の辛さ)、麻味(花椒の痺れ)ともに瞬発力が高く、いきなり襲いかかってくるけれど、スッと引き際のいい爽やかさを兼ね備えていました。

かやく

大目に見てあげてください

3.0

これは「飲み干す一杯」の宿命でもあるんですけど、かやくのボリュームは「スーパーカップ1.5倍」の変わり種に負けないくらい貧弱で、お世辞にも具沢山とはいえません。しかし、スポンジみたいな食感の粗悪な肉そぼろを、しれっと涼しい顔で使うことも珍しくないエースコックですが、こちらの鶏・豚味付肉そぼろは “まとも” な品質。

またスープの表面に多くの煎り胡麻が浮かんでいたように、それが全体の満足感を大きく高めることに寄与していたので、スープが刺激的だったのも理由の一つになりますけど、具材のショボさについては気にならなかったです。なんというか、ヤンキー子犬理論みたいなこと書いてますね。

総評

5.0

飲み干せない!? 飲み干せる‥‥? については個人の耐性値に左右される項目になりますが、きちんと激辛クラスの辛さレベルを実現しつつ、練り胡麻のコクだったり、動物系の旨みだったり、魚介エキスの隠し味だったり、印象的だった下地の魅力が霧散することはありません。むしろ魚介エキスに由来する出汁っぽい後味については、調味油を入れてからのほうが増していると感じたほど。

辛い食べ物が苦手な方におかれましては、無条件で回避していただきたい商品になりますけど、辛口〜それ以上の麻辣(マーラー)系が大丈夫なら試す価値あり。販売店は全国のローソンを対象としていますが、企画的に数量限定・期間限定だと思うので、気になっている方は早めの確保をオススメします【author・taka :a(大石敬之)】

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