最新カップ麺【今週の新商品】カプヌのグリーンカレー、ぶっとメン、名店ジャンクの山頭火など注目の新作をピックアップ!!

どうも、taka :a（@honjitsunoippai）です。

このページでは、2024年10月7日（月）に新発売とリニューアルを予定している「カップ麺の新商品一覧」をまとめ、これまでの経験に基づいた所感を交えながら各製品の特徴と見所を画像付きで解説、今週の注目カップ麺を選定します。

コンビニの新商品や新作カップ麺（カップラーメン、カップ焼そば等）の最新情報、話題のニュースが気になる方は（こっそりメーカー未公開の新発売予定リストも公開しているので）、よろしければ最後までご覧ください。

今週の新商品 新作カップ麺リスト

▼日清食品
カップヌードル スパイス香るクリーミーグリーンカレー / 236円（全国）N
日清のどん兵衛PRO 高たんぱく＆低糖質 きつねうどん / 259円（全国）N
日清麺職人 濃いだし 煮干し醤油 / 236円（全国）N

▼東洋水産（マルちゃん）
やみつき屋 四川式汁なし担々麺 / 271円（全国）N
ごつ盛り わかめ醤油ラーメン / オープン価格（全国）N

▼サンヨー食品（サッポロ一番）
むすびの一杯 宿六監修 豚汁風らーめん / 198円（全国）N
カップスター 醤油 / 214円（全国）R
カップスター 味噌 / 214円（全国）R
カップスター 旨塩 / 214円（全国）R
カップスター 豚骨 / 214円（全国）R

▼エースコック
ぶっとメン スタミナ豚骨醤油ラーメン 大盛り / 285円（全国）N

▼ヤマダイ（ニュータッチ）
凄麺 飛騨高山中華そば / 255円（全国）R

▼まるか食品
ペヤング 信州みそにんにくやきそば / オープン価格（全国）N
ペヤング 超大盛天かすMAXやきそば / 250円（全国）N

▼マルタイ
よしもとカレーラーメン / 313円（CVS先行）N

▼サンポー食品
豚骨研究所 豚骨ラーメン / 236円（全国）N

▼ローソン
麺大盛り ソース焼そば / 184円（全国）N

▼セブンイレブン
名店ジャンク すみれ味噌ヌードル / 198円（全国）N
名店ジャンク 一風堂豚骨ヌードル / 198円（全国）N
名店ジャンク 山頭火豚骨塩ヌードル / 198円（全国）N

N=New（新商品）
R＝Renewal（リニューアル）
※上記の参考価格は税別表示です。

日清食品「カップヌードル スパイス香るクリーミーグリーンカレー」新発売

エスニックシリーズの名作復活!? 世界のカップヌードルとして再登場!! カップヌードル（CUPNOODLE）とは、1971年（昭和46年）9月18日の発売以来、日本の即席カップめん市場において圧倒的な占有率を誇っているブランドで、国内でのマーケットシェアはもちろん、海外では「CUPNOODLES」の表記でラインナップを展開。今では世界100ヶ国で販売されている、真のグローバルブランドとしての地位を確立しました。

出典：「カップヌードル スパイス香るクリーミーグリーンカレー」（10月7日発売）｜日清食品

今回の新商品「カップヌードル スパイス香るクリーミーグリーンカレー」は、2019年9月24日に登場し、わずか2年後に消えてしまったエスニックシリーズ時代の名作「カップヌードル グリーンカレー」にルーツを感じる一杯で、以前は現地の魅力として “タイ産の生姜„ をアピールしていましたが、今度の新作はココナッツミルクとスイートバジル、さらにコブミカンの葉（バイマックルー）も使用とのこと。

エスニックシリーズ時代の「グリーンカレー」は、このブログで「★6」の高評価を叩き出した逸材で、かなり期待しているのですが、商品名に “スパイス香るクリーミー„ の表現が追加されているように、味の方向性は少し変わっている様子。また蒸し鶏が白い謎肉に変わるなど、具材のラインナップにも大きな変化を感じるため、この変更が吉と出るか凶と出るか——。

日清食品「日清のどん兵衛PRO 高たんぱく＆低糖質 きつねうどん」新発売

プロ仕様の高たんぱく＆低糖質＆食物繊維2/3日分 “PROどん兵衛„ 再登場!! 日清のどん兵衛（にっしんのどんべえ）とは、1976年（昭和51年）8月9日の発売以来、現在は即席カップめん市場の丼型うどん・そばカテゴリーにおいて売上No.1に君臨しているブランドで、安心と信頼の定番フレーバーはもちろん、アッと驚く変わり種も積極的に展開しているのですが‥‥

出典：2024年10月発売商品のご案内｜日清食品

今回の新商品「日清のどん兵衛PRO 高たんぱく＆低糖質 きつねうどん」は、いつもの「きつねうどん」とは一線を画す “高たんぱく＆低糖質＆食物繊維2/3日分„ の付加価値を備えたプロ仕様の「どん兵衛」で、麺にサイリウム種皮や大豆食物繊維を練り込むことで糖質オフ。さらに油揚げ（きつね）の味付けも控えることで糖質を下げ、つゆにもコラーゲンペプチド（たんぱく質）を配合した機能系商品。

昨年9月4日にも「日清のどん兵衛PRO 高たんぱく＆低糖質 きつねうどん」を発売しているため、その第2弾かつ「たんぱく質15g」「糖質30％オフ」「食物繊維2/3日分入り」の比率も変わっていませんが、新たに三つ重ねだし（宗田鰹×本鰹×昆布）を訴求しているところがリニューアルポイント。前回はフライうどんのクオリティが足を引っ張っていたので、そこも注目したい部分になります。

東洋水産「やみつき屋 四川式汁なし担々麺」新発売

やみつき屋の傑作「汁なし担々麺」5年半ぶりに復活!! やみつき屋とは、2006年（平成18年）5月1日に発売された「辛味噌ラーメン」を皮切りに、東洋水産が展開している即席カップめんブランドで、当初は “個々に魅力的な訴求ポイントを持つ、商品設計の高いカップラーメン„ として発足しましたが、時代のニーズに合わせてコンセプトを刷新。現在は「味濃いめ」をキーワードに、やみつきになるフレーバーをスポット的に展開しています。

出典：「やみつき屋 四川式汁なし担々麺」新発売のお知らせ｜東洋水産

今回の新商品「やみつき屋 四川式汁なし担々麺」は、2014年（平成26年）2月10日に登場し、2019年1月21日発売の「四川式」まで続いた「やみつき屋 汁なし担々麺」の再来で、かれこれ5年半ぶりの復活。そのため純然たる新フレーバーではないけれど、このブログで最後にレビューした2019年1月発売品は「★6」の高評価を叩き出しているため、やっと復活したかと。

もちろん当時と完全に同じ仕様ではないけれど、コシが強く食べ応えのある角刃の麺に、ラー油・花椒・黒酢のアクセントを効かせたスープが特徴とのこと。残念ながら具材の味付豚肉とメンマは省かれていますが、ニュースリリースの情報を見る限り、麺とスープは5年半前の「四川式」を彷彿とさせるため、とりあえず「★5」は堅そうな一杯です。

エースコック「ぶっとメン スタミナ豚骨醤油ラーメン 大盛り」新発売

あの「多加水真空仕立て麺」が極太に!? エースコックの進化が止まらない!! 多加水真空仕立て麺とは、焼そばモッチッチの真空仕立て麺にルーツを持ち、このブログでレビューした商品を例に挙げると「渾身の逸品 特製中華そば」及び「同 特製蛤だし塩そば」並びに「飲み干す一杯 鶏とん濃厚味噌ラーメン」などにも使われていた油揚げ麺で、麺の内部に発生する気泡を限界まで押し出したような高密度食感を特徴としているのですが‥‥

出典：ぶっとメン スタミナ豚骨醤油ラーメン 大盛り 2024/10/7 新発売｜エースコック

今回の新商品「ぶっとメン スタミナ豚骨醤油ラーメン 大盛り」は、モッチッチの真空仕立て麺から多加水バージョンに進化した「多加水真空仕立て麺」を極太サイズに進化させた「ぶっとメン」シリーズ第1弾‥‥なのかどうかは定かでないけれど、たとえ1発限りの企画だとしても注目度大。というのもエースコックの多加水真空仕立て麺、マジでハイクオリティなんですよ。

熱湯5分で適切に戻るのだろうか‥‥という不安は無きにしも非ずですけど、それは調理してからのお楽しみ。スープの系統は、ぶっとい豚の旨みにガツンとニンニクを効かせた「スタミナ豚骨醤油」ということで、二郎インスパイア系？ なのかどうかも定かではないけれど、なんせ極太サイズの多加水真空仕立て麺は無条件で要チェック案件です。

まるか食品「ペヤング 信州みそにんにくやきそば」新発売

まるか食品×ハナマルキ!? 長野県で人気のある信州味噌を使用したペヤングやきそば爆誕!! ペヤング（peyoung）とは、まるか食品を代表する即席カップめんのブランドで、1973年（昭和48年）7月16日発売の「ペヤングヌードル」が最初の商品。その約2年後、1975年（昭和50年）3月13日に「ソースやきそば」が現れ、関東を中心に不動の地位を築き上げるに至りました。

出典：トップ > 商品一覧 > ペヤング 信州みそにんにくやきそば｜まるか食品

今回の新商品「ペヤング 信州みそにんにくやきそば」は、おみそな～らハナマルキ♪ のCMで知られるハナマルキの信州味噌を使用した「ペヤングやきそば」の新フレーバーで、味噌桶を背負っている熱苦しい顔のニンニクだったり、なんとも言えない表情の豚バラ肉（生肉‥‥？）だったり、彫が深いニンジンだったり、なんか真面目そうなネギだったり、パッケージのイラストがシュールすぎるw

とはいえ “長野県で人気のある信州味噌をベースに、にんにくを効かせたタレの味を再現した商品„ らしく、ペヤングのニンニク系ならパワフルだろうなと。公式ウェブサイトに「数量限定発売」と記載されているため、いわゆるスポット商品に該当するのですが、オープン価格であることも注目すべきポイント。ふざけたパッケージとは裏腹に、けっこう中身は真面目そうなので、ニンニクさえ大丈夫なら安心して楽しめそうですが‥‥

まるか食品「ペヤング 超大盛天かすMAXやきそば」新発売

プレーン・青さ入り・紅生姜風味の天かすをMIXした「MAX」シリーズの新作も同時発売!? ということで、ただでさえ人を選ぶ超大盛り仕様（めん180g）のアイツから天かすまみれの新作ですよ。正気じゃねぇw などと、それと同時に思い出していただきたいのが4年前、ローソン先行でリリースされた「ペヤング 超超超大盛GIGAMAX関西風天かす」の暴挙。

出典：トップ > 商品一覧 > ペヤング 超大盛天かすMAXやきそば｜まるか食品

GIGAMAX（ギガマックス）の天かす推しは300gの麺重量に、オタフク社の「お好みソース」を彷彿とさせるソースを合わせていたので、超大盛りサイズなら可愛く見える？ 見えない？ などと。ただ、それ以上に私が気にしているのはソースの使い回しで、念のため「超超超大盛GIGAMAX関西風天かす」と「超大盛天かすMAX」の原材料名を比較してみた結果、案の定。

微妙に並びこそ変わっているけれど、野菜・果実（トマト、たまねぎ、りんご、デーツ、にんじん、もも、みかん）に始まり、糖類、醸造酢、かつお、キャベツエキス、肉エキス、オイスターエキス、酵母エキス、煮干エキス、しいたけ、昆布を組み込むなど、かなり似通ったフレームワーク。天かすのバリエーションは増えていますが、4年前の「超超超大盛GIGAMAX関西風天かす」がベースとみて間違いないでしょう。

サンポー食品「豚骨研究所 豚骨ラーメン」新発売

とんこつ命のメーカーが15種類のポークエキスを計算し尽くしてブレンド!? サンポー食品が豚骨研究所を開設!! サンポー食品とは、佐賀県三養基郡基山町に本社・工場を置き、即席めん（カップめん、棒状ラーメン）及び乾めんの製造を生業としているメーカーで、2021年1月に創業100周年を迎えた老舗企業。看板商品の「焼豚ラーメン」を筆頭に、ポークエキスを使わせると右に出る者がいないほどの実績を誇っています。

出典：「豚骨研究所 豚骨ラーメン」新発売！｜サンポー食品

今回の新商品「豚骨研究所 豚骨ラーメン」は、とんこつラーメンの本場・九州で50年以上、とんこつ味の即席カップめんを追求し続けている、サンポー食品の飽くなき探究心から導き出した “15種類のポークエキスを綿密に配合し、香り豊かで濃厚な特製オイルを合わせた„ 一杯で、タイトルの「豚骨研究所」は同社の開発室を想起させる自信作。

もともと定番の「焼豚ラーメン」にも10種類の豚骨エキスを配合しているのですが、その1.5倍ということで、どれほど複雑なんだと。ただ、種類を増やせば美味しくなる、みたいに単純な話ではありません。どのようなエキスを厳選し、どのようなバランスで配合するのか、そこは半世紀以上にわたるノウハウが光る場面。これはもう是が非でもレビューしたい商品なんですけれども、問題は手に入るかどうか‥‥。

マルタイ「よしもとカレーラーメン」新発売

マルタイ×吉本興業!? 知る人ぞ知る「よしもとカレー」を即席カップめんとして商品化!! というわけで、もともとは「むすびの一杯 宿六監修 豚汁風らーめん」（サンヨー食品の新作）を紹介する予定を汲んでいたのですが、作業中に「よしもとカレー」の味わいを再現したマルタイのカップラーメンが出ると知り、これはピックアップしておかなければいかんなと急遽。

出典：社員食堂人気NO.1メニュー「よしもとカレー」が棒ラーメンでおなじみの「マルタイ」とコラボレーション！吉本興業の社員食堂「よしもとカレーラーメン」10月7日（月）発売｜PR TIMES

今回の新商品「よしもとカレーラーメン」は、吉本興業東京本部にある社員食堂で最も高い人気を誇る「よしもとカレー」の味わいを再現した一杯で、これまでにも吉本興業が取り組む地域創生の一環として「よしもとカレー」とのコラボ商品を何度か展開していたようですが、即席カップめん化は初めての試み。

2024年10月現在、マルタイは即席カップ麺の製造から撤退しているため、関連商品の製造はサンヨー食品（太平食品工業）の工場、カナヤ食品の工場、エースコックの工場が分担しているのですが、容器の形状と熱湯3分のデザインから察するに、製造者は太平食品工業だと思います。ちなみにCVS先行販売らしいので、ローソンとファミリーマートが狙い目でしょうか。

セブン-イレブン「名店ジャンク 山頭火 豚骨塩ヌードル」新発売

名店ジャンクに待望の新作「山頭火」ついに参加!! 名店ジャンクとは、2023年12月4日発売の「すみれ 味噌ヌードル」に端を発し、翌年1月29日発売の「一風堂 豚骨ヌードル」と続いたセブンプレミアムのカップラーメンで、セブンプレミアムゴールドの「すみれ」や「一風堂」とは違う、あえての “雑うま„ をコンセプトに、縦型ビッグのカップを採用した変わり種となっていたのですが、そういえば「山頭火」は‥‥？ ええ、やっと来ました。

今回の新商品「名店ジャンク 山頭火 豚骨塩ヌードル」は、セブンプレミアムでもセブン-イレブン店舗にしか売ってない、CVS専用のカップラーメンで、満を持しての名店ジャンク版「山頭火」参戦。さらに「すみれ 味噌ヌードル」と「一風堂 豚骨ヌードル」も復活するようですが、その2品についてはパッケージのデザインなどが変わっていないため、おそらくテコ入れなしの再販。

一方で「山頭火 豚骨塩ヌードル」は純然たる新フレーバーで、セブン-イレブン曰く “山頭火のまろやかな豚骨塩スープに、粗挽ペッパーと香味野菜オイルで、ジャンクな味わい„ とのこと。セブンプレミアムゴールドのカップラーメンもリニューアルしたところなので、そちらも比較しなければとスタンバイしているのですが、こっち優先です。

今週注目のカップ麺と展望

というわけで、今週の注目すべきカップ麺の新作は、エスニックシリーズ以来となる「カップヌードル グリーンカレー」に、極太！多加水真空仕立て麺を搭載した「ぶっとメン」の仕上がりも興味深く、5年半ぶりの復活となった「やみつき屋 四川式汁なし担々麺」も押さえておきたい一杯。

さらに、サンポー食品の本気「豚骨研究所 豚骨ラーメン」や、満を持しての参加となった「名店ジャンク 山頭火 豚骨塩ヌードル」など、なかなか賑やかな週になりました。ほかにも取り上げたい商品はあるんですけど、週の前半は新商品の入荷状況から取り零し分を優勢する予定なので、まったりお付き合いいただけますと幸いです。

メーカー未公開情報あり！ カップ麺マル秘リスト

それでは、最後に私の把握している新作カップ麺の発売予定リストを公開します。なかにはネットで商品名を検索しても出てこないメーカー未公開のタイトルも混ざっているため、発売日が変動する、あるいはリリースされない場合もあるかもしれませんが、こんなカップ麺が出るかもしれないよー、くらいのスタンスで話のネタにご活用ください【author・taka :a（大石敬之）】