最新カップ麺【今週の新商品】最高に面倒な京都、セブンに降臨。話題の “ちゃん系” やブタメンBIGの新作も見逃せない!!

どうも、taka :a（@honjitsunoippai）です。

このページでは、2023年7月24日（月）に新発売とリニューアルを予定している「カップ麺の新商品一覧」をまとめ、これまでの経験に基づいた所感を交えながら各製品の特徴と見所を画像付きで解説、今週の注目カップ麺を選定します。

コンビニの新商品や新作カップ麺（カップラーメン、カップ焼そば等）の最新情報、話題のニュースが気になる方は（こっそりメーカー未公開の新発売予定リストも公開しているので）、よろしければ最後までご覧ください。

今週の新商品 新作カップ麺リスト

▼日清食品
東京新橋はるちゃんラーメン 中華そば / 278円（全国）N

▼明星食品
明星 おうち千里眼 ニンニクザンマイ まぜそば / 348円（全国）N

▼東洋水産（マルちゃん）
赤いきつね焼うどん でか盛 / 271円（全国）N

▼サンヨー食品（サッポロ一番）
塩カルビ味焼そば フンドーキン青柚子こしょう風味 / 236円（全国）N
ぐんまちゃん しょうゆラーメン / 236円（全国）N
ぐんまちゃん みそラーメン / 236円（全国）N

▼エースコック
スーパーカップ1.5倍 スッポンスープ味ラーメン / 271円（全国）N
まる旨 青森煮干ラーメン / オープン価格（全国）N
まる旨 愛媛和風ちゃんぽん / オープン価格（全国）N

▼寿がきや食品
ますや本店監修 郡山ブラックラーメン / 274円（沖縄除く）N

▼ヤマダイ（ニュータッチ）
凄麺 青森煮干中華そば / 255円（全国）R

▼農心ジャパン
辛ラーメン焼きそば チーズ カップ / オープン価格（ローソン先行）N

▼ファミリーマート
元祖スタミナ満点らーめん すず鬼監修 こってり鬼濃 醤油まぜそば / 249円（全国）N

▼セブンイレブン
ブタメンBIG タン塩味ラーメン / 175円（全国）N
最高に面倒で、最高にうまいラーメン。京都 極濁鶏白湯 / 398円（全国）N
マグで食べる！ちょこっとチキンラーメン / 68円（一部地域*）

*関東、山梨県、長野県、北陸、東海、近畿のセブン-イレブン店舗にて再入荷。

N=New（新商品）
R＝Renewal（リニューアル）
※上記の参考価格は税別表示です。

日清食品「東京新橋はるちゃんラーメン 中華そば」新発売

知る人ぞ知る “ちゃん系ラーメン” が即席カップめん業界に!? 新橋の「はるちゃん」が先陣を切る!! ちゃん系ラーメンとは、2020年頃から都内を中心に「○○ちゃんラーメン」という屋号の新店が目立つようになり、それを受けたラーメンフリークの間で密かな話題になっていたジャンルの呼称で、昔ながらのノスタルジックなラーメン（中華そば）を提供する店が多いのですが‥‥

出典：「東京新橋はるちゃんラーメン 中華そば」（7月24日発売）｜日清食品

今回のカップ麺「東京新橋はるちゃんラーメン 中華そば」は、ちゃん系ラーメン店から初のミシュラン受賞者が現れたとマニアの間で話題をさらった「はるちゃんラーメン」（店主：野口晴子さん）監修のもと、昔ながらの味わいとは一線を画す「次世代東京中華そば」を再現したカップラーメンで、懐かしくも洗練された “ネオクラシックを感じる一杯” とのこと。

まろやかで優しい塩味のスープをベースに、豚と煮干しの洗練させた旨みを効かせているらしく、さらに “お店で食べるような食感” が特徴のノンフライ中太麺を搭載ということで、即席カップめん業界においても新たな扉が開かれそうな予感。メーカー希望小売価格は278円（税別）と現在の相場よりも若干ながら高めの設定ですが、それだけに期待が高まります。

明星食品「明星 おうち千里眼 ニンニクザンマイ まぜそば」新発売

もやし必須のインパクトまぜそば!? おうち千里眼 “第2弾” は湯切りタイプ!! 千里眼（せんりがん）とは、2009年（平成21年）11月1日の創業以来、東京都目黒区駒場4丁目で絶大な支持を得ている二郎インスパイア店で、神保町の名門「用心棒（ようじんぼう）」出身の新田祐三さんが開業。明星食品とは5年以上前から積極的にコラボ商品を展開しているため、名前は知ってるよ、という方も多いでしょう。

出典：「明星 おうち千里眼 ニンニクザンマイ まぜそば」（7月24日発売）｜明星食品

今回の新商品「明星 おうち千里眼 ニンニクザンマイ まぜそば」は、お湯を注ぐだけで食べられる、簡便性の高さが売りの即席カップめん業界において “ひと食材足すことを前提に味を調整した” アレンジ推奨の「明星 おうち千里眼 にんにく豚骨醤油ラーメン」（2023年1月23日発売品）に次ぐ「おうち千里眼」シリーズ第2弾の新作で、千里眼といえばの「ニンニクザンマイ」を再現。

もやし（別売）は自分で調達する必要があるので、なかには拒否反応を示される方もいらっしゃるかとは思いますが、もやし専用の「にんにくダレ」や「ガリマヨ」「辛揚げ玉」など、千里眼らしい魅力が詰まった一杯です。ただ、味は間違いなさそうですけど、もやしの追加購入を促しておきながら、メーカー希望小売価格は348円（税別）と強気なので、そこが評価の足を引っ張るかもしれません。

東洋水産「赤いきつね焼うどん でか盛」新発売

赤いきつねの “でかもり焼うどん” 今年も登場!! 赤いきつね焼うどんとは、おなじみ「赤いきつねうどん」を湯切りタイプのカップうどんにアレンジした変わり種で、アニメ『ドラゴンボール超（スーパー）』とコラボした、2016年（平成28年）5月16日発売の「ドラゴンボール超 赤いきつね 焼うどん」以来、毎年恒例となっている夏向けの企画品です。

出典：「赤いきつね焼うどん でか盛」新発売のお知らせ｜東洋水産

今回の新商品「赤いきつね焼うどん でか盛」は、直近だと2023年7月10日に発売された「赤いきつね焼うどん」の “でか盛” バージョンで、麺の仕様や味付けなど、基本的な方向性は変わりません。ただ、レギュラーサイズ版のリニューアルポイントには記載されていなかった “甘みをアップさせたソースに変更” という文面が少し気になるところでしょうか。

このブログで「赤いきつね焼うどん でか盛」を最後にレビューしたのは4年前の話‥‥うっそ、マジか。えっと‥‥それ故に近年のログは残っていないので、詳しい感想などはブログ内を検索しても出てきませんけど、これまでの傾向から今年も評価するなら “★4” 前後かなと予想しています。

エースコック「スーパーカップ1.5倍 スッポンスープ味ラーメン」新発売

まさかの “スッポン風味ペースト” を新開発!? スーパーカップの新作がヤバいw スーパーカップとは、明治が誇るエッセルの——ではなく、1988年（昭和63年）7月25日の発売以来、大型カップめんの牽引役として重要な位置を占めているエースコックのブランドで、明日・2023年（令和）7月25日に発売35周年を迎えるロングセラー。そのため意欲的な変わり種を昨年から積極的に展開しているのですが‥‥

出典：スーパーカップ1.5倍 スッポンスープ味ラーメン 2023/7/24 新発売｜エースコック

今回の新商品「スーパーカップ1.5倍 スッポンスープ味ラーメン」は、近年のスーパーカップが世に送り出してきたキワモノ路線の中でも異色の「スッポン」を題材にした新作で、夏の暑さと体の疲れを吹き飛ばすスタミナ素材の代表格＝スッポンという方程式が決め手となった様子。2023年3月に「スーパーカップ1.5倍 パワフルテイスト レバニラ炒め味ラーメン」を発売しちゃったから‥‥スッポン？

ほかになかったんかいw などと思いつつ、いやはや面白いじゃないですか。ちなみにスッポンを起用したカップラーメンといえば、おそらく「カップヌードル リッチ 贅沢だしスッポンスープ味」（2016年4月11日新発売、2019年9月2日復活）以来の話。コンセプト的に「MEGA」と被っているような気がしないでもないけれど、スッポンパウダーを配合した新開発の「スッポン風味ペースト」に注目です。

寿がきや食品「ますや本店監修 郡山ブラックラーメン」新発売

あの名作が “お店監修で、さらに” パワーアップ!? 寿がきや食品の「郡山ブラック」に新展開!! 郡山ブラック（こおりやまぶらっく）とは、福島県郡山市で提供されているラーメンの総称で、明治元年創業の「ますや食堂」にルーツを持ち、しょうゆベースの真っ黒なスープを最大の特徴としています。

出典：TOP > 商品情報 > ますや本店監修 郡山ブラックラーメン｜寿がきや食品

今回の新商品「ますや本店監修 郡山ブラックラーメン」は、福島県郡山市の郡山ブラックを再現したカップラーメンで、立ち位置としては2022年7月11日発売品「全国麺めぐり 郡山ブラックラーメン」のリニューアルに該当するのですが、前述の元祖「ますや食堂」監修バージョンにパワーアップ。お店に支払うロイヤリティなどでコストを調整しているパターンもありそうですが、一見すると順当な進化。

引き続き「全国麺めぐり」のロゴは継承しており、スープには福島県産（会津高砂屋）の「キンタカサゴ（金高砂）特級しょうゆ」を使用するなど、基本的な仕様は変わっていない様子。ただ、前回発売品では “スープの醤油に占める割合100％キンタカサゴ特級醤油使用” となっていたので、そのあたりの倍率が気になるところでしょうか。

ヤマダイ「凄麺 青森煮干中華そば」リニューアル発売

凄麺の大人気ご当地フレーバー「青森」麺とスープをリニューアル!! 凄麺（すごめん）とは、ニュータッチのブランドで知られるヤマダイのノンフライめんブランドで、2001年（平成13年）10月29日発売の「これが煮玉子らーめん」を皮切りに発足。現在はバリエーションに富んだ「ご当地シリーズ」を中心に、本格的な味わいを数多く展開しています。

出典：「凄麺」ブランドの大人気ご当地シリーズ「凄麺 青森煮干中華そば」2023年7月25日（月）リニューアル発売｜ヤマダイ

今回の新商品「ニュータッチ 凄麺 青森煮干中華そば」は、青森の地で昔から愛されてきた、あっさりとした「煮干中華そば」の味わいを再現したカップラーメンで、凄麺ご当地シリーズにおける定番ラインナップの一つなのですが、此度のリニューアルで麺の太さをアップ。さらにスープの煮干感も上げることで、より “お店クオリティ” に進化とのこと。

パッケージには、ねぶた師・北村麻子さんが作成した青森ねぶた祭り（2022年、ヤマダイが一部協賛）をデザインし、スープには地元に根差すワダカンの本醸造濃口醤油を使用するなど、気合のほどは前項の「郡山ブラック」に負けていません。いや、それ以上かも‥‥？

ファミリーマート「元祖スタミナ満点らーめん すず鬼監修 こってり鬼濃 醤油まぜそば」新発売

すず鬼が千里眼に対抗!? ファミリーマート専用の汁なしカップめん出た!! 元祖スタミナ満点らーめん すず鬼（き）とは、2017年（平成29年）11月19日の創業以来、東京都三鷹市下連雀3丁目・味の散歩道（地下1階）で人気を博す「鶏こく中華 すず喜（き）」のセカンドブランドで、禁断のハイブリッド「スタ満ソバ」を生み出した鬼才・鈴木信介（すずき しんすけ）その人の傑作です。

出典：HOME > 商品情報 > 加工食品 > 元祖スタミナ満点らーめん すず鬼監修 こってり鬼濃 醤油まぜそば｜ファミリーマート

今回の新商品「元祖スタミナ満点らーめん すず鬼監修 こってり鬼濃 醤油まぜそば」は、2020年10月26日発売のNB商品「明星 スタミナ満点らーめんすず鬼監修 スタ満ソバ」を皮切りに、2023年2月7日発売のファミマル「元祖スタミナ満点らーめん すず鬼」と続いた「すず鬼」監修によるカップ麺で、このシリーズとしては初となる湯切りタイプの汁なしカップ麺を展開。

製造者は東京都渋谷区に本社を置く明星食品、つまり同じ週に登場した「明星 おうち千里眼 ニンニクザンマイ まぜそば」の製造者と共通するのですが、こちらはアレンジ前提の味付けではなく、しかもファミリーマート通常価格は249円（税込268円）と価格差も凄まじいため、コストパフォーマンスでは圧倒的に分がありそうな雰囲気です。

セブン＆アイ「ブタメンBIG タン塩味ラーメン」新発売

ありがトン30周年で新展開!? あのブタメンBIGに、待望の新フレーバーが‥‥!! ブタメン（butamen）とは、おやつカンパニーが製造・販売しているミニサイズの即席カップめんで、1993年（平成5年）発売の「ベビースター 当りら～めん ブタメン（とんこつスペシャル）」にルーツを持つロングセラー。今年で30周年を迎えたことを機に、先々月「ブタメンBIG とんこつ味」が復活したばかりなのですが——

出典：トップ > 商品のご案内 > エース ブタメンBIGタン塩味ラーメン｜セブン-イレブン

今回の新商品「ブタメンBIG（ビッグ）タン塩味ラーメン」は、ビーフの旨みが特徴的なミニカップラーメン「ブタメン（タン塩味ラーメン）」の味わいを巨大化させたカップラーメンで、製造者は大阪府吹田市に本社を置くエースコック。何を隠そう2006年（平成18年）3月から続いている企画なのですが、おそらく「タン塩味」の再現は初めての試み。

ブタメンBIGの変わり種といえば、約15年前に登場した「カルビ味キムチ風味」に、涙なしには語れない「わさび味」ほか、レギュラーサイズの「激辛とんこつ」などもありましたけど、ここで「タン塩味」を挟んでくるとは‥‥。もしかすると、この勢いで近いうちに「しょうゆ」や「カレー」も巨大化、あるいは湯切りタイプの新作がリリースされるかもしれません。

セブン-イレブン「最高に面倒で、最高にうまいラーメン。京都 極濁鶏白湯」新発売

モデルは「天下一品」か、それとも「極鶏」か——。セブンの「最高に面倒で、最高にうまい」に待望の新作登場!! 最高に面倒で、最高にうまい○○とは、突如としてセブン-イレブン店舗に現れたシリーズで、製造者は日清食品。2022年7月26日発売の第1弾「家系豚骨醤油」を皮切りに、直近だと2023年2月6日に第2弾「すみれ 特濃芳醇みそ」をリリースしていましたが‥‥

出典：トップ > 商品のご案内 > 日清 最高に面倒で、最高にうまいラーメン。京都 極濁鶏白湯｜セブン-イレブン

今回の新商品「日清 最高に面倒で、最高にうまいラーメン。京都 極濁鶏白湯」は、最高に面倒で、最高にうまいシリーズ第3弾となるセブン-イレブン限定の留型で、今度の地域は京都。実は日本きってのラーメン激戦区としても知られる京都エリアなのですが、なかでも鶏白湯（とりぱいたん）の熱は高く、有名どころを挙げると全国に熱狂的なファンを有する「天下一品（てんかいっぴん）」が代表的。

ただ、極濁（ごくだく）仕様の鶏白湯といわれて真っ先に思い浮かぶのは「極鶏（ごっけい）」というラーメン店で、近年はファミリーマート専用のカップラーメン（東洋水産）を監修していることから、ご存じの方も多いでしょう。はたしてトッピングの唐辛子はテンイチの赤ん粉をイメージしているのか、それとも極鶏のデフォをイメージしているのか、なんにせよ楽しみです。

今週注目のカップ麺と展望

というわけで、今週の注目すべきカップ麺の新作は、セブン-イレブン限定の「最高に面倒で、最高にうまいラーメン。京都 極濁鶏白湯」に、満を持しての巨大化「ブタメンBIG タン塩味ラーメン」の注目度も高く、偶然か必然か勃発した「おうち千里眼」と「すず鬼監修 こってり鬼濃 醤油まぜそば」の戦いも見逃せません。

さらに、ラーメン通の間で注目されている “ちゃん系” の人気店「はるちゃんラーメン」監修ほか、まさかの “すっぽん” にスポットを当てた「スーパーカップ1.5倍 スッポンスープ味ラーメン」など、話題性の高い新商品が多い週になりました。2泊3日で東京に出張中なので、ちょっとレビューは出遅れますけど、注目度の高い商品から優先的に狙っていきます。

メーカー未公開情報あり！ カップ麺マル秘リスト

それでは、最後に私の把握している新作カップ麺の発売予定リストを公開します。なかにはネットで商品名を検索しても出てこないメーカー未公開のタイトルも混ざっているため、発売日が変動する、あるいはリリースされない場合もあるかもしれませんが、こんなカップ麺が出るかもしれないよー、くらいのスタンスで話のネタにご活用ください【author・taka :a（大石敬之）】