最新カップ麺【今週の新商品】赤×黒vs.緑×黒!? 島ネロ味の “激辛商品” や「DAIKOKU」の新展開も見逃せない!!

どうも、taka :a（@honjitsunoippai）です。

このページでは、2022年8月29日（月）に新発売とリニューアルを予定している「カップ麺の新商品一覧」をまとめ、これまでの経験に基づいた所感を交えながら各製品の特徴と見所を画像付きで解説、今週の注目カップ麺を選定します。

コンビニの新商品や新作カップ麺（カップラーメン、カップ焼そば等）の最新情報、話題のニュースが気になる方は（メーカー未公開の新発売予定リストも公開しているので）、よろしければ最後までご覧ください。

今週の新商品 新作カップ麺リスト

▼日清食品
日清のとんがらし麺 うま辛キムチチーズ味 / 138円（全国）*
日清バターチキン カレーメシ まろやか / 242円（全国）*
日清麺職人 醤油 / 155円（全国）R
日清麺職人 味噌 / 155円（全国）R
日清麺職人 柚子しお / 155円（全国）R
日清麺職人 担々麺 / 155円（全国）R
日清麺職人 とんこつ / 155円（全国）R
日清麺職人 濃いだし あごだし / 155円（全国）R

▼明星食品
明星 濃いぜ！ 一平ちゃんBIG からあげ醤油ラーメン / 219円（全国）N
明星 濃いぜ！ 一平ちゃんBIG 肉野菜みそラーメン / 219円（全国）N
明星 濃いぜ！ 一平ちゃんBIG 豚たまごうどん / 219円（全国）R
明星 濃いぜ！ 一平ちゃんBIG 豚ねぎそば / 219円（全国）R

▼東洋水産（マルちゃん）
赤い×黒いきつねカレーうどん / 214円（全国）N
緑の×黒いたぬきカレーそば / 214円（全国）N

▼サンヨー食品（サッポロ一番）
旅麺 博多水炊き風うどん / オープン価格（全国）N

▼エースコック
辛旅 島ネロ味の沖縄風島そば 激辛 / 245円（全国）N
韓国旨辛焼そばモッチッチ ヤンニョムだれ / 214円（全国）N
焼そばモッチッチ / 214円（全国）R
焼うどんモッチッチ だし醤油味 / 214円（全国）N

▼寿がきや食品
登里勝 えび塩らぁ麺 / 260円（沖縄除く）N

▼ヤマダイ（ニュータッチ）
懐かしの焦がししょうゆラーメン / オープン価格（全国）N
懐かしのピリ辛みそラーメン / オープン価格（全国）N
懐かしのキャベツタンメン / オープン価格（全国）N

▼大黒食品工業
DAIKOKU 濃厚黒担々麺 大盛り / 217円（全国）N

▼まるか食品
ペヤング 超大盛合い盛りうどんそば風 天かす・七味入り / 285円（全国）N

▼ファミリーマート
ファミマル けやき札幌味噌ラーメン / 258円（全国）N

▼セイコーマート
Secoma（セコマ）鶏ねぎそば / 110円（北海道・埼玉・茨城）N

*再販売
N=New（新商品）
R＝Renewal（リニューアル）
※上記の参考価格は税別表示です。

明星食品「濃いぜ！ 一平ちゃんBIG からあげ醤油ラーメン」「同 肉野菜みそラーメン」新発売

BIGサイズで大満足「濃いぜ！一平ちゃん」に満を持すラーメン登場で死角なし!! 一平ちゃん（いっぺいちゃん）とは、明星食品を代表するロングセラーで、1993年（平成5年）1月18日に発売されたカップラーメンを皮切りに発足。その約2年後、1995年（平成7年）2月20日に「一平ちゃん夜店の焼そば」を発売し、現在はカップ焼きそばを主力商品としているのですが‥‥

出典：「明星 濃いぜ! 一平ちゃんBIG からあげ醤油ラーメン / 肉野菜みそラーメン」（8月29日発売）- 明星食品

今回の新商品「明星 濃いぜ！一平ちゃんBIG からあげ醤油ラーメン」及び「同 肉野菜みそラーメン」は、コンビニ用の味付けに注力していた従来の縦型ビッグとは一線を画す、スーパーやドラッグストア向けに開発されたブランド「濃いぜ！一平ちゃんBIG」からの新フレーバーで、2022年2月7日発売の「豚たまごうどん」及び「豚ねぎそば」に続く縦型ビッグ初のラーメンを市場に投下。

「からあげ醤油ラーメン」には “大豆ミートからあげ” 使用ということで、おそらく「一平ちゃん夜店の焼そば 大盛 からあげ 旨塩味※1」で印象的だった “ほぼからあげ” 再来の予感。同時発売品の「肉野菜みそラーメン」には炒め野菜の風味とニンニクを強めに効かせ、既存の「豚たまごうどん」と「豚ねぎそば」もパッケージを見直し、店頭での識別性を強化するなど、しっかり気合を入れ直してきました。

※1 ほぼからあげ入り!? 今話題の大豆たんぱく使用「一平ちゃん夜店の焼そば大盛 からあげ旨塩味」が侮れん!!

東洋水産「赤い×黒いきつねカレーうどん」「緑の×黒いたぬきカレーそば」新発売

マルちゃんの「赤いきつね」と「緑のたぬき」が「黒い豚カレー」と合体!? 9月6日（黒の日）に向けて異色のコラボ実現!! 赤いきつね・緑のたぬきとは、東洋水産を代表する和風どんぶり型カップ麺のブランドで、日清食品の「どん兵衛」とは永遠のライバル。その姉妹品「黒い豚カレー」も根強いファンが多いことで知られ、数年前から変わり種の「黒い豚カレー焼そば」を定期的に展開していますが‥‥

出典：「赤い×黒いきつねカレーうどん」「緑の×黒いたぬきカレーそば」新発売のお知らせ – 東洋水産

今回の新商品「赤い×黒いきつねカレーうどん」は、1978年（昭和53年）8月発売のロングセラー「赤いきつねうどん」と1996年（平成8年）11月発売の「黒い豚カレーうどん」を合体させた変わり種で、要約すると “お揚げ入りのカレーうどん” という意外にもありそうでなかった企画。刻み揚げ入りのカレーうどんは以前に他社が展開していましたが、ここまで極端な “きつねカレー” は記憶にありません。

さらに、1980年（昭和55年）8月から販売を続けている「緑のたぬき天そば」と「黒い豚カレーうどん」を合体させた “天ぷら入りのカレーそば” も同時に発売ということで、こちらも過去に例を見ない新商品。ロングセラー×ロングセラーの組み合わせなのに、なんだか独特のシュールさを漂わせていますよねw おそらく中身は優等生な仕上がりかと思いますが、話題性の高い新作です。

サンヨー食品「サッポロ一番 旅麺 博多水炊き風うどん」新発売

コスパ重視の「旅麺」に “博多の水炊き” を再現したフレーバー初登場!! 旅麺（たびめん）とは、サンヨー食品が販売する即席麺の中でも一部の商品に許された「サッポロ一番」の名を冠するシリーズで、メーカー希望小売価格が設定されていない、オープン価格ならではの安さが魅力。スーパーやドラッグストアなどであれば、税込100円前後で手に入るため、コストパフォーマンスの高さに定評があります。

出典：ホーム > 製品情報 > サッポロ一番 旅麺 博多 水炊き風うどん – サンヨー食品

今回の新商品「サッポロ一番 旅麺 博多 水炊き風うどん」は、博多を代表する逸品「鶏の水炊き」をカップうどんに落とし込んだ新作で、コクのあるチキンの旨みと野菜の旨みが合わさった、水炊き風の塩味スープが特徴とのこと。2022年8月現在の「旅麺」は、カップラーメンとカップ焼きそばを中心にしラインナップを広げているため、ここにきて和風麺の投入は気合を感じる展開。

ただ、前述のようにメーカー希望小売価格が設定されていない、安さが売りのオープン価格が魅力となっているシリーズ。かやくには鶏肉そぼろ、ねぎ、花形かまぼこを採用しているため、調理後の彩りも悪くないとは思いますが、あくまでも税込100円前後での販売を想定した商品であることを忘れずに食べなければいけません。

エースコック「辛旅 島ネロ味の沖縄風島そば 激辛」新発売

島とうがらし等を原料とした「島ネロ」の味わいを再現!? 激辛×ご当地めんを組み合わせた「辛旅」爆誕!! 辛旅（からたび）とは、コロナ禍で需要が大きく伸びている “激辛” と “ご当地めん” にスポットを当てた新ブランドで、大阪府吹田市に本社を置くエースコックの次なる挑戦。ただでさえ自社ブランドが多いエースコックなので、早くも存続に懸念を覚える部分もありますが‥‥w

出典：辛旅 島ネロ味の沖縄風島そば 激辛 2022/8/29 新発売PDF – エースコック

今回の新商品「辛旅 島ネロ味の沖縄風島そば 激辛」は、沖縄産の島唐辛子100％に、泡盛（沖縄産の焼酎）やシークヮーサー果汁、しょうが、リンゴ酢などをブレンドして作られる、完全沖縄産の辛味調味料「島ネロ」の味わいをイメージした “激辛テイスト” の新フレーバーで、定期的にリリースされるカップ沖縄そばの中でも珍しいカテゴリーを開拓。

私は本物の「島ネロ」を食べたことがないので、かるく調べてみたところ、大阪出身の大島東修さんが考案した辛味調味料らしく、エースコックとの共通点を発見。大島さん自ら畑を借り、いちから島唐辛子を育て、5年の歳月を費やし「島ネロ」を開発したそうです。そんな「島ネロ」の雰囲気がカップ麺でも楽しめるのか、さらに堂々と “激辛” を謳っているため、それなりの辛さにも期待したいところ。

エースコック「韓国旨辛焼そばモッチッチ」新発売

焼そばモッチッチは世界のグルメに着目!? 話題の「ヤンニョムだれ」を焼きそばに!! 焼そばモッチッチとは、まるで “手作り” の美味しさに定評があるカップ焼きそばブランドで、こちらもエースコックが力を入れているところ。かつて一世を風靡した「JANJAN（ジャンジャン）」の後身に当たり、油揚げ麺とは思えない密度の高さを実現した “真空仕立て麺” で確固たるポジションを築き上げました。

出典：韓国旨辛焼そばモッチッチ ヤンニョムだれ 2022/8/29 新発売PDF – エースコック

今回の新商品「韓国旨辛焼そばモッチッチ」は、コンビニのホットスナックや惣菜にも使われている韓国のピリ辛調味料 “ヤンニョム” の味わいを焼きそばのタレに落とし込んだ期間限定フレーバーで、フライパンを使って調理したような手作り感が楽しめる、モッチッチならではの「真空仕立て麺」に、ごま油やコチュジャンの旨みを特徴とするタレを合わせた意欲作。

さらにトマトや黒糖蜜、和味噌などもタレにブレンドしているようなので、日本人好みの味付けに仕上がっていそうな予感。ちなみに同日、定番の「焼そばモッチッチ」がリニューアルし、発売5周年を迎えたモッチッチ史上初となる「焼うどんモッチッチ だし醤油味」も登場ということで、さらなるブランドの強化を図っていることが窺えます。

寿がきや食品「登里勝 えび塩らぁ麺」新発売

寿司職人が作る一杯!? 三重県桑名市の名店「らぁめん登里勝」が誇る「えび汐らぁ麺」を再現!! 登里勝（とりかつ）とは、三代続く寿司屋の寿司職人が自らの経験を活かし、繊細な出汁（だし）を特徴とした和テイストのラーメンを提供している人気店で、既存の枠に囚われない創作的なラーメンが魅力。まだ全国的な知名度は低いかと思いますが、専門家からも高い評価を得ている銘店です。

出典：TOP > 商品情報 > 登里勝 えび塩らぁ麺 – 寿がきや食品

今回の新商品「登里勝 えび塩らぁ麺」は、生まれも育ちも桑名市という「らぁめん登里勝」店主・丹羽伸材（にわ のぶき）氏監修のもと、同店で人気を博す「えび汐らぁ麺」の味わいを再現したカップラーメンで、愛知県豊明市に本社を置く寿がきや食品が商品化。畜肉エキスを使用しない、煮干や海老を中心とする力強いスープが特徴ということで、見かけたら確実に押さえておきたいところ。

すでに岐阜・愛知・三重のセブンイレブン店舗での取り扱いは確定しているようですが、それ以外だと寿がきや食品のカップ麺に意欲的なミニストップ、ウエルシア、イオンリテールあたりが狙い目。ただ、流通の関係で “寿がきや食品のカップ麺は沖縄に届かない” ので、場合によっては入手困難な商品になるかもしれません。

ニュータッチ「懐かしの焦がししょうゆラーメン」「同 ピリ辛みそラーメン」「同 キャベツタンメン」新発売

懐かしの○○に新展開 “どこか懐かしさを感じさせる” 3つの新作を市場に投下!! 懐かしの○○とは、ニュータッチのブランドで知られるヤマダイの即席カップめんブランドで、昔食べた即席ラーメンの味がコンセプト。さらに希望小売価格を設定していない、安売り用のオープン価格であることも人気の秘訣。

出典：ニュータッチ「懐かしの」シリーズ「懐かしの焦がししょうゆラーメン」「懐かしのピリ辛みそラーメン」「懐かしのキャベツタンメン」2022年8月29日（月）3品同時発売 – ヤマダイ

今回の新商品「懐かしの焦がししょうゆラーメン」及び「同 ピリ辛みそラーメン」及び「同 キャベツタンメン」は、それぞれ既存の「しょうゆラーメン」「みそラーメン」「野菜タンメン」にルーツを持つ新作で、これを機に「野菜タンメン」は製造を終了し、今週から「キャベツタンメン」に切り替わる様子。

既存の「しょうゆラーメン」と「みそラーメン」に関する製造終了などの情報は出ていませんが、それぞれ東日本で初のスナック麺としてデビューを飾った1972年（昭和47年）8月発売の「ニュータッチヌードル」と同じロゴを背景に印刷しているため、新作なのにエモい雰囲気はバッチリ。おそらく想像を超える味ではないと思いますけど、引き続きコストパフォーマンスは高そうです。

大黒食品工業「DAIKOKU 濃厚黒担々麺 大盛り」新発売

大黒食品工業のバラエティーシリーズにニューフェイス「濃厚黒担々麺」初参加!! 大黒食品工業とは、群馬県佐波郡玉村町に本社を置き、即席麺（即席カップめん及び即席袋めん）の製造・販売を生業としているメーカーで、主要ブランドは「大黒（DAIKOKU）」「マイフレンド」「AKAGI」の計3種。コンビニでの取り扱いは少ない反面、スーパーやドラッグストアなどを中心に重宝されています。

出典：クセになる辛さ！「濃厚黒担々麺 大盛り」をバラエティーシリーズの姉妹品として発売させていただきます – 大黒食品工業（value press）

今回の新商品「濃厚黒担々麺 大盛り」は、DAIKOKUブランドが展開しているバラエティーシリーズの姉妹品で、当初は「DAIKOKU 濃厚カレーラーメン」をベースにした新作を検討していたようですが、黒いスープを特徴とする「濃厚黒担々麺」を新規に開発。製品スタイルは大盛りバケツ型で、たっぷりの黒胡麻と香り立つ後入れラー油が見どころ。

スーパーやドラッグストアを中心に、販売店はイオンリテール、ドンキホーテ、業務スーパーなど、普段から大黒食品工業の商品を取り扱っている店舗が有力。大盛りサイズなのにメーカー希望小売価格は217円（税別）なので、オープン価格ほどチープではないかと思いますが、本格的な味わいよりもカップラーメンらしいテイストが予想されます。

まるか食品「ペヤング 超大盛合い盛りうどんそば風 天かす・七味入り」新発売

いつものHALF＆HALF‥‥じゃない!? まるか食品 “ペヤング史上初の合い盛り” で怒涛の巻き返しを狙う!! ペヤングとは、1973年（昭和48年）7月に発売された「ペヤングヌードル」を皮切りに、現在は1975年（昭和50年）3月13日発売の「ペヤング ソースやきそば」を主力商品としている、まるか食品の代名詞的なブランドで、しばしば攻めすぎた変わり種がネット上でもニュースになっていますが‥‥

出典：『ペヤング 超大盛合い盛りうどんそば風 天かす・七味入り』を8月29日に発売いたします。- まるか食品

今回の新商品「ペヤング 超大盛合い盛りうどんそば風 天かす・七味入り」は、いつもの「やきそば」とは一線を画す「うどん」と「そば風めん」の “合い盛り” で、製品スタイルは麺重量180gのHALF＆HALF（ハーフ＆ハーフ）と共通ですが、うどん×そば風めん（そば粉不使用の黒っぽい中華麺）の組み合わせはペヤング史上初の試み。

実は1週間前、東北・関東・甲信越・北陸・静岡のセブンイレブン店舗を対象に、一足早く先行販売していたようですが、いよいよ今週から販売店を全国のコンビニやスーパー、ドラッグストアなどに拡大するようです。ただ、ペヤングといえば “新作が出ても売ってない問題” が深刻化している地域も多いので、場合によっては入手困難な商品になるかもしれません。

今週注目のカップ麺と展望

というわけで、今週の注目すべきカップ麺の新商品は、東洋水産が展開する「赤い×黒いきつね」と「緑の×黒いたぬき」に、沖縄産の辛味調味料 “島ネロ” の味わいを再現した「辛旅 島ネロ味の沖縄風島そば 激辛」の注目度も高く、久々に動きを見せたDAIKOKUバラエティシリーズの新作「濃厚黒担々麺」も見逃せません。

名店監修部門からは、本格的な味わいに期待できそうな「登里勝 えび塩らぁ麺」も楽しみな商品で、明星食品が力を入れている「濃いぜ！一平ちゃんBIG」の新展開も押さえておきたいところ。さらに、ペヤングの「合い盛り」も全国発売と賑やかな週になりました。ひとまず手に入った新作を優先しながらブログを更新していくので、今週も一緒にカップ麺を楽しんでいただけますと幸いです。

メーカー未公開情報あり！ カップ麺マル秘リスト

それでは、最後に私の把握している新作カップ麺の発売予定リストを公開します。なかにはネットで商品名を検索しても出てこないメーカー未公開のタイトルも混ざっているため、発売日が変動する、あるいはリリースされない場合もあるかもしれませんが、こんなカップ麺が出るかもしれないよー、くらいのスタンスで話のネタにご活用ください【author・taka :a（大石敬之）】