どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。
このページでは、2022年5月9日(月)に新発売とリニューアルを予定している「カップ麺の新商品一覧」をまとめ、これまでの経験に基づいた所感を交えながら各製品の特徴と見所を画像付きで解説、今週の注目カップ麺を選定します。
コンビニの新商品や新作カップ麺(カップラーメン、カップ焼そば等)の最新情報、話題のニュースが気になる方は(こっそりメーカー未公開の新発売予定リストも公開しているので)、よろしければ最後までご覧ください。
今週の新商品 新作カップ麺リスト
▼日清食品
丸源ラーメン 熟成醤油 肉そば / 228円(全国)N
日清の汁なしどん兵衛 豚ニンニクまぜうどん / 193円(全国)N
▼明星食品
明星 ぶぶか油そば ガチ太 / 255円(全国)N
▼東洋水産(マルちゃん)
ごつ盛り 名古屋台湾ラーメン / オープン価格(全国)N
▼サンヨー食品
ののくら監修 謹製醤油中華そば / 220円(全国)N
サッポロ一番 みそラーメンどんぶり 焙煎ごまだれ / 193円(全国)N
サッポロ一番 塩らーめんどんぶり 瀬戸内レモン味 / 193円(全国)N
▼エースコック
タテロング サンキューわかめラーメン 具だくさん しょうゆ / 220円(全国)N
スープはるさめ 塩レモン / 156円(全国)N
▼ローソン
沖縄そば タテ型ビッグ / 220円(全国)N
1食分の野菜 旨辛ちゃんぽん / 198円(全国)N
オキコラーメンBIG チキン味 / 220円(全国)N
▼ファミリーマート
支那そばや監修 醤油らぁ麺 / 212円(全国)N
▼イトーヨーカドー
カップスター ふえるわかめちゃん わかめラーメン 醤油味 / 98円(全国)N
カップスター ふえるわかめちゃん わかめラーメン 塩味 / 98円(全国)N
N=New(新商品)
R=Renewal(リニューアル)
※上記の参考価格は税別表示です。
日清食品「丸源ラーメン 熟成醤油 肉そば」新発売
あの丸源が即席カップめん業界に進出!? 大箱ラーメンチェーンの代名詞「丸源ラーメン」の一番人気を商品化!! 丸源ラーメン(まるげんらーめん)とは、愛知県豊橋市に本社を置く物語コーポレーションのラーメン事業で、2001年(平成13年)6月の創業以来、ロードサイドを中心に店舗を拡大すること20年。唯一無二の「肉そば」で人気を博し、2022年5月現在の店舗数は179店舗の大所帯になりました。
今回の新商品「丸源ラーメン 熟成醤油 肉そば」は、丸源ラーメンの創業20周を記念したカップラーメンで、即席カップめん業界最大手の日清食品が「熟成醤油ラーメン 肉そば」の味わいを再現。豚とニンニクの旨味を効かせた醤油ベースのスープに、小麦が香るストレート細麺を合わせ、さらに新開発の “豚バラ肉” を搭載し、再現度を高めたとのこと。
国道沿いで人気を博す大箱ラーメンチェーン監修のカップ麺といえば、マルちゃんのブランドで知られる東洋水産が大判どんぶり型の「ラーメン横綱 豚骨しょう油」を販売しているため、それに真っ向から対抗してくるかと思いきや、丸源は手軽さを重視した縦型ビッグ。新開発の “豚バラ肉” はもちろん “柚子こしょうおろし” のアクセントも意識されているのかどうか、仕上がりが楽しみです。
日清食品「日清の汁なしどん兵衛 豚ニンニクまぜうどん」新発売
やみつき注意!? 日清の「汁なしどん兵衛」に “クサ旨” なスタミナ系の新作登場!! 日清のどん兵衛(にっしんのどんべえ)とは、1976年(昭和51年)8月9日の発売以来、即席カップめん市場の和風どんぶり型うどん・そばカテゴリーにおいて圧倒的な占有率を誇るブランドで、2022年はブランド史上初の「沖縄そば」にも挑戦するなど、常に先進的な姿勢でラインナップを強化しています。
今回の新商品「日清の汁なしどん兵衛 豚ニンニクまぜうどん」は、近年の日清食品が力を入れている二郎インスパイア系の流れを汲んだ一杯で、ワシワシとした食感の “太ウェーブ麺” に、豚の旨味とニンニクの風味を効かせた “豚ニンニクしょうゆダレ” を絡めて食べる変わり種。日清食品のニュースリリースやパッケージにも “クサ旨” のワードがあるので、例の豚臭いニオイにも期待したいところ。
また “ご家庭にある卵の黄身をからめて仕上げれば、まろやかさとコクが加わり、さらにやみつきになる味わいをお楽しみいただけます” と、公式が「卵黄ちょい足しアレンジ」を推奨しているため、けっこう濃いめの仕上がりが予想されます。これまでの流れがあるため、どんな味か漠然と想像できてしまいますけどw それだけに期待を裏切らない新作といえるかもしれません。
明星食品「ぶぶか油そば ガチ太」新発売
カップ麺の常識を打ち破る湯戻し7分の “明星史上最極太麺” に “厚さ2.8倍の極太メンマ” を搭載「ぶぶか」監修の一杯が本気モードに突入!! ぶぶかとは、東京都武蔵野市・吉祥寺北口に本店を構える「油そば」の人気店で、1994年(平成6年)東京都東村山市の所沢街道沿いで営業していた “知る人ぞ知る小さな屋台” にルーツを持ち、現在は全国的な知名度を誇る有名店としての地位を確立しています。
今回の新商品「明星 ぶぶか油そば ガチ太」は、カップ油そばカテゴリーの売上No.1に君臨する「明星 ぶぶか 油そば」の派生品で、湯戻し7分で仕上げた明星史上最極太麺(麺の厚さ25%アップ)と新開発の極太メンマ(メンマの厚さ2.8倍)を搭載した “最強の噛みごたえ” を謳う一杯。それに伴いナルトは省かれてしまったようですが、いつもの「マヨネーズ」と「ふりかけ」は入っている様子。
メーカー希望小売価格は通常の「ぶぶか 油そば」230円(税別)よりも高い255円(税別)なので、まったく同じ値段ではないのですが、それだけに正統な進化に期待できそうな予感。カップ麺での油そばといえば先日、東洋水産の「珍々亭 濃厚油そば」に起きた変化に驚いたばかりではあるものの、それとは別のベクトルで驚かされそうです。
東洋水産「ごつ盛り 名古屋台湾ラーメン」新発売
コスパ抜群「ごつ盛り」が愛知県名古屋市の人気ご当地グルメ「台湾ラーメン」をアレンジ!! ごつ盛り(ごつもり)とは、東洋水産のオープン価格帯を支える即席カップめんブランドで、食べ応えのある “ごっつい大盛り” がコンセプト。稀に同社の「でかまる」と混同されることもありますが、それよりも圧倒的に安い販売価格を実現し、たしかなコストパフォーマンスの高さで人気を博しています。
今回の新商品「マルちゃん ごつ盛り 名古屋台湾ラーメン」は、愛知県名古屋市千種区今池に本店を置く「中国台湾料理 味仙(みせん)」で生まれた名古屋メシの代表格「台湾ラーメン」を再現した一杯で、前述の「でかまる」に匹敵するほどの品質は望めないものの、めん90gの大盛り仕様でありながら、オープンプライスというメーカー希望小売価格の安さが強み。
2016年(平成28年)6月20日にも同じ商品名の「ごつ盛り」を発売しているため、ごつ盛り史上初のフレーバーではないのですが、見落としがなければ約6年ぶりの復活。商品のパッケージやニュースリリースにも辛味に対する警告はないけれど、台湾ラーメンといえば “激辛” で有名なので、唐辛子の辛さとニンニクの強さにも注目です(たぶん、ニンニクの効かせ方については申し分ない)。
サンヨー食品「ののくら監修 謹製醤油中華そば」新発売
かつて日本一に輝いた全国屈指の超人気店「ののくら」監修 “手打式 超多加水麺” をカップラーメンで再現!! ののくらとは、東京都葛飾区亀有で人気を博す行列店で、店主の白岩蔵人(くらと)氏は市ヶ谷の名門「九段 斑鳩(くだん いかるが)」出身の経歴を持ち、そこで修行を積むこと7年間。現在は53〜57%の加水率を誇る超多加水麺を看板に、多くのマニアや評論家までをも驚嘆させています。
出典:ホーム > 製品情報 > ののくら監修 謹製醤油中華そば – サンヨー食品
今回の新商品「ののくら監修 謹製醤油中華そば」は、東京・亀有を代表する「手打式超多加水麺 ののくら」監修のもと、ミシュランガイド東京のビブグルマンにも選出された「中華そば(醤油)」の味わいを再現したカップラーメンで、サッポロ一番のブランドで知られるサンヨー食品と共同開発。否が応でも期待せざるを得ない一杯なのですが、それだけに麺の仕上がりが楽しみであり、不安なポイント。
サンヨー食品の縦型ビッグに使われる油揚げ麺は、アタリとハズレの差が激しく、しばしば特有のスナック感が足を引っ張る傾向にあるのですが、反対にアタリだったときは目を見張るほど高品質。今回は太さが異なる3種の麺を混合した、サンヨー食品独自の “手打風 特許製法麺” を搭載しているため、かなり面白い仕上がりかもしれません。
サンヨー食品「サッポロ一番 みそラーメンどんぶり 焙煎ごまだれ仕立て」新発売
袋麺の味わいを再現した「サッポロ一番 みそラーメンどんぶり」に今限定 “焙煎ごまだれ仕立て” 登場!! サッポロ一番 みそラーメンとは、1968年(昭和43年)9月から販売されている袋麺のロングセラーで、標準どんぶり型のカップラーメンが登場したのは1998年(平成10年)11月。以降は標準どんぶり型、あるいは縦型ビッグの変わり種も定期的に展開し、新たな美味しさの訴求を図っています。
出典:ホーム > 製品情報 > サッポロ一番 みそラーメンどんぶり 焙煎ごまだれ仕立て – サンヨー食品
今回の新商品「サッポロ一番 みそラーメンどんぶり 焙煎ごまだれ仕立て」は、いつもの「サッポロ一番 みそラーメンどんぶり」に3種の胡麻(ごまパウダー、すりごま、ねりごま)をプラスした “今限定” の一杯で、芳ばしい胡麻の存在感も然る事乍ら、タイトルにある「ごまだれ仕立て」という表現(酸味の有無など)も気になるところ。
実は1週間前に冷・温が選べる袋麺「サッポロ一番 みそラーメン 冷やし焙煎ごまだれ仕立て 5個パック」を発売しているため、その派生品ともいえるのですが、今回の「みそラーメンどんぶり」に冷やしの提唱はありません。ただ、イメージ的に冷やしてからサラダチキンをトッピングして、ちょっとラー油をかけて、棒棒鶏(バンバンジー)風にアレンジするとおいしそうっていうか絶対おいしい。
サンヨー食品「サッポロ一番 塩らーめんどんぶり 瀬戸内レモン味」新発売
みそラーメンと同時に定番の「サッポロ一番 塩らーめんどんぶり」からも変わり種を発売!? というわけで、1971年(昭和46年)9月から販売を続けている「サッポロ一番 塩らーめん」をアレンジした “今限定” のカップ麺「サッポロ一番 塩らーめんどんぶり 瀬戸内レモン味」を同時に展開し、さらなるラインナップの強化を図ってきたサンヨー食品。
出典:ホーム > 製品情報 > サッポロ一番 塩らーめんどんぶり 瀬戸内レモン味 – サンヨー食品
こちらも1週間前に冷・温が選べる袋麺「サッポロ一番 塩らーめん 冷やし瀬戸内レモン味 5個パック」を発売しているため、その派生品でもあるのですが、みそラーメンと同じくカップ麺では冷やし調理を推奨していません。ただ、微妙に言い回しは違うものの、スープに瀬戸内産レモンの果汁粉末(レモン果汁のうち瀬戸内産レモンの果汁50%)を使用というのは袋麺と同じアピール。
実は2021年6月21日に “夏限定” のカップ麺「サッポロ一番 塩らーめんどんぶり 瀬戸内レモン&オリーブオイル仕上げ」(瀬戸内産レモン果汁の使用率は同じ)を発売しているため、その続編でもある今回の瀬戸内レモン味。2022年版にオリーブオイルを強調した表現は見当たらないので、よりレモンの存在感がダイレクトに楽しめそうです。
エースコック「タテロング サンキューわかめラーメン 具だくさん しょうゆ」新発売
わかめラーメン発売39周年企画「わかめ」を筆頭に “すべての具材を39%増量した” 新商品が登場!! わかめラーメンとは、1983年(昭和58年)6月の発売以来、エースコックを象徴する即席めん商品のヘルシー部門代表で、あの「スーパーカップ」を開発したことで知られる同社の2代目経営者・村岡寛(むらおか ひろし)現社長を中心に、当時のマーケティング部が社運を賭けて生み出したブランド。
今回の新商品「タテロング サンキューわかめラーメン 具だくさん しょうゆ」は、2022年6月で発売39周年を迎える「わかめラーメン」の記念商品で、39(サンキュー)の語呂にちなみ、わかめをはじめとする “すべての具材” を39%(「わかめラーメン ごま・しょうゆ 」2022年2月発売品対比)増量した特別な一杯。ええ、例によって例の如く3.9倍もとい39倍とかじゃなくて安心しました‥‥w
企画としては2022年2月7日のリニューアルを機に変わった「わかめラーメン」シリーズの限定パッケージ、並びに同年2月22日に発売された「わかめラーメン 紅ズワイガニ使用 塩」「同 白トリュフ香る 鶏しお白湯」「同 のど黒仕立て 醤油」の続編で、2週間後には「わかめラーメン あの頃の青春風味 柚子しょうゆ味」「同 あの頃の初恋風味 梅しお味」を発売予定と気合はバッチリです。
ファミリーマート「支那そばや監修 醤油らぁ麺」新発売
大好評につき再販売!? ファミリーマートに「支那そばや」監修のカップ麺が舞い戻る!! 支那そばや(しなそばや)とは、素材の鬼・ラーメンの鬼と呼ばれた故・佐野実(さの みのる)その人が立ち上げたラーメン店で、創業は1986年(昭和61年)8月6日。現在では当たり前のように語られる「自家製麺」や「厳選素材」の火付け役として、群雄割拠のラーメン業界を牽引してきました。
出典:HOME > 商品情報 > 加工食品 > 支那そばや監修 醤油らぁ麺 – ファミリーマート
今回の新商品「支那そばや監修 醤油らぁ麺」は、コンビニの中でもファミリーマートにしか売ってないPB(プライベートブランド)商品で、以前より「支那そばや」と付き合いのある明星食品と共同開発。一見するとファン待望の一杯に思えますが、2021年10月26日発売の「支那そばや監修 醤油らぁ麺」と同じ商品名かつ “ほぼ同じパッケージのデザイン” なのが気になるところ。
2021年10月発売の「支那そばや監修 醤油らぁ麺」は、ファミリーマート×ラーメンデータバンク共同開発企画第2弾として開発された縦型ビッグのカップラーメンで、今回のパッケージに「ラーメンデータバンクイチオシ!」と「ラーメン評論家 大崎推奨」のデザインを加えたら、まったく同じ見た目といっても過言ではありません。こういう焼き直しって、そもそも企画的にセーフなんでしょうか。
今週注目のカップ麺と展望
というわけで、今週の注目すべきカップ麺の新作は、国道沿いにある大箱ラーメンチェーンの代名詞が監修した「丸源ラーメン 熟成醤油 肉そば」に、コロナ禍にあっても行列が絶えない全国屈指の超人気店「手打式超多加水麺 ののくら」監修による一杯も興味深く、明星史上最極太麺と極太メンマを搭載した「ぶぶか油そば ガチ太」も見逃せません。
まだゴールデンウィーク明けで本調子とはいえない感じのラインナップになりますが、こういう時期だからこそノーアナウンスのコンビニ新商品がリリースされる確率も高いので、そちらも睨みながらブログを更新します。
メーカー未公開情報あり! カップ麺マル秘リスト
それでは、最後に私の把握している新作カップ麺の発売予定リストを公開します。なかにはネットで商品名を検索しても出てこないメーカー未公開のタイトルも混ざっているため、発売日が変動する、あるいはリリースされない場合もあるかもしれませんが、こんなカップ麺が出るかもしれないよー、くらいのスタンスで話のネタにご活用ください【author・taka :a(大石敬之)】
- 2022.05.16
カップヌードル 激辛味噌 ビッグ
明星 麺神カップ 濃香豚骨
Ramen FeeL 塩ラーメン
赤いきつねうどん 相馬野馬追
緑のたぬき天そば 相馬野馬追
CoCo壱番屋監修 ビーフの旨み 黒カレーラーメン
CoCo壱番屋監修 スパイスの刺激 赤カレー焼そば
ペヤング バター醤油味やきそば - 2022.05.23
明星 一平ちゃん夜店の焼そば 焦がしにんにくたまり醤油味
全国麺めぐり 尾道ラーメン - 2022.05.30
台湾式豆乳スープ 鹹豆漿(シェントウジャン)