【週報】カップ麺 今週の新商品 麺屋武蔵×新宿中村屋に獅子丸など有名店多数!! EDGE×わかめ3.5倍やセブンの新ブランドにも注目

どうも、taka :aです。

この記事では、2020年6月22日（月）に新発売とリニューアルを予定している「カップ麺の新商品一覧」をまとめ、これまでの経験に基づいた所感を交えながら各製品の特徴と見所を画像付きで解説、今週の注目カップ麺を選定します。

コンビニの新商品や新作カップ麺（カップラーメン、カップ焼そば等）の最新情報、話題のニュースが気になる方は（こっそりメーカー未公開の新発売予定リストも公開しているので）、よろしければ最後までご覧ください。

今週の新商品 新作カップ麺リスト

▼日清食品
・日清の汁なしどん兵衛 冷しぶっかけうどん / 193円（全国）

▼明星食品
・明星 馳走麺 狸穴監修 シビ辛ラー油肉蕎麦 / 220円（全国）

▼東洋水産（マルちゃん）
・赤いきつね焼うどん でか盛 / 220円（全国）

▼サンヨー食品（サッポロ一番）
・麺家 獅子丸監修 魚介鶏白湯らぁめん / 220円（全国）

▼エースコック
・EDGE×わかめラーメン ごま・しょうゆ また帰ってきたわかめ 3.5倍 / 210円（全国）
・EDGE×わかめラー油蕎麦 わかめ3.5倍 / 210円（全国）

▼まるか食品
・ペヤング 塩ねぎ豚やきそば / 193円（全国）

▼サンポー食品
・焼豚ラーメン トムヤムクン味 / 193円（全国）

▼ローソン
・麺屋武蔵×新宿中村屋 麻辣カリー麺 / 295円（全国）*1

▼ファミリーマート
・RIZAP 野菜たっぷりちゃんぽん / 220円（全国）*1

▼セブン＆アイグループ
・日清 濃くてうまい TANMEN / 148円（全国）*2
・日清 濃くてうまい MISO / 148円（全国）*2
・セブンプレミアム スパイスの刺激が後引く胡椒塩そば / 98円（全国）

*1 火曜日（2020/06/23）以降発売
*2 セブン＆アイグループ約21,500店舗限定発売

日清食品「汁なしどん兵衛 冷しぶっかけうどん」新発売

どん兵衛から史上初の “冷やしうどん” ついに登場!! 日清のどん兵衛（にっしんのどんべえ）とは、言わずと知れた日清食品の和風カップ麺で、初代「日清のどん兵衛きつね」が発売されたのは1976年（昭和51年）8月9日。世界初のカップうどん「マルちゃんのカップうどんきつね」（「赤いきつねうどん」の前身）に対抗すべく業界初の丼型容器に身を包み、つゆの味を当初から東西で分け、今では日清食品を代表するヒットブランドになりました。

出典：日清食品「日清の汁なしどん兵衛 冷しぶっかけうどん」（6月22日発売）

今回の新商品「日清の汁なしどん兵衛 冷しぶっかけうどん」は、2018年5月28日発売の湯切りタイプ第1弾「日清のどん兵衛 釜たま風うどん」から続く「汁なしどん兵衛」の新作で、だしの効いた濃いめのつゆをぶっかけて食べる夏に嬉しい一杯を展開。2020年3月30日に “温・冷” どちらでも食べられる2WAYタイプの「汁なしどん兵衛 ラー油香るラーそば」を発売していますが、意外にも1976年の発売以来、冷やしうどんは初の試みだそうです。

ところで “どん兵衛史上初の冷やしうどん” とのことですが、2020年6月8日に東洋水産が「赤いきつねうどん」や「緑のたぬき天そば」などが属す和風丼カップ麺シリーズ（旧：和風面な色シリーズ）から「マルちゃん 冷しぶっかけうどん」及び「同 冷しぶっかけたぬきそば」をリリースしてきたばかり。絶対的な証拠があるわけではないものの、なんらかの示し合わせを感じるタイミングですよね。

東洋水産「赤いきつね焼うどん でか盛」新発売

「赤いきつねうどん」をイメージした公式の焼うどんアレンジが今年も登場!! 赤いきつねうどんとは、1975年（昭和50年）9月に発売された世界初のカップうどん「マルちゃんのカップうどんきつね」の更新で、現在の “赤いきつね” にリニューアルしたのは1978年（昭和53年）8月。当初は発売直前までベージュのパッケージに “熱いきつねうどん” というタイトルでしたが、山口百恵さんの『プレイバックPart2』を聴いた当時の社長が感銘を受け、急遽「赤いきつねうどん」になりました。

出典：東洋水産「赤いきつね焼うどん でか盛」新発売のお知らせ

今回の新商品「赤いきつね焼うどん でか盛」は、2016年5月16日に発売された『ドラゴンボール超』とのコラボ商品「マルちゃん ドラゴンボール超 赤いきつね 焼うどん」が前身で、東洋水産のオリジナル商品として初めて発売されたのは2017年6月12日。当初はレギュラーサイズのみ展開され、2019年6月24日に赤いきつね焼うどんシリーズ初となる大盛りサイズ「でか盛」版が発売されます。

とりあえず1年前の商品と最新版のパッケージを見比べてみたところ、完全に同じデザインで、麺の量や商品のコンセプトも変わっていません。いつも比較的に関東寄りの味付けで、毎年のリリースを楽しみにしている一定の固定ファンを獲得。週報を執筆中の現時点、まだ東洋水産のニュースリリースは更新されていませんが、2020年7月13日にレギュラーサイズ版も再販されるはずなので、お好みの量を選択してください。

サンヨー食品「麺家 獅子丸監修 魚介鶏白湯らぁめん」新発売

新進気鋭のラーメン・つけ麺専門店「麺家 獅子丸」が初のカップラーメンを監修!! 麺家獅子丸（めんや ししまる）とは、名古屋市中村区亀島2丁目に店舗を構える “洋” がコンセプトのラーメン店で、創業は2016年7月7日。女性客や観光客からの人気も高く、季節によって食材を入れ替えているのも特徴的なポイントで、開業から3年後には食べログの「ラーメン百名店 EAST 2019」にも選出されています。

出典：サンヨー食品 > ホーム > 製品情報 > 麺家 獅子丸監修 魚介鶏白湯らぁめん

今回の新商品「麺家 獅子丸監修 魚介鶏白湯らぁめん」は、サンヨー食品（サッポロ一番）と「麺家 獅子丸」の共同開発商品で、パッケージにも “泡仕立て” とあるように、おそらく同店の「獅子丸ぱいたんらぁめん」がモデル。それはカプチーノのように細やかな泡が立ち、カツオやサバ、アゴ、羅臼昆布などの和風だしに豚骨、鶏ガラなどを合わせ、他店の鶏白湯よりもアッサリと仕上げているのが特徴とのこと。

サンヨー食品は “元祖泡系”（博多一幸舎）の血を引く「博多一双」の通称・豚骨カプチーノを再現した、ローソン限定のカップラーメンを何度か製造しているため、泡系は初めてではありません。しかし、サンヨー食品のタテ型ビッグといえば麺の出来が悪く、しばしば足を引っ張ることも珍しくないので、そこが今回の懸念すべきところでしょうか。

エースコック「EDGE×わかめラーメン / わかめラー油蕎麦」新発売

また帰ってきたの!? EDGE×わかめラーメン “わかめ3.5倍 ごま・しょうゆ” の再販にあわせてシリーズ初の “わかめラー油蕎麦” を展開!! EDGE×わかめラーメンとは、驚き＆やりすぎの「EDGE（エッジ）」シリーズと同社のロングセラーブランド「わかめラーメン」のコラボ商品で、2018年6月11日に「わかめラーメン」の発売35周年に合わせて企画された規格外の変わり種。

出典：エースコック「EDGE×わかめラーメン ごま・しょうゆ また帰ってきたわかめ3.5倍、EDGE×わかめラー油蕎麦 わかめ3.5倍」2020/6/22 新発売PDF

今回の新商品「EDGE×わかめラーメン ごま･しょうゆ また帰ってきたわかめ3.5倍」は、2018年6月発売品と2019年6月発売品「EDGE×わかめラーメン ごま・しょうゆ 帰ってきたわかめ3.5倍」の続編で、コンセプトに目立った変更点はありません。しかし、同時発売品の「EDGE×わかめラー油蕎麦 わかめ3.5倍」は、これまでに前例がない新作フレーバーです。

2018年9月11日、わかめ7倍のセブンイレブン限定商品「わかめラーメン 麺大盛りでわかめ7倍」を発売し、続けて2019年9月9日に「わかめラーメン 麺大盛りでわかめ7倍＆コーン11倍」という規格外のセブンイレブン限定商品を発売しているため、それほどのボリュームではないものの、わかめ3.5倍を侮ってはいけません。特に新作の「わかめラー油蕎麦」は、おそらく田舎蕎麦風と思われる熱湯5分の麺も美味しそうですよ。

まるか食品「ペヤング 塩ねぎ豚やきそば」新発売

ありそうでなかった変わり種!? ペヤングから豚のネギ塩焼きをイメージした新作登場!! ペヤングやきそばとは、まるか食品を代表するカップやきそばのロングセラーブランドで、初めて発売されたのは1975年（昭和50年）3月。若いカップルにも “2人で1つのものを仲良く食べてほしい” という願いから、ペア（pair）とヤング（young）で「ペヤング（peyoung）」と名付けられ、2020年3月に発売45周年を迎えました。

出典：まるか食品「ペヤング 塩ねぎ豚やきそば」を6月22日に発売いたします。

今回の新商品「ペヤング 塩ねぎ豚やきそば」は、たっぷりジューシーな豚肉を使用した変わり種で、ペヤングのネギ塩といえば2019年7月15日に「ネギ塩ガーリック風味やきそば」を発売していますが、それは豚肉の入っていないオープン価格の廉価版。さらに遡ると2012年8月13日に初音ミクとコラボした「ネギ塩ヤキソバ」という商品もありましたが、それは “ひき肉入り” だったので、もしかすると意外に初の試みかも——

あいかわらず公式ウェブサイト内にある商品説明が簡素な内容なので、ちょっと推測も含みますが、おそらく添付調味料はニンニクが効いた焼肉の塩ダレっぽい味付け。コンセプト的に豚肉の量と旨味はもちろん、オイスターソースやネギエキスを使用しているため、そこも注目したいポイントです。なんかアレですね、炭水化物×炭水化物になりますけど、白ご飯に合いそうなイメージw

サンポー食品「焼豚ラーメン トムヤムクン味」新発売

九州の雄「焼豚ラーメン」に新感覚のトムヤムクン風とんこつラーメン爆誕!? 焼豚ラーメン（やきぶたらーめん）とは、佐賀県三養基郡基山町に本社・工場を置くサンポー食品の看板カップ麺で、初めて発売されたのは1978年（昭和53年）8月。九州以外では売ってない地域も多いのですが、都内にも根強いファンを作るなど、知る人ぞ知るコアなブランドです。

出典：サンポー食品「焼豚ラーメン トムヤムクン味」新発売!

今回の新商品「焼豚ラーメン トムヤムクン味」は、サンポー食品が誇る「焼豚ラーメン」を世界の料理風にアレンジした「世界シリーズ」の新作で、2020年2月24日発売の第1弾「スパイシーインドカレー味」及び2020年4月13日発売の第2弾「ペペロンチーノ味」に続く第3弾。そんなに違和感なく公式ウェブサイトを見ていたのですが、冷静に考えると豚骨ベースのトムヤムクン味は一般的ではありません。

トムヤムクンとは、辛味と酸味が効いたタイを代表する世界三大スープの一つとされ、料理名のトムは煮る、ヤムは混ぜる、クンはエビを意味しています。トムヤムクン味の焼豚ラーメンにはエビを使用していないため、クンは成立していないのですが、具材にはパクチーチップやレモングラスを使用とのこと。パクチーの効き目もさることながら、豚骨・辛味・酸味の兼ね合いに注目ですね。

ローソン「麺屋武蔵×新宿中村屋 麻辣カリー麺」新発売

1901年創業の老舗「新宿中村屋」と “96年組” の代表格「麺屋武蔵」がW監修したカップ麺だけの特別版!! 新宿中村屋（しんじゅくなかむらや）とは、東京都新宿区に本社を置く食品メーカーで、和洋菓子や中華まん、レトルトカレー、本格四川シリーズなど、幅広い食品を取り扱っている老舗。以前は「新宿・中村屋 ルパ」という店舗でラーメンも提供していたようですが、それに特化した専門店はありません。

出典：ローソン > Home > 商品・おトク情報 > オリジナル商品 > 名店 エースコック 麺屋武蔵×新宿中村屋 麻辣カリー麺

麺屋武蔵（めんやむさし）とは、1996年5月14日創業の人気ラーメンチェーンで、当時の概念を覆したラーメン界のエポックメーカー「青葉」や「くじら軒」に並ぶ “96年組” の代表格。各店かなり個性的な商品を展開しているのですが、麺屋武蔵を代表する新宿総本店では鶏ガラと豚骨が主体の動物系に魚介を合わせた二刀流スープを特徴とし、創業当時はサンマ節を使っていることでも話題になりました（現在は不使用）。

今回の新商品「名店 エースコック 麺屋武蔵×新宿中村屋 麻辣カリー麺」は、新宿中村屋らしい花椒の風味豊かなカレースープに、麺屋武蔵らしい鶏と鰹の旨味を効かせた白湯スープを合わせたローソン限定の新作で、製造はエースコックが担当。これまでローソン名店シリーズ×麺屋武蔵のカップ麺は何度も発売されており、今回のような異色のコラボ商品も多かったのですが、新宿中村屋とのタイアップは今回が初めてです。

ファミリーマート「RIZAP 野菜たっぷりちゃんぽん」新発売

ファミマでライザップの低糖質カップ麺 “第12弾” はシリーズ初の「野菜たっぷりちゃんぽん」がテーマ!! ファミマでライザップとは、全国のファミリーマートで展開しているRIZAP監修商品のブランド及び企画の総称で、2016年11月からスタート。累計売上No.1のサラダチキンバーをはじめ、糖質0gの麺を使用したチルド麺や機能性チルド飲料、好調に推移している低糖質コンビニスーツなど、さまざまなジャンルから商品を展開しています。

出典：ファミリーマート > HOM > 商品情報 > 加工食品 > RIZAP 野菜たっぷりちゃんぽん

今回の新商品「RIZAP 野菜たっぷりちゃんぽん」は、ライザップが監修したファミリーマート限定の低糖質カップ麺 “第12弾” の新作で、製造は低糖質カップ麺のパイオニアである明星食品が一貫して担当。野菜たっぷりちゃんぽんの糖質量は32.3gとゼロではないものの、一般的なタテ型カップ麺の平均と比較して2/3ほどの糖質量ですし、一時期は油揚げ麺を使用していましたが、今回はノンフライ麺を使用とのこと。

ファミマでライザップの即席カップめん類における第1弾は、2017年1月10日に発売された「RIZAP 辛味噌ラーメン」及び「RIZAP 生姜醤油ラーメン」の2品で、以前は大判どんぶり型の商品も定期的に発売されていたのですが、2018年1月30月発売の第6弾「スパイシーカレーメン」から縦型に統一。たっぷりの野菜と魚介の風味が効いたスープが特徴とのことなので、低糖質でも味気なくないところを見せてもらいましょう。

セブン＆アイ「日清 濃くてうまい」2アイテム新発売

旨み練り込み麺が味の決め手!? セブン＆アイ×日清食品の新ブランド「濃くてうまい」始動!! 濃くてうまいとは、セブン＆アイ・ホールディングスと日清食品の共同開発商品で、麺に旨味を練り込んだことを特徴とする新たなPBカップ麺として展開。全国のセブン&アイグループ各店（セブン‐イレブン、イトーヨーカドー、ヨークマート、ヨークベニマル等）が対象で、今週から一斉に取り扱いが始まります。

出典：セブン-イレブン・ジャパン > “旨み練り込み麺” が味の決め手!「日清 濃くてうまい」2アイテム 〜6月22日（月）より全国のセブン＆アイグループ各店で限定発売～

今回の新商品「日清 濃くてうまい TANMEN」及び同時発売品の「日清 濃くてうまい MISO」は、どちらも “旨み練り込み麺” を特徴とした新作で、TANMEN（タンメン）には麺にガーリックを練り込み、MISO（ミソ）にはジンジャーを練り込んでいるとのこと。しかも値段は税別148円ということで、コストパフォーマンスの高さにも期待できそうな予感。

しっかりと味付けが施された麺はもちろん、TANMENは野菜とチキンの旨味あふれる塩味のスープにガーリックの粒を入れ、MISOには赤味噌と白味噌をブレンドした濃厚みそスープにジンジャーチップを加えるなど、こだわりは旨み練り込み麺だけにあらず。最近はセブンイレブン限定の二郎系どん兵衛「マシマシ篇」をはじめ、粒にんにくが強烈な商品を打ち出しているセブン＆アイ×日清食品、けっこう期待できそうですよ。

今週注目のカップ麺と展望

「馳走麺 狸穴（まみあな）」や「赤いきつね焼うどん」「EDGE×わかめラーメン」など、なかにはリニューアルや再販に近い商品もありましたが、けっこうカップ麺の新商品が豊富な2020年6月第4週。なかでも注目したいのは、エースコック×ローソン名店シリーズのハイエンドモデル「麺屋武蔵×新宿中村屋 麻辣カリー麺」で、かなり独創的な一杯に仕上がっていそうな予感。

他にも「麺家獅子丸監修 魚介鶏白湯らぁめん」や「EDGE×わかめラー油蕎麦 わかめ3.5倍」に「ペヤング 塩ねぎ豚やきそば」と、なかなか面白そうな新作カップ麺が多い週になりました。セブン＆アイ限定の「日清 濃くてうまい」2品もコストパフォーマンスが高そうですし、手に入れば「焼豚ラーメン トムヤムクン味」のレビューも視野に入れながら、今週も一緒にカップ麺を楽しんでいけたらなと思います。

メーカー未公開情報あり! カップ麺マル秘リスト

それでは、最後に私の把握している新作カップ麺の発売予定リストを公開します。中にはネットで商品名を検索しても出てこないメーカー未公開のタイトルも混ざっているため、発売日が変動する、またはリリースされない場合もあるかもしれませんが、こんなカップ麺が出るかもしれないよー、くらいの気持ちで話のネタにでもご活用ください。