【週報】カップ麺 今週の新商品 “ジェネリック二郎” ついに冷やし系を展開!!ファミマの大盛にんにく醤油ラーメンが先駆けて変化

どうも、taka :aです。

この記事では、2020年5月第2週に新発売とリニューアルを予定している「カップ麺の新商品一覧」をまとめ、これまでの経験に基づいた所感を交えながら各製品の特徴と見所を画像付きで解説、今週の注目カップ麺を選定します。

コンビニの新商品や新作カップ麺（カップラーメン、カップ焼そば等）の最新情報、話題のニュースが気になる方は（こっそりメーカー未公開の新発売予定リストも公開しているので）、よろしければ最後までご覧ください。

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今週の新商品 新作カップ麺リスト

▼日清食品
・日清のどん兵衛 きつね焼うどん / 193円（全国）
・日清 東京NOODLES 篝 鶏白湯Soba / 228円（全国）

▼明星食品
・明星 一平ちゃん夜店の焼そば わさびマヨ醤油味 / 193円（全国）

▼サンヨー食品
・サッポロ一番 塩らーめん 濃厚タンメン タテビッグ / 220円（全国）

▼エースコック
・タテロング 厚切太麺 濃いつゆラー油肉そば / 220円（全国）
・魚藍亭監修 よこすか海軍カレーラーメン / 193円（全国）
・魚藍亭監修 よこすか海軍カレーうどん / 193円（全国）
・スープはるさめ 塩レモン / 156円（全国）

▼ファミリーマート
・175°DENO汁なし担担麺 / 230円（全国）
・冷しにんにく醤油ラーメン / 510円（全国）

日清食品「日清のどん兵衛 きつね焼うどん」新発売

「日清のどん兵衛」で定番の味わいを “焼うどん” にアレンジ!! 日清のどん兵衛とは、言わずと知れた日清食品のロングセラーブランドで、初代発売日は1976年（昭和51年）8月9日。その発売当初からスープ（つゆ）の味を東日本と西日本で分け、業界初の丼型容器に身を包み、東洋水産（マルちゃん）の「赤いきつねうどん」に対抗すべく、市場に投下されました。

出典：日清食品「日清のどん兵衛 きつね焼うどん」（5月11日発売）

今回の新商品「日清のどん兵衛 きつね焼うどん」は、どん兵衛ならではの多加水うどんを「焼うどん」として味わえる「日清のどん兵衛焼うどん」シリーズからの新作で、日清食品のニュースリリースには “2011年の発売以来、大変ご好評をいただいています” と記載されているのですが、日清のどん兵衛から初めて焼うどんが発売されたのは1997年（平成9年）2月。

以降、同ブランドから焼うどんを何度も発売しており、最近では「担担花椒仕立て」や「和風たらこ味」などの変わり種を発売しているのですが、彩り七味をイメージした「七味仕立てマヨ」を別添し、ありそうでなかった “いつもの味” を焼うどん化。日清食品の商品説明から察するに、おそらく味付けは東日本向けの味をベースにしたものと思われます。

※コンビニでは「ローソン」「セブン-イレブン」「ミニストップ」での取り扱いを確認

日清食品「東京NOODLES 篝 鶏白湯Soba」新発売

まさかのブランド鞍替え!? 東京・銀座の名店「篝」のカップラーメン第3弾は “東京NOODLES” から展開!! 篝（かがり）とは、2年連続で『ミシュランガイド東京』に掲載された行列のできる鶏白湯の名店で、創業は2013年3月1日。もともと水炊き専門店で腕を振るっていた和食料理人の店主が手掛ける鶏白湯は、オープン当初から銀座4丁目の路地裏に列を作り、2018年12月27日から現在の銀座6丁目に本店を移しました。

出典：日清食品「日清 東京NOODLES 篝 鶏白湯Soba」（5月11日発売）

今回の新商品「日清 東京NOODLES 篝 鶏白湯Soba」は、日清食品株式会社と「篝」が共同開発したカップラーメン第3弾で、以前は “名店が認めた本格style” というブランドから展開していましたが、今回より「AFURI」を代表とする“日清 THE NOODLE TOKYO” の後身ブランド「東京NOODLES」と統合された模様。これまで “名店が認めた本格style” は「篝」しか監修していないため、これを機に廃盤かもしれません。

引き続きカップ麺のテーマになっているのは看板メニューの鶏白湯Soba（とりぱいたんそば）で、歴代と同じく縦型ビッグ容器に生めん風のノンフライ麺を採用。前回の “トリュフ仕立ての鶏白湯Soba” から通常の鶏白湯Sobaに戻りましたが、お店の味を過去最高に再現すべく、さらに鶏の旨味をアップしたとのこと。第1弾・第2弾が間違いなかったので、おそらく今回も大丈夫です。

※コンビニでは「ローソン」「ミニストップ」「ファミリーマート」での取り扱いを確認

明星食品「一平ちゃん夜店の焼そば わさびマヨ醤油味」復活発売

明星食品創立70周年記念企画「一平ちゃん夜店の焼そば復活総選挙」で1位に輝いた人気フレーバーが限定復活!! 一平ちゃん夜店の焼そば復活総選挙とは、2020年3月28日に創立70周年を迎えた明星食品株式会社の特別企画で、同社の公式ウェブサイトに特設ページを設置。これまでに発売されてきた「一平ちゃん夜店の焼そば」30品から復活発売を希望する商品の投票を募り、みごと「わさびマヨ醤油味」が1位に輝きました。

出典：明星食品「明星 一平ちゃん夜店の焼そば わさびマヨ醤油味」（5月11日発売）

続きまして2位「60周年記念 一平ちゃん夜店の焼そば 限定甘コクソース」、3位「一平ちゃん夜店の焼そば 豚しお味」、4位「一平ちゃん夜店の焼そば バター醤油味」、5位「一平ちゃん夜店の焼そば スパイシーカレー味」と続き、残念ながら名作（迷作？）の「ショートケーキ味」はランクインしなかったのですが、それはさておき「わさびマヨ醤油味」といえば一時期に “レギュラーの座を掴んでいた” 実力の持ち主。

今回の新商品「明星 一平ちゃん夜店の焼そば わさびマヨ醤油味」は、2013年4月22日から定期的に発売されている準定番フレーバーで、2017年2月20日から期間限定商品ではなく “通年商品” として展開。2018年3月5日のリニューアルでビーフエキスを加え、その後しれっと姿を消しました。みごと復活を遂げた2020年発売品もビーフエキス入りなので、中身は最後に販売されたモデルと大差ないかもしれません。

エースコック「厚切太麺 濃いつゆラー油肉そば」新発売

噛み応え・食べ応え満点の “厚切太麺” シリーズから今年も「濃いつゆラー油肉そば」が登場!! 厚切太麺（あつぎりふとめん）とは、2015年2月23日に発売されたオリバーソース株式会社とエースコック株式会社の共同開発商品「厚切太麺 どろソース焼そば 大盛り」を皮切りに、10代〜30代の男性をターゲットにしたシリーズで、しっかりとした噛み応えのある角刃の太麺を軸に新作を展開。

出典：エースコック「タテロング 厚切太麺 濃いつゆラー油肉そば」2020/5/11 新発売PDF

今回の新商品「タテロング 厚切太麺 濃いつゆラー油肉そば」は、2016年1月18日発売の「同 濃いつゆ肉そば」をアレンジした変わり種で、初代発売日は2017年9月11日。日清食品や明星食品、東洋水産など、この頃からラー油入りの和蕎麦をカップめん化した新作が以前よりも意欲的に展開されるようになり、エースコックは読んで字の如く “厚切りの太麺” で差別化を図りました。

厚切太麺の「濃いつゆラー油肉そば」は、ちょうど1年前の同時期にあたる2019年5月6日にも発売しているため、純然たる新製品ではないのですが、2020年発売品はラー油の辛味とガーリックの風味をアップさせ、さらにパンチの効いた味わいに仕上げているとのこと。おそらく例年と（いい意味で）大差ない出来かと思いますので、田舎蕎麦風の太麺とラー油入りの甘濃い蕎麦つゆが好きな方は要チェックです。

※コンビニでは「ローソン」「セブン-イレブン」「ミニストップ」での取り扱いを確認

エースコック「魚藍亭監修 よこすか海軍カレーラーメン / うどん」新発売

カレー発祥の地・横須賀（よこすか）が誇る “よこすか海軍カレー” をカップ麺にアレンジ!! よこすか海軍カレーとは、1908年（明治41年）発行の『海軍割烹術参考書』に記載されていたメニューで、旧帝国海軍に縁のあるカレーの一つ。1999年（平成11年）に地元団体「カレーの街よこすか事業者部会」が “よこすか海軍カレー” を復活させ、全国的に認知されるようになりました。

出典：エースコック「魚藍亭監修 よこすか海軍カレーラーメン / うどん」2020/5/11 新発売PDF

今回の新商品「よこすか海軍カレーラーメン」及び「よこすか海軍カレーうどん」は、2018年5月21日から期間限定で販売されている変わり種で、横須賀市・横須賀商工会議所・海上自衛隊横須賀地方総監部からなる「カレーの街よこすか事業者部会」公認商品として展開。その後、2019年5月13日に第2弾を発売しているため、今回が初のカップめん化ではありません。

けれども第3弾となる今回は、よこすか海軍カレー認定1号店・魚藍亭（ぎょらんてい）監修ということで、同シリーズ初の有名店もの。1999年に創業した活魚料理店「魚藍亭」が前身で、先代女将の故・大川原晶子さんのレシピを甥の栗田秀樹さん（現・魚藍亭店主）が受け継ぎ、一度の閉店を経て、現在の “若松マーケット” で復活しました。

そんな「魚籃亭」とカレー系カップ麺のパイオニア・エースコックのコラボ商品なのですが、スーパーやドラッグストアでは税込100円ちょっとで販売していることも多いので、コストパフォーマンスの高さにも注目です。

ファミリーマート「175°DENO汁なし担担麺」新発売

札幌発の担担麺専門店「175°DENO担担麺」監修ファミマ限定カップ麺 “第3弾” 登場!! 175°DENO担担麺（ひゃくななじゅうごど での たんたんめん）とは、北海道札幌市中央区に本店を構える担担麺の専門店で、創業は2013年1月11日。店主の出野光浩（での みつひろ）氏は、東京・湯島の名店「阿吽（あうん）」の出身で、本格四川料理技術と日本のラーメン技術を融合させた店主オリジナルの担担麺を提供しています。

出典：ファミリーマート > HOME > 商品情報 > 加工食品 > 175°DENO汁なし担担麺

今回の新商品「175°DENO汁なし担担麺」は、ファミリーマート及び明星食品株式会社との共同開発商品で、175°DENO担担麺が初めてカップ麺になったのは2019年4月23日。その第1弾は今回と同じ湯切りタイプの「汁なし担担麺」を発売、2019年11月5日に第2弾として汁ありのカップラーメン「175°DENO担担麺」を発売しているため、純然たる新製品ではないのですが、第3弾では “花椒入り唐辛子パック” をアピール。

さらに第1弾の「175°DENO汁なし担担麺」と比較して、ふりかの量を3倍に増やしているとのこと。2019年4月に発売された「175°DENO汁なし担担麺」は、唐辛子の辛さこそ特筆すべき刺激ではなかったものの、花椒（かしょう）は比較的に硬派な痺れを打ち出し、ねりごまの重厚感は印象に残る重さでした。今回は花椒入り唐辛子パックが従来品対比3倍となっているため、刺激の強さにも期待できそうです。

ファミリーマート「冷しにんにく醤油ラーメン」新発売

ファミリーマートのジェネリック二郎「大盛にんにく醤油ラーメン」からシリーズ初の “冷やし” が登場!! ジェネリック二郎（じろう）とは、東京・三田に本店を置く「ラーメン二郎」の流れを汲んだ「二郎系」及び二郎系ラーメンの影響を強く受けた「インスパイア系」と呼ばれるジャンルを意識して開発されたコンビニ限定レンジ麺の通称で、2019年1月29日に全国解禁されたセブンイレブンの「中華蕎麦とみ田監修豚ラーメン」がブームの火付け役。

出典：ファミリーマート > HOME > 商品情報 > 加工食品 > 冷しにんにく醤油ラーメン

今回の新商品「冷しにんにく醤油ラーメン」は、ファミマの二郎系レンジ麺「大盛にんにく醤油ラーメン」の流れを汲んだ初の冷やし麺で、モチモチとした食感が特徴の太麺を使用し、スープは豚骨や魚介、にんにくを加えた醤油ベースとのこと。さらに上記画像のイメージ写真にもあるように、東京・駒場にある二郎インスパイア系の名店「千里眼（せんりがん）」の辛揚げ（からあげ）を彷彿とさせる辛い揚げ玉をトッピングしています。

2019年10月9日、セブンイレブンが千葉県限定で「中華蕎麦とみ田監修冷し豚中華」という冷やし系のジェネリック二郎を展開しているのですが、全国発売に踏み切ったのはファミリーマートが初めて。この動きを皮切りに、今年の夏はセブンイレブンやローソンのジェネリック二郎からも全国発売の冷やし系が順次展開されるかもしれません。

今週注目のカップ麺と展望

今週も大型連休の影響で新商品の数が少なく、ほとんどのカップ麺は再販に近いのですが、いずれも間違いなさそうな商品ばかり。日清の「篝」はノンフライ麺を使用した本格鶏白湯で、どん兵衛の「きつね焼うどん」もイメージ通りの味と安定の評判。明星の「一平ちゃん夜店の焼そば わさびマヨ醤油味」もファン待望の復活なので、以前に好きだった方はスーパーやドラッグストアを要チェック。

エースコックの「魚藍亭監修 よこすか海軍カレーラーメンうどん」及び「同 うどん」、並びに「厚切太麺 濃いつゆラー油肉そば」については例年と大差なさそうですが、サンヨー食品の「サッポロ一番 塩らーめん 濃厚タンメン」は初登場。またファミマの “冷やしジェネリック二郎” も今週の目玉商品なので、そちらにも注目しつつ今週も一緒にカップ麺を楽しんでいけたらなと思います。

メーカー未公開情報あり! カップ麺マル秘リスト

それでは、最後に私の把握している新作カップ麺の発売予定リストを公開します。中にはネットで商品名を検索しても出てこないメーカー未公開のタイトルも混ざっているため、発売日が変動する、またはリリースされない場合もあるかもしれませんが、こんなカップ麺が出るかもしれないよー、くらいの気持ちで話のネタにでもご活用ください。うん、来週の新商品は賑やかですね。