どうも、taka :aです。
本日の一杯は、コンビニで販売されている辛いカップ麺、セブンイレブン「蒙古タンメン中本 辛旨焼そば」とローソン「東京タンメン トナリ監修 辛激焼そば」の比較・実食レビューです。
「セブンイレブン」vs.「ローソン」コンビニ旨辛カップ焼そば対決どっちが辛いか食べ比べ!
実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、それぞれの特徴や違い、思わぬ共通点も解説します。お時間よろしければ、最後までお付き合いください。
蒙古タンメン中本 vs. 東京タンメン トナリ
さて、勝手に始まりましたコンビニPBカップ焼そば対決「セブンイレブン」の雄は、熱狂的なファンも多い「蒙古タンメン中本」シリーズより、2018年10月22日に初デビュー、2019年5月7日に再降臨を果たした “辛うま焼そば日本一”「セブンプレミアム 蒙古タンメン中本 辛旨焼そば」(セコンド:日清食品)。
対する「ローソン」の雄は、絶妙な中華調味料の本格感でセブンの中本に真っ向勝負をかける「東京タンメン トナリ監修 辛激(しんげき)」シリーズより、2019年6月18日に颯爽と現れた “辛激揚玉&特製マヨ” が決め手の辛型(しんがた)カップ焼そば「東京タンメン トナリ監修 辛激焼そば」(セコンド:明星食品)、以上の両名です。
初めて「蒙古タンメン中本」のカップ麺が発売されたのは2008年11月16日、東京都板橋区に本店を構える “辛うまラーメン日本一” の店主・白根誠氏監修のもと、セブン&アイグループと日清食品株式会社の共同開発商品として発足。以来、ずっと三社のタイアップは続いているのですが、その10周年記念として発売されたのが「セブンプレミアム 蒙古タンメン中本 辛旨焼そば」です。
そして、ローソン限定で展開されている「東京タンメン トナリ」の辛いカップ麺「辛激」シリーズは、2017年6月13日発売のカップラーメン「トナリ監修 辛激タンメン」がデビュー戦。以来、セブンの中本と熾烈な戦いを繰り広げているとかいないとか‥すくなくとも私は互角だと思っているのですが、「辛激焼そば」の前に「辛激焼タンメン」という汁なしカップ麺がありました。
カップラーメンの発売は「蒙古タンメン中本」が圧倒的に先ですが、実は自社のカップラーメンをカップ焼そばに落とし込んだのは「トナリ」の「辛激」シリーズが先で、2018年3月13日にシリーズ初の湯切りタイプ「トナリ監修 辛激焼タンメン」を発売。その約7ヶ月となる2018年10月22日、セブン&アイグループ×日清食品から「蒙古タンメン中本 辛旨焼そば」がリリースされます。
セブンの「蒙古タンメン中本 辛旨焼そば」は2019年5月7日に再販、2019年6月現在も全国のセブンイレブンを中心に絶賛発売中なんですけど、実は初版と中身は変わりません。しかし、ローソンの「辛激焼タンメン」は「辛激焼そば」として装いを新たにリニューアル、内容も前回は別添されていなかった “辛激揚玉”(辛い揚玉)と “特製マヨ” を実装しての第2弾でした。
取扱店も違う、メーカーも違う、けれども両方 “辛くて旨い” がテーマ。どちらも激辛とはいえない刺激ではあるものの(※でも辛い食べ物が苦手な人は注意が必要)、両者ともに絶妙な辛さと込み上げてくる旨味の波によって中毒性が高く、当ブログの評価では甲乙つけられないくらい、同列ラインの高評価を叩き出しています。
ただ、ツイッターのフォロワーさんからは「中本のほうが辛い」「辛激のほうが辛い」「どっちも辛くない」「どっちも辛いわw」などのリプライやメッセージが寄せられ、他にも「どっちが辛いですか?」「どっちが美味しいですか?」「味の違いは?」など、食べ比べた時の違いに関する質問もあったので、それなら徹底的に比較しようと今回の執筆に至りました。
製品詳細情報
まず軽くセコンド(販売者)の情報ですが、あらためまして “明星食品は日清食品グループ傘下の完全子会社” です。もちろん厳密には別の企業ではあるものの、明星食品は2006年から日清食品のグループに入り、2008年には親会社の持株会社制移行で日清食品ホールディングス(株)事業会社へ‥‥というわけで、株式上は親子。
それに、今回のカップ麺は別々の工場で製造されているのですが、もし日清食品のカップ麺でも賞味期限の近く(基本、下段右端)に「R」と書いてあった場合、それは「東日本明星株式会社 埼玉工場」で製造されていることを意味しています。たとえば「日清焼そばU.F.O.大盛 / 極太」など、日清焼そばU.F.O.といえば日清食品の看板ブランドの一角ですが、基本的に変わり種だと「R」(明星食品グループ製造)なんですよ。
(左:蒙古タンメン中本 / 右:トナリ 辛激)
さて、ここからは製品の中身を比較していきましょう。「蒙古タンメン中本 辛旨焼そば」に別添されている小袋は「3袋」(液体ソース・粉末ソース・特製マヨ)、「トナリ監修 辛激焼そば」に別添されている小袋は「4袋」(液体ソース・特製マヨ・かやく・あとのせかやく)となっていて、「液体ソース」と「特製マヨ」が共通点。
麺は両者ともに130gの大盛りで、かつ力強いソースに負けないように極太麺を採用。「辛旨焼そば」はセブン系列のスーパーマーケットでも販売されているのですが、「辛激焼そば」はコンビニ限定商品なので、両方ともコンビニで買った場合で比較すると、中本の「辛旨焼そば」は税込235円、トナリの「辛激焼そば」は税込238円、わずかですが “中本(セブン)のほうが3円安い” です。
実食開始
どちらも湯戻し時間は熱湯5分となっているのですが、それぞれ “作り方のコツ” があるので、ちょっと解説します。まず「蒙古タンメン中本 辛旨焼そば」なんですけど、湯切りの後は “粉末ソースを混ぜてから液体ソースの順に” 入れてください(※先に液体ソースから入れてしまうと粉末ソースがダマになりやすいので)。
「トナリ監修 辛激焼そば」は液体ソースだけなので、湯切り後に注意する点は特にありませんが、 “特製マヨのかけすぎ(集中投下)に注意が必要” です。「辛激焼そば」も他の辛激シリーズ同様にXO醤の本格さが魅力的だったので、差し支えなければ辛激揚玉や特製マヨを入れる前に何口か味わってみてください。
気になるカロリーは「中本」764kcal /「辛激」782kcal、脂質「中本」32.8g /「辛激」37.6g、炭水化物(※ほぼ「糖質」の値だと思ってください)「中本」104.3g /「辛激」100.3g、食塩相当量「中本」6.3g /「辛激」7.4gというわけで、まったく健康的ではありませんがw たまに食べるくらいなら大丈夫。
それぞれ単体ではレビュー済みなので、より詳しい感想や製品情報、開発経緯、評価などが気になる方は、当ブログ内にある「蒙古タンメン中本 辛旨焼そば(2019)」と「トナリ監修 辛激焼そば」の実食レビュー記事をご覧ください。それでは、「めん」「ソース・特製マヨ」「具材」の特徴を解説し、どっちが辛いのか、また味の違いを比較します。
めん
「蒙古タンメン中本 辛旨焼そば」の極太麺は、なんといっても “コシの強さ” と “縮れのなさ” が強み。2008年9月にリニューアルされた「日清のどん兵衛 天ぷらそば」(ぴんそば)で培われてきたストレート麺の技術を叩き上げ、しっかりとしたコシがありながらも適度に歯切れがよく、ソースの辛さも直線的に伝えてくれます。
対する「トナリ監修 辛激焼そば」の極太麺は、なんといっても “むっちり” とした粘り気が魅力。歯切れの良さは意識されていませんし(むしろ歯切れは悪いw)、けっこう縮れもありますが、中本の辛旨焼そばよりも幅と厚みがあって、とにかく粘り気がすごい。弾力の維持率を確かめるために100回噛んでみたところ、最後まで抵抗してきました。
大きな違いをまとめると、「蒙古タンメン中本 辛旨焼そば」ストレートでコシが強く、適度に歯切れがよくて本格的。「トナリ監修 辛激焼そば」もちもち超えの徹底的な弾力で食べ応えがあり、カップ麺らしいジャンクさが楽しめる——といったところ。「本格感」は「蒙古タンメン中本」に軍配、「食べ応え」は「トナリ(辛激)」に軍配を上げます。
ソース・特製マヨ
ソースの味と特製マヨの仕様についても大きな違いがあって、「蒙古タンメン中本 辛旨焼そば」は液体ソースと粉末ソースのWソース式となっているのですが、液体ソースは “日清焼そばU.F.O.” の系譜にあり、粉末ソースは “蒙古タンメン中本 辛旨味噌(カップラーメン)” の系譜にあります。ソース味と辛味噌のハイブリッドという変わった組み合わせですが、これが違和感なくフィットしてるんですよね。
対する「トナリ監修 辛激焼そば」もベースは辛味噌系ではあるものの、いわゆるソース味のソースは隠し味で、XO醤を中心に “乾物の旨味” を全面に押し出している中華風の本格派。さらに中本の辛旨焼そばよりもオイルが多く、こってりとしたテイストに仕上がっています。特にXO醤を引き出そうとするフレームワークは「辛激シリーズ」の特徴なんですけど、こりゃ同社の「中華三昧」が一枚噛んでますな。
特製マヨは完全に別物で、「蒙古タンメン中本 辛旨焼そば」(左)に別添されている “中本特製辛味噌風味マヨ” は酸味が強く、辛い発酵系の中華調味料を効かせたマヨネーズベースのドレッシングみイメージ。「トナリ監修 辛激焼そば」(右)に別添されている特製マヨは “一平ちゃん夜店の焼そば系” の唐辛子マヨに近く、中本ほどではないけれど、酸味のアクセントが効果的。
また、「中本特製辛味噌風味マヨ」は “太めに出る” のに対し、「辛激特製マヨ」は “マヨビーム・ノズルで細めに射出できる” のも特徴です。おそらく辛激に関してはソースの本格さがマヨネーズで潰れないように、あえて細いノズル付きの小袋を採用しているのでしょう。でもって辛さレベルの違いなんですけど‥‥そんなに変わりませんw ほぼ対で、それなりに辛い。
具材
「蒙古タンメン中本 辛旨焼そば」(上)の具材はキャベツ、チャーシュー、人参、キクラゲで、カップラーメン(辛旨味噌)のように豆腐や挽肉は入っていませんし、大きなキクラゲも細切りにカットされていますけど、さすが “タンメン” 具沢山。固形具材のボリュームだけでいえば中本の圧勝ですが、「辛激」(下)はアイディア勝負。
「トナリ監修 辛激焼そば」の固形具材はキャベツとニラ、以上——なんですけど、サックサクの辛激揚玉(辛い揚玉)の食感が面白く、中本にはないジャンクな背徳感が個性。2018年の「辛激焼タンメン」時代にはキャベツ、チャーシュー、人参、ニラ、キクラゲが入っていたんですけど、マヨのジャンクさを思えば揚げ玉も悪くありません。
まとめ
まず両者の辛さレベルなんですけど、ほぼほぼ変わりません。どっちもピリ辛以上・激辛未満、辛い食べ物が苦手だったら苦戦します。もし食べてみて余裕だったら、辛味苦手ゾーンは克服。でも味は完全に別物で、「蒙古タンメン中本」は “辛味噌×日清焼そばU.F.O.ライクなソース” のハイブリッド、「辛激」は “和と本格感中華調味料” のハイブリッド、しかしながら旨さレベルやコストパフォーマンスも同列の高品質。
あとは完全に主観的な好みに左右されるので、どっちがオススメか(自分に合うか)は上記のレビューを判断材料にしてください。ただ、よほど好みに合わない場合や極端に辛い食べ物が苦手な場合を除けば “どっちを買っても損はない” と思います。というわけで両方とも名作ですが、辛さレベルは激辛と言い切れないため、いつか本気の激辛バージョン「蒙古タンメン中本 北極焼そば」や「トナリ監修 辛激焼そば 巨辛」の開発・販売にも期待したいですね。
まあ、私たちの感覚がおかしいんでしょうがw
この汁なしタイプの中本もトナリも激辛ではなく、旨辛ですよね。
たぶん一般フツーの方が食すと充分辛いんでしょうけど、我々的には激辛ではないが、適度に辛く適度に旨い 的なw
さすがにペヤングENDや北極や辛激、ギロチンレベルになると別の勝負心(舌)が必要ですがw
とにかく我々レベルだと、この二品は辛いとゆーより
凄く美味しい ですよね。
この感覚は少し間違ってる気がしますwww
Re:ソノダヒロキ様
お返事が遅くなり、申し訳ございません。
いやいや、間違った感覚ではないと思いますよ。どうしても個人差が激しいジャンルなだけの話でw やはり中本のカップ麺は「北極」からが激辛、トナリも「巨辛」からが激辛。というわけで辛さレベルに関しては物足りなさが否めませんでしたが、それだけに両方とも辛旨のバランスは秀逸! 単純に辛さを追求したければジョロキア100%のヤンチャな一味唐辛子をパパッと振りかければ解決ですしw このくらいが市販品として適切なのかもしれません。
ただ、ペヤングの激辛ENDに負けないレベルの激辛版も必ずリリースされるはずなので、お互い期待しながら待つことにしましょう^^