「蒙古タンメン中本 レンジで一撃 汁なし麻辛麺」は悪魔の食べ物だった‥

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セブンプレミアム

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、「蒙古タンメン中本」史上初の冷凍ラーメン、日清食品「セブンプレミアム 蒙古タンメン中本 汁なし麻辛麺(マーシンメン)」の実食レビューです。

レンジで一撃! お店では食べられないオリジナルメニュー「蒙古タンメン中本」渾身の冷凍麺‥ついにゲットしました。

遅れ馳せながらのレビューになりますが、実際に食べてみた感想と製品情報の詳細をお伝えします。販売エリアや取扱状況についても調べたので、お時間よろしければ最後までお付き合いください。

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蒙古タンメン中本 汁なし麻辛麺

「汁なし麻辛麺」の発売日は2018年6月12日(火)まで遡るのですが、全国のセブンイレブン20,385店(2018年5月末の統計)で発売された「蒙古タンメン中本」初の冷凍ラーメンということで、大きな話題を呼びました。しかし、発売当初から売り切れ続出で入手困難とされ、案の定どこにも売ってない‥



セブンイレブン限定ということで隣の県まで車を走らせ、手当たり次第に冷凍食品のコーナーを探したのですが、全国発売なのに見つからない‥(※兵庫県在住です)。それから毎週火曜日になるとコンビニに問い合わせては入荷状況を確認していたのですが、「入ってないですねぇ‥」という回答ばかり。

ほぼ諦めかけていた12月、ふと思い出して検索してみたところ、とある記事で11月から再販しているという情報を入手! 消えかけていた灯火が再び燃え始め、「汁なし麻辛麺」探しの旅が再開しました。でも、やっぱり行ける範囲のセブンイレブンには‥‥しかし、実は最近になって通販サイトでも購入できることを知ったのです。

出品者は東京都世田谷区にある「JAPANESE TOYBOX」というショップで、価格は5袋で税込4,700円(1商品あたりの価格は約783円)という強気な値段。「蒙古タンメン中本 汁なし麻辛麺」のメーカー希望小売価格は税別298円(税込321円)なので、冷凍便で送料込の値段とはいえ倍以上の支払総額になるのですが‥

蒙古タンメン中本のファンとして背に腹はかえられぬ‥! と、思わず通販サイトで購入。その後、日清食品に問い合わせてみたところ、発売日から日数が経った2018年12月現在でも首都圏の一部エリアにあるセブンイレブンでは取り扱いがあり、購入できるとのことでした。(※店舗の取り扱い状況によるので、日清食品でも支店名までは把握できていないそうです)



また、セブンイレブンの公式ウェブサイト内にある商品情報(階層:トップ > 商品のご案内 > セブンプレミアム > 冷凍・アイス)も削除されずに残っており、販売地域は東北・関東に変更されていたので、現在そのエリアを中心としたセブンイレブンの店舗でも引き続き売っているのかもしれません。

この商品はセブン&アイグループと日清食品、そして「蒙古タンメン中本」の店主・白根誠氏による共同開発商品で、前評判では花椒の痺れが強い、また唐辛子も激辛というクチコミも多く、かなり食べるのを楽しみにしていました。それでは、開封して中身をチェックしてみましょう。

開封

まずは外袋から内袋に入ったままの「具付めん」を出し、その上に貼り付けられている「花椒入り辣油」をペリッと取ります。調理方法や小袋のパッケージにも注意書きが記載されているのですが、花椒入り辣油ごと加熱するとレンジが多大な一撃を食らうことのになるので、電子レンジで加熱する前に必ず取ってください。



タレや花椒入り辣油の原材料にはパプリカ色素(別名を「トウガラシ色素」といい、トウガラシの果実から抽出された赤色、または黄色のカプサンチン類を主成分とする安全性の高い天然着色料)が使用されているのですが、パッケージの裏面には「辛味が強いので注意してください」というシンプルで頼もしい警告文。

もちろん保存方法は必ず冷凍庫で保管(-18℃以下の冷凍保存)を厳守しなければいけませんし、一度とけたものを再冷凍すると品質が変わる恐れがあるので、ある意味お値段が高くても冷凍便が確実かつ安全な入手方法と言えるのかもしれません。だいぶ高いけどw ちなみに賞味期限は2019年11月6日と実食日から10ヶ月以上も先なので、期限的な余裕は充分あります。

製品情報・購入価格

製品名:セブンプレミアム 蒙古タンメン中本 汁なし麻辛麺
製造者:日清食品
製造所:静岡工場
内容量:350g
発売日:2018年06月12日(火)
実食日:2018年12月26日(水)
JANコード:4548779730125
希望小売価格:298円(税別)

発売地域:全国から関東・東北に切り替え
購入価格:税込4,700円(6食入り送料無料)
取得店舗:ネット通販サイト(Amazon)

名  称:冷凍食品 ゆで中華めん(調理済み)
麺の種類:冷凍麺
調理時間:電子レンジ500W 約7分30秒 / 600W 約6分30秒
内容構成:2袋(花椒入り辣油・具付めん)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】めん(小麦粉、小麦たん白、食塩、卵粉 / かんすい、クチナシ色素)、豆腐、野菜(にら、にんにく、たまねぎ、ねぎ、しょうが)、みそ、豚肉、たけのこ水煮、植物油脂、豚脂、チキンエキス、砂糖、香辛料、ポーク調味料、ポークエキス、粒状大豆たん白、ザーサイ、しょうゆ、たん白加水分解物、ごま、えび醤 / 調味料(アミノ酸等)、増粘剤(加工でん粉、キサンタンガム)、香料、パプリカ色素、カラメル色素、酸化防止剤(ビタミンE)、ベニコウジ色素、〔花椒入り辣油〕ショートニング、植物油脂、香辛料(赤唐辛子、花椒、ガーリックパウダー)、豚脂、ポーク調味料 / 香辛料抽出物、香料、パプリカ色素、酸化防止剤(ビタミンE)、(一部にえび・小麦・卵・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)
【アレルギー表示】えび・小麦・卵・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチン

実食開始

「内袋(具付めん)」から別添の「花椒入り辣油」を取り外したら、表示面を上にして凍ったままの内袋を破かずに電子レンジ対応の皿にのせ、500Wなら約7分30秒、600Wなら約6分30秒を目安に加熱します。電子レンジ調理直後の製品は激熱なので、内容物や蒸気によるヤケドに充分ご注意ください。



調理が終わったら皿ごと取り出し、できるだけ袋の端を持って開封します。必要以上の加熱は調理不良の原因になるため避けなければいけませんが、冷凍食品の麺類は時間の目安通りに加熱しても麺の一部などが冷たいままの場合もあるので、もし開封後に冷たいと感じたら、ラップをかけて様子を見ながら10秒ずつ再加熱しましょう。

調理時間が長いので、その間にお湯をコップなどに注ぎ、ちゃぽんと小袋を浸けてオイルに含まれている豚脂やポーク調味料を温めておくとスマートです。また、調理方法には “お皿に移してよく混ぜてから別添の「花椒入り辣油」をかけて” と記載されているので、食べる直前にオイルを入れてからは、あまり混ぜないほうがいいようですね。

さて、完成です。さ、さすがの臨場感‥もはや神々しい。内容量は350gなので、たとえばカップ麺の「蒙古タンメン中本 辛旨焼そば」(176g)と比較しても2倍くらいの重量になるのですが、カロリーや脂質の数値は低く、炭水化物や食塩相当量も比較して少ない値となっていました。かなりヘルシーに見えてきたぞ麻辛麺w それでは、実際に食べてみましょう。

1食(350g)当たり

カロリー:551kcal
たん白質:17.8g
脂  質:21.3g
炭水化物:72.0g
食塩相当量:3.2g

めん

それはもうカップ麺とは比較になりません

まず最も印象的だったのは芳醇な小麦の風味と甘味、そして一般的なカップ麺では得られない「かんすい」の香りでした。さすが冷凍おそるべし。そもそもの土俵が違うので、比べるべきではないのかもしれませんが、悔しいけどカップ麺では逆立ちしても敵わないような次元にいらっしゃいます。

厚みのある平打ちの太ストレート麺で、もっちりとした粘り気のある弾力とコシの強さ打ち出しつつ、でも適度な歯切れの良さで顎が疲れることはない、食べ応えと食べやすさを両立している一級品。一瞬ちょっとパスタチックな雰囲気を覚えるのですが、かんすいの香りが混同を防ぎます。



表面は滑らかな口当たりになるのですが、多めの細かい具材とタレの加減によって麺に万遍なく絡むように設計されているため、汁なしの和え麺らしい一体感があり、タレとのバランスも申し分ありません。どんなに生麺に近い質感のノンフライ麺を食べてもカップ麺の限界を感じてしまうのは、かんすいの香りも大きく影響しているのだな‥と、あらためて感じました。

辛旨麻婆だれ

旨味が幾重にも重なる痺辛味

まず別添の花椒入り辣油が影響していない部分を食べてみたのですが、この時点で辛さはピリ辛以上。見た目こそ真っ赤なビジュアルではありませんし、まだまだ激辛とは言えませんが、思っていたよりも唐辛子の刺激が硬派だったのは嬉しい誤算でした。一般的に見ても普通に辛口か、その中でも上位に入ると思います。

辛い食べ物が好きなら心地よく、でも苦手な人は避けたほうが安全なレベルに仕上がっており、別添なしでも蒙古タンメン中本のカップラーメン(辛味オイル全投入後)よりも辛いと感じました。しかし、さすが白根誠氏が監修しているだけのことはあって、もちろん辛いだけではありません。

うま味はタレの味付けというよりも具材による恩恵が大きいと感じたのですが、本物の豚肉による旨味を筆頭にニラやニンニク、生姜、玉ねぎによる香味野菜が全体の旨味を引き立て、それと同時に中毒性の高いパンチを打ち出し、とりわけ搾菜(ザーサイ)の使い方が秀逸すぎたことには思わず嫉妬を覚えました。

花椒入り辣油は「少量(ピリ辛)」「半分(中辛)」「全部(激辛)」と辛さが選べる仕様となっているのですが、刺激成分である赤唐辛子や花椒の他にもガーリックパウダーや豚脂、ポーク調味料などの旨味成分が入っているので、もれなく全部投入するのがよいでしょう。

赤い見た目のオイルには花椒と思われる黒い粒も多めに入っており、唐辛子の辛さをブーストさせると同時に花椒の痺れを明白に添加します。唐辛子の辛さはカップ麺の北極ラーメンよりもマシだったので、もうちょっと強くても嬉しかったんですけど、市販品としては余裕で激辛クラスですね。また、花椒の清涼感と痺れが加わることで、香味野菜の旨味が溶け込んだコクのある「麻婆」の味でした。

具材

汁なし麻辛麺に隙はないのか‥

具材は豆腐、にら、にんにく、たまねぎ、ねぎ、しょうが、豚肉、たけのこ水煮、ザーサイ、すりごま‥すべて冷凍なので、一般的な乾燥具材では太刀打ちできません。ただ、実際のところ豆腐以外は細切れなので、たとえば一体感の高い豚肉や前項で触れた効果的なザーサイの旨味など、それらは具材として拾って食べるのではなく、豆腐の他は麺と一緒に自然と入ってきて食べ手の満足感を満たします。

微塵切りの香味野菜による複合的な旨味が混じり合ったタレに花椒入り辣油による麻辣テイスト、そこに豚肉と豆腐が重なることで麻婆豆腐が完成。中には粒状大豆たん白も使用されているので、すべてが本物の豚肉ではないのかもしれませんが、まったく不自然な印象は与えません。豆腐はカップ麺に入っているものと同等のサイズでしたが、キメの細かい舌触りと優しい大豆の風味が激辛の中でインターバルに。

そして、ひときわ具材の中でも豆腐や豚肉に負けず劣らずの自己主張を放っていたのが角切りの「たけのこ水煮」で、たけのこ特有の繊維質が食感の中では主役級の存在感。キクラゲやキャベツ、人参などは入っていませんが、いっさいの不満はありませんでした。

まとめ

いやぁ‥ちょっとコレは美味しすぎて逆らえませんでした。私は通販で1商品あたりの価格が約783円という値段で購入しましたが、それでもクール便なら安いとさえ思ってしまったので、正規販売の税込321円とか大丈夫? いいの? って。赤字覚悟なんじゃないかと心配になるくらい、コストパフォーマンスの高さが異常に優れている冷凍食品だと思います。

普段からカップ麺ばかりレビューしているため、数多の冷凍食品と比較できなくて申し訳ないのですが、もう単純に値段以上の価値があると感じました。主観的な満足度はパーフェクトに近い、まさに「至高の逸品」です。もちろん、重量感のある麺は食べ応え抜群だったんですけど‥

残ったタレと具材を絡めて頂く追い飯スタイルの蒙古タンメン中本麻婆丼風! これが強烈にうまい!! お腹いっぱいだったけど抑えきれず、実際に白ご飯を入れてみたら美味しいのなんのって‥。具材の旨味が溶け込んだタレと白飯の相性は申し分なく、さらに優しい豆腐の風味が重なるマリアージュは麺で食べた時と違った表情で楽しませてくれるので、ぜひ。

まだ関東・東北のセブンイレブンでは取り扱いがあるようですし、おそらく買い込んで冷凍庫に眠らせているファンの方も多いでしょう。私自身も複数個購入しているので、後日より美味しく食べられそうなアレンジレシピを考えて紹介します。蒙古タンメン中本初の冷凍ラーメン「汁なし麻辛麺(マーシンメン)」は、かなりヤバい悪魔級の食べ物でした。これまで食べてきた冷凍麺の中で、いちばん美味しかったです。

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