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セブンプレミアム「蒙古タンメン中本 辛旨飯」2018年10月リニューアル

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セブンプレミアム

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2018年10月22日(月)リニューアル発売の即席カップライス、セブンプレミアム「蒙古タンメン中本 辛旨飯」の実食レビューです。

セブンイレブンなどでも不動の人気を誇っている「蒙古タンメン中本」のカップラーメンですが、その発売10周年を記念してシリーズ初の「辛旨焼そば」が開発・販売され、人気の高かった「辛旨おにぎり雑炊」が復活。そして、お湯かけ5分で “禁断の味” が楽しめる「辛旨飯」がリニューアルしました。

何が変わったの?ちゃんと辛い?辛くない?具材は減ってない?これまでの経験と実際に食べてみた感想に基づいて評価し、その疑問を解決します。従来品との違いを分かりやすく丁寧に解説しておりますので、お時間よろしければ最後までご覧ください。

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蒙古タンメン中本 辛旨飯 リニューアル

セブン&アイHLDGS.のニュースリリースによると、さらに「蒙古タンメン中本」の味わいに近づけ、旨味と辛味を強化してリニューアルしたと書かれています。もしかすると店頭に旧製品が残っているかもしれませんが、けっこうパッケージは大幅に変わっているんですよね。



背景の龍やイメージ写真など、基本的なデザインは踏襲されているのですが、フタの上とパッケージの側面にある「辛旨飯」のフォントが “燃えて” います。辛味を強化したとのことなので、その表れでしょう。

そして、カップ麺とカップ飯の監修者であり、中本の2代目店主である白根誠氏がパッケージに掲載されるようになりました。

白根氏は先代が経営していた「中華料理 中本」に二十歳の頃 “風邪気味の状態で初来店” されたそうで、当時もともと辛い食べ物が苦手だった白根氏は、初心者向けの「味噌タンメン」(現在のメニューでいうところの「レベル3」)を食べて、あまりの辛さに衝撃を受けたそうです。

1回目は完食できず、2回目もスープを残してしまったそうですが、3回目の訪問で完食し、それから虜になって20年も通い詰め、「中華料理 中本」は1998年に惜しくも閉店。それから何度も何度も弟子入りを断られ、それでも諦めずに交渉を続けて「中本」は復活し、1968年9月に開店した先代「中華料理 中本」から数えて創業50周年を迎えました。



パッケージの側面には「辛味成分のカプサイシンは刺激が強いので、小さなお子様や、辛みが苦手な方の飲食には十分ご注意ください。」という定番の注意事項が記載されているのですが、リニューアル前の従来品はカップラーメンの「蒙古タンメン中本 辛旨味噌」よりも刺激が弱かったんですよね。

以前、その「蒙古タンメン中本 辛旨味噌」と「辛旨飯」を比較してアレンジにも挑戦したことがあるので、当時の記事と比較しながらリニューアル前後の変化に注目します。それでは、開封してみましょう。

開封

まずフタの上に貼り付けられている別添の小袋なのですが、カップラーメンでは「辛味オイル」で、カップライスでは「辛旨オイル」となっています。これについては、リニューアル前と同じですね。

製造は日清食品で、特にカップライス系の製品では具材に弱さが見られることも多いのですが、この「辛旨飯」については比較的にボリュームがあります。早くも大きな豆腐が3つも見えているので、おそらく大幅な具材のカットなどはされていないでしょう。

セブンプレミアムなので、もちろん一般的な取り扱い店舗はセブン&アイグループの系列店に限られるのですが、コンビニ限定品ではありません。全国のセブン-イレブン、イトーヨーカドー、ヨークベニマル、ヨークマート、そごう・ 西武等、合計約21,000店舗(2018年10月現在)にて絶賛販売中です。

製品情報・購入価格

製品名:蒙古タンメン中本 辛旨飯
販売者:日清食品
製造所:静岡工場
内容量:103g
発売日:2018年10月22日(月)リニューアル
JANコード:4902105945841
希望小売価格:238円(税抜)

発売地域:セブン&アイグループ系列店
購入価格:257円(税込)
取得店舗:コンビニ(セブン-イレブン)

麺の種類:-(ライス)
容器材質:紙
必要湯量:250ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:1袋(辛旨オイル)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】
ライス(米(国産)、乳化油脂、食塩)、スープ(豚脂、粉末みそ、香辛料(にんにく、唐辛子、胡椒、山椒)、砂糖、香味油、小麦粉、野菜調味料、食塩、ポーク調味料、でん粉、玉ねぎ、野菜調味油、乳化油脂、酵母エキス、オニオンパウダー、麦芽糖、植物油脂)、キャベツ、豆腐、味付豚肉、人参、キクラゲ / 調味料(アミノ酸等)、トレハロース、乳化剤、リン酸塩(Na)、香料、増粘多糖類、カロチノイド色素、加工でん粉、香辛料抽出物、酸化防止剤(ビタミンE)、カラメル色素、炭酸Mg、(一部に小麦・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)
【アレルギー表示】
小麦・乳成分・豚肉・鶏肉・大豆・ごま・ゼラチン

実食開始

具材をサルベージすると豆腐がゴロゴロと出てきたのですが、その数なんと約7.5個。ちなみに写真では豆腐の下にもキャベツやキクラゲ、人参、挽肉が隠れているので、従来品よりも‥いや、日清食品の歴代カップ飯シリーズの中でも圧倒的に具沢山なのは確実です。



調理手順にも書かれていますが、熱湯を注いでから “すぐによくかき混ぜて” それから5分待ちましょう。もちろん上記の写真は内容物のみ使用していますが、ちょっと特殊な方法を用いて調理しているので、普通こんな見た目には仕上がりません。

手順通りに調理した場合、こんな感じに仕上がると思います。先日、おにぎりを入れて仕上げる雑炊の素、「辛旨おにぎり雑炊」に合うセブンイレブンおにぎり特集を「前編」と「後編」に分けて記事にしたので、それとも比較しながらコスパにも注目しつつレビューします。

熱湯を注いでからフタをする前に混ぜる必要があると書きましたが、それでもカップの底に粉末スープが溜まっている確率が高いので、念入りに(一体感を高めるためにも推奨2分前後)かき混ぜてください。

1食(103g)当たり

カロリー:413kcal
たん白質:8.0g
脂  質:8.6g
炭水化物:76.0g
食塩相当量:2.9g

ライス

正直なところ8分は待ちたい

実際、熱湯5分でも食べられなくはありませんが、どうしても芯が残ります。特に秋・冬などの寒い季節なら、なおさらアルデンテ食感に磨きがかかるんですよね。調理環境(室温)によっては10分経ってもコシが残っているので、もう徹底した待ったほうがいいかもしれません。

仕事の合間や限られた休憩時間など、時間がない場合にはオススメできませんが、逆に言うと片手間に何かの作業と並行して “放置するだけ” なので、お湯を注いで3分経ったら “食べなければいけない” カップラーメンよりも作業効率がアップする可能性は無きにしも非ずです。ええ、だいぶ強引なフォローですけどw



ライスの仕上がりについては電子レンジ調理の四角い容器だった頃がベストだと思っているのですが、お湯かけ調理の利便性を加味すると食感や風味、戻り具合については妥協すべき点なのかもしれませんね。

スープ

明らかにニンニクの威力が増した

写真は混ぜる前の状態になるのですが、しっかり混ぜても待ち時間が5分程度ではサラッとしています。そのまま軽めに食べたい場合(でもって硬めのライスもオッケーであれば)余分に待つ必要はありませんが、たとえば調理後の写真は7分くらい待ってから2分前後かき混ぜた後の状態なので、とろみが欲しい場合やライスとの一体感を楽しみたいのであれば少し余分に待ってください。

さて、まず従来品と比較して感じた最も大きな変化は、圧倒的に鋭さを増していたニンニクの存在感です。あくまでも粉末が主体と思われるのですが、体感的には生おろしニンニクに近いキレを感じるほどの強さに思わず “え、ここ?! ” と驚きました。香味野菜の鋭さが増し、それによって砂糖の甘味が後退して、よりシャープな路線に舵を切っています。

その進路変更から “カップラーメンを食べ終えて残ったスープに白ご飯を投入する” あの味とは遠ざかってしまったのですが、従来品で末端(最も含有量が低い位置)に掲載されていた香味油が手前に記載されていた植物油脂と入れ替わっていたことを除き、使用している原材料(成分)自体に大幅な変更はありません。

しかしながらバランスの配合を見直したことで味わいはシャープになっていて、あいかわらず辛味成分(カプサイシン)の刺激レベルとしてはピリ辛以上・中辛前後だと感じたのですが、若干の山椒による複雑味は面白く、何気にマイナーチェンジ以上の変化を感じました。味噌の味も従来品より軽くなったような気がしたんですけど、ニンニクのキレがそう仕向けていたような気がします。

かやく

具材のボリュームがハンパじゃなかった件

もしも偶然に個体差で超具沢山な製品を引き当てていただけ、だったらイレギュラーな感想になってしまうのですが、従来品と比較して同じ具材のラインナップながら平均4〜5個前後だった豆腐が7.5個(写真で真ん中の1個だけ大きかった)も入っていて、キャベツたっぷり、キクラゲごろごろ。

人参と挽肉は気持ち減っているような気もしましたが、カップラーメン版の具材と比較して8割以上‥いや、ほぼ肩を並べるボリュームに迫る勢いです。先ほどカップライス系の製品は具材が貧弱になる傾向にあると書きましたが、まったくもって杞憂の心配でしたね。

しっかり混ぜても意識して具材を避けないとライスだけ掬うのが困難なほどのボリュームだったので、量・質ともに文句なしです。

総評

★★★★☆☆☆☆☆☆(4)
(標準は★3です)

まずライスのクオリティでいうと、当たり前ですが「蒙古タンメン中本 辛旨おにぎり雑炊(108円)」に「銀しゃりむすび 塩むすび(100円)」を入れたほうがリアルですし、そのほうが49円も安くてコスパも高いです。しかし、鋭さを増したニンニクのキレは従来品とも辛旨おにぎり雑炊とも違う、またカップラーメンの「辛旨味噌」にルーツを感じさせながらも異なった印象を与えることで差別化に繋がっていました。

それに、これまでのカップ飯系では考えられないほど具材の量が増えていたので、コスパの高い辛旨おにぎり雑炊の横にあったとしても、けっして見劣りすることはないでしょう。セブンイレブンで購入した場合、お世辞にも格安カップライスとは言えませんし、中本ファンの方が素直に納得できるような刺激の強さではありませんが、引き続き需要が感じられたリニューアルです。

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