【前編】農心ジャパン「辛ラーメン カップ」アレンジ! 簡単おいしい食べ方10選

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農心(NONGSHIM)

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2018年10月23日(火)よりローソンにて新発売となったカップ麺、農心ジャパン「辛ラーメン カップ」をアレンジして実食レビューします。ところで2018年10月第4週から突然「新商品」のポップを掲げてコンビニの店頭に並んでいたので、気になっていた方も多いのではないでしょうか。

新商品?リニューアル?何か違うの?まずは “なぜコンビニ(ローソン)で新商品なのか” その疑問を解決してからカップ麺の辛ラーメンを調理して、実際に食べてみた感想を添えながらオススメのアレンジレシピを紹介します。

味の感想だけでなく、アレンジに使った食材の栄養や食べ合わせの効能についても触れながら丁寧に解説しているので、お時間よろしければ最後までお付き合いください。

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辛ラーメン カップ アレンジ10選

まずローソンにて「新商品」の謎ですが、これ実はスーパーとかドンキホーテなんかに売っているレギュラーサイズの「辛ラーメン カップ」と同じなんです。というのも、これまでローソンでは取り扱いのなかったカップ麺の辛ラーメンが “今週からローソンの各店舗でも取り扱いが始まりましたよ” という意味の “新商品” なんですよね。

スーパーで買えば100円前後が相場ですし、ドラッグストアやドンキホーテなどのディスカウントショップでは80円前後で購入できることも珍しくありませんが、定価購入必至のローソンで購入すると格安ゲットできた時の倍に近い税込184円になります。



その後、今回はアレンジ用にイオンで9個買い足したのですが(ちなみに私の行くイオンの店舗は少しカップ麺の値段が平均的に高い傾向にあるんですけど)、特に安売りの日でもないのにジャスト税込105円でした。

ローソンで新商品となっていた辛ラーメンとイオンで買った辛ラーメンを横に並べて比較してみましたが、違った点といえば賞味期限くらいで(実食日:2018年10月26日 / 賞味期限:最も期限が近いもので2019年3月27日)、原材料名・標準栄養成分表の数値など、いっさい変化はありません。

確認のために総販売者である「農心ジャパン」にも電話で問い合わせてみましたが、特にリニューアルなども実施しておらず、単純に今週からローソンでも取り扱いが始まっただけ‥という意味での新商品とのことだったので、よほど発作的に辛ラーメンが食べたい時でもない限り、わざわざコンビニで買うメリットはないでしょう。

というわけで、これを機にスーパーで買える食材や調味料を使って作るップ麺の「美味しい食べ方」を考えてみました。応用を含むアレンジレシピを10通り選別し、実際に作って食べてみます。ひとつの記事に10選まとめると容量が重たくなってしまうので、読みやすいように5選ずつ【前編】と【後編】に分けて紹介しますね。

それでは、とりあえずアレンジの前にカップ麺を開封して土台をチェックしておきましょう。

開封

小袋は先入れの「粉末スープ」1袋で、具材は最初から容器の中に入っています。具材は椎茸、ネギ、人参の3種類なので、残念ながら袋麺に入っているチンゲン菜は見当たりませんが、何はともあれ椎茸がデカいw 様々な日本のカップ麺を食べてきましたが、ここまで大きくて分厚い乾燥椎茸は滅多にありません。



麺の仕様やスープの味も袋麺とは微妙に異なりますが、けっこう雰囲気の再現性は高いですし、こうやってみると意外に具沢山ですよね。これで税込184円は緊急性のある時(?)でもない限りコンビニでの購入はオススメできませんが、スーパーで100円前後ならオッケーでしょう。

ちなみに麺は特殊な方法で作られた楕円形の麺線が特徴となっており、しかも特別に配合した高級麺用の小麦粉を使用しているそうです。そこまで高級感はないけれど、お安く買えるレギュラーサイズのタテ型カップ麺にしては、けっこうシッカリした麺なんですよね。ただしフライングすると中途半端でスナック的な食感になるので、きちんと3分待ってください。

製品情報・購入価格

製品名:辛ラーメン カップ
販売者:農心ジャパン
製造元:農心(韓国)
内容量:68g(めん55g)
コード:8801043030694
希望小売価格:180円(税抜)

発売地域:全国
購入価格:税込184円(イオンでは105円)
取得店舗:コンビニ(ローソン)

麺の種類:油揚げ麺
容器材質:紙
必要湯量:240ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:1袋(粉末スープ)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】
油揚げめん(小麦粉、でん粉、植物油脂、食塩)、特製辛味粉末、にんじん、調味醤油粉末、ねぎ、食塩、糖類、しいたけ、香味調味料、でん粉、唐辛子、粉末みそ、旨味ベース粉末、豆もやし抽出物粉末、にんにく粉末、パーム油粉末、胡椒抽出物粉末、たまねぎ風味粉、しいたけ粉末、加工でん粉、調味料(核酸等)、かんすい、増粘多糖類、乳化剤、香辛料抽出物、酸化防止剤(ビタミンE、緑茶抽出物)、酸味料、ビタミンB1, 、ビタミンB2、(原材料の一部に小麦、大豆を含む)
【アレルギー表示】
小麦・大豆
※本品製造工場では、そば、落花生、えび、かに、豚肉、鶏肉、牛肉、乳成分、ごま、いか、さば、卵を含む製品を製造。

アレンジ調理&実食開始

【前編】のアレンジで使用するアイテムは、「ライム」「生パクチー(コリアンダー)」「納豆」「花椒」「すりごま」「ラー油」「ごまドレッシング(メーカー問わず)」の7種類。最初は特にテーマなど決めていませんでしたが、前編はアジアン・エスニック系のアレンジが中心になるかもしれません。もしかするとパクチーや花椒の入手に手間取るかもしれませんが、花椒は中華材料もしくはハーブ&香辛料の棚、生パクチーもイオン系列の店舗では比較的に見かける頻度が高いです。(なければ代打にS&Bの「きざみパクチー」などでもOK)



中でも花椒やパクチーはトレンドが手伝ってスーパーなどで購入できる身近になってきた食材と香辛料ですし、ライムがなければレモンでも可。ラー油・納豆・すりごま・胡麻ドレに関しては取り扱っていないスーパーのほうが珍しいですし、私は今回すべて1店舗のイオンで揃えました。

ええ、イオンとは名ばかりで中身は “ジャスコ” なんですけどねw それでは、実際に作って食べてみましょう。 包丁を使わずに “ちょい足しするだけ” の簡単調理から一手間必要なアレンジまであるので、簡単なレシピから順番に紹介します。

1食(68g)当たり

カロリー:302kcal
たん白質:4.7g
脂  質:12.4g
炭水化物:43.0g
食塩相当量:3.3g

2018年トレンド味覚! 麻辣アレンジ

昨今は “空前の花椒ブーム” と言われ、2018年のトレンド味覚として今年の夏は特に注目されていた「麻辣(マーラー)」ですが、花椒のビリビリとした痺れ(麻味)と唐辛子のヒリヒリとした辛さ(辣味)を合わせた麻婆豆腐や担担麺など、特に四川料理では欠かせないシビカラテイストです。

「花椒」(ホアジャオ・ホワジャオ・ホァジョー)とは、中国山椒とも呼ばれている華北山椒(カホクザンショウ)のことで、日本では “かしょう” と発音されることが多いですよね。日本の山椒よりも香りが強く、また舌が痺れるほどの強い刺激が特徴です。ただの刺激物ではなく、適量であれば胃腸の調子やホルモンバランスを整える効能も得られるんですよ。



昔と比較して最近の辛ラーメンは唐辛子の刺激レベルが常識的なので(ちょっと辛さ落ちましたよね?)、辣油や一味唐辛子で辛味武装はもちろん、もともとなかった痺れが加わることで「うまからっ!」が「しびからっ!」にバージョンアップ。

量さえ増やせば容易に激辛(激痺)まで持って行くことは可能ですし(先ほど書いた “胃腸の調子を整える効能” は失われるどころか悪影響を及ぼしてくることになりますけど‥w)、可能であれば香りのよい引き立てが楽しめるミル付の容器があるとモアベター。爽やかな麻味と鼻を抜ける花椒の清涼感が心地よい、新たな刺激が楽しめるアレンジです。

*花椒
・お好みで辣油または一味唐辛子を追加

コクとパンチがアップ!胡麻系アレンジ

ええ、胡麻を足すだけです。お好みで煎り胡麻(粒)すり胡麻どちらでもでも可能ですが、全体的のコクを大幅にアップしたいのであれば「すりごま」をメインに、食感のアクセントが欲しいなら「つぶごま」をメインにしましょう。当ブログのオススメは、一体感の高い「すりごま」です。

胡麻の栄養価といえば強い抗酸化作用を持つ「ゴマグリナン」(代表的な成分は「セサミン」)が真っ先に思い浮かぶかもしれませんが、カルシウム、マグネシウム、セレン、リン、鉄などのミネラルも豊富に含まれ、不飽和脂肪酸のリノール酸とオレイン酸の含有量も多く、ビタミンB群と抗酸化のビタミンE、必須アミノ酸のメチオニンなども含み、ほとんどが不溶性の食物繊維で構成されています。



たっぷりの胡麻を入れることで胡麻の脂質がカプサイシンの刺激を幾分か丸めますが、カプサイシンと対比を描く胡麻の甘味が心地よく、砂糖の甘さとは違う “甘辛” で楽しませてくれます。すりごまなら麺を食べている時にも常に楽しめますし、飛躍的にコクと栄養価もアップするので、カロリーと脂質にビビらずドサッとトッピングしてください。(胡麻の脂質は良性です)

*すり胡麻

ごまドレをカップ麺に!? 担担風アレンジ

先ほど使った「花椒」「辣油」「すりごま」でも雰囲気は楽しめますし、担担麺といえば「芝麻醤(ねりごま)」がベストなんですけど、「胡麻ドレ」1本あればコクと同時に担担麺の隠し味に効果的な “酸味” のアクセントも得られます。それに胡麻ドレのほうが芝麻醤よりも用途の幅が広いので、後から使い道に困ることも少ないですからね。

まずは軽く1週円を描く感じに入れてみて、物足りなければ後から足してください。刺激は花椒とラー油で調節できるので、けっこう入れても大丈夫。分量の目安でいうと、大さじ1〜1.5杯前後でしょうか。もちろん本格的な担担スープとはベクトルが異なりますけど、胡麻ドレのコクと甘味が味に奥行きを生んで酸味が複雑味をもたらし、花椒の清涼感が担担らしさを引き上げます。

市販の胡麻ドレは甘いものが多いので、ラー油を足して調節しましょう。ピタッとハマれば絶妙な甘辛さが楽しめますし、これをヒントに胡麻ドレの新たなポテンシャルが見えてくると思うので、カップ麺を担担風にアレンジしたい時の雛形的な組み合わせとして今後も活用してください。

*胡麻ドレッシング
*すりごま
*ラー油
*花椒

とりあえず入れてみようw 納豆アレンジ

はい、こちらも納豆を足すだけなんですけど、胡麻があったら一緒にトッピングしてみてください。というのも、先ほど胡麻の効能を並べましたが、大豆と合わせて胡麻を摂取するとアミノ酸のバランスがアップするんです。

しかしながら納豆菌(ナットウキナーゼ)は水分が少ない状態であれば100度でも耐えられる場合があるものの、水分が多いと50度以上で活性が急激に低下して効能が得られません。人間も100度のサウナであれば一定時間耐えられても、50度の熱湯に長時間浸かることは不可能ですよね。それと同じようなものなのですが、少なくともカップ麺だけの食事よりは遥かに栄養バランスも整いますし‥‥なにより単純にウマいw

納豆を入れると口当たりも味わいも全体がマイルドになるので、私はラー油を追加していますが、基本的に辛いカップ麺と納豆って相性がいいんです。しかも辛ラーメン系統のスープと納豆は特にベストマッチな組み合わせなので、納豆汁や納豆自体が苦手じゃなければオススメ。

ちなみに筆者は納豆大好き、納豆汁は苦手なんですけど、辛ラーメンに納豆は大好きです。ラー油ではなくキムチを追加でトッピングするのもオススメですし、簡単に溶けるシュレッドタイプのチーズなんかと組み合わせてもイケるので、よかったら試してみてください。

*納豆(あれば胡麻を足すとよい)
・キムチやチーズを追加でトッピングしてもイケる

エスニック! トムヤム風アレンジ

もし入手が可能ならレモングラスやコブミカンの葉があるとベストなんですけど、一般の販売店では取り扱い店舗がない、もしくはあっても高いのでw それに近いライムで代用します。それもなければレモン、苦肉の策としてポッカレモンなどのレモン果汁でもいいでしょう。

見た目を意識してスライスしたライムなんぞをトッピングしておりますが、食べる直前にライム半分ほど豪快に潰して果汁を添加しているので、けっこう酸っぱいです。生パクチーがなければペースト状の「きざみパクチー」などでも代用可能ですが、もともとチゲっぽい雰囲気を備えている辛ラーメンのスープに柑橘系の酸味とパクチーのアクセントでエスニックなトムヤム風のイメージにピッタリなんですよね。

「パクチー」というのはタイ語の名称で、アメリカだと「コリアンダー」、中国では「香草(シャンツァイ)」と呼ばれているセリ科の一年草です。独特の香りによって毛嫌いされることも多いハーブですが、美肌効果・アンチエイジング効果・デトックス効果などにも期待できる女性の味方。

またライムに含まれるクエン酸には疲労回復効果がありますし、冷え性や血流の改善が見込めるヘスペリジンというポリフェノールの一種や強い抗酸化作用を持つエリオシトリン、リラックス効果のあるリモネン、美肌効果のビタミンCも含まれているので、この組み合わせは特に女性の方にオススメのアレンジです。

*パクチー
*ライム(あれば防カビ剤不使用品)
・お好みで辛さはラー油を追加して調整

総評

どれも簡単にできるアレンジレシピですが、中でも胡麻ドレッシングはカップ麺のアレンジにも使える、という部分には少し驚きを感じていただけたのではないでしょうか。前編5選の中でも特にオススメしたいのは‥選べないけどw 胡麻ドレを活用した「担担風」のアレンジと「納豆トッピング」は包丁も不要ですし、調味料や食品をトッピングするだけで劇的に味が変わるので、一度お試しください。

それぞれの食品や香辛料の効能についても触れてきましたが、もちろんカップ麺を相手に100%の力が発揮できるわけではありません。中には熱に弱い成分や場合によっては相殺されてしまう効能もありますが、少なくともカップ麺だけの食事よりも栄養はアップしますし、たったひとつのカップ麺でもアレンジ次第で味の可能性は無限大に広がります。

辛ラーメン アレンジレシピ後編】では、今回と同じく熱湯を沸かすこと以外に光熱費は使わない、ちょい足しするだけで大きな味の変化が楽しめる残りのアレンジ5選を紹介しています。人気の高いチーズ系のレシピも用意しているので、よかったらご参考ください。

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