中本の新作がヤバい!? セブン限定「蒙古タンメン中本 炎のカルボ」爆誕!!

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セブンプレミアム

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2023年11月13日(月)新発売、セブンプレミアムのカップ麺「蒙古タンメン中本 炎のカルボ コク甘辛旨味噌」の実食レビューです。

卵黄×チーズのコクで濃厚無双!? 辛い? 辛くない? 辛さレベルは‥‥? セブン&アイグループ×蒙古タンメン中本コラボ史上初 “コク甘辛旨味噌” 新登場!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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蒙古タンメン中本 炎のカルボ

蒙古タンメン中本(もうこたんめんなかもと)とは、1968年(昭和43年)9月12日に先代の故・中本正その人が創業した「中国料理 中本」にルーツを持ち、現在は東京都板橋区の「上板橋本店」を旗艦とする辛うまラーメンの金字塔で、熱狂的なファンが多い人気店。セブンプレミアムが展開している監修シリーズの人気も凄まじく、他の追随を許さない唯一無二のポジションを確立しました。

卵黄×チーズのコクで濃厚無双!

今回の新商品「蒙古タンメン中本 炎のカルボ」は、からうまラーメン日本一を標榜している人気チェーン「蒙古タンメン中本」の二代目・白根誠(しらね まこと)店主監修によるカップラーメンで、パッケージには「濃厚無双!」という頼もしい訴求あり。ちなみにカルボ(伊:calvo)を直訳するとハゲ・薄毛になるのですが、卵黄×チーズのコクということで、おそらく「カルボナーラ」の略称でしょう。

蒙古タンメン中本×カルボナーラといえば、このブログでも以前に紹介したことがある、フライパンを使った脱カップ系の魔改造アレンジ「蒙古カルボナーラ」(※記事ではオリジナルのレシピに手を加えています)が元ネタか、あるいはセブンプレミアムの「蒙古タンメン中本 辛旨味噌」を「北海道カマンべール入り6Pチーズ」と「トッピング用温泉たまご」でカスタマイズする例のアレンジが元ネタか。

それとも2017年(平成29年)10月23日に発売された「チーズの一撃(いちげき)」に始まり、派生品の即席カップライス「チーズの追撃(ついげき)」や従来品比めん増量&チーズ感UP版「チーズの直撃(ちょくげき)」ほか、変わり種の「トマト&チーズ味」など、定期的に現れる “チーズ系” の新作に過ぎないのか‥‥

画像は「蒙古タンメン中本 トマト&チーズ味」

——などと、過去のアレンジや商品を引き合いに出しましたが、おそらく発売の時期的に「蒙古タンメン中本 トマト&チーズ味」(2022年11月12日発売品)の続編で、セブンプレミアム公式曰く “辛旨な味噌にチーズと卵黄のコク、クリームの甘さを合わせた濃厚な味わいが食欲を刺激します。辛さの中に旨みあり!” とのこと。つまり、卵黄×チーズのコクだけでなく、クリームの甘さも興味深い点。

実食の前に X(Twitter)での評判・口コミをチェックしてみたところ「蒙古タンメンの辛さから-1されてる感じ」「まろやかな辛さ」「しっかり辛い」「ぜんぜん辛くない」「リピート確定」「最高に美味い」「リピなし」「いまいち」「ぶっ飛んだアレンジではない」「カルボとは?」などなど、様々な意見が飛び交っていたので、ちょっと人を選ぶ側面もある様子。

パッケージに辛さレベルの表示はないけれど、前述のように辛味は通年販売の「蒙古タンメン中本 辛旨味噌」より控えめとのコメントが多く、それはサブタイトルの「コク甘辛味噌」にも現れているポイント。しかしながら “からうまラーメン日本一” を自負している人気チェーンの監修なので、炎の-・という表現にも油断できません。

そういえば “クリームの甘さ” に言及してる人いなかった

ちなみにカップの側面(JANコードの上)に縦書きで “※小さなお子様や、辛味が苦手な方は注意して召し上がりください。” という注意事項が記載されていたので、SNSでは言及されていなかったクリームの甘さだったり、辛さレベルだったり、炎のハゲもといカルボナーラ(ですよね?)らしさだったり、そういった部分に注目しながらレビューします。

開封

天面にも辛味の強さに関する警告文を記載

今回のカップ麺に別添されている小袋は、フタの上に貼り付けてある「コク甘辛旨オイル」1パックのみで、お召し上がりの直前に入れてくださいの後入れ仕様。卵黄×チーズのコクという訴求から、卵黄だれ(卵黄ペースト)の別添に期待していたんですけど、この中に卵黄由来の成分が入っているのか、それともクリームの甘さを演出するポーション的な‥‥いや、それはなさそうですね。

チーズ風油脂加工品ではなくチーズ加工品を使用

かやくは、キャベツ、チーズ加工品、大豆たん白加工品、味付卵の組み合わせで、残念ながら「辛旨味噌」に入っている豆腐とキクラゲは不在なんですけど、注目すべきは “チーズ風油脂加工品ではなくチーズ加工品を使っている” こと。この2つは似ているようで別物なので、詳しくは後述します。

ちなみに物流の都合上、地域によって入荷日が変わるため、公式の発売日は11月13日(月)となっているのですが、セブン-イレブンでは11月10日〜11日に入荷していた店舗が多く、すでに売り切れて再入荷の目処が立っていないところもあるとか。しかし、イトーヨーカドーやヨークベニマル、ヨークマート、イズミ・ゆめタウンなどのGMSも販売店に含まれるので、売ってない! という方は遠征を。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:蒙古タンメン中本 炎のカルボ
製造者:日清食品株式会社
製造所:関西工場(滋賀県栗東市下鈎21-1)
内容量:115g(めん85g)
商品コード:4902105280867(JAN)
発売日:2023年11月13日(月)
実食日:2023年11月16日(木)
発売地域:全国
取得店舗:コンビニ(セブン-イレブン)
小売価格:220円(税別)
購入価格:237.60円(税込)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:縦型ビッグ
容器材質:紙
湯量目安:400ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:1袋(コク甘辛旨オイル)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、しょうゆ、たん白加水分解物、チキンエキス、香味調味料、香辛料)、スープ(豚脂、糖類、でん粉、香辛料、小麦粉、植物油脂、粉末みそ、野菜調味料、クリーミングパウダー、チキン調味料、卵黄粉、たまねぎ、ポーク調味料、乳等を主要原料とする食品、プロセスチーズ、食塩、オニオンパウダー、香味油)、かやく(キャベツ、チーズ加工品、大豆たん白加工品、味付卵)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、炭酸Ca、香料、増粘多糖類、かんすい、カロチノイド色素、グリセリン、乳化剤、香辛料抽出物、カラメル色素、酸化防止剤(ビタミンE)、炭酸Mg、シリコーン、ビタミンB2、ビタミンB1、酸味料、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉を含む)

実食開始

いつもと同じ油揚げ麺かな?

麺は油で揚げたフライ麺で、湯戻し前の佇まいからも分かるように、縮れの弱さがステータス。ちなみに “小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、しょうゆ、たん白加水分解物、チキンエキス、香味調味料、香辛料” という原材料名の構成は、前述の「トマト&チーズ味」や「北極ラーメン」(2023年7月3日発売品)などとも完全に一致するため、おそらく同じフライ麺を使用しているのでしょう。

あいかわらず凶暴か

別添の小袋は後入れなので、それを引っ剥がしてから内側の線まで熱湯を注ぎ、フタの上で「コク甘辛旨オイル」を温めながら待つこと5分。それにしても “コク甘辛旨” って冷静に考えるとスゴい字面だな‥‥と、それはさておき時間になったら「コク甘辛旨オイル」を加え、よく混ぜ合わせて出来上がり。ぶっちゃけカルボっぽさは弱いといわざるを得ないけれど、すでに見た目と香りが辛い‥‥w

というわけで、蒙古タンメン中本といえばの “辛旨” や “卵黄×チーズのコク” についてはもちろん、公式が訴求している “クリームの甘さ” にも注目しつつ「めん」「スープ」「かやく」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(115g)あたり
カロリー:530kcal
たん白質:12.3g
脂  質:24.1g
炭水化物:67.6g
(糖  質:64.5g)
(食物繊維:3.1g)
食塩相当量:6.9g
(めん・かやく:3.4g)
   (スープ:3.5g)
ビタミンB1:1.17mg
ビタミンB2:0.38mg
カルシウム:161mg
参考値(調理直後に分別した値)
熱量:530kcal(めん・かやく:418kcal)(スープ:112kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

たぶん “いつもの油揚げ麺”

5.0

たとえば「カップヌードル」や「同 カレー」「同 シーフードヌードル」などを引き合いに出すと、通年商品に使われている油揚げ麺をベースにしつつ、変わり種(スポット品)の油揚げ麺は微妙に配合を変えている日清食品なので、もしかすると今回も微調整しているかもしれません。ただ、体感的には “いつもと同じ油揚げ麺” という認識で問題なし。

スープとの相性もバッチリ

縦型のカップラーメンに使われる油揚げ麺の中では太めの部類に入りますが、やや加水率は低めの設定で、スパッとした歯切れの良さが印象的。自己主張は強めのタイプでありながら、後述するスープとの相性に問題はなく、むしろ辛味の奥から上がってくるスナック的な風味だったり、優しい甘さだったり、油揚げ麺だからこその要素が中毒性に寄与。

現在の日清食品ならノンフライ麺に切り替えることも可能なのに、蒙古タンメン中本シリーズには “あえて油揚げ麺を使い続けている” ような、コストの問題だけではないのだなと、あらためて再認識させられました。ちなみに縦型ビッグの麺重量は平均70〜80gなのに対し、こちらは “85g” の大盛りなので、食べ応えもバッチリです。

スープ

まずは別添を使わずに食べるべし

5.0

まずは別添の「コク甘辛旨オイル」を入れる前に味を確認してみたところ、この時点での辛さレベルは “ピリ辛ちょい上” くらいだったので、なるほどセブンプレミアムの「蒙古タンメン中本 辛旨味噌」よりも圧倒的にマイルド。でもってカルボナーラらしさについては、なんというか強引に繋げると分からなくもない‥‥みたいなw

使用している粉末みそや豚脂など、基礎は「辛旨味噌」に似た土台で固めつつ、通常品にはないプロセスチーズを組み込んでいたり、クリーミングパウダーや乳等を主要原料とする食品でマイルドさを演出していたり、なるほどクリームの甘さ(本場のカルボナーラ的には邪道だけど)も探せば分かる、卵黄のコクも(煮抜きっぽいけど)探せば分かる。それに、ほんのりと黒胡椒も入ってます。

マイルドだけど身体はポッカポカ(そこそこ辛い)

続けて「コク甘辛旨オイル」を加えると、オイル特有の鋭い辛さだけでなく、ちょっとクセのあるチーズの風味も添加され、いっきに攻撃的なテイストに。それと通常の「辛旨味噌」に別添されている「辛旨オイル」と同じ独特の芳ばしさが相俟って、なるほど「蒙古タンメン中本」ならではの世界観を構築しているのですが、カルボけっこう抑え込まれてますw でも、マイルドでクセになる美味しさ。

最終的な辛さレベルは、通常の「辛旨味噌」を “5” とし、夏恒例の激辛「北極ラーメン」を “9” とすると、差し詰め「炎のカルボ」は “4” 程度。ただ、市販のレトルトカレーで例えると “大辛未満〜ふつうに辛口” くらいには達しているため、辛い食べ物が苦手な方な注意してください。

かやく

もうひと押し欲しかった気持ちもあるけど‥‥

4.0

先にチーズ加工品とチーズ風油脂加工品の違いについて触れたように、この2つは似ているようで異なる代物。たとえば本物のチーズを「バター」とするならば、チーズ加工品は「マーガリン」で、チーズ風油脂加工品は「ファットスプレッド」に位置しているイメージ。そのためチーズ加工品のほうが風味、コクともにチーズ風油脂加工品よりも優秀で、スープに寄与する力も想像している以上に変わってきます。

そのためチーズ加工品のチョイスには素直に好感が抱けた反面、チャーシューに見えるチップ状の具材は大豆たん白加工品なので、ここは題材的にパンチェッタは無理でもベーコンを合わせてほしかったところ。キャベツは食べ応えアップに貢献していましたが、もう一工夫‥‥いや、販売価格を思うと及第点では失礼ですね。

総評

5.0

はたしてカルボナーラらしさについては随分とデフォルメされていましたが、別添の「コク甘辛旨オイル」を加える前はクリームの甘さだったり、卵黄のコクだったり、それを加えてからは「蒙古タンメン中本」らしい色合い炸裂で、いつもよりマイルドだけど中毒性は充分。さらに、注目すべきは取扱店での販売価格。

2023年11月現在、日清食品が展開している縦型ビッグのメーカー希望小売価格は271円(税別)または “それ以上” となっているため、セブン-イレブンでの販売価格も税込292.68円〜それ以上になりますが、こちら「炎のカルボ」は税込237.60円とコスパ的にも高く評価できる良品。辛さは物足りないかもしれないけれど、いつもとは違う魅力に触れてみてください【author・taka :a(大石敬之)】

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