日清食品「味仙 台湾ラーメン」ファミリーマート限定(2018)

スポンサーリンク
日清食品

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2018年9月4日(火)新発売のカップ麺、日清食品「味仙(みせん)台湾ラーメン」の実食レビューです。

スポンサーリンク

味仙「本店」監修

全国のファミリーマート・サークルK・サンクスにて発売されている数量限定のカップ麺で、これまでに何度もリリースされてきたファミマの準定番人気商品です。ファミリーマートと経営統合する前は、サークルK・サンクスのオリジナルカップ麺として「プライムワン」からリリースされていました。

2017年にも同時期の9月5日(火)と3月21日(火)の2度にわたって発売されているので、いっそのことセブンイレブンの「蒙古タンメン中本」やローソンの「トナリ 辛激タンメン」のように、そろそろファミリーマートの顔として常備してくれてもいいと思うんですけどね。エースコックが製造している「来来亭」のカップ麺と折り合いがつかないのでしょうか‥(※勝手な想像です)

これまでにも何度かブログで解説してきましたが、パッケージにも “名古屋名物” と書かれているように、「台湾ラーメン(台湾麺)」は通称 “名古屋めし” と呼ばれる愛知県のB級グルメ(ご当地ラーメン)なので、メイドインジャパン。その元祖といわれている台湾ラーメン発祥の店が、名古屋市千種区今池一にある中国台湾料理店「味仙」です。

味仙」は「みせん」と読み( “あじせん” じゃないですよ)、店主・郭明優氏が小皿に盛って食べる台湾料理「担仔麺(タンツーメン)」を従業員の賄い用に激辛アレンジして作ったことが始まりで、それを知った常連客からのリクエストに応えるかたちで正式なメニューに加えられたそうです。メイドインジャパンと書きましたが、考案者の郭氏が台湾出身であったことから「台湾ラーメン」と名付けられました。

それぞれの店舗によって提供しているメニューや作り方に違いがあるそうですが、唐辛子の刺激が強く、大量のニンニクを使用していることが特徴とされていて、具材には挽肉(ミンチ)とニラが入っているスタミナ満点の麺類です。

容器の側面にも「小さなお子様や、辛みが苦手な方の飲食には十分ご注意ください」と書かれていますが、80年代の激辛ブームを境に脚光を浴びて激辛マニアの間で話題の人気メニューとなり、知る人ぞ知るメニューは看板メニューとなって「味仙」の知名度は一気に上がりました。

2018年9月現在、名古屋市内と近郊に11店舗あるようですが、いわゆるフランチャイズ展開しているチェーン店ではなく、創業者の兄弟による暖簾分けだそうです。なので、提供しているメニューの種類や値段、作り方(挽肉を加えるタイミングや火加減、唐辛子の量など)にも違いがあるのですね。

中には「塩台湾ラーメン」などのアレンジメニューを提供している店があったり、とりわけ辛いことで有名な「矢場店」では‥

・「アメリカン
使用している唐辛子の量はノーマルと大差ないそうですが、スープの量を増やすことで刺激を薄めている辛さ控えめバージョン(※お客さんがアメリカンコーヒーから名付けたそうです)

・「イタリアン
逆にノーマルでは物足りない方のために通常の約2倍量もの唐辛子を使用した激辛バージョン(※薄いコーヒー:アメリカン / 濃いコーヒー:エスプレッソ = イタリア?)

・「アフリカン
さらにイタリアンのスープを丁寧に炊き込んで唐辛子の辛さを増幅させた超激辛バージョン(※名前の由来は不明)

上記のような辛さを指定できるメニューがあり、他の店舗よりもニンニクがガツンと効いたジャンクな仕上がりも特徴だそうです。お店によっては、「メキシカン」もあるとかないとか‥

「台湾ラーメン イタリアン」って、なんだか活字にすると面白い並びですよね。ちなみに今回のカップ麺は、アメリカンでもイタリアンでもアフリカンでもありません。本店が監修した、正統派の台湾ラーメンがモデルです。

開封

別添の小袋はフタの上に貼り付けられている「特製辛味油」1袋で、かなり大量の粉末スープが目を引きます。大きめのダイスミンチとニラ、粗挽き唐辛子も少し視認できますね。

まだ熱湯を注ぐ前なのに、しなやかな印象を抱かせる佇まい‥さすがです。

一見すると熱湯3分でも食べられそうな細さですが、メーカーの指定している待ち時間は5分なので、間違えないように気をつけましょう。もちろん場合によってはフライングが功を奏することもあるのですが‥

原材料名・アレルギー表示

【原材料名】
油揚げめん(小麦粉、植物油脂、食塩、香辛料、たん白加水分解物)、スープ(糖類、豚脂、植物油脂、小麦粉、粉末しょうゆ、香辛料、ポーク調味料、でん粉、チキン調味料、酵母エキス、食塩)、かやく(味付豚ミンチ、味付豚肉、ニラ、赤唐辛子)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、炭酸Ca、香料、カラメル色素、かんすい、増粘多糖類、カロチノイド色素、香辛料抽出物、酸化防止剤(ビタミンE)、くん液、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)
【アレルギー表示】
小麦・卵・乳成分・豚肉・鶏肉・大豆・ごま・ゼラチン




実食開始

1食(109g)当たり

カロリー:523kcal
たん白質:12.0g
脂質:24.6g
炭水化物:63.4g
食塩相当量:6.4g
(めん・かやく:2.6g)
(スープ:3.8g)
ビタミンB1:1.21mg
ビタミンB2:0.30mg
カルシウム:109mg

※参考値(調理直後に分別して分析)
熱量:523kcal(めん・かやく:426kcal)(スープ:97kcal)

名古屋の人気店「味仙」の台湾ラーメンを再現したカップ麺です。ひき肉とニラの旨みに唐辛子の効いたスープが特徴です。

(ファミリーマート「商品情報」より引用)

めん

しなやかで上品な油揚げ麺らしからぬ油揚げ麺

ふと油揚げ麺であることを忘れてしまうような、しなやかで喉越しのよいストレート状の平打ち油揚げ麺で、サイズは幅3mmくらいです。そんなに厚みもありませんが、熱湯5分ちゃんと待ってからフタを開けて混ぜ終わる頃合いに程よく食べ頃を迎え、ピンとした張りのある肌も印象的。なので、今回はフライングしないほうが賢明です。

喉越し良好なストレート麺ですが、スープの掴みは悪くありません。追いかけると油揚げ麺特有の風味を感じるものの、それが野暮ったく作用することなく、むしろ唐辛子の刺激が効いたスープと重なることで、適度にジャンクな相乗効果を奏でます。

スープとの関係か麺を食べている時にも奥から甘さがジワジワと上がってきて、その甘味とスープの辛味が絡み合う様に中毒性を感じました。粘り気のある弾力よりもスパッとした歯切れを意識した食感ですが、きちんとコシがあり、歯切れのよさが食べ終わるまで楽しめたのも大きな加点要素です。

スープ

甘くて辛くてコクのある中毒性の高いスープ

スープは醤油ベースで、動物系の旨味はポークとチキンの合わせ技。お店のスープは比較的に透き通っている見た目なのに対し、こちらは少し濁っていて甘味も強いので、再現性としてはカップ麺オリジナルな部分もあるかもしれません。ただ、中毒性がヤバいです。

麺を食べている時にも感じた甘味と辛味の兼ね合いですが、やはり根源はスープにありました。麺を食べている時には油揚げ麺特有の甘味も感じたのですが、そもそもスープ自体に甘さが強めに効かされおり、でも甘ったるいわけではありません。唐辛子の刺激は一般的に見ても激辛クラスではないと思いますが、とりあえず辛口のラインには達していて、ベースの甘味と絡み合い、得も言われぬ中毒性を醸します。

さらに別添の特製辛味油の主成分は豚脂の含有量が多く、少し目を離すと表面の油膜が軽く凝固するので、いかに動物油脂の含有量が多いか伝わってくるのですが、それは体感的にも現れ、植物油脂(ラー油)だけでは出せない確固たる畜肉系の厚みを付与してくれていました。

ニンニクもイイ感じに効いていましたが、もっと強めでもよかったかなぁ‥と思いつつ、私はニンニクバカなので、ちょっと一般の方とはニンニクのレベルに対する見解がズレているかもしれません。←

かやく

2種類の肉具材とニラ

ニラの量は多いとは言えませんが、しっかりと特有のスタミナ感あふれる風味で台湾ラーメンらしいパンチを演出してくれています。そして、肉具材は「味付豚ミンチ」と「味付豚肉」の2種類入っているのですが‥

この正方形にカットされたのが「味付豚ミンチ」で、通称「謎肉」と呼ばれている例のアレです。

そして‥

少し写真だと分かりにくいかもしれませんが、謎肉(ダイスミンチ・ダイスポーク)とは違う四角ではない挽肉が「味付豚肉」(通称:「ミンチポーク」)で、どちらも通常の「カップヌードル(レギュラー)」に入っている肉具材と同じです。

謎肉の説明は不要かと思いますが、ミンチポークは食感と旨味が異なっていて、謎肉よりもジャンクさ控えめ。それでもリアリティを追求したような肉具材ではないんですけど、一見して明白なボリュームを謎肉が担当し、少し小さなミンチポークが旨味の増幅効果を図る、いいタッグでした。

総評

★★★★★★☆☆☆☆(6)
(標準は★3です)

ふと油揚げ麺であることを忘れてしまう、まるで和蕎麦のようにハリのある上品なストレート麺は手放しにクオリティが高いのですが、追いかけた時に感じる油揚げ麺特有のジャンクさもプラスに作用し、甘さと辛さの合わせ技で引き摺り込んでくるような中毒性の高いスープから、今年も大満足な一杯でした。

ここまで書いておきながら、あらためて旧製品の情報と照らし合わせてみたんですけど、2017年9月5日発売品と栄養成分表示の値が同じです。つまり、大きく中身を捻ることなく再販ですね。ただ、もうコレすでに完成しちゃってると思うので、「来来亭」のカップ麺と同じく通年商品として常に店頭で買えるように定番化していただきたいです。

そして、辛さ控えめの「アメリカン」や激辛バージョンの「イタリアン」、さらに上を行く「アフリカン」を期間限定でリリースする、みたいな。(ぜったい買う‥カップ麺ブログやってなくても間違いなく‥)と、それはさておき2018年のファミマ限定「味仙 台湾ラーメン」ですが、かなりオススメです。これまでの製品が気に入っていた方はもちろん、今まで買おうかどうしようか店頭で迷っていた方は、これを機に試してみてはいかがでしょうか。

製品名:味仙 台湾ラーメン
製造者:日清食品
内容量:109g(めん80g)
発売日:2018年9月4日(火)
JANコード:4902105236987
ファミリーマート通常価格:200円(税別)

発売地域:全国(ファミリーマート・サークルK・サンクス限定)
取得価格:216円(税込)
取得店舗:ファミリーマート

麺の種類:油揚げ麺
容器材質:紙
必要湯量:410ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:1袋(特製辛味油)
日清食品株式会社:〒160-8524 東京都新宿区新宿6-28-1
お客様窓口:0120-923-301

  1. 味仙はいったことがあるよ!!台湾ラーメンは食べなかったけど、麻婆豆腐は美味しいかった(((uдu*)ゥンゥン 何情報って感じだけどw
    中毒性があるスープが気になるなぁ・・中毒になっちゃたら困るなぁ(゚∇゚ ; )w taka :aさんが満足するニンニク量を摂取したら3日くらいは誰にも会いたくなくなるだろうなぁ・・・

  2. >甘くて辛くてコクのある中毒性の高いスープ

    買わない手はないって感じです

タイトルとURLをコピーしました