新旧比較「明星 東京タンメントナリ監修 辛激タンメン」@2018

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明星食品

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2018年5月28日(月)にリニューアルしたローソン限定発売のカップ麺、明星食品明星 東京タンメントナリ監修 辛激タンメン」のレビューです。

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マイナーチェンジ?

以前に当ブログでも紹介しているのですが(2018年5月20日公開)、なんと記事を公開した8日後の5月28日にリニューアルされていたようですw 損なこととは露知らず‥たまたま先週の火曜日にローソンの新商品コーナーに “新商品として” 並んでいて、そういえば小袋の色が違うなぁ‥と思ってメーカーに問い合わせてみたら、5月28日にリニューアルしたと教えていただきました。

リニューアルしたての時って、リニューアル前の製品も一緒に並んでいたりするんですよね。私の行動圏内がド田舎の枠を出ないからなのかもしれませんが(店員さんが基本お婆ちゃんばっかりでレジは遅いけど和みますw)、よく見るとパッケージだけでなく栄養成分表の数値なども変わっているので、まずはパッケージから比較してみましょう。

▼左「リニューアル前」/ 右「リニューアル後」

側面は屋号が右上に独立し、「辛激タンメン」の文字が目立つようになりました。

▼左「リニューアル前」/ 右「リニューアル後」

おおむね大差ないように見えますが、スープの食塩相当量が増え、逆にカロリーが減っています。これちょっと不安なポイントなんですけど、実際に食べてみないことには分かりません。



▼左「リニューアル前」/ 右「リニューアル後」

アレルゲン情報には追加があり、これまで含まれなかった「牛肉」「さけ」「さば」が追加されました。しかしながら原材料名に「牛脂」や「ビーフエキス」など牛由来の原料を表す文字は見当たらなかったので、おそらく「たん白加水分解物」「香味調味料」「香味油」のいずれかに牛由来の原料が含まれ、魚介エキス中に「さけ」「さば」が追加されたのでしょう。

▼左「リニューアル前」/ 右「リニューアル後」

最も大きな違いはフタの上に貼り付けてある小袋の色で、リニューアル前は緑、リニューアル後は赤、名称も「液体スープ」から「辛激ペースト」に変更されていました。

では、熱湯を注いで両者の違いを解説します。(※以下、リアルタイムで食べ比べを行うために動作を最小限に抑えたいので、リニューアル前の写真は過去にブログで掲載したものを使用します。

▼「リニューアル前」

▼「リニューアル後」

ポークと魚介の利いたスープに、ニンニク、赤唐辛子、赤・白味噌、豆板醤、生姜を加えました。6種の具材を使用した、辛さがクセになる激辛タンメンです。

(ローソン研究所「研究所通信」より引用)



製品名:明星 東京タンメントナリ監修 辛激タンメン
販売者:明星食品
内容量:112g(めん80g)
発売日:2018年5月28日(月)リニューアル
発売地区:全国(ローソン)
取得店舗:ローソン
取得価格:216円(税込)
ローソン標準価格:216円(税込)
JANコード:4902881470919(リニュアール前と同じです)

麺の種類:油揚げ麺
容器材質:紙
必要湯量:340ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:1袋(辛激ペースト)

~栄養成分表示~

1食(112g)当たり

熱量:508kcal
たんぱく質:10.2g
脂質:20.7g
炭水化物:70.2g
食塩相当量:5.4g
(めん・かやく:1.7g)
(スープ:3.7g)
ビタミンB1:0.58mg
ビタミンB2:0.39mg
カルシウム:212mg

※参考値:調理直後に分別して分析
熱量:508kcal(めん・かやく:408kcal)(スープ:100kcal)

名称:カップめん

原材料名:油揚げめん(小麦粉、植物油脂、食塩、酵母エキス)、スープ(豚脂、豚・鶏エキス、糖類、香辛料、でん粉、たん白加水分解物、みそ、食塩、小麦粉、香味調味料、魚介エキス、香味油、植物油脂、デキストリン、しょうゆもろみ、XO醤、豆板醤)、かやく(キャベツ、チャーシュー、人参、もやし、ニラ、キクラゲ)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、カロチノイド色素、炭酸カルシウム、香料、かんすい、カラメル色素、酒精、香辛料抽出物、ベニコウジ色素、酸化防止剤(ビタミンE)、カゼインナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、炭酸マグネシウム、酸味料、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に卵・乳成分・小麦・えび・いか・牛肉・ごま・さけ・さば・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)

アレルゲン情報:小麦・卵・乳成分・えび・豚肉・鶏肉・牛肉・いか・さけ・さば・大豆・ごま・ゼラチン

明星食品株式会社:〒151-8507 東京都渋谷区千駄ヶ谷三丁目50番11号
お客様サービス室:0120-585-328

めん

▲「リニューアル前」/ ▼「リニューアル後」

【原材料名】

「リニューアル前」油揚げめん(小麦粉、植物油脂、食塩、酵母エキス)

「リニューアル後」油揚げめん(小麦粉、植物油脂、食塩、酵母エキス)

リニューアル前と変更なし

どちらも原材料は同じで、麺量も80gと変わらず、麺の質に体感的な差もありません。写真では色が異なりますが、照明などのカメラワークによる差異です。(すいません‥)

厚みのある平打ち状の縮れた油揚げ麺で、もっちりとした食べ始めの弾力が魅力的。唐辛子の刺激が強いスープに負けない存在感を放ち、それだけに油揚げ麺特有の風味も一定の主張を見せてきますが、スープの辣味とジャンクさの相乗効果を奏でます。



ここは現状維持ということで、リニューアル前の麺が好みではなかった方にとってはガッカリかもしれませんが、ひとつのカップ麺としてはクオリティの低い麺ではありませんし、リニューアルによって麺の質が劣化した、などということはありませんでした。

スープ

▲「リニューアル前」/ ▼「リニューアル後」

【原材料名】

「リニューアル前」スープ(ラード、豚・鶏エキス、たん白加水分解物、糖類、香辛料、でん粉、小麦粉、みそ、食塩、香味調味料、、エキス、しょうゆ、香味油、ポークオイル、デキストリン、しょうゆもろみ、XO醤、豆板醤)

「リニューアル後」スープ(豚脂、豚・鶏エキス、糖類、香辛料、でん粉、たん白加水分解物、みそ、食塩、小麦粉、香味調味料、魚介エキス、香味油、植物油脂、デキストリン、しょうゆもろみ、XO醤、豆板醤)

ちょっと軽くなりました

唐辛子の辛さレベルと生姜の効かせ方は両者互角‥と、思いきや若干ながらリニューアル後のほうがシャープな面持ちです。ただ、それは唐辛子の強さが増したというよりもスープの粘度が低くなり、ややコクが浅くなった結果だと感じました。アレルゲンは増えていましたが、比較してカットされた原料が多く、あいかわらずXO醤や豆板醤、しょうゆもろみの隠し味が効果的で、辛さの奥にある甘みに中毒性を感じさせるスタイルは踏襲していたものの、小麦粉の含有量が減ったことで口当たりが軽くなり、醤油がカットされたことで奥行きも異なります。

それぞれ本当にニュアンス程度だったので、おそらく真横に並べない限り気が付かないようなマイナーチェンジですが、ポークオイルが植物油脂に変わったことも原因の一つかもしれません。あとは魚介の組み方にも少し差異があり、リニューアル前は動物系を軸に太い味噌、魚介が捕捉的に組み込まれるような構成ですが、リニューアル後は動物系の旨味が半歩下がり、ちょっと魚介が広がったように感じます。

リニューアルされた日のタイミングを考慮すると、もしかしたら暑い季節に合わせて少し食べやすいようにと調整されたかのように思えなくもありませんでしたが、ちょっと込み入った事情がありまして喫食時の室温が39度でもリニューアル前のほうが美味しいと感じたので(※くれぐれもエアコンの効いた部屋での喫食をオススメします)、初版のスープは食べられなくなっちゃうのかぁ‥と少し残念に思いました。

とはいえ中毒性のある旨味とXO醤などの複雑なアクセントは据え置きだったので、固定ファンの期待を大きく裏切ることはないでしょう。

かやく

▲「リニューアル前」/ ▼「リニューアル後」

【原材料名】

「リニューアル前」かやく(キャベツ、チャーシュー、人参、もやし、ニラ、キクラゲ)

「リニューアル後」かやく(キャベツ、チャーシュー、人参、もやし、ニラ、キクラゲ)

あいかわらず文句なし!

具材に関してはリニューアル後も手放しに好印象で、チャーシューに個体差が見られましたが、調理後の写真が物語っているように麺が見えないほどの具材に覆い尽くされ、リニューアル前も後も大きな差はありません。過去記事のチャーシューは細切れで存在感のない具材でしたが、リニューアル後のチャーシューは大きく、また食べ比べに用いたリニューアル前のトナリに入っていたチャーシューも大きかったので、麺と同じく具材も据え置きです。

最近のカップ麺では具材が汎用的だったり寂しかったりするのですが、セブンイレブンの「蒙古タンメン中本 辛旨味噌」と同じく、しっかりボリューム満点の内容に大満足でした。

総評

★★★★★★☆☆☆☆(6)
(標準は★3です)

麺は食べ応えがあり、具材も量・質ともに文句の付け所が見当たらない仕上がりではあったものの、真横に並べて食べ比べるとスープの深みに違いを感じてしまったので、ちょっと個人的には寂しいリニューアルでした。しかし、これはリアルタイムに食べ比べたからこそ新旧のスープに差異を感じてしまっただけで、辛激タンメン最大の魅力とも言える刺激の中にある甘味の中毒性、ギリギリ常識的でありながらも苦手ならヤメとこうレベルの辣味に味噌のコク、加えてXO醤・豆板醤・しょうゆもろみなどによる本格さの演出には明星食品のワザが光っている、ローソン辛口部門の雄として引き続き看板を支えていける存在です。

私taka :aは辛激タンメン信者なので、ちょっと贔屓目に見ているのではないかと思われるかもしれませんが、正直なところ主観的な満足度は★5でした。初版からリニューアルせずに貫き通してきたスープに惚れ込んでいたので、この地味ながらも比べると大きな変化にはショックを隠せず‥とか言いながら、それでも上出来の★5ですけどね。少なくとも比較対象として挙げられるセブンプレミアムの蒙古タンメン中本と同じく辛口、味噌、タンメンというフィールドでありながら、それとは違った魅力の持ち主なので、いつでも購入できるように今後もローソンの顔としてカップ麺コーナーの枠ひとつ陣取っていただきたいと思います。

お店の意向もあるのかもしれませんが、チーズ入りだったり辛さレベルが非常識版だったり、すでにローソンの顔となっている現状にありながらも発売当初より変わり種のリリースがないので、そろそろアレンジメニューにも着手してもらいたいですね。実際の「東京タンメン トナリ」では、通常の「タンメン」や「味噌タンメン」のほうが人気だそうなので、おろし生姜を別添したノーマルバージョンとか出ると逆に新鮮味があっていいかもしれません。

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