東洋水産「マルちゃん 緑のたぬき天そば ぶ厚い特製天ぷら入り(西向け)」コンビニ限定

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東洋水産

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2018年9月3日(月)にリニューアルしたコンビニ限定発売のカップ麺、東洋水産「マルちゃん 緑のたぬき天そば ぶ厚い特製天ぷら入り(西向け)」の実食レビューです。

ボリュームのある分厚い天ぷらと鰹だしの風味が決め手となっているコンビニエンス向けの商品ですが、「マルちゃん 赤いきつねうどん ふっくらお揚げ2枚入り(西向け)」と同じくリニューアルしていたので、 通常発売品「緑のたぬき天そば(関西限定)」と食べ比べてみました。

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緑のたぬき コンビニ限定

ローソンやファミリーマート、セブン-イレブン、ミニストップなどの会社を問わず、たいていのコンビニ店舗に常備されている定番のカップ麺ですが、つゆの配合を見直し、さらに鰹節から出汁が出やすくなるように製法を変更して、より味わいが豊かになったそうです。

コンビニ限定の赤いきつねは “ふっくらお揚げ2枚入り” という分かりやすいポイントが明記されているのですが、緑のたぬきは “ぶ厚い特製天ぷら入り” となっています。どのくらい分厚いのか気になりますよね?大丈夫、しっかり並べて比較します。

ところで緑のたぬきといえば北海道・東向け・関西・西向けの4種類に分けて味を調整しているのですが、コンビニ限定は「東向け」と「西向け」の2種類で、販売エリアは以下の通り。

【西向け】北陸・近畿・中国・四国・九州・沖縄

【東向け】北海道・東北・信越・関東・静岡・中京

見分け方は材質表示の横にあるマークが「W」なら西向け(West)、「E」なら東向け(East)となっているので、東西の味の境目とされている「関ヶ原」にお住まいの方は、最寄りのコンビニでチェックしてみてください。私は近畿在住なので、コンビニ限定品は「西向け」、通常商品は「関西限定」になります。それでは、どのくらい天ぷらが分厚いのか通常商品と比較してみましょう。

開封

小袋は粉末スープと七味唐辛子が一緒になっている1袋で、おそらく普段から通常商品を食べている方からするとフタを開けた瞬間に天ぷらデカいぞぉー!を実感していただける思うのですが、実際どのくらい分厚いのかというと‥

(左)コンビニ限定 /(右)通常商品

上から見た場合、ほぼ円の直径は同じ。厚みの関係で揚げ加減が変わるのか、コンビニ限定のほうが濃いめの色です。ただ、 “大きい” ではなく “ぶ厚い” なので、横から見なければいけません。

(左)コンビニ限定 /(右)通常商品

コンビニ限定のほうが圧倒的に分厚いでしょ?というか通常商品が薄いんですけどw ちなみに「日清のどん兵衛 かき揚げ天ぷらうどん」に入っている “鬼かき揚げ” は、さらに分厚かったような気がしないでもないものの、とりあえず通常商品と比較して厚みの差は明らかですよね。

製品情報・購入価格

メーカー希望小売価格は通常商品と同じく税別180円ですが、必然的に購入価格は税込184円。通常商品の平均的な売値は税込127円くらいだと思うので、ちょっと高めに感じてしまうかもしれませんが、24時間いつでも買える利便性と天ぷらの特別感がありますからね。ちなみに必要なお湯の目安量は、赤いきつねうどんよりも10ml少ない400mlです。(※通常商品も同じ)

製品名:マルちゃん 緑のたぬき天そば ぶ厚い特製天ぷら入り(西向け)
販売者:東洋水産
内容量:105g(めん72g)
発売日:2018年9月3日(月)リニューアル
JANコード:4901990333276
希望小売価格:180円(税抜)

発売地域:CVS限定(北陸・近畿・中国・四国・九州・沖縄)
購入価格:184円(税込)
取得店舗:コンビニ(セブン-イレブン)

麺の種類:油揚げ麺
容器材質:プラ(PS)
必要湯量:400ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:1袋(粉末スープ・七味唐辛子)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】
油揚げめん(小麦粉(国内製造)、そば粉、植物油脂、植物性たん白、食塩、とろろ芋、卵白)、かやく(小えびてんぷら、かまぼこ)、添付調味料(砂糖、食塩、しょうゆ、魚介エキス、たん白加水分解物、香辛料、こんぶエキス、ねぎ、香味油脂)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、炭酸カルシウム、リン酸塩(Na)、増粘多糖類、カラメル色素、レシチン、酸化防止剤(ビタミンE)、クチナシ色素、ベニコウジ色素、香料、ビタミンB2、ビタミンB1、カロチン色素、香辛料抽出物、(一部にえび・小麦・そば・卵・乳成分・大豆・豚肉・やまいも・ゼラチンを含む)
【アレルギー表示】
えび・小麦・そば・卵・乳成分・大豆・豚肉・やまいも・ゼラチン

実食開始

▼コンビニ限定

残念ながら天ぷらは「日清のどん兵衛」のように個包装ではないので、自ら事前に放り出して後のせしない限りサクサク食感は楽しめませんが、ふやけた天ぷらの絶妙な食感と滲み出るコクもオツなんですよねぇ‥

▼通常商品の「関西限定」

通常商品の天ぷらも3分後には膨張しているので、けっこうデカいです。コンビニの緑のたぬきほどゴツゴツしていませんが、けっこうデカいです。それでは、実際に両者を食べ比べてみましょう。以下の栄養成分表示は「緑のたぬき天そば ぶ厚い特製天ぷら入り(西向け)」の値で、写真もコンビニ限定品を中心に掲載します。

1食(105g)当たり

カロリー:516kcal
たん白質:11.6g
脂  質:28.4g
炭水化物:53.4g
食塩相当量:5.7g
(めん・かやく:1.9g)
(スープ:3.8g)
ビタミンB1:0.34mg
ビタミンB2:0.27mg
カルシウム:158mg

※参考値(調理直後に分別して分析)
エネルギー:516kcal(めん・かやく:480kcal)(スープ:36kcal)

鰹節・雑節・煮干・昆布のだしを利かせた関西風つゆに、のどごしのよいそば。香ばしい小えび天ぷらが自慢。

(東洋水産「商品情報」より引用)

めん

通常商品と同じです

日清のどん兵衛に使われているような真っ直ぐで上品な蕎麦ではなく、これぞカップそばの蕎麦と言わんばかりの縮れた蕎麦粉入り油揚げ麺で、つなぎに「とろろ芋」や「卵白」が使用されています。田舎蕎麦ほどワイルドでもなければ更科ほど繊細でもない、しかしながらカップ麺でしか味わえない独特の魅力は捨てがたく、それを頑なに守り続けてくれているんですよね。

それに、カップ麺らしい蕎麦とはいえ蕎麦粉の香りは確かに存在しており、少し粉っぽい軽めの食感も蕎麦の風味を活かすことに少なからず貢献。同社が製造するタテ型ビッグ製品「本気盛」のワイルドな田舎蕎麦も好きですが、これからも緑のたぬきは変わらずにカップ麺らしさを守り続けてほしいです(もちろん対を成す「日清のどん兵衛」様におかれましては今後ますますの先進的な繁栄に期待しております)。

つゆ

関西限定の味と同じ‥!

こだわりの強い東洋水産のことなので、もしかしたら微妙〜‥に、配合を変えている可能性は否定できないのですが、通常商品を真横に並べてリアルタイムに食べ比べてみても大幅どころか小幅の差異もなく、ほぼほぼ同じ味です。強いて違いを挙げるならコンビニ限定は天ぷらが大きいので、そこから滲み出る天ぷら特有の芳ばしさと油脂のコクが通常商品より深く、それによって少し丸みを帯びていたのですが、比較対象と交互に食べていると途中で “あれ?どっちだコレは‥” と思って念の為に容器の側面を何度か確認したほど。

念には念をと思い、つゆが冷めるのを待ってから両方の味を再確認してみたのですが、味の違いといえば最初に注ぐ熱湯の量で微妙に変動する誤差の範囲内だったので、もう “関西限定と同じ味” で差し支えないと思います。一応、西日本向けとして販売されている「緑のたぬき」の原材料すべて書き出してみたのですが‥

●通常商品(西向け)
砂糖、食塩、しょうゆ、たん白加水分解物、魚介エキス、香辛料、ねぎ、こんぶエキス、香味油脂
○通常商品(関西限定)
砂糖、食塩、しょうゆ、魚介エキス、たん白加水分解物、香辛料、こんぶエキス、ねぎ、香味油脂
●コンビニ限定
砂糖、食塩、しょうゆ、魚介エキス、たん白加水分解物、香辛料、こんぶエキス、ねぎ、香味油脂
○でか盛
砂糖、食塩、醤油、魚介エキス、たん白加水分解物、香辛料、ねぎ、香味油脂、粉末こんぶ
●まめたぬき天そば
砂糖、食塩、醤油、たん白加水分解物、魚介エキス、ねぎ、香辛料、香味油脂、粉末こんぶ

ご覧の通り、コンビニ限定と関西限定の原材料は、まったく同じなんですよね。ちなみに東向けの「緑のたぬき コンビニ限定ぶ厚い特製天ぷら入り」も同じ並びで、たん白加水分解物と香辛料の間に「乳糖」が含まれていました。

「赤いきつねうどん ふっくらお揚げ2枚入り」をレビューした記事にも書きましたが、原材料が同じだからといって味が同じとは限りません。並びは同じでも配合(含有量)に変化があったり、同じ原材料なのに驚くほど味が違う製品も過去にあったのですが、今回は真横に並べて実際に比較したので、間違いないです。

甘味を帯びた出汁重視の柔らかいテイストは近畿地方に住んでいる我々関西人にとってジャストミート必至の味覚になるのですが、裏を返せば関西限定に限りなく近い味が北陸・中国・四国・九州・沖縄でも楽しめる、これってスゴいことですよね。ちょっと複雑だけどw

かやく

さすがコンビニ限定ぶ厚いぞ!

メインの天ぷらは衣の厚みが違うだけで、味は体感的に通常商品と同じです。赤く着色された揚げ玉と磯の香りがする緑色の揚げ玉、そして赤い揚げ玉とは違う “本物の小エビ天ぷら” も入っているので、海老の芳ばしさもバッチリ。つゆの項目でも触れたように天ぷら特有のコクが味の深みにも寄与しており、どん兵衛のように後のせサクサク食感は叶いませんが、下はジューシー、上はサクッとのコントラストも一興。

どうしてもサクサクで食べたい場合はセルフで後のせすれば解決ですし、ちょっと邪魔なくらいのサイズにはインパクトが感じられるでしょう。他の具材といえば通常商品にも入っている粉末スープに同梱の小さいネギと半月切りのラディッシュみたいなカマボコだけですが、膨張した天ぷらのボリュームで物足りなさは感じませんでした。

総評

★★★★★☆☆☆☆☆(5)
(標準は★3です)

評価は上出来の★5としていますが、典型的な関西舌の私が感じた主観的なオススメ度は★6です。関ヶ原を境に西のコンビニに行けば北海道とも西とも東とも違う関西限定の味が楽しめる、これについては少し複雑な思いもあるのですが‥w 天ぷらのサイズは倍ちかく分厚いですし、近畿を除く西日本に住んでいて関西限定の味が気になる方は、遠慮なくコンビニで購入していただいて結構かと思います。

2018年10月8日(月)より「復刻版 緑のたぬき天そば」の発売も予定されているので、そちらも楽しみですね。ちなみに「復刻版 緑のたぬき天そば」は全国発売ですが、「復刻版 赤いきつねうどん」は東と西で味が違うみたいです。(閑話休題‥)今回は関西限定と食べ比べたことによって、思わぬ発見がありました。東日本から西日本にお越しの際は、たいていのコンビニに置いてありますので、お土産にもいかがでしょうか。

  1. こんちは!どちらかというとどん兵衛の鬼かき揚げよりは緑のたぬきのほうが好きやね。
    今日もファミマに行ったけど、全然気が付かなかったわw見つけたら食べてみるね。

    • Re:popeちゃん

      まいど!たぶん、ファミマにも普通に置いてあるはずなんだけど、東向けか西向けか‥でもって天ぷらは分厚いけどカップは普通のレギュラーサイズだから、店頭によっては目立たないかもしれない。ひっそりと棚の下に置いてあることも多いから^^;

      • OK!探して見るわ。

        • Re:pope

          OK!探してみて!(こっそりWかEか教えてね)

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