日清食品「カップヌードル nano謎肉キーマカレー」vs.「カップヌードルカレー」

日清食品

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2018年10月8日(月)新発売のカップ麺、日清食品「カップヌードル nano謎肉キーマカレー」の実食レビューです。

「カップヌードル カレー」45周年限定記念商品として史上最小謎肉 “nano(ナノ)謎肉” が入ったカップヌードル流キーマカレーが発売されたので、オリジナルのカップヌードルカレーを同時に食べ比べて違いを比較してみました。

カップヌードル流キーマカレー! nano謎肉とは‥

実は定番の「カップヌードルカレー」「カップヌードル欧風チーズカレー」「カップヌードルカレービッグ」にも然りげ無く印刷されているのですが(限定パッケージ商品は店頭での順次切り替えです)、カップヌードルカレーが今年で発売45周年を迎えました。おめでとうございます(拍手)

Thanks! カップヌードルカレー45th

なかなかエスニックなパッケージデザインで、けっこう細部も凝っています。カップヌードルのカレー味が初めて登場したのは、2018年から遡ること45年前の1973年5月。くしくも2ヶ月前の1973年3月、現在では東北限定で販売されているエースコックの「カレーヌードル」にカップめん史上初カレー味の発売は先を越されてしまいましたが、大胆にも固形ルゥを導入したエースコックとは違う粉末スープを起用して互いに独自性を保ち続け、今では “カップ麺で初めてのカレー味はカップヌードル” だと知らず知らずのうちに多くの方の深層心理に根付いているのではないでしょうか。

ナノ謎肉はどんな謎肉ナノ?

つい先日、当ブログ内で勝手に珍種謎肉祭を開催したばかりですが、今度は味を変えた “珍種” ではなく、サイズを変えた “新種” の登場です。「nano(ナノ)謎肉」とは、通常の謎肉と比較して、なんと体積を約1/8サイズに縮小した謎肉なんだとか。ちなみに「謎肉」というのは、もともとネットスラングとして広まっていた愛称で、それを製造メーカーである日清食品が公式に採用。その実態は、「豚肉と大豆由来の原料に野菜などを混ぜてミンチ状にし、フリーズドライ加工したカップヌードルの具材(出典:日清食品「ニュースリリース」)です。

「キーマカレー」とは、おなじみ挽肉たっぷりカレーのことですが、「キーマ」はヒンディー語やウルドゥー語で「細切れ肉」または「挽肉」を意味するそうです。キーマカレーは “挽肉を使ったカレー料理の総称” なので、挽肉さえ入っていれば特に決まった定義などはありません。よく日本ではドライカレーと比較されがちですが、ドライカレーも挽肉を使ったカレー味の料理なので、ソーセージとウインナーの分類よろしくキーマカレーの一種です。

つまり謎肉の体積を約1/8サイズに縮小して挽肉を演出しているわけですが(考えたな‥)、単純に具材が変わっただけなのか、それとも麺のサイズやスープの味も違うのか、定番の「カップヌードル カレー」と食べ比べながらレビューします。

開封

nano謎肉ちっさw

なんだか “粒状大豆たん白” に見えるのですが、原材料は味付豚ミンチなので、きちんと肉です。大小サイズは疎らなんですけど、とりあえず「カップヌードル カレー」にも入っている通常の謎肉と比較してみましょう。

※暇人ではありません

お、たしかに小さい。おそらく「ナノ」は「ナノメートル(nm)」が由来だと思うのですが、1ナノメートルは10億分の1メートル(100万分の1ミリメートル)なので、その単位を使わなければいけないほど小さいわけでありません。しかし、おおむね8分の1です。

※これでも忙しいのです

台風の影響で撮影中に家が揺れていたので、何気に苦戦しつつ‥w 四角くなるように8個積んでみたのですが、やや隙間によって大きさが異なるものの、ほぼ謎肉1個分になりました。こうやって並べてみると、通常の謎肉よりもnano謎肉のほうが薄い色ですね。通常商品と同じく小袋は別添されていないので、お湯を注いでフタをしたら3分でOKです。

内容量は86g(めん60g)なので、定番のカップヌードルカレー(87g)と大差ありません。必要なお湯の目安量や待ち時間、メーカー希望小売価格も同じ税抜180円です。私は日清食品グループの直営オンラインストア(フライングゲット)にて9月28日に購入していたのですが、ばっちり一般発売品なので、ご安心ください。

製品情報・購入価格

製品名:カップヌードル nano謎肉キーマカレー
製造者:日清食品
内容量:86g(めん60g)
発売日:2018年10月8日(月)
JANコード:4902105246689
希望小売価格:180円(税別)

発売地域:全国(全チャネル販売)
購入価格:税別180円(送料・手数料別)
取得店舗:日清食品グループ オンラインストア

麺の種類:油揚げ麺
容器材質:紙
必要湯量:300ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:-

原材料名とアレルギー表示

早くも原材料名に違いが見られたのですが、詳しくは下記本文の各項目にて解説します。ちなみに本家には含まれているアレルゲンの「落花生」「ごま」「りんご」ですが、nano謎肉キーマカレーには含まれていませんでした。

【原材料名】
油揚げめん(小麦粉、植物油脂、食塩、糖類、しょうゆ、チキンエキス、ポークエキス、たん白加水分解物、ポーク調味料)、スープ(糖類、豚脂、小麦粉、香辛料、でん粉、食塩、カレー粉、玉ねぎ、植物性たん白、チキン調味料、香味調味料、トマトパウダー)、かやく(味付豚ミンチ、赤ピーマン、ねぎ)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、カラメル色素、乳化剤、香料、増粘多糖類、炭酸Ca、酸味料、かんすい、カロチノイド色素、酸化防止剤(ビタミンE)、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・大豆・鶏肉・豚肉を含む)
【アレルギー表示】
小麦・卵・乳成分・豚肉・鶏肉・大豆

実食開始

カロリーが本家の422kcalから399kcalに減っていますが、実はスープ単体のカロリーで見ると大差ありません。たんぱく質の量は同じでも脂質は20.4gから17.5gに下がるなど、全体的に比較して軽めの数値に見えますが、食塩相当量は「めん・かやく」だけ0.3g上昇しています。それでは、実際に食べ比べてみましょう。

1食(87g)当たり

熱  量:399kcal
たん白質:9.0g
脂  質:17.5g
炭水化物:51.4g
食塩相当量:4.7g
(めん・かやく:2.5g)
(スープ:2.2g)
ビタミンB1:0.20mg
ビタミンB2:0.25mg
カルシウム:105mg

※参考値(調理直後に分別して分析)
熱量:399kcal(めん・かやく:339kcal)(スープ:60kcal)

めん

カップヌードルならではの、しなやかでコシとつるみのある麺。

(日清食品「ニュースリリース」より引用)

微妙に成分が違う油揚げ麺

体感的には “いつものヌードル” で、同シリーズの他フレーバーと比較するとカレー味のみ幅が1mmほど広くなっているのですが、本家と比較してポークエキスよりもチキンエキスの含有量が増え(もしくはポークエキスの含有量が減った)、新たにポーク調味料が原材料名の末端に追記されています。それからスープとの兼ね合いもありそうですが、かなり表面が滑らかで、摩擦抵抗のない口当たりに差を感じました。

もしかすると並べて食べ比べなければ気にならない程度かもしれませんが、どちらも同じく製造所は滋賀県工場だったのに、nano謎肉キーマカレーのほうが洗練された面持ちかもしれません。なんかこう、妙にツルッツルでw だけど、かなりスープの粘度が高かったことと幅のある平打ち麺という形状から、スープの掴みはバッチリです。

スープ

肉と野菜のうまみが溶け込んだスパイスの風味豊かなカレースープ。

(日清食品「ニュースリリース」より引用)

ドライでスパイシーな高粘度スープ

たとえば本家に入っているマーガリンや隠し味として効果的なピーナッツバターは含まれず、あらたにチキン調味料やトマトパウダーを起用しているのですが、そもそも味の方向性が大きく違いました。一応、カレー粉の風味や開封時の香りなどにオリジナルとの共通点も見られたのですが、甘口濃厚カレー味の本家とは一変してドライなスパイス感が目立っています。

ややスパイスはクミンの含有量が増えたような印象で、その他しっかりと香辛料の複雑味が楽しめます。辛さは市販のカレールーに例えると中辛くらいなので、甘口じゃないと厳しい方は少し苦戦するかもしれません。野菜の旨味が溶け出している本家のマイルドカレーとは方向性が異なり、スパイスカレーほどスパイスまみれではありませんが、想像以上にドライなテイストに仕上がっていました。

食品添加物の「くん液(スモークフレーバー)」は含まれていないため、あの独特な芳ばしい香りは得られませんが、スープに仕込まれている小さな微塵切りの玉ねぎは本家と同じく効果的で、しっかり遺伝子は継承しています。かなり高粘度なスープですが、しっかりスパイシーだったので、オリジナルとの差別化もバッチリですね。

かやく

“謎肉” の体積を約1/8サイズにした「nano謎肉」、赤ピーマン、ネギ。

(日清食品「ニュースリリース」より引用)

うーん、これは意見が分かれそう‥

本家に入っているポテトやミンチポーク(謎肉でもコロチャーでもないカップヌードルの挽肉)、人参も入っていませんが、大量のnano謎肉を筆頭に赤ピーマンとネギで彩りは良好。それにネギも選別しているようで、いつもの白っぽくて歯触りの強い部分は入っていません。緑色の部分だけを粉砕して彩りを添えるために使っているような存在感で、この緑がグリーンピースだったら言うことなかったんですけど、キーマカレーにネギ!? みたいなギャップは受けないと思います。ドライでスパイシーなスープにホロ苦い赤ピーマンのアクセントが心地よく、ちょっと量は少なかったけど、赤の色味も綺麗でした。

さて、新種のnano謎肉ですが、単体で食べると旨味も1/8です。というか、ほとんど味は分かりません。通常の謎肉は1個でもガツンと主張してきますが、8個以上まとめて口に入れても小粒のためジューシーさに欠けます。しっかり混ぜてからも高粘度スープによって麺を食べている時にも一緒に楽しめますし、キーマカレーらしさの演出には効果的だったんですけど‥

それなら既存の「ミンチポーク」(謎肉でもコロチャーでもないカップヌードルの挽肉)を大量に入れたほうが、ひとつのカップ麺として味の完成度は上だったかもしれません。もちろん比較して圧倒的に話題性は欠けますが、でっかいポテトや普通の謎肉、コリコリの人参や謎肉とは違う挽肉が入っている本家のほうが具材の満足感は高かったです。

総評

★★★★★☆☆☆☆☆(5)
(標準は★3です)

スープの完成度が高かったので、とりあえず★5が適切だと判断したのですが、思っていたよりもnano謎肉の使い道は難しいかもしれません。通常の謎肉と比較して約1/8サイズのnano謎肉は満足度も1/8だった‥とまでは言いませんが、たしかに挽肉らしいサイズとはいえ真四角なのは不自然ですし、これなら普通の謎肉もしくは自然な挽肉のミンチポークを多めに入れてほしかったなぁ‥というのが正直な感想です。

ただ、麺を食べると自然に減っていく超高粘度スープからは単純に高い満足感が得られ、明白なスパイス感と辛さは中辛くらいの刺激によってオリジナルの「カップヌードル カレー」との差別化も明白。麺を食べ終わった後のスープには意外とnano謎肉が多めに残っていたので、最後に白ご飯を入れて〆ちゃう方はキーマカレーライスで2度おいしいカップ麺になると思います。ちょっと私はnano謎肉のポテンシャルに過度な期待を寄せていたのかもしれませんが、スープに確かな価値が見出せたカップ麺でした。