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麺のスナオシ「ソースやきそば」価格破壊! 税込58円の激安カップ麺を食べてみた

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麺のスナオシ

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、なんと税込58円で手に入れた激安カップ麺、麺のスナオシ「ソースやきそば」の実食レビューです。

同社の「醤油ラーメン」と同じく、MEGAドン・キホーテの売り場にあるカップ麺コーナーで発見したのですが、これまた特に安売りされていたわけではありません。 “常時この値段” で販売されていました。

1食あたり税込58円といえば完全にワゴンセール価格ですが、果たして激安カップ焼そばは美味しいのかマズイのか、実際に食べてみた感想をもとに製品の総合力を評価します。そして、意外な発見も‥お時間よろしければ、ご参考ください。

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激安! スナオシのソースやきそば

「麺のスナオシ(めんのすなおし)」は、茨城県水戸市に本社を構え、即席麺(インスタントラーメン・カップラーメン)や各種乾麺の製造・販売を行なっているメーカーです。2018年10月現在の役員は5名、従業員数なんとパート・アルバイトを含む30名、資本金は2,000万円という、お世辞にも大企業とは言えない会社ですが、店舗によっては税込58円で購入できちゃうカップ麺を世に送り出している我らが庶民の味方。

ちなみに社名の由来ですが、初代社長・砂押解介氏の名字をカタカナにしたものだそうです。



現行のラインナップは棒状の乾麺が多く、和風乾麺だけで21種類、中華風乾麺が4種類で、一番人気は「支那そば」、二番人気は「九州ラーメン」だそうです。中でも中華麺は油を一切使用しない “干しラーメン” がセールスポイントになっていて、完全熟成させた生麺以上の食感が得られるのだとか‥

他にも馴染みのある形状の四角い袋麺(油揚げ麺の袋ラーメン×4種類・焼そば×1種類)もあって、そのうち「しょうゆラーメン」「みそラーメン」「塩タンメン」のパッケージにはカタカナで「サッポロ」と書かれていました。

カップ麺だけでも12種類あるのですが、基本的に見かけるのは今回の「ソースやきそば」(これはエンカウント率が高い)と定番の「醤油ラーメン」「味噌ラーメン」「塩ラーメン」の4品くらいで、「うどんだっぺ」「そばだっぺ」「辛い!拉麺」(これ気になる!)なんかは見たことさえありません。

カップ麺のメーカー希望小売価格は一律120円(税別)で、公式通販サイトで購入すると各12食セットで税込1,000円という常時セール価格です。基本送料は全国一律1,200円なんですけどねw 注文の数で送料は変動するそうです。



そんな破格の値段にもかかわらず、なんとパッケージには然りげ無く「えび」が!これは、もしかするともしかするかもしれません。ちなみに発売日はいつ頃なのかメーカーに問い合わせてみたところ、手元に資料が無かったのか「わからない」と言われました。前述したカップラーメン3品は、2016年6月の製造ライン更新によってパッケージと製品の中身が変更されています。

開封

小袋は「粉末ソース」と「かやく」の計2袋で、両方とも後入れです。どこかで見たことがあるような粉末ソースのデザインはレトロで趣のある雰囲気ですが、かやくは見事なまでに透明の小袋ですね。ところでパッケージに写っていた海老ですが、よ〜く見ると小さいのがチラホラと‥



粉末ソースの製造者は、レポ済みの「醤油ラーメン」と同じく、東京都目黒区に本社を構える粉末に特化した食品メーカー「三求化学工業株式会社」に委託製造を依頼しているようです。おそらく安さの秘訣は、こういった一部にジャンルに精通している特化型業者の協力もあってのことなのでしょうね。

製品情報・購入価格

製品名:ソースやきそば
製造者:麺のスナオシ
内容量:86g(めん72g)
発売日:-
JANコード:4973288300031
希望小売価格:120円(税抜)

発売地域:全国
購入価格:58円(税込)
取得店舗:MEGAドン・キホーテ

麺の種類:油揚げ麺
容器材質:プラ(PS)
必要湯量:430ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:2袋(粉末ソース・ふりかけ)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】
油揚げめん(小麦粉、植物油脂、食塩)、ソース(砂糖、食塩、ソース粉末、香辛料、たん白加水分解物、チキンエキス、粉末酢、粉末野菜、植物油脂)、かやく(揚げ玉、混合削りぶし、イリゴマ、青さ、紅生姜、乾燥海老)、加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、カラメル色素、増粘多糖類、酸味料、クチナシ色素、炭酸カルシウム、かんすい、酸化防止剤(ビタミンE)、トレハロース、パプリカ色素、(原材料の一部に小麦、大豆、さば、ごま、えび、豚肉、鶏肉を含む)
【アレルギー表示】
えび・小麦・さば・大豆・鶏肉・豚肉・ごま

実食開始

潤滑油になる調味油や液体ソースは付属していないため、ちょっと混ぜにくいかなぁ‥と危惧していたのですが、粉末ソースの塩分が麺の水分を少し引っ張り出してくれたので、わりとスムーズに満遍なく馴染み、そこまで苦戦することはありませんでした。具材のキャベツとかは入っていませんが、ふりかけで見た目は賑やかですね。

それでは、実際に食べてみます。

1食(86g)当たり

カロリー:372kcal
たん白質:6.2g
脂  質:13.2g
炭水化物:57.7g

(食塩相当量:3.0g)

めん

たぶん「醤油ラーメン」と同じ

丸刃でカットされた色の濃い中太麺で、もっちりとした弾力が印象的な油揚げ麺です。おそらく、同社の「醤油ラーメン(カップ)」と同じ油揚げ麺を汎用しているのでしょう。その時に感じた印象と、ほぼ差はありませんでした。まさか汁ありと汁なしで同じ麺とは驚きましたが、まったく違和感ありません。むしろ、汁なしのソース焼そばにこそ相応しい質感です。

スパイシーなソースとアオサの香りで油揚げ麺特有の風味も目立ちませんし、食べ始めは弾力もっちり、後半は馴染んでしっとり‥そんな食感の変化も自然で、最初から最後までテンションが緩むことなく楽しめました。ひとつデメリットを挙げるとするならば、麺の量が72gという少なさくらいですね。



たとえば「ペヤング ソースやきそば」の麺量は90g、「日清焼そばU.F.O.」や「明星 一平ちゃん夜店の焼そば」だと100gなので、あっという間に無くなります。でも単純計算で2つ買えばスナオシの麺量は足して144gになるわけですし、今回のように格安ゲットできれば2つ買っても税込116円なので、かなりコストパフォーマンスは高いですよ。

ソース

これぞ粉末ソースの妙義!

もう絵に描いたような粉末ソースならではの醍醐味が味わえる‥というか、粉末ソースでしか出せないテイストが絶妙な香り高いソースです。たとえばカップ焼そばや袋麺を購入する際、取捨選択の基準を粉末ソースの有無で判断している粉末派の方にとっては、おそらく好みの直球ど真ん中。タイプは甘口で、じっくり炒めた玉ねぎを思わせる甘味と鶏ガラの旨味、しかしながら甘口でも嫌な甘さではありません。フルーティーな果実味と適度な酸味、そして香辛料のスパイス感が後味を引き締めるスパイシーな味わいで、これはウマいです。

なんの飾り気もないですし、よく見たら半透明の私いかにも化学調味料です的な成分が見え隠れしているのですがw いいですよねー、ノスタルジックで。けっこう味は濃いめに仕上がっていて、たとえば2018年10月現在、インスタントラーメン誕生60周年を記念した復刻版パッケージを店頭でも多く見かける日清食品の王道袋麺「日清焼そば」よりも濃い味です。薄味派の方にとっては厳しいテイストになるかもしれませんが、それについては粉末ソースの量で調節できますし、味が濃いからといって食塩が舌に突き刺さってくるようなタイプではありません。

たとえば高砂食品の‥って、「それ」ですねコレw 開封した時どこかで見たことあるなぁ‥とは思っていたのですが、明治40年創業・青森県の麺総合メーカー「高砂(たかさご)食品株式会社」が業務用として取り扱っている「焼きそばソース 粉末甘口10g」と同じパッケージデザインで、原材料にも大きな違いは見られませんでした。まさかカップ麺にも使用されていたとは‥というわけで、あの味が好きなら確実です。

かやく

という名の「ふりかけ」

内容は揚げ玉、混合削りぶし、イリゴマ、青さ、紅生姜、乾燥海老なんですけど、特に目立っているのは揚げ玉と青さです。後入れのため揚げ玉はサクサク、青さは量が多くて食後は笑う前に念入りな歯磨きが必要なレベルですが、レトロでクラシックな粉末ソースとの相性は申し分ありません。

混合削りぶしは率先して目立つような存在ではなく、ソースを然りげ無くサポートしていたのですが、魚粉まみれのソース焼そばは賛否両論ですし、この主張は適切かと思います。たまに感じる乾燥紅生姜の酸味もレトロな味わいに寄与しており、それこそ乾燥海老は隠し味だったんですけど、ちゃんと本物の海老なので、意識的に拾って食べると芳ばしくて少し本格的でした。

総評

★★★★★☆☆☆☆☆(5)
(標準は★3です)

まさかカップ麺で高砂食品が取り扱っている業務用の「焼きそばソース 粉末甘口10g」に遭遇するとは思っていなかったんですけど、さすが業務用プロの味ですね。高級感こそ得られませんが、粉末ソースならではのノスタルジックでスパイシーな味わいに射止められる方は多いと思います。

麺を汎用することでコストを抑え、さらに委託製造の業務用粉末ソースを起用する、だからこその低価格は嬉しく、それを姑息だとは思わせない満足度の高さ。麺量は72gと少なめですし、肉はおろかキャベツさえも入っていませんが、ふりかけの揚げ玉とアオサが賑やかで、かなりコストパフォーマンスの高いカップ麺でした。ソース焼そばは粉末派の方にこそ試していただきたい、地味ながらも安くてウマいを体現している名作です。

  1. 茨城に約4年住んでたけど、これは知らなかったなあ・・・税込み58円は食べても大丈夫?というレベルか!でも内容はコスパがいい!では済まない凄さ!残念ながら当地では手に入らないw残念!!

    • Re:pope

      えー!これ見つからない?コンビニで遭遇することはないと思うけど、ドラッグストアなんかに行けば取り扱ってる店は多いかと‥わかった、一応これも仕込んでおくね(笑)

  2. takaさん、こんばんは!

    麺のスナオシのカップ麺と言えばとにかくこれですね!
    なんだかときどき無性に食べたくなることがあります!

    もともと粉末ソース系のカップ焼そばが好きですし!(●・ω・)

    袋麺の焼そばはちょっとケミカルな風味でアレだったので、
    このカップ麺も最初に買ったときは警戒心がありましたが、
    食べてみると粉末ソースの良さがよく出ていましたね!

    でもって安い価格帯で豪華に見せることを狙って、
    ふりかけでにぎやかさを出してるのが上手いですね!

    コストパフォーマンスは非常に優れていると思います!

    ではでは、おじゃまいたしました!(゚x/)

    • Re:かーとさん

      久々に誤字脱字チェック以外の感想がw ありがとう!これは美味しいねぇ‥さすがに税込58円は安すぎたけど、麺は若干少ないながらも粉末ソースが硬派で、まさかと思う繋がりの発見も大きかった!

      もしかすると袋麺のソースは自社製造なのかも?醤油と違って味噌のスープはケミカルなタイプだったし^^;

      そうそう!キャベツだけ‥みたいな製品よりも今回みたいに揚げ玉やアオサのボリュームで勝負してもらえたほうが単純に顧客満足度は高いと思うんだよね^^

      汁なし系が好きな、かーとさんのお墨付きが出て素直に安心(笑)

  3. これはタベテミタイ…。( ̄¬ ̄*)じゅる
    しかし、”メガドンキ”かぁ…遠い。

    • Re:風の兄弟

      あ、メガドンキ限定じゃないよ!(ちなみにメガドンキまで車を使って往復2時間以上w)ゴダイとかコスモスって四国にもある?薬局とかで普通に売ってるよ^^

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