東洋水産「マルちゃん正麺 カップ トリュフ香る鶏白湯」革命的なカップ麺爆誕‥!

東洋水産

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2018年11月5日(月)新発売のカップ麺、東洋水産「マルちゃん正麺 カップ トリュフ香る鶏白湯(とりぱいたん)」の実食レビューです。

11月7日に制定された「マルちゃん正麺の日」を記念して、 “世界三大珍味” の「トリュフ」をキーワードに “上質感” と “高級感” を持ち合わせた期間限定のカップ麺「マルちゃん正麺 カップ トリュフ香る鶏白湯」と、同じく期間限定の袋麺「マルちゃん正麺 トリュフ香る芳醇醤油」がリリースされました。

トリュフの香りは強いのか、ちゃんとベースの鶏白湯は濃厚なのか、コスパにも注目しながら実際に食べてみた感想に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。お時間よろしければ、最後までお付き合いください。

マルちゃん正麺 カップ トリュフ香る鶏白湯

「マルちゃん正麺」は、「いま抜群においしく、そして10年後20年後も古びることなく愛され続ける即席麺」をコンセプトとした、乾燥麺でありながら生の麺を思わせる自然な食感と本来の味わいが楽しめる、東洋水産きっての本格派即席麺ブランドです。

今回は高級食材のトリュフ香る鶏白湯ラーメンということで、パッケージのデザインも “謹製” のような、とてもシックで特別感のある雰囲気に仕上がっていますね。

「マルちゃん正麺 カップ」は、熱湯を注いで待つだけのカップ麺とは思えない、まるで鍋を使って茹で上げたかのような生麺風のノンフライ麺が楽しめるシリーズで、しかもメーカー希望小売価格は基本的に205円(税抜)という驚きのコストパフォーマンスを打ち出しています。定番品はもちろん、期間限定の変わり種でも大きく滑ることは滅多にありません。

2018年4月9日に「トリュフ香る鯛だしうどん」「麺づくり トリュフ香る芳醇しょうゆ」「俺の塩 トリュフ香る塩焼そば」という定価180円のトリュフ香るカップ麺がリリースされ、セブンイレブンの定番品として販売されているマルちゃん印「セブンプレミアム 蔦 醤油Soba」もトリュフが決め手になっているのですが、「マルちゃん正麺」シリーズにトリュフが起用されたのは袋麺・カップ麺ともに今回が初めてだと思います。

もちろん本物のトリュフを使用しているわけではなく、あくまでトリュフフレーバー(香料)なんですけど、先ほど挙げた「Japanese Soba Noodles 蔦」しかり、サンヨー食品が製造している「金色不如帰」の再現カップラーメンしかり、昨今のカップ麺業界でトリュフは珍しくないテーマになってきました。しかし、どれもスープは醤油や塩がベースの “清湯”(淀みのない透明なスープ)が基本だったんですよね。

今回は白濁系の “白湯”(パイタン)にトリュフという組み合わせから、早くも新鮮味を打ち出している、これまでにありそうでなかった珍しいスタイルのカップラーメンです。それだけにフレームワークやバランス、そもそもの相性が気になるところ‥とりあえず開封して中身をチェックしてみましょう。

開封

小袋は先入れの「かやく」、後入れの「液体スープ」と「粉末スープ」で計3袋構成になるのですが、具材の大きな鶏団子が目立っていますね。待ち時間は熱湯5分、もちろんマルちゃん正麺なので、カップ麺も袋麺と同じく油で揚げていないノンフライ麺です。

一応、調理方法や各小袋にも注意書きがあるのですが、「液体スープ」も「粉末スープ」も熱湯を注いでから5分後に入れる仕様となっているので、5分待っている間に液体スープをフタの上で温め、食べる直前に投入しましょう。お湯を注ぐ前にスープ類を入れると麺に戻りムラが生じる恐れがあるので、調理の際はお気を付けください。

発売地域は「全国」で、販売ルートはコンビニ・量販店・一般小売店など、期間限定だからコンビニでしか売ってない、などということはありません。私は近畿のローカールスーパーにて、税込170円で購入しました。火曜日からコンビニにも並んでいると思いますが、希望小売価格が205円なので、キャンペーンでも行われない限り税込216円が相場になります。マルちゃん正麺のカップ麺は、けっこうコンビニでも “○個買ったら○○円引き!” みたいなキャンペーンやってますけどね。

製品情報・購入価格

製品名:マルちゃん正麺 カップ トリュフ香る鶏白湯
販売者:東洋水産
製造所:関東工場
内容量:107g(めん65g)
発売日:2018年11月5日(月)
JANコード:4901990361811
希望小売価格:205円(税抜)

発売地域:全国(CVS・量販店・一般小売店 他)
購入価格:170円(税込)
取得店舗:スーパー(フレッシュバザール)

麺の種類:ノンフライ麺
容器材質:プラ(PS)
必要湯量:420ml
調理時間:熱湯分
小袋構成:3袋(液体スープ・粉末スープ・かやく)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】
めん(小麦粉(国内製造)、でん粉、食塩、こんにゃく、植物性たん白、植物油脂、大豆食物繊維)、添付調味料(チキンエキス、植物油、ポークエキス、しょうゆ、鶏脂、砂糖、豚脂、食塩、でん粉、ゼラチン、たん白加水分解物、粉末野菜、香辛料、発酵調味料)、かやく(味付鶏肉だんご、メンマ、ねぎ)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、香料、レシチン、酒精、かんすい、炭酸カルシウム、増粘多糖類、カラメル色素、クチナシ色素、酸化防止剤(ビタミンE)、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)
【アレルギー表示】
小麦・卵・乳成分・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチン

実食開始

2種類のスープ類ですが、フタを開けてから各スープを入れる前にノンフライ麺をほぐし、粉末スープを溶かしてから液体スープの順に入れるとスムーズです。写真のようにドサッと一箇所に入れると混ぜにくいのでw 満遍なくふりかけましょう。とろみ成分が含まれているため、まずは粉末をしっかりと溶かしてください。

この時点でトリュフが漂ってくることはなく、いたって大人しい香り。鶏白湯っぽい感じでもなく、他の食品に例えるとカップスープのポタージュ系に近い、ちょっと洋風の面持ちです。あくまでも粉末スープはベースラインを整えることに専念しているようですが、液体スープを入れると一変‥

強烈w これを “匂い” とするか、それとも “臭い” とするかは人それぞれ好みの問題になってきますけど、インパクトを文字にして伝えるなら “トリュフ臭” が適切かもしれません。香りのベクトルは先ほども例に挙げたセブンプレミアムの「蔦 醤油Soba」に別添されているトリュフオイルと十中八九同じだったので、かなり強いです。

さて、完成しました。かなりトリュフの香りが強いと書きましたが、しばらく部屋の匂いが変わりますw(※マジで)それだけに早くも実食前から絶大なインパクトを放ってはいるものの、問題は鶏白湯との相性ですよね。基本、繊細な清湯系では個性を打ち出すことに長けているトリュフフレーバーですが、白湯系との相性や鶏の濃度にも注目しながらレビューします。

1食(107g)当たり

カロリー:393kcal
たん白質:11.9g
脂  質:12.7g
炭水化物:57.7g
食塩相当量:6.0g
(めん・かやく:2.0g)
(スープ:4.0g)
ビタミンB1:0.25mg
ビタミンB2:0.27mg
カルシウム:235mg

※参考値(調理直後に分別して分析)
エネルギー:393kcal(めん・かやく:281kcal)(スープ:112kcal)

めん

生麺のようななめらかな口当たりと、粘りのある麺。

(東洋水産「ニュースリリース」より引用)

生麺風もっちもち多加水麺

東洋水産の公式ホームページ内にある特設サイトには、「生麺としか思えない。」などと強気なキャッチフレーズが掲げられているのですが、まったく誇張ではありません。実食前にも触れたように、まるで鍋から茹で上げたかのような質感が熱湯5分で楽しめる、なんとも驚異的なクオリティを誇っています。

丸刃でカットされた口当たりのいい平打ち中太麺で、麺の加水率は高く、もっちもちの食感。もはや潔く歯切れの良さを捨て、徹底的に粘り気の強さに特化しているようなグルテン強化型の多加水ノンフライ麺です。麺の量は定番のラインナップと同じく65gなので、期間限定でトリュフフレーバーを使っているから麺の量を減らしてコストを調整している、などということはありません。

多加水麺らしくツルッとした摩擦抵抗のない質感に加え、ほぼ縮れのないストレート麺になるのですが、適度にスープを掴むので、スープを弾いて独り歩きすることもなく、15分くらいはヘッチャラで弾力をキープ。ある意味この伸びにくさが不自然だったりもするんですけどw 焦って食べる必要がなくなりますし、特筆すべきレベルにある芳醇な小麦の香りも長く楽しめます。

スープの濃度と麺の存在感が釣り合っていたので、互いの力関係にも目立った落ち度は見られず、なんの違和感もなくマッチ。そもそもの基礎クオリティも申し分ありませんし、文句の付け所が見当たりませんでした。

スープ

チキン・ポークの旨味をベースに、トリュフが上品に香る濃厚な鶏白湯スープ。

(東洋水産「ニュースリリース」より引用)

上品どころか鮮烈にトリュフが香る! 薫る!

調理中のショットでも触れましたけど、まぁなんせ強烈なんですよトリュフのニオイがw そのベクトルは完全にセブンプレミアムの「蔦 醤油Soba」と同じだったので、もし蔦のカップ麺に使用されている別添のトリュフオイルがダメだった方は、今回の製品には近付かないほうが安全かもしれません。先日にレビューした、ローソン×サンヨー食品の「金色不如帰 濃厚貝だし塩そば」よりも圧倒的に強烈です。

ポークエキスや豚脂なども使用されているので、純粋な鶏白湯ではありませんが、鶏だけでは出せないコクと鶏骨を思わせる骨っぽさをポークエキスが適度に打ち出し、でも “豚骨ではない” 絶妙なサポート。その適切な旨味によって、ぽってりとした濃厚鶏白湯系の口当たりも不自然ではありません。そして気になっていたトリュフと鶏白湯の相性ですが、びっくりするほど違和感ないですね。

貝や鯛などを使った清湯系の塩、または醤油とトリュフの香りは相性がいいので、まったりとした白湯にトリュフが飲まれないかと危惧していたのですが、鮮烈な自己主張を放ちつつも鶏との調和を果たし、絶妙に融合。トリュフ香料+複合的な旨味によって一瞬ちょっと貝出汁の印象が脳裏を掠めたりもしたんですけど、原材料に明白な貝エキスは仕込まれていないので、たぶん味覚の誤作動だと思います。でも、それに近い雰囲気を同時に感じました。

ややスープ単体で飲んだ時に塩分の強さが気になったのですが、このキリッと効いた塩のキレが後味を引き締め、また存在感の強いノンフライ多加水麺を持て余さなかった大きなポイントとしても評価できます。で、こいつ麺を食べ終わった後に “白ご飯を投入できるヤツ” ですよ。

かやく

鶏団子、メンマ、ねぎ。

(東洋水産「ニュースリリース」より引用)

素晴らしい

もし鶏ではなく豚肉を使ったチャーシューを採用していたら、おそらくカップ麺に入っているチャーシュー特有の風味と鶏白湯に対してイレギュラーな豚の獣臭が雑味としてスープに作用する恐れがあったかもしれません。もちろん最近の先進的なラーメン屋さんみたいに繊細なレアチャーシューなどであれば洋風の面持ちを兼ね備えている鶏白湯にも合うのですが、ここはカップ麺的にも鶏団子で大正解。

しかも東洋水産の鶏団子は雑味や獣臭が目立たず、それでいて適切な鶏の旨味を打ち出し、味付けも程よい塩梅。ふわっとした食感で歯触りもよく、軟骨入りとかではないけれど、全体の本格さを阻害することのない存在です。

メンマは厚みがありながらも柔らかめだったのですが、適度な発酵感がトリュフ香る濃厚な鶏白湯スープの中で気分転換になる箸休め的な存在になっていました。ネギは小さく、とんこつラーメンに合わせたいタイプ(後入れしたい感じw)の小葱だったんですけど、目立たずも邪魔にならない存在感。ネギは大きめにカットされていると嬉しかったのですが、ご覧の通り鶏団子は大きなものが9個近く入っていたので、麺とスープの完成度を思えば値段以上の満足感ですね。

総評

★★★★★★★☆☆☆(7)
(標準は★3です)

ええ、文句なしです。もしコンビニ限定品でも★6は付けていたと思うので、ほぼ全チャネル販売であることを加算して思い切りました。本物の生麺さながらの多加水ノンフライ麺に鮮烈なトリュフの香り、やや骨っぽさを感じる鶏白湯ベースとトリュフの相性にも違和感を与えず、新たな世界観を教えてくれるようなカップ麺だったので、これならコンビニで購入しても問題ないでしょう。

さらに具材も抜かりなしだったので、定価205円は破格ですよ。もちろん専門店の無化調鶏白湯みたいな繊細さは得られず、ノンフライ麺も伸びなさすぎるくらい食感の持続力が高いんですけどw ブランドの記念日「マルちゃん正麺の日」にあわせて開発された気合の入れようを見事に体現している、コンセプトの “上質感” と “高級感” を持ち合わせた記憶に残るカップ麺でした。トリュフフレーバー(香料)がダメな方にはオススメできませんが、これまでのテイストにはない、ちょっと革命的な一杯です。