「マルちゃん おそば屋さんの鴨だしそば」2018年リニューアル! 美味しい食べ方も紹介

東洋水産

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2018年11月12日(月)リニューアル新発売のカップ麺、東洋水産「マルちゃん おそば屋さんの鴨だしそば」の実食レビューです。

年越し蕎麦にもオススメ! マルちゃんの定番商品「おそば屋さんの鴨だしそば」がリニューアルしました。

いったい何が変わったのか、実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。お時間よろしければ、最後までお付き合いください。

マルちゃん おそば屋さんの鴨だしそば

「赤いきつねうどん」「緑のたぬき天そば」でおなじみ、マルちゃんの「和風丼カップ麺シリーズ」ですが、その定番商品として常時販売されている「おそば屋さんの鴨だしそば」。一般的には「マルちゃん」の名前で浸透していますが、カップ麺を製造しているメーカーの正式名称は東洋水産(とうようすいさん)といいます。

先日、飲食店で近くの席に座っていた若い女性の方から話の流れで「いちばん美味しいカップ麺は何ですか!?」と聞かれたので(これ漠然とし過ぎていて返答に困る質問ですw)、どんなカップ麺が好みなのかを尋ねてから「東洋水産の‥」とオススメのカップ麺を提案しかけたら「え‥?」と聞き返されてw 「あ、マルちゃんの‥」と言い直したら、「あっ、わかります!」‥あるあるですね(笑)

それはさておき今回のリニューアルポイントですが、東洋水産のニュースリリースでは “より歯切れの良い麺に改良” と紹介されていました。当地方(兵庫県の某ど田舎)では「日清のどん兵衛 鴨だしそば」の勢いに押されてか、あまり普段はスーパーでも売ってないんですけど、こういったリニューアルのタイミングや年越しそばの需要が高まる年末になった途端どこからともなくやってきます。

中には「どん兵衛の鴨だしそばより好き!」という声も耳にしますし、年末が近づくにつれ当ブログのホームに設置している記事内検索フォームでも「おそば屋さんの鴨だしそば」や「マルちゃん 鴨だしそば」というワードで検索されることが多くなってきました。でも、記事にするのは今回が初めて‥‥検索していただいた方々すみません、もう大丈夫です。

さて、中には「緑のたぬき天そば」の油揚げ麺と「おそば屋さんの鴨だしそば」は同じ麺が使用されていると思っていらっしゃる方も多いかもしれませんが(かくいう私も少し前までそうだったんですけどw)、実は緑のたぬきとは違う麺が採用されています。なにがどう違うのか、それについても並べて比較してみましょう。

ちなみに緑のたぬきも「赤いきつねうどん」の発売40周年を記念して、実は2018年08月06日にリニューアルされました(ちょっとスープの配合が変わったけど麺は変更されていません)。それでは、東洋水産の方から教えていただいた情報を織り交ぜつつ、今回のカップ麺「マルちゃん おそば屋さんの鴨だしそば」を解説していきます。

開封

別添の小袋は「液体スープ」と「かやく」の2袋で、かまぼこは最初から容器の中に入っています。かまぼこはパッケージで2枚、実際に入っていたのも今回は2枚でした。しかしながら稀に1枚半、または3枚の時もあったりしますし、中には粉々に砕けている時もあります。かまぼこ粉々事件、たまにありますよね。ほぼ麺は砕けていないのに‥‥

「おそば屋さんの鴨だしそば」の麺は「緑のたぬき天そば」と比較して原材料の配合を変えているので、つゆの色が影響しない調理前の状態で両者を並べてみました。写真の向かって左が鴨だしそばの麺で、右が緑のたぬきの麺です。写真だと違いがわかりにくいかもしれませんが、鴨だしそばのほうが少し濃いめの色で、やや厚みがあります。

ちなみにカップ側面の賞味期限下段右端にある「M11」という記号なんですけど、これは製造工場を特定するための製造所固有記号といい、M11というのは「佐賀県伊万里市にある協力工場」を意味しています。つまり今回のカップ麺は、東洋水産のグループ会社「伊万里東洋株式会社」の工場で製造されたもの、ということですね。

他にも北海道の自社工場と千葉県の協力工場(酒悦房総工場・M74)、伊万里東洋あわせて3箇所の工場で製造されているのですが、中身は全国共通です。ただ、以前に「激めんワンタンメン」というカップ麺を食べた際、北海道工場の製品と伊万里東洋の製品で麺に大きな違いを感じたので、ちょっとだけ誤差が生じているかもしれません。(※東洋水産曰く特に原料や製法を変えているわけではないそうです)

製品情報・購入価格

製品名:マルちゃん おそば屋さんの鴨だしそば
販売者:東洋水産
製造所:伊万里東洋(製造所固有記号[M11])
内容量:98g(めん65g)
発売日:2018年11月12日(月)リニューアル
JANコード:4901990330619
希望小売価格:180円(税抜)

発売地域:全国(CVS・量販店・一般小売店 他)
購入価格:105円(税込)
取得店舗:スーパーマーケット(フレッシュバザール)

麺の種類:油揚げ麺
スタイル:どんぶり型レギュラーサイズ
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:340ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:2袋(液体スープ・かやく)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、そば粉、植物油脂、植物性たん白、食塩、とろろ芋、卵白)、添付調味料(しょうゆ、砂糖、かつおエキス、植物油、みりん、食塩、鴨エキス、鴨脂、酵母エキス、鶏脂)、かやく(味付鶏肉だんご、かまぼこ、ねぎ)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、酒精、炭酸カルシウム、リン酸塩(Na)、カラメル色素、増粘多糖類、酸化防止剤(ビタミンE)、香料、レシチン、ベニコウジ色素、ビタミンB2、ビタミンB1、カロチン色素、(一部に小麦・そば・卵・乳成分・大豆・鶏肉・豚肉・やまいもを含む)
【アレルギー表示】小麦・そば・卵・乳成分・大豆・鶏肉・豚肉・やまいも

実食開始

お湯を入れる前に開封するのは「かやく」の小袋だけで、液体スープは熱湯を注いでから3分後、食べる直前に投入します。調理方法には記載されていませんが、小袋には “フタの上で温めてから召し上がる直前にお入れください” と書いてあるので、お湯を注いでから待っている間にフタの上で温めましょう。たまに温めてはいけない小袋もあるので、調理の際は少し気を付けてください。

液体スープは最初に濃い醤油成分(カエシ系)が多めに出てくるのですが、鴨脂などの油脂成分も多く、こってり感は「どん兵衛」の鴨だしそばと比較して強いかもしれません。かなり鴨脂特有の芳ばしい香りがパワフルで、この匂いに弱い私は調理の段階から思わずハートを鷲掴みにされました‥‥冷静になれ俺w

さて、完成です。フタ上のイメージ写真には鶏団子が3つ写っていましたが、実際には4つ入っていました。しかし、これについては個体差によって平均3個を基準に1〜2個くらい差があるかもしれません。それでは、実際に食べてみましょう。「めん」「つゆ」「かやく」の順に解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

1食(98g)当たり

カロリー:397kcal
たん白質:11.8g
脂  質:19.9g
炭水化物:42.7g
食塩相当量:5.2g
(めん・かやく:1.4g)
(スープ:3.8g)
ビタミンB1:0.41mg
ビタミンB2:0.51mg
カルシウム:147mg

※参考値(調理直後に分別して分析)
エネルギー:397kcal(めん・かやく:340kcal)(スープ:57kcal)

めん

なめらかで歯切れの良い、黒めの色調のそば。

(出典:東洋水産「ニュースリリース」)

明らかに緑のたぬきよりも力強い

まず「緑のたぬき天そば」との違いですが、原材料名は一言一句まったく同じで違いはありません。しかし、緑のたぬきは全国の人が食べやすいようにと癖を抑えているのですが、「おそば屋さんの鴨だしそば」は癖を持たせている、つまり蕎麦粉の香りを強めています。製品説明にも “黒めの色調” と書かれていますが、たしかに色が濃いめですね。

また、比較して麺に厚みがあるので食感が力強く、どん兵衛の蕎麦や緑のたぬきよりも田舎風で野趣に富んだ方向性にあります。油揚げ麺特有の風味も並行しますが、そば粉の香りも豊かに香り、油揚げ麺の芳ばしいコクが不躾にならない程度にカップ麺だからこその魅力を表現していました。厚みがある分、食感の劣化についての耐久力もありますし、縮れは緩やかで、和風丼カップ麺シリーズらしくレトロな印象を踏襲しながらも実力はハイレベル。

今回のリニューアルポイントである歯切れの良さですが、時間が経っても歯切れの悪いマイナスな意味で粘り気のある食感に落ちぶれることなく、最後まで歯切れの良さをキープしており、それは後半にかけて特に強みを見せていたように思いました。かなり蕎麦つゆが濃かったので、もし緑のたぬきに使われている油揚げ麺を手直しせずに使い回していたら、間違いなく蕎麦つゆが勝ちすぎていたでしょう。

つゆ

かつおをベースに、鴨の旨味をたっぷりと利かせた、醤油の風味と甘さが上品なコクのある液体つゆ。

(出典:東洋水産「ニュースリリース」)

つゆの味はリニューアル前と大きな変更なし

濃口醤油どストレートな見た目なので、ちょっと身構えていたのですが、実際かなり味は濃いめです。土台は濃口醤油をベースに鰹をガツンと効かせた関東・東北寄りのイメージで、一部を除く西日本の蕎麦つゆよりも江戸っ子気質。しかしながら砂糖の甘味とそれだけでなく味醂(みりん)によって奥行きがあり、ガツンと鯔背(いなせ)なのに穏やかな表情を兼ね備えています。

そして「鴨」が芳醇なこと‥原材料に鶏脂も使用されているのですが、その表記が末端にあるように(含有量が最も少ない)、あくまでも鶏は下支えに過ぎません。こってりと表面に浮かぶ鴨脂の顕著な芳ばしさもさることながら、きちんとベースにも鴨エキスを浸透させることで脂頼みの鴨だしではない、丁寧な出汁(だし)が感じられました。

そのまま飲むには指定の湯量だと味が濃すぎるように感じたのですが、太めで蕎麦粉の香りも強い麺を食べている時には程よい塩梅だったので、まずは芳醇な鴨な香りと旨味、そして蕎麦粉の香りを活かしてくれるキリッと濃いめの蕎麦つゆを楽しみ、後から蕎麦つゆを薄めて楽しむ、もしくは無理に飲まずに残しておいて「鴨だし雑炊」にアレンジするとよいでしょう。

かやく

鶏団子、青ねぎ、白ねぎ、かまぼこ。

(出典:東洋水産「ニュースリリース」)

鶏団子の満足感が高い!

ライバル関係にある「日清のどん兵衛 鴨だしそば」の肉具材は “大豆鴨つくね”(といっても別に鴨の味はしない)に変更されたので、これについては東洋水産の鴨だしそばが大幅にリード。鴨肉ではないけれど、フェイクミート(偽肉)では出せない肉の旨味が感じられる具材です。しかし、ほんのり生姜の効いた味付けで、鶏肉特有の臭みは感じられません。

かまぼこは緑のたぬきに使われているものと同じなので、これについては特筆すべき点のない具材になるのですが(ちなみに麺を比較した時に使った緑のたぬきには3枚入ってました)、2種類のネギは特に白ネギが美味しく、どん兵衛の大きなネギには負けるけど、結果的に本物の肉具材で満足度は高かったです。

総評

★★★★★★☆☆☆☆(★6)
【どん兵衛に匹敵する名作!(超高評価)】

お蕎麦屋さんの鴨だし蕎麦というだけあって、さすが伊達じゃないですね。たとえば「日清のどん兵衛 鴨だしそば」と比較した場合、麺は真っ直ぐで上品な蕎麦よりもインスタント感は強いけど、「緑のたぬき」よりも厚みがあって蕎麦粉の香りも豊かな田舎そば路線の麺は実に魅力的で、鴨の芳醇な旨味と芳ばしい香り、そして日清のどん兵衛にはない味醂の奥行きや力強い鰹出汁には強い魅力を感じました。

具材の大きな白ネギに関しては負けが否めない反面、それ以上の満足感が得られる鶏団子の存在は大きく、今となっては大豆たん白加工品を使用している日清のどん兵衛よりも具材については大幅にリードです。ただ、それにしても蕎麦つゆがワイルドだったので、すき焼きで定番の食べ方よろしく溶き卵につけながら食べてみたら‥

これが最高に美味しい! 甘濃い蕎麦つゆだからこそ生卵と相性抜群、かなりオススメです。カップ麺をお求めの際は、ぜひ生卵もセットでご購入くださいませ。「日清のどん兵衛 鴨だしそば」は繊細かつ上品な鴨だしそば、「マルちゃん おそば屋さんの鴨だしそば」はワイルドで力強い鴨だしそば‥と、このように差別化が図られ、どちらも甲乙付け難い秀逸なカップ麺だと感じました。

「つゆ」の項目でチラッと書きましたが、残った蕎麦つゆに斜め切りにした太ネギを入れて一煮立ちさせたら冷やご飯を投入し、卵で綴じる「鴨だし雑炊」にアレンジすると最高に美味しいです(カップ麺の残り汁とは思えませんよ)。また、「神田まつや 鶏南ばんそば」の記事で紹介した「電子レンジで簡単に作れる〆の茶碗蒸し」もオススメなので、よかったら試してみてください。

冒頭でも触れたように今回のカップ麺は年越し蕎麦にも誂え向きですが、近日(2018年12月29日~30日公開予定)「2018年版 年越し蕎麦にオススメのカップ麺まとめ」と「年越し和風カップ麺の美味しい食べ方アレンジ特集」を行う予定です。発表まで、どうぞ楽しみにお待ちくださいませ。

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