糖質制限中にも食べられる低糖質カップ麺「ロカボデリ リンガーハットの長崎ちゃんぽん 糖質オフ」がリニューアル!!

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エースコック

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2020年2月10日(月)リニューアル新発売のカップ麺、エースコック「ロカボデリ リンガーハットの長崎ちゃんぽん 糖質オフ」の実食レビューです。

人気外食チェーンが監修したエースコックの低糖質カップラーメンがマイナーチェンジ!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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ロカボデリ×リンガーハット 2020

ロカボデリとは、一般社団法人「食・楽・健康協会」代表理事・山田悟医師(北里研究所病院 糖尿病センター長)推奨の機能系カップ麺で、第1弾の発売日は2019年2月19日。ブランド名の「ロカボデリ」は “Locabo is Delicious” が由来となっており、第1弾の発売当初からカレー専門店「カレーハウス CoCo壱番屋」と長崎ちゃんぽん専門店「リンガーハット」が監修していました。

山田悟医師推奨・糖質30%オフ

おそらくライバル視しているのは明星食品の低糖質麺「はじめ屋」で、エースコックの「ロカボデリ」も同じく低糖質ノンフライ麺を搭載し、日本食品標準成分表2015年版(七訂)中華スタイル即席カップめん(非油揚げ麺)と比較して “糖質30%オフ” を実現(日本食品標準成分表なんちゃらというのは、文部科学省科学技術・学術審議会資源調査分科会が公表している資料のこと)。

「ロカボ」とは、世界糖尿病デー(2013年11月14日)に設立された一般社団法人「食・楽・健康協会」が提唱している糖質制限のジャンルで、 “おいしく、楽しく食べて、健康に” というコンセプトのもと、科学的根拠に基づいた「適正糖質」を現実化。極端な糖質制限も含む概念のローカーボ(low-carb)と区別し、緩やかな糖質制限の考え方を提唱しています。

つまり今回のカップ麺「ロカボデリ リンガーハットの長崎ちゃんぽん 糖質オフ」は、製造者であるエースコック株式会社と人気外食チェーンのリンガーハット、さらに山田悟医師(食・楽・健康協会の創設者)も携わっている異色のコラボ商品。引き続きカップ麺にも “国産野菜” を使用しており、今回のリニューアルから2020年5月31日までの期間中に “店舗で使えるクーポン” が付きました。

店舗で使えるクーポン付きだけど‥‥

なんと低糖質めんへの変更(通常価格100円+税)無料!! ええ、言いたいことは分かります。ふつうの「長崎ちゃんぽん」が100円OFFになるわけではないのですが、現在 “ココイチ” こと「カレーハウスCoCo壱番屋」や「リンガーハット」の実店舗でも低糖質メニューを積極的に取り入れているので、それを普及させる取り組みの一環でしょう。

株式会社リンガーハットでは、2015年4月に “麺抜き” 長崎ちゃんぽん「野菜たっぷり食べるスープ」の販売を開始し、同社の「野菜たっぷりちゃんぽん」と比較して糖質約60%を実現。それは文字通り麺の入っていない野菜とスープだけのメニューなのですが、2019年3月1日より糖質を約30%オフした「低糖質ちゃんぽんめん」を導入し、2020年2月現在も提供を続けています。

「低糖質ちゃんぽんめん」は、ちゃんぽん類のメニューに追加100円+税で低糖質麺(小麦粉の使用量を減らし、代わりに難消化性でんぷんを使用した食物繊維8倍の麺)に変更できるサービスで、糖質制限ダイエット中の方を中心に注文されている模様。なお「ロカボデリ」の発売日は2019年2月19日、おそらく日付けが近いのも偶然ではありません。

CoCo壱番屋はパッケージ変更のみ

ちなみに「ロカボデリ」は、「リンガーハット」「CoCo壱番屋」どちらも2019年9月16日に麺を14%増量しているため、今回のリニューアルで2度目のテコ入れになるのですが、同時発売品の「ロカボデリ CoCo壱番屋監修カレーラーメン 糖質オフ」の中身は変わっていません。※関連ページ「ロカボデリ」2019年9月リニューアル “麺増量” 時の感想と評価

開封

別添の小袋は2種類

「ロカボデリ リンガーハットの長崎ちゃんぽん 糖質オフ」に別添されている小袋は、「液体スープ」と「かやく」の合計2袋。今回のリニューアルから新たに “甘みのある国産コーン” と “味付キャベツ” を開発したらしく、その具材からスープに染み出たコクで調理感が増し、以前よりスープも美味しくなっているのだとか。

麺の見た目は変わっていない

見た目からして特徴的な「低糖質めん」は、油で揚げていないノンフライ麺で、量は57gと中途半端なのですが、前回の麺増量リニューアル時と同じ麺量です。ちなみにエースコックのニュースリリース(PDF)には「発売地区:全国(スーパー、コンビニ等)」と書いてあるのですが、今回のリニューアル以降 “コンビニでは買えない” ため注意してください。

この「ロカボデリ」はコンビニでの販路が特殊な商品で、最初は「CoCo壱番屋」=ローソン限定、「リンガーハット」=京浜地区(東京都特別区から神奈川県川崎市を経て、同横浜市にかけての地域一帯)にあるセブンイレブン限定となっていたのですが、前回のリニューアルから両商品ともにローソン・ポプラ限定に変わり、今回からコンビニでは売ってない商品になるとのこと(※エースコックに確認済み)。

とはいえスーパーやドラッグストア、ドンキホーテなどのディスカウントストアでは全国区で販売されるため、以前からロカボデリを扱っている店舗であれば引き続き取扱店になっているのではないかと思います。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:ロカボデリ リンガーハットの長崎ちゃんぽん 糖質オフ
製造者:エースコック株式会社 関西滝野工場
製造所:兵庫県加東市河高1816-175
内容量:85g(めん57g)
商品コード:4901071211738(JAN)
商品サイズ:縦165mm×横165mm×高さ75mm
発売日:2020年02月10日(月)
実食日:2020年02月14日(金)
発売地域:全国(コンビニ以外)
取得店舗:MEGAドン・キホーテ
商品購入価格:192円(税込)
希望小売価格:230円(税別)
麺の種類:ノンフライ低糖質麺
スタイル:大判どんぶり型
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:360ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:2袋(液体スープ・かやく)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】めん(小麦粉(国内製造)、植物性たん白、植物油脂、食塩、しょうゆ、たん白加水分解物、大豆食物繊維、ジンジャーパウダー、卵白粉)、スープ(ポークエキス、動物油脂、香味油、食塩、チキンエキス、たん白加水分解物、発酵調味料、香辛料、しょうゆ、乳化油脂、魚介エキス)、かやく(キャベツ、かまぼこ、コーン、もやし)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、乳化剤、酒精、ソルビット、炭酸カルシウム、香料、かんすい、増粘多糖類、酸化防止剤(ビタミンE、ビタミンC)、カラメル色素、クチナシ色素、甘味料(カンゾウ)、酸味料、香辛料抽出物、紅麹色素、(一部に小麦・卵・乳成分・いか・大豆・鶏肉・豚肉・ごまを含む)

実食開始

「かやく」だけ先に開封

先入れの小袋は「かやく」のみ、液体スープは食べる直前に入れる仕様となっているので、お湯を注いでから待っている間にフタの上で温めます。具材は新開発したコーンと程良く味付けしたキャベツ、彩りの良いかまぼこ、もやしの合計4種類となっていて、リンガーハットのこだわりに倣い、野菜は “すべて国産野菜100%使用” というのはリンガーハットシリーズ共通のポイント。

見た目は普通(かまぼこ多め)

これまでもリンガーハット監修カップ麺のキャベツは特別で、風味も食感も一般的な中国産のキャベツとは一線を画すものでした。それが “程良く味付けしたキャベツ” に変わった今回、ほとんど見た目では違いが判別できないのですが、スープの調理感もアップさせる新開発のキャベツということで、そこがリニューアル前と違う見所。

メーカー希望小売価格は税別230円、2019年6月1日に業界全体でカップ麺の値上げが実施されているのですが、ロカボデリ発売当初(2019年2月)から値段は変わっていません。それでは、リニューアル前との変化や新具材の仕上がりに注目しつつ、「めん」「スープ」「具材」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(85g)あたり
カロリー:292kcal
たん白質:9.9g
脂  質:10.5g
炭水化物:44.7g
(糖  質:34.1g)
(食物繊維:10.6g)
食塩相当量:6.1g
(めん・かやく:1.8g)
   (スープ:4.3g)
参考値(調理直後に分別した値)
熱量:292kcal(めん・かやく:205kcal)(スープ:87kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

実店舗の麺とは形が違うけど悪くない

4.0

エースコックの独自技術で作り上げたノンフライ低糖質麺は、原材料にジンジャーパウダーが使われている “しょうが練り込み麺” で、原材料名はリニューアル前の “小麦粉(国内製造)、植物性たん白、植物油脂、食塩、しょうゆ、たん白加水分解物、大豆食物繊維、ジンジャーパウダー、卵白粉” から変わっていません。

実は生姜の風味がポイント

同時発売品の「CoCo壱番屋監修カレーラーメン」に使われている麺は、小麦粉よりも植物性たん白の使用量が多いのに対し、こちら「リンガーハットの長崎ちゃんぽん」の麺は “植物性たん白よりも小麦粉の使用量が多い” のですが、あいかわらず後半ふかふかとした食感が目立つのもリニューアル前との共通点。たぶん、麺はリニューアル前から変わっていないと思います。

やや低糖質麺特有の風味はあるものの、食べ始めはコシが強く、けっこうジンジャーパウダーの効果あり。スープでは目立って感じないのに、麺を食べているときは “あ、生姜だ‥‥” となるので、あらためて効果的だと感じました。食感と風味は独特ですけど、糖質30%オフ(全体の糖質量34.1g)のメリットを思えば悪くありません。

スープ

もうちょい魚介がんばって

3.0

今回のカップ麺には大きく「糖質30%オフ」と書いてありますし、カロリーも292kcalとダイエット中にも嬉しい数字となっているのですが、あくまでもコンセプトは “緩やかな糖質制限” なので、食塩相当量は6.1g(スープだけで4.3g)と容赦ありません。そう、ぜんぜん減塩商品とかではないため、けっこう味付けは濃いめです。

もしかすると微調整しているかもしれませんが、麺と同じくスープの原材料名も “ポークエキス、動物油脂、香味油、食塩、チキンエキス、たん白加水分解物、発酵調味料、香辛料、しょうゆ、乳化油脂、魚介エキス” から変わっていないため、特に大きな変更はありません。ただ、ちょっと胡麻油っぽい風味が強くなったような——

おそらく味付キャベツの影響で、ほんのりとではあるものの、リニューアル前と比較して調理感がアップしています。しかし、タテ型でのスープよりもコクが浅いというか、魚介や豚骨の風味は控えめで、塩気が前に出てくるのがネック。特に魚介の旨味については頼りないので、もうちょっと頑張ってほしいかな‥‥と。シャープなちゃんぽんスープとしては、ぜんぜんありだと思いますけどね。

具材

かまぼこ意外はバッチリ

4.0

リニューアル前との違いは、 “国産キャベツに味付けが施された” のと “人参がコーンに変わった” ことの2点で、もやしとピンクかまぼこに変更はありません。このピンクかまぼこが厄介で、長崎ちゃんぽんといえばの具材ではあるものの、ちょっと風化したような風味が気になります。数年前は気にならなかったので、下請業者が変わったのでしょうか。

ほんのり芳ばしい風味のキャベツ

それ以外の具材は実にポジティブで、今回は珍しくキャベツの芯がゴロンと一つ。そこまで味付けが目立っているわけではないのですが、ほんのり胡麻油っぽい風味になっていて、なるほど調理感がアップしています。ただ、言われないと気が付かないような程度なので、けっこう意識する必要あり。

国産コーンは普通にコーン

国産コーンは、きわめてスタンダードなコーンです。そこまで甘みは強くないのですが、ある意味それも自然で好印象。かまぼこ(味はイマイチだけど)のピンクとコーンの黄色で彩りもよく、人参からコーンに置換したのは悪くない変更かと思います。ただ、以前の国産人参は皮付きで風味もよかった分、ちょっと寂しくもありますけどね。

総評

★★★☆☆☆☆☆☆☆(★3+)

糖質制限用のノンフライ低糖質麺とスープに大きな変化はなく、目立った違いといえば具材の変更くらい。そのためノンフライ麺の仕上がりはともかく前回同様かまぼこの風味が気になったのと、もうすこしスープのコク(魚介感)を——という部分も変わっていなかったので、イマイチせはないのですが、糖質30%オフの付加価値を評価して及第点。

反対に相方の「ロカボデリ CoCo壱番屋監修カレーラーメン 糖質オフ」はクオリティが高く、このブログでは5つ星(上出来)以上と評価しているため、どっちがオススメかと聞かれたら迷わず「ココイチ」です。とりあえず両方とも “コンビニでは売ってない” ので、スーパーマーケットやドラッグストア、ディスカウントストアを探してみてください。

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