究極の焼肉店【巨牛荘】監修 “プルコギの〆で味わう” 噂の「濃厚肉汁焼きうどん」をカップ麺で再現!!

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明星食品

どうも、taka :a です。

本日の一杯は、2020年12月14日(月)新発売のカップ麺、明星食品「巨牛荘監修 濃厚肉汁焼きうどん」の実食レビューです。

芸能業界関係者が “究極の焼肉屋” と絶賛する「巨牛荘」の名物をカップ麺にアレンジ!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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巨牛荘監修 濃厚肉汁焼きうどん

巨牛荘(きょぎゅうそう)とは、職匠と呼ばれる料理人・桜井要三(さくらい ようぞう)氏が東京都墨田区石原に開業した韓国焼肉レストランで、1977年(昭和52年)5月にオープン。

和牛カルビのスライス肉を秘伝のタレに漬け込んだ「プルコギ」と、その肉汁で仕上げる〆(しめ)の「焼きうどん」が名物で、ひっそりとした下町の住宅地にありながら、焼肉通の芸能人やマスコミ関係者をはじめとする食通の間で評判になり、今では舌の肥えた業界人が夜毎に通い詰める “プルコギの名店” として知られるようになりました。

今回のカップ麺「明星 巨牛荘監修 濃厚肉汁焼きうどん」は、究極の焼肉店と絶賛される巨牛荘と明星食品株式会社の共同開発商品で、巨牛荘の看板メニューであるプルコギを食べた後、その肉汁を染み込ませて作る「焼きうどん」を再現した新商品。巨牛荘では “〆の焼きうどんを食べるために、わざわざプルコギを注文する客が後を絶たない” ことからも、人気の高さがうかがえます。

「巨牛荘」という店名の由来は、創業者・桜井要三シェフが1976年(昭和51年)韓国で修行していた頃、毎日のように繁盛していた巨亀荘(現「K-Turtleコンベンションホール」)に由来しているらしく、自身の干支が丑年だったことから「巨牛荘」と命名。

桜井シェフは「巨牛荘」を創業する1年前の1976年(昭和51年)に単独で韓国に渡り、本格的な韓国料理を学ぶことになるのですが、焼肉専門店で修業するのではなく、古より伝わる正統的なプルコギの味を会得して、東京・両国に現在の「巨牛荘 石原本店」をオープン。看板メニューの「プルコギ」と「焼きうどん」をはじめ、焼肉店なのに箸休めの「ケジャン(渡蟹の塩辛)」や「納豆桜ユッケ」が人気を博しました。

巨牛荘 石原本店(外観)

その後、ハードロック・カフェやカプリチョーザなど、20以上のレストランブランドを国内外で展開している外食事業「株式会社WDI JAPAN」が1995年(平成7年)4月に「巨牛荘」の営業権を取得。同年11月に東京都港区で「巨牛荘 六本木店」を開店し、2020年12月現在は「巨牛荘 半蔵門店(旧・巨牛荘 三番町店)」を含む合計3店舗を展開中。

秘伝が息づく看板メニューの「プルコギ」に使うタレは、醤油をベースに銘柄や比率にこだわった8種類の調味料をブレンドしているらしく、その甘辛いタレに刻んだ分葱(わけぎ)と国産和牛カルビの薄切りを漬け込むこと3日間。焼くときは中央に穴をあけた “プルパン” という特注のドーム型鉄板を使い、他の店舗でも本店の味を忠実に再現しているとの評判。

そのプルパンは中央が盛り上がっている特殊な形状で、表面には外側に向かって溝があり、そこを伝って周囲に肉汁が溜まる構造。焼いている間は周囲に溜まった肉汁が蒸発し、肉を包み込んで蒸し焼きにするため柔らかく、その旨みが凝縮された肉汁で作るのがカップ麺のモデルにもなっている〆の「焼きうどん」ということで、おもわず期待が高まるところ——

牛肉の旨さ×ごま油の香りに注目

ちなみに「巨牛荘」の店舗で使われる〆のプルコギ用うどんは、水分の含有量や表面の形状を工夫した特注麺で、効率よく肉汁が染み込むように加工しているとのこと。パッケージにも書いてある牛肉の旨さと胡麻油の香りもさることながら、明星食品は汁なしカップうどんに柔らかめの麺を採用してくるケースが多いため、うどんの食感にも注目です。

開封

別添の小袋は2種類

今回のカップ麺に別添されている小袋は、後入れの「液体ソース」と「ふりかけ」の合計2袋。明星食品のニュースリリースによると “牛肉の旨みに香ばしい醤油を加え、にんにくで味を調えた、牛肉の旨みとごま油の香味が効いたソース” に、ふりかけは “ブラックペッパー、小ネギ、ごま、チリを組み合わせました” とのこと。

うどんは熱湯5分の油揚げ麺

麺は縮れの強い太めの油揚げ麺で、湯戻し時間は熱湯5分。ときにカップ麺では「焼そば」「焼うどん」と送り仮名の “き” が基本的に入らないのですが、今回の商品名は「焼きうどん」と珍しく送り仮名が付けられています。どうでもいいですかねw とりあえず力強そうな麺なので、フライングはしないほうがいいでしょう。

メーカー希望小売価格は230円(税別)と大盛りカップ麺の標準的な値段(2020年12月現在、税別220円)よりも若干ながら高く、販売ルートを限定しないNB(ナショナルブランド)商品として展開。しかしながら筆者の行動軒内にあるコンビニやスーパーでは1軒も取り扱いがなく、どこにも売ってないと諦めていたのですが、別件で立ち寄ったドンキホーテがシレッと入荷していました。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:明星 巨牛荘監修 濃厚肉汁焼きうどん
販売者:明星食品株式会社
製造所:東日本明星株式会社 埼玉工場
内容量:162g(めん130g)
商品コード:4902881451116(JAN)
発売日:2020年12月14日(月)
実食日:2020年12月20日(日)
発売地域:全国(全チャネル)
取得店舗:MEGAドン・キホーテ
商品購入価格:193円(税込)
希望小売価格:230円(税別)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:角型ビッグ
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:770ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:2袋(ソース・ふりかけ)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、しょうゆ)、ソース(しょうゆ、豚脂、糖類、植物油脂、食塩、甜麺醤、香辛料、ビーフエキス)、かやく(キャベツ、味付牛肉)、ふりかけ(ごま、香辛料、ねぎ、赤唐辛子)/ 加工デンプン、調味料(アミノ酸等)、炭酸カルシウム、トレハロース、カラメル色素、リン酸塩(Na)、増粘剤(アラビアガム、加工デンプン)、香料、酒精、乳化剤、酸化防止剤(ビタミンE)、炭酸マグネシウム、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に乳成分・小麦・牛肉・ごま・大豆・鶏肉・豚肉を含む)

実食開始

具材には牛肉チップとキャベツをトッピング

かやくは最初から容器の中に入っている状態で、ラインナップはキャベツ、味付牛肉とシンプルな構成。おそらくキャベツは汎用の具材なので、他のカップ麺にも使われている素材。味付牛肉はチップ状のビーフジャーキーみたいなやつが入っているため、お店の国産和牛カルビの薄切り肉とは程遠い素材ではあるものの、昨今よくある大豆たん白加工品(フェイクミート)ではありません。

見た目はシンプルだけど香りがヤバい

あとは熱湯を注いで5分間、別添の液体ソースには動物油脂が含まれているため、お湯を注いでから待っている間にフタの上で温めたあと、食べる直前に加えます。液体ソースの原材料名を見ると、そこに含まれるオイルは豚脂と植物油脂がメインだったので、残念ながら牛脂ではなかったのですが、動物油脂の力強い香りに胡麻油の芳ばしい香り、加えてビーフエキスに由来する牛の香りで “けっこう雰囲気のある” 実食前。

ちなみに2020年12月20日現在、実際の巨牛荘ではプルコギ(2人前より)税込1,550円、プルコギ用うどん(1玉)税込340円となっているため、カップ麺の税別230円が可愛く思える値段。もちろん本物の品質に及ばないのは言うまでもないけれど、それっぽい雰囲気が伝わってくるのかどうか、引き続き巨牛荘監修の臨場感に注目しつつ「めん」「ソース」「具材・ふりかけ」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(162g)あたり
カロリー:743kcal
たん白質:10.6g
脂  質:33.7g
炭水化物:99.4g
食塩相当量:6.1g
ビタミンB1:0.31mg
ビタミンB2:0.34mg
カルシウム:214mg
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

ソフトな口当たりだけど、それがいい

6.0

先ほど “明星食品は汁なしカップうどんに柔らかめの麺を採用してくるケースが多い” と書いたように、表面はソフトな食感で、ふっくらとしているのですが、たとえば「一平ちゃん」の焼うどん(汁なしうどん)に使われるタイプの油揚げ麺よりも比較的に力強く、ソフトでありながらモチモチとした弾力の両立が魅力的。

ちょっと長めに待ってみるのも乙

形状は丸刃で切り出された平打ちの縮れ麺なので、実店舗の「プルコギ用うどん」ほどの太さはなく、それについての再現度が高いとは評価できないものの、油揚げ麺としては太めのサイズ。また “ふっくら・もちもち” とした食感に加え、後述するソースとの絡みもよく、それが肉汁を吸い上げた焼きうどんの雰囲気を表現しているのもポイント。

ソフトな口当たりでもネガティブに湯伸びしたような印象は受けないため、あえてのソフト感が心地よくもあり、こういう食感なんだと素直に楽しめるタイプ。麺の量も130gと大盛りなので、量的な食べ応えもあり、ふわっと奥から上がってくる油揚げ麺ならではの優しい甘みと「巨牛荘」の味付けをイメージしたプルコギ風のソースは相性抜群で、大盛りでも最後まで持て余すことはありませんでした。

ソース

こってりとした中毒性の強い甘辛テイスト

6.5

ソースのオイルは豚脂(ラード)と胡麻油をブレンドした植物油脂なので、牛脂の香りとはベクトルが異なるのですが、こってりとしたオイルの重厚感を打ち出すには充分な存在感。そこにビーフエキスの旨みが重なるため、あながちオイルの量も伊達ではなく、ちょっと焦がしたような醤油の芳ばしい香りが焼きうどんの臨場感を表現しているのも見どころ。

糖類による甘さも強く、方向性としては「すき焼き」の割下に通じるところがあり、しかしながら甜麺醤(てんめんじゃん)のアクセントと生おろしニンニクのキレを加えることで、和風な路線に位置しながらも「プルコギ」を彷彿とさせるテイストに寄せています。

ソースの原材料は “しょうゆ、豚脂、糖類、植物油脂、食塩、甜麺醤、香辛料、ビーフエキス” とシンプルに構成されているのですが、とても味わい深く、プルコギの〆を思わせるような雰囲気を感じることができました。

具材・ふりかけ

ふりかけの胡麻も重要なポジション

5.0

メインの味付牛肉は “ふやけたビーフジャーキー” みたいな具材なので、そこからプルコギらしさは伝わってこないのですが、みずみずしいキャベツの優しい食感と風味が濃いめにソースに寄り添い、きちんと本物の牛肉を使っているのもステータス。

ふりかけは “途中で加える” のが吉

ふりかけに入っている赤唐辛子は辛味が弱かったので、それが味覚や痛覚に目立って訴えかけてくることはなかったものの、青葱は後入れ特有の香りが印象的。加えて胡麻の芳ばしい風味が嬉しく、これが「すき焼き」の再現ではなく「プルコギ」であることを表現するうえで必要不可欠といっても過言ではない存在でした。

しかし、ブラックペッパーのアクセントが思いのほか強かったので、もちろん結果的に相性としては悪くなかったのですが、麺を1/3ほど食べてからトッピングするのがベストかもしれません。

総評

★★★★★☆☆☆☆☆(★5+)

ふっくらとした油揚げ麺に、ビーフジャーキーライクな味付牛肉など、本物の「プルコギ」や「プルコギ用うどん」と比較して妥協すべきところはありますが、ひとつの汁なしカップ麺としての総合力は高く、こってりとした甘辛い味付けが好きな方にとっては文句なしでオススメの一杯。

もうちょいソースにガツンと牛脂を効かせてほしかったところではあるものの、なかなか中毒性の高い一杯に仕上がっていたので、興味のある方は最寄りの販売店を要チェックです(author・taka :a)

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