ヤマダイ「鬼金棒 カラシビ味噌らー麺」ファミマ限定カップ麺! 2018年の鬼金棒は‥

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ヤマダイ

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2018年11月6日(火)新発売のファミリーマート限定カップ麺、ヤマダイ「鬼金棒 カラシビ味噌らー麺」の実食レビューです。

ヤマダイ×ファミマ×鬼金棒がコラボしたシビレる名作!ニュータッチことヤマダイが送るファミリーマート・サークルK・サンクス限定のシビレ系カップラーメンが今年もリリースされました。

辛い?辛くない?しっかり花椒の痺れは効いてる?そしてパッケージに写っている懐かしのヤングコーン‥かつてのタイアップ製品や2017年発売品の印象とも比較しながら実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。お時間よろしければ、最後までお付き合いください。

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ファミマ 鬼金棒 カラシビ味噌らー麺

監修店の「鬼金棒」は、 “おにかなぼう” ではなく「きかんぼう」と読みます。

厳選された6種類の唐辛子を特徴に合わせて調合し、香辛料をブレンドしたオリジナル唐辛子スパイス「カラ」。和歌山産ぶどう山椒と四川産花山椒(花椒)に香味野菜を加え、じっくりと低温で加熱して作り上げた香り豊かな痺れ油「シビ」。



そして100年近く使用した独特の樽癖がある木樽で天然醸造して熟成させた信州味噌にチーズ、ピーナッツペースト、ナンプラー、そしてスパイスを時間差で加えて何度も練り上げて作った「調合味噌」を合わせた実際の店舗にもある看板メニュー、「シビカラ味噌らー麺」を再現したカップラーメンです。

パッケージにも掲載されているように “ニュータッチ” ことヤマダイが製造しているのですが、「凄麺(すごめん)」ではなく「凄旨(すごうま)」となっているのも然りげ無い特徴ですよね。このカップ麺は毎年恒例のタイアップなんですけど、2015年と2017年は今回と同じく「カラシビ味噌らー麺」、2016年は汁なしの「カラシビまぜそば」でした。

激辛系カップ麺では毎度お馴染みの「大変辛い商品ですので、ご注意ください。」という警告文と、お店のオイルを再現したと思われるシビレ油をアピール。テーマが昨年と同じなので、何が変わったのか違いにも注目しながらレビューします。それでは、開封して中身をチェックしてみましょう。

開封

別添の小袋は先入れ「かやく」、後入れ「液体スープ」「調味油」の3袋構成なんですけど、ヤマダイのカップ麺は容器側面の調理方法だけでなく、それぞれの小袋にも調理手順が記載されているんですよね。たとえば今回の液体スープには、「フタの上で温め、めんをほぐした後に入れてください。」という案内があります。



私なんぞはレビューのために調理方法の細部まで毎回もれなく確認するのですが、ブログを始める前は “粉末だから先入れ、液体は後入れでいっか” くらいの認識だったし、おそらく一般的にも毎回チェックする方は比較して少ないと思うので、こういった配慮は素直に嬉しいですよね。

完全に旬が過ぎる発売日から数ヶ月後にドンキホーテなどのディスカウントショップに流れる可能性もありますが、ファミリーマート通常価格は税別258円なので、税込278円の高級カップ麺です。

小袋や容器の内側にオブラート状の成分が付着していると思うのですが、これはスムーズに麺がほぐれるように施された大豆由来の食物繊維なので、品質には問題ありません。

製品情報・購入価格

製品名:鬼金棒 カラシビ味噌らー麺
製造者:ヤマダイ
内容量:135g(めん72g)
発売日:2018年11月6日(火)
JANコード:4903088013800
ファミリーマート通常価格:258円(税抜)

発売地域:沖縄を除く全国のファミリーマート・サークルK・サンクス
購入価格:278円(税込)
取得店舗:コンビニ(ファミリーマート)

麺の種類:ノンフライ麺
容器材質:プラ(PS)
必要湯量:430ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:3袋(調味油・液体スープ・かやく)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】
めん(小麦、食塩、大豆食物繊維)、スープ(味噌、糖類、ポークエキス、動物油脂、食塩、しょうゆ、たん白加水分解物、チキンエキス、香味油、酵母エキス、香辛料、煮干粉末、ローストガーリックペースト)、かやく(味付肉そぼろ、香辛料、ヤングコーン、モヤシ、ニラ)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、酒精、乳化剤、カラメル色素、香辛料抽出物、カロチノイド色素、香料、かんすい、増粘剤(キサンタン)、酸化防止剤(ビタミンE、ローズマリー抽出物)、乳酸Ca、(一部に卵・乳成分・小麦・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)
【アレルギー表示】
卵・乳成分・小麦・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチン

実食開始

お店のシビカラらー麺にも入っている「金棒」をイメージしたヤングコーンですが、カップ麺では数年前に廃止され、2018年に再び復活しました。しかし、パッケージに写っているような1本まるごとではなく、けっこう小さめにカットされたものが1個だけ——とはいえ「かやく」の中には粗挽きの花椒も入っていたので、開封した瞬間に特有の香りが鼻腔をくすぐり、思わず期待値が高まりました。鬼金棒のカップ麺といえば、やっぱり強烈な花椒の刺激ですからね。



さて、完成図。先ほどのオブラート(大豆食物繊維)が活躍し、極太麺でもストレスなくほぐれます。ちょっとシビレ油の量が少ないかな?昨年はシビカラスパイスという辛さ増幅用の小袋が入っていたんですけど、今年は別添されていません。それでは、実際に食べてみましょう。シビレの強さと唐辛子の刺激、そして旨味のバランスにも注目しながらレビューします。

1食(135g)当たり

カロリー:400kcal
たん白質:12.2g
脂  質:7.4g
炭水化物:71.1g
食塩相当量:8.4g
(めん・かやく:1.2g)
(スープ:7.2g)

めん

超絶剛麺!

熱湯5分で食べ始めると、強烈なコシが楽しめます。いや、ほんとスゴいですよw ブリンッ、と弾むような力強さにはインパクトがあって、麺の加水率は高めなんですけど、歯を包み込んで離さないようなタイプではありません。まず最初に思いっきり反抗してくるのですが、適度な歯切れのよさも兼ね備えています。

やや麺の下味(塩気)を強めに感じたのですが、刺激を意識している辛味噌スープとの一体感を高めながら尋常じゃない存在感でも独り歩きする嫌いを見せません。10分くらい何のその、やっとこさ15分以上経過してスープに馴染んでくる感じだったので、焦って食べなくても大丈夫。というか3分くらい余分に待つ、くらいの勢いで。



麺の形状も面白く、サイズはゴリゴリの極太麺なんですけど、 “ねじれ” が施されているんですよね。通常、波打つように縮れているのがカップ麺での一般的な縮れ麺になるのですが、ところどころドリルみたいに捻ってあるんです。表面の滑らかな多加水ノンフライ麺ですが、この特殊な形状もスープとの一体感を高めることに大きく寄与していました。ちなみに2017年の麺量は65gだったんですけど、2018年は72gに増量しています。

スープ

明らかに昨年から「シビ」は落ちた

2017年発売品の花椒は笑えるほど非常識な刺激レベルだったんですけど、いたって今年は常識的です。今年は特に痺れ系のカップ麺が多くリリースされてきましたが、その中でも控えめな部類。直接オイルを舐めてみても “あれ‥?” だったので、明らかに花椒はレベルダウンしていました。とはいえ花椒の麻味(痺れ)が苦手なら避けたほうが安全なレベルですし、唐辛子は地味にキますよ‥

レベル的には普通に辛口以上・激辛未満の「大辛」だったので、花椒は大丈夫でも唐辛子は辛口以上だと無理!なら構えてください。満遍なく口の中に広がるような粒子の細かい唐辛子の刺激が舌の表面を満たし、その辣味を花椒の痺れがグイッと痛覚に捩じ込みます。ビリビリに期待していた私は肩透かしを食らってしまったのですが、思わぬヒリヒリはサプライズでした。

ベースの味噌な赤味噌寄りで、体感的な塩分濃度も高いスープになるのですが、直接的な食塩の塩分というよりも味噌の塩分を思わせるベクトル。唐辛子の辣味を花椒が叩き込んでくるコンボに負けないためにも必要な濃度ですし、ショッパイやカライよりもウマイが先行する、2018年は刺激を落として旨味を重点的に強化したようなリニューアルです。

かやく

おかえりヤングコーン!

ここ数年、ずっと姿を見せなかったヤングコーンが復活しました。食感は乾燥状態からリボーンしました的なイメージが否めないんですけど、きちんと風味はリアルで個性が得られます。通常のカップ麺には見られない、とても珍しい具材なので、かなり印象的ですよね。実際のラーメンにもトッピングされているので、再現度のアップにも一役買っていました。パッケージと違って小さくカットされてるけどw

あとはニラ、肉そぼろ、もやしと昨年から変更ありません。別添のカラシビスパイスが無くなって、ヤングコーンが復活した感じでしょうか。もやしは意外とシャキシャキ食感で、大量ではないけど地味に存在感あり。ニラも辛味噌スープとの相性がよく、肉そぼろは少し大きくなったかも?大量ではありませんが、単発の存在感が大きく、ふと口の中に飛び込んできた時にワイルドさを演出してくれる旨味加速装置的な具材でした。

総評

★★★★☆☆☆☆☆☆(4)
(標準は★3です)

うーん、味だけでいえば★5でも差し支えない旨味重視のリニューアルは味わい深かった反面、このカップ麺に求められているのは “強烈な痺れ” だと思うんですよね。かなり旨味のバランスは整っていたし、昨年と同じクオリティの捻れ極太麺の増量、そして個性的なヤングコーンの復活は好印象だったんですけど、強烈な個性となっていた痺れが物足りなかったです。

おそらく一般的には刺激の強いカップ麺になるのですが、これまでの「鬼金棒」を知っている方で今年も痺れの強さに期待して手に取った場合、この程度かと落胆してしまう恐れがあるので、あらかじめ期待値を調整しておきましょう。

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