記事内に広告が含まれています

カップ麺のスープを入れて2度うまか!? セブン限定【一風堂】監修カップメシ「博多明太風高菜飯」のポテンシャルが高すぎた!!

スポンサーリンク
セブンプレミアム

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2022年12月19日(月)新発売、セブンプレミアムのカップメシ「一風堂 博多明太風高菜飯」の実食レビューです。

カップラーメンとセットでバリうまか!? 博多の名店「一風堂」監修シリーズに “甘辛醤油タレが沁み渡る” 初のカップメシが新登場!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、即席カップライスとしての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

スポンサーリンク

一風堂 博多明太風高菜飯

一風堂(いっぷうどう – Ramen “IPPUDO” )とは、1985年(昭和60年)10月16日の創業以来、福岡県福岡市中央区大名に本店を置く博多とんこつラーメン専門店で、2022年12月現在の店舗数は国内に133店舗。日本に新たなラーメン文化を築き上げ、海外にも計17店舗[インドネシア(1)/ シンガポール(12)/ イギリス(4)]を展開し、日本特有の食文化である “すする” 喜びを発信しています。

けれども2022年最後の新作は “すすらない”

今回の新商品「セブンプレミアム 一風堂 博多明太風高菜飯」は、セブン&アイグループと日清食品が共同開発している「一風堂」シリーズ初のカップメシで、博多とんこつラーメンの代表格「一風堂」監修のもと、博多名物の “辛子明太子” と “高菜漬け” を取り入れた渾身の一杯。これまでに何度も即席カップめんを監修している「一風堂」ですが、即席カップライスの監修は前例がありません。

一風堂のカップラーメンといえば、セブン&アイグループの最上級ブランド・セブンプレミアムゴールドに位置付けられている「一風堂 赤丸新味 博多とんこつ」が有名で、初めて発売されたのは現在を遡ること22年以上、2000年(平成12年)4月18日の話。セブンプレミアム(SEVEN&i PREMIUM)の発足は2007年(平成19年)5月23日なので、それ以前から存在する古株です。

一風堂の記念すべき即席カップめん第1弾は、セブン-イレブン・ジャパンと日清食品の共同開発ブランド「日清名店仕込み」からのリリースで、同じ日に発売された「すみれ みそ」(現「すみれ 札幌濃厚みそ」)と共に市場を席巻。発売わずか2ヶ月で500万食(2品計)を記録し、名店再現系のカップ麺における高級路線の金字塔を打ち立てました。

カップ麺とセットでばりうまか!*

またセブンプレミアムゴールドの「一風堂 赤丸新味 博多とんこつ」とは別に、縦型ビッグのスポット商品や湯切りタイプの「とんこつまぜそば」ほか、セブンプレミアムの冷凍食品(「博多ちゃんぽん」や「トムヤムクン豚骨ヌードル」)だったり、セブンイレブン店舗限定のレンジ麺だったり、さまざまな商品に携わっている一風堂ですが、前述のように即席カップライスの監修は初めて。

パッケージにはカップ麺とセットでばりうまか!(*めちゃくちゃおいしい)という訴求があるように、ちゃっかり「一風堂 赤丸新味 博多とんこつ」との同時購入を宣伝しているため、一風堂の特定店舗限定で食べられる “博多とんこつ定食” じゃないけれど、いわゆるラーメンライス的な感じで食べるのかなと思いきや、そうではありません。

容器側面に印刷されている調理方法の右側には “一風堂カップ麺のスープを入れて2度うまかー! ※できあがったあとにお好みで入れてください” との訴求があるため、そのまま食べるのはもちろん、よかったら調理後に「一風堂 赤丸新味 博多とんこつ」のスープを少し入れてみてね、というのが “カップ麺とセットでばりうまか” の真意。

ぜったい美味しいやん

ひとまず2食分の「一風堂 博多明太風高菜飯」と「一風堂 赤丸新味 博多とんこつ」も用意しているので、そのまま食べてみた感想を纏めた後、カップ麺のスープちょい足しアレンジも試してみます。ちなみに2022年12月現在販売中の「一風堂 赤丸新味 博多とんこつ」は、2021年2月8日にリニューアルした商品かつレビュー済みなので、詳細は以下の関連ページをご覧ください。

> セブンプレミアムゴールド【一風堂】監修カップ麺「赤丸新味」一風堂シリーズ史上最上級のスープを実現!!

開封

図らずもクリスマスカラーだった

さて、今回のカップメシに別添されている小袋は、フタの上に貼り付けてある後入れの「特製オイル」1袋のみ。ここに赤丸新味の「辛みそ」を模した香味油脂が入っているのか、それとも「黒香油」に該当するアイテムなのか、まったく関係ないカップメシ専用のオイルなのか、効果のほどが気になるところ。

個性的なラインナップ

かやくは味付豚肉、味付高菜、魚肉練り製品とシンプルですが、味付豚肉はコロ・コロチャー(「カップヌードル」に入っていた謎肉じゃないほうの具材)の表面に焦げ目を付けた炙りチャーシューで、魚肉練り製品は明太風かまぼこと個性的なラインナップ。味付高菜も大きめのカットで入るなど、開封時のファーストインプレッションは悪くありません。

なおセブンイレブンでの販売価格は、カップメシ「一風堂 博多明太風高菜飯」258円(税込278.64円)、カップラーメン「一風堂 赤丸新味 博多とんこつ」278円(税込300.24円)となっているため、2つ同時に購入した場合の税込価格は578.88円。ちなみにセブンイレブンで「日清カレーメシ ビーフ」を購入すると242円(税込261.36円)なので、ちょっとカップメシは高めの値段設定です。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:セブンプレミアム 一風堂 博多明太風高菜飯
製造者:日清食品株式会社
製造所:下関工場(山口県下関市小月小島1-1-12)
内容量:74g
商品コード:4902105948163(JAN)
発売日:2022年12月19日(月)
実食日:2022年12月25日(日)
発売地域:全国
取得店舗:セブン-イレブン
小売価格:258円(税別)
購入価格:278円(税込)
スタイル:即席カップライス
容器材質:紙
湯量目安:150ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:1袋(特製オイル)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】ライス(米(国産)、乳化油脂、食塩)、味付けの素(豚脂、植物油脂、砂糖、粉末しょうゆ、食塩、でん粉、小麦粉、ポーク調味料、麦芽糖、香辛料、明太子、たん白加水分解物)、味付豚肉、味付高菜、魚肉練り製品 / 調味料(アミノ酸等)、トレハロース、カラメル色素、香料、乳化剤、リン酸塩(Na)、酸味料、ベニコウジ色素、酸化防止剤(ビタミンE、ビタミンC)、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、ウコン色素、炭酸Ca、ミョウバン、香辛料抽出物、シリコーン、くん液、(一部に卵・乳成分・小麦・えび・さけ・大豆・鶏肉・豚肉を含む)

実食開始

小袋は先入れしないように注意

調理方法は容器の側面にも書いてありますが、注意すべきポイントは「熱湯を満遍なく注ぐこと」それから別添の小袋は “フタの上で温めてください。” となっているため、そのアドバイスに従ってください。なお給湯時に出てくる小さな気泡は仕様なので、気にしなくて大丈夫。

けっこう具沢山

時間になったらフタを剥がし、フタの上で温めておいた小袋の中身(特製オイル)を加え、よく混ぜ合わせたら出来上がり。現時点での一風堂らしさは皆無に等しい雰囲気ですが、集めてみると具材が多く、それと芳醇な豚脂の存在感が印象的な調理直後。

パッケージに辛さレベルや辛味についての注意事項はないけれど、たらこ風ではなく “明太風” となっているため、辛味の強さにも注目しつつ「ライス」「味付けの素」「かやく」の特徴を解説し、即席カップごはんとしての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(74g)あたり
カロリー:295kcal
たん白質:6.2g
脂  質:6.6g
炭水化物:53.3g
(糖  質:52.0g)
(食物繊維:1.3g)
食塩相当量:2.8g
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

ライス

ちょっと少ないけど安定の品質

4.0

「カレーメシ」や「ウマーメシ」「ぶっこみ飯」など、日清食品が展開している既存のカップメシと同じ国産のパフライスで、熱湯5分しっかり待っても食べ始めはパキッとした部分が残ってしまうのですが、電子レンジ調理から湯かけ調理に変わった頃(2016年8月29日に「カレーメシ」がリニューアルした当時)と比較して戻りやすくなったような気がしないでもありません。

個人的に「熱湯5分しっかり待つ」「1分ほど混ぜ続ける」「それから3、4分放置」くらいがベストだと感じているのですが、以前よりもバキッとした部分が少なくなっているので、数年前ほどネガティブではなくなりました。まだまだ電子レンジ調理時代の “ふっくら感” には及ばないけれど、登山やキャンプといったアウトドアシーンにも重宝されるようになったのは大きな進化ですよね。

ちなみにパッケージの内容量ではライスの量までは確認できませんが、2022年6月20日に発売されたNB(ナショナルブランド)のカップメシ「あの有名店のラーメンライス定食 新福菜館本店 醤油ヤキメシ味」と同じサイズ感から察するに、おそらく調理前のライス量は60gだと思います。なお「カレーメシ」のライス量は平均69gですから、ちょっと少なめ。

味付けの素

一風堂らしさを扨措けば悪くない

4.0

「一風堂」といえば泣く子も黙る博多とんこつラーメン専門店ですが、今回の味付けに豚骨の要素は目立っていないため、そこに期待していると肩透かしを喰うことになるでしょう。ただ、いい意味で程よく豚臭い「特製オイル」は臨場感を高めることに寄与しており、甘辛い醤油ダレも美味しくて、けっこう濃いめの味付けから、実際の量以上に食べ応えが得られます。

それと少量ながら本物の明太子を使用しているため、ピリッとしたアクセントも印象に残りました。ちなみに辛味はピリ辛の枠を出ないので、そこまで構える必要はないけれど、辛い食べ物が極端に苦手な方は注意してください(それから “とろみ成分で味付けの素が容器の底に残りやすい” ので、混ぜ合わせる際は念入りに)

かやく

個性的なラインナップで満足感は高め

5.0

明太子を模した魚肉練り製品(明太風かまぼこ)は、2018年11月26日に発売された「日清のどん兵衛 とろつゆ仕立ての明太風あんかけうどん」を皮切りに、ヒートテックとのコラボで話題になった「日清のヒートテックどん兵衛 明太風あんかけうどん」(2021年1月25日発売)にも使われていたので、今回が初めてではないけれど、けっこうリアルな仕上がり。

生の明太子というよりも焼たらこ的なベクトルになりますが、ザラッとした舌触りに、特有の風味など、ちゃんと “それっぽい” 仕上がりで、風味の強い味付高菜も確かな存在感。炙りチャーシューは同社が製造する「AFURI」監修のカップ麺にも使われている例の肉具材で、噛み応えのある食感も然る事乍ら、炙りの芳ばしさも印象深く、値段相応の内容だと感じました。

総評

4.0

というわけで、カップメシ単体だと「一風堂」らしさは控えめですが、単純に「おいしい」「まずい」でいえば前者。ちょっとライスの量は少なめですけど、具材については値段相応の内容だったので、結果的な印象としては悪くありませんでした。——と、感想を綴ってから「一風堂 赤丸新味 博多とんこつ」のスープを足してみたところ‥‥

まずは “スープだけ” 足すのがオススメ

まろやかで芳ばしい豚骨の旨みが加わって、新たな世界観のテイストに早変わり。またカップメシとカップ麺を同時に調理する際は、カップライスに熱湯を注いでからカップ麺を開封し、かやく入り粉末スープをあけて熱湯を注いで3分待って-・などとカップ麺を調理している間にライスが戻るので、そこまでシビアにタイムスケジュールを組む必要はありません。

カップライスにスープは試してみたいけど、ラーメンとライスを同時に食べるのは抵抗が‥‥という方におかれましては、セブンプレミアムに「一風堂 白丸とんこつ豆腐スープ」という即席カップスープがありますので、そちらを足してみるのもいいでしょう。しかし、カップラーメンと同時に食べられるのであれば、例の「辛みそ」と「黒香油」を味変的に使うのがベスト。

見た目も「赤丸新味」っぽくなります

まずはカップラーメンの豚骨スープとカップメシのシンプルなマリアージュを楽しんで、それから「辛みそ」を足して濃いめに仕上げるのもよし、あるいは「黒香油」だけ足して焦がしニンニク油のパンチを楽しむもよし、ぜんぶ混ぜ合わせちゃうのもよしとバリエーションがイッキに広がります。白ごはんと一緒に食べたくなるレベルで濃いめの味になりますけどw

スープを足すことでライスの戻りも均一になりますし、ちょっと工夫すれば何度も違う味が楽しめるので、売り上げを伸ばすためだけのシナジー効果を狙った施策ではない、とても素敵な訴求だと感じました。総評では「一風堂 博多明太風高菜飯」単体で “4” と評価していますけど、アレンジ込みなら値段相応(★5クラス)の満足感が得られるでしょう【author・taka :a(大石敬之)】

タイトルとURLをコピーしました