ゆかりもいいけど、ひろしもね? エースコックがファン待望のカップめん化「三島のひろし使用 だし醤油味焼そば」新登場!!

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エースコック

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2023年7月10日(月)新発売、エースコックのカップ麺「三島のひろし使用 だし醤油味焼そば」の実食レビューです。

ファンからのリクエストに応えて商品化!? 広島を代表する食材「広島菜」を使った “青菜ごはん用の素” をカップ焼きそばにアレンジ!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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三島のひろし使用 だし醤油味焼そば

三島のひろしとは‥‥ええ、すでにシュールな字面になってますけどw 三島食品株式会社(本社:広島県広島市中区 / 代表取締役社長:末貞 操)が製造・販売している混ぜごはんの素(青菜ごはん用)で、発売日は2021年(令和3年)2月1日と比較的に最近の話。今でこそ安定して購入できますが、発売当初は売り切れ続出で入手困難、どこにも売ってないと騒がれ、大きな話題になりました。

名前(ひろし)の由来は原材料の「広島菜」

今回の新商品「三島のひろし使用 だし醤油味焼そば」は、三島の「ひろし」を実際に使用した‥‥またもやシュールな字面になってますけどw こちら企画されたカップ焼きそばで、製造者は大阪府吹田市に本社を置くエースコック。これまでに三島家の長女(ゆかり)とは何度もコラボしているエースコックですが、ひろしとのコラボは前例がありません。

あらためまして「三島のふりかけ」とは、バリエーションに富んだ味わいとユニークな名前で不動の地位を確立したシリーズで、1970年(昭和45年)に長女「ゆかり(しそめし用)」が誕生。続けて1984年(昭和59年)に次女「かおり(青じそふりかけ)」が、2010年(平成22年)には三女「あかり(ピリ辛たらこ・カリカリ梅)」が生まれ、現在は “ふりかけ三姉妹” として広く認知されています。

ほかにも赤紫蘇の葉を調味液に漬けた「しおり」という業務用の商品もあったのですが、それはさておき2018年(平成30年)3月、突如として “カリカリ梅” の「あかり」が引退。多くのファンから悲しみの声が寄せられたのも束の間、2020年(令和2年)2月1日に “カリカリ梅” を使った新手の古風な女性「うめこ」が現れ『また知らない女が居る‥‥』とTwitterで盛大にバズったのは記憶に新しいところ。

かつて「うめこ」と「ひろし」は結婚したことも

「うめこ」は “三島姉妹の間に脈々と流れる『Dの意志』もとい『り』の流れを無視している” こと、そしてジャンル的には「混ぜごはんの素」に分類されているため、厳密には四姉妹ではないようですが、その関係性を巡り、2020年2月20日放送分の『ヒルナンデス』で “ゆくゆくは「まさる」が登場して「うめこ」と「あかり」が取り合うようになる” と友近さんが発言。

それを受けた三島食品は、2021年(令和3年)2月1日に「ひろし」を発売し、前述のように売り切れ続出の騒ぎを引き起こします。ちなみに「ひろし」は「ひろこ」というネーミングで売り出される予定だったのですが、友近さんの「まさる」に触発され、男性の名前もアリだと名前を変更。かと思えば「ダイソー」の50周年記念商品として「ひろこ」が爆誕するなど、話題に事欠かぬシリーズなのですがw

今回のカップ麺にも使われている三島家の長男(?)ひろしは、九州の「高菜漬」及び信州の「野沢菜漬」と並ぶ三大漬菜の一つ「広島菜漬」を “混ぜごはんの素” にした正統派で、もちろん原材料に使用している広島菜は100%広島県産。広島は三島食品発祥の地でもあるため、おふざけの商品ではありません。むしろ、三島食品の地元愛を具現化した商品といっても過言ではない。

追いひろし用の「ひろし」は別売です。

そんな三島食品の「ひろし」を実際に使用した「三島のひろし使用 だし醤油味焼そば」に別途お買い求めくださいの「ひろし」で “追いひろし” するアレンジを訴求しているエースコックなのですが、はたして “追いひろし” なしでも「ひろし」の魅力が伝わってくるのかどうか‥‥あーもうw ひろしマジでww

開封

2種の小袋を別添

今回のカップ麺に別添されている小袋は、湯切り後に加える「調味たれ」と「ふりかけ」の計2パックで、ひとつ前のページでレビューした同時発売品「三島のゆかり使用 塩焼そば」と共通するラインナップ。しかし、ゆかり使用は「塩」焼そば、ひろし使用は「だし醤油」焼そばなので、ベースの味付けはガラッと変えてあります。

麺は同時発売品と共通かも

麺は油で揚げたフライ麺で、湯戻し時間は熱湯3分。見た感じ「三島のゆかり使用 塩焼そば」と同じかな? お湯を注ぐ前からエースコックの揚げ油に由来する特有のニオイが漂ってくるので、これが吉と出るか凶と出るか、ひろしとのマッチングが問われるところ。

メーカー希望小売価格は236円(税別)に設定されているので、2023年7月現在、たとえばコンビニで購入した場合の税込価格は254.88円が相場になりますが、製品のスタイル的にスーパーやドラッグストアなど、そちらをメインの販売ルートに据えている様子。販売価格は店舗によりますけど、だいたい税込150円前後が相場になるでしょうか。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:三島のひろし使用 だし醤油味焼そば
製造者:エースコック株式会社
製造所:東京工場(埼玉県川越市大字今福461-1)
内容量:79g(めん70g)
商品コード:4901071401474(JAN)
発売日:2023年07月10日(月)
実食日:2023年07月12日(水)
発売地域:全国
取得店舗:スーパー
小売価格:236円(税別)
購入価格:159円(税込)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:標準どんぶり型
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:410ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:2袋(調味たれ・ふりかけ)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、しょうゆ)、たれ(植物油脂、砂糖、豚脂、食塩、発酵調味料、たん白加水分解物、魚介エキス、魚介調味料、しょうゆ、香辛料、醸造酢)、ふりかけ(広島菜、ごま)/ 加工でん粉、炭酸Ca、調味料(アミノ酸等)、酒精、カラメル色素、かんすい、香料、酸化防止剤(ビタミンE)、酸味料、増粘多糖類、ビタミンB2、ビタミンB1、香辛料抽出物、(一部に小麦・ごま・さば・大豆を含む)

実食開始

‥‥おや?

別添の小袋は2パックとも後入れなので、それらを取り出してから熱湯を内側の線まで注ぎ、フタの上で「調味たれ」を温めながら待つこと3分。待っている間に「ひろし」の “お召し上がり方” を読んでいたのですが、そこには “お茶碗1杯(150g)分のごはんに本品小さじ1杯(2〜2.5g)を目安に混ぜ込み、やわらかくなるまでむらしてからお召し上がりください。” と書かれています。

つまり‥‥

やわらかくなるまでむらしてから‥‥追いひろし大丈夫なのかぃ!?w などと、ひとりで盛り上がっている間に3分経過。あとは湯切り後に「調味たれ」を混ぜ合わせ、仕上げに「ふりかけ」をトッピングしたら出来上がり。追いひろしに対する懸念も然る事乍ら、ふりかけにも「ひろし」ご本人がいらっしゃるわけで、ちょっと心配な調理直後。

ちなみに「三島のゆかり使用 塩焼そば」は、このブログで及第点(※イマイチではない)を意味する「★3」と評価しているため、それを超えてくれるのかどうか、野原家もとい三島家の長男(?)ひろしの実力に注目しつつ「めん」「たれ」「ふりかけ」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(79g)あたり
カロリー:334kcal
たん白質:5.8g
脂  質:11.5g
炭水化物:51.8g
食塩相当量:2.9g
ビタミンB1:0.38mg
ビタミンB2:0.32mg
カルシウム:243mg
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

たぶん「三島のゆかり使用 塩焼そば」と同じ

3.5

「小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、しょうゆ」というシンプルな原材料名の構成に、白っぽい見た目や口当たりのいい形状、そしてサイズや食感に至るまで、先にレビューした「三島のゆかり使用 塩焼そば」と共通するポイントが多く、実際に目立った違いは感じません。ただ、大きく異なるのは「調味たれ」との兼ね合い。

タレとの相性は「ゆかり」以上

調理前に触れた、このブログでは「油揚げ麺臭」とも表現している “エースコックの揚げ油に由来する特有のニオイ” は消えないため、そこだけは好みによるバイアスが大きく関わってくる項目になりますが、比較的に控えめ。また特有の風味を踏まえても、後述する「調味たれ」とのバランスは悪くなかったので、救いようがないほど不躾ではありません。

汁なしカップ麺における麺重量(調理前)は、レギュラーサイズだと90g、大盛りサイズだと130g、というのが即席カップめん業界において事実上の標準になっているのに対し、こちらは “70g” と基準値よりも少ないので、普段から汁なし系に慣れている方にとっては物足りないでしょう。ただ、裏を返せばサクッと食べられる量なので、そういった意味ではメリットにも思えました。

たれ

ちゃんと「ひろし」に寄り添う心構え

4.0

調理の段階で混ぜながら “あれ、なんか‥‥そこはかとなく漬物っぽい匂いがする” などと思ったんですけど、実際の味わいに漬物特有の発酵感は特筆するほど目立っていなかったので、うん。プラシーボ効果ですかねw ただ、魚介エキスや魚介調味料、醸造酢なんかとの兼ね合いもあり、まったく漬物らしさが皆無というわけでもありません。

商品名は「だし醤油味」となっていますが、めんつゆをストレートに表現したようなタイプとは少し違う、どちらかといえば魚醤っぽいベクトルで、後述する「ひろし」との相性も悪くありませんでした。これ単体で味が決まるわけではないけれど、そこで活躍するのが「ふりかけ」の「ひろし」です。

ふりかけ

ちょっと蒸らすのがオススメ

4.0

けっして量が多いとはいえないですし、ふりかけではなく “混ぜごはんの素(青菜ごはん用)” なので、トッピングしてから直後に食べると中途半端に湿気った感じの歯触りがこう‥‥なんともw なんですけど、しばらく経てば麺の熱で馴染みます。また前述のように「調味たれ」との相性も良好で、広島菜漬の世界観を壊すことはなく、むしろ引き立ててくれるようなマッチングのよさ。

そこはかとなく漬物っぽい匂いがする——など感じた部分も結果的に違和感なくなったしw 全面が「ひろし」に支配されることはなく、それでいて「ひろし」の魅力は損なわれていない、とてもいいバランスでした。ゴマが入っているのはエースコックのオリジナルですけど、それも含めてよかったです。

総評

4.0

すこし総評は迷ったんですけど、想像していた以上に「ひろし」がハマッていたので、及第点に星ひとつプラス。ただ、すこし「ひろし」が物足りないかも——と、せっかくなので “追いひろし” も試してみた結果、中途半端に湿気った感じの歯触りががが‥‥という部分は当たり前のように否めなかったんですけどw いやいや “追いひろし” ありですよ。

ちゃんと “追いひろし” 後のほうがウマい

入れ過ぎなければ追いゆかりほどダイレクトに塩気が攻めてくることはなく、ただただストレートに「ひろし」が強くなる感じ。たとえば食感に配慮して「ひろし」を先に入れた場合、湯切り口から脱走される危険性が高いので、アレンジするなら「調味たれ」を混ぜる直前に投入、あるいは熱湯2分で湯切り → ひろし投下 → かるく混ぜてから再びフタをして1分蒸らす、くらいがベストかもしれません。

または “追いうめこ” で「ひろこ」を復活させることも可能なので、余裕がある方は挑戦してみてください。ちなみに昨年は「三島のゆかり使用 塩焼そば」と「三島のあかり使用 ピリ辛たらこ味焼そば」の組み合わせだったので、もしかすると第3弾は‥‥?【author・taka :a(大石敬之)】

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