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衝撃の袋麺「ゴリラ一丁 スタミナガーリックニラそば野郎」がカップ麺に!!食欲を暴走させるスタミナ野郎メン再び‥‥

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日清食品

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2020年5月25日(月)新発売のカップ麺、日清食品「出前一丁ビッグカップ ゴリラ一丁 スタミナガーリックニラそば野郎」の実食レビューです。

一世を風靡した衝撃の袋麺 “ゴリラ一丁” が満を持してカップラーメンに!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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ゴリラ一丁 スタミナガーリックニラそば野郎

ゴリラ一丁(ごりらいっちょう)とは、1968年(昭和43年)2月12日から販売されている日清食品のロングセラーブランド「出前一丁(でまえいっちょう)」のスピンオフ作品で、2019年9月23日に突如として現れた衝撃の袋麺「出前一丁 具付き3食パック ゴリラ一丁 スタミナガーリックニラそば野郎」が事の発端。ええ、この “ゴリラ” に見覚えのある方も多いでしょう。

ゴリラが過ぎる‥‥w

今回の新商品「出前一丁ビッグカップ ゴリラ一丁 スタミナガーリックニラそば野郎」は、2019年9月発売の袋麺をカップ麺にアレンジしたもので、異様な存在感を放っている金髪ゴリラ野郎もとい “ゴリラになった出前坊や” が目印。その背景としては、あまりのスタミナ感に “出前坊や” が耐えられなかったらしく、勢い余ってゴリラになってしまったとのこと。冷静に考えると設定が強引すぎますよねw

あらためまして「出前一丁」とは、標準的な醤油味のスープにオーソドックスな油揚げ麺を合わせた日清食品を代表する袋麺で、初版発売同年7月22日には「日本PTA全国協議会」の推奨商品となり、教育設備助成運動にも参加。きわめて土台は平凡ですが、ゴマのエキスをベースに “13種類の味” を加えた特製の「ごまラー油」を別添し、既存品との差別化を図ります。

「チキンラーメン」に「カップヌードル」「日清のどん兵衛」など、日清食品を代表する御三家的ブランドと比較して、やや日本ではパッとしない印象を受ける「出前一丁」ですが、こと香港では国民食として不動の地位を確立している超人気ブランド。1969年(昭和44年)に「出前一丁」が香港に輸出され、2012年(平成24年)には香港での即席麺シェア率60%超えという凄まじい市場占有率を見せつけました。

初代「出前一丁」

さらに1980年(昭和55年)6月21日、日清食品がシンガポール日清[NISSIN FOODS(S)PTE. LTD.]を設立した頃、アジア初の現地生産品として「出前一丁」を主力に袋めんやスープを生産。1996年(平成8年)3月18日に広東日清工場が竣工された際は、第1期として「出前一丁」と中国版カップヌードル「合味道」の生産ラインを設置するなど、アジアでは積極的に先陣を切ってきた出前一丁。

そのオリジナルパッケージで岡持(おかも)ちを持っているキャラクターの名前を「出前坊や」といい、1968年(昭和43年)2月12日の発売当初から金色の髪をなびかせ、浪速(なにわ)のモーツァルトことキダ・タロー氏作曲の “あーらよっ、出前一丁” というキャッチフレーズとともにテレビCMを展開。香港では清仔(チンチャイ)という呼び名で親しまれ、出前一丁を国民食に定着させた立役者でもあります。

ちょいちょい日本や香港のCMでイケメン化されてきた出前坊やですが、勢い余ってゴリラになってしまったのは2019年9月23日発売の袋麺「出前一丁 具付き3食パック ゴリラ一丁 スタミナガーリックニラそば野郎」が初めて。その袋麺が発売された際、一度見たら忘れらない独特の画法で知られる漫画家・漫☆画太郎(まん がたろう)氏のデザインを用いたCMを放送するなど、かなりの衝撃を市場に与えました。

漫画太郎先生の強烈なデザイン

しかし、実際の「ゴリラ一丁」は、パッケージのインパクトに反して常識的な味わい。かなりコンセプトからしてエンタメ性のある商品でしたが、本家「出前一丁」と比較して胡麻油の香りが弱くなり、麺とスープからポークエキスがカットされるなど、ガーリックとニラをプラスしたことによるトレードオフが目立っていたので、ちょっと肩透かしな印象も‥‥

開封

別添の小袋は1種類

そんな袋麺をカップ麺にアレンジした今回の新商品「出前一丁ビッグカップ ゴリラ一丁 スタミナガーリックニラそば野郎」に別添されている小袋は、フタの上に貼り付けてある「スタミナごまラー油」が1袋。日清食品のニュースリリースでは “猛烈なガーリックとニラの香り” をアピールしているため、ごまラー油の個性とニンニクのバランスと威力が気になるところ。

ちょっと寂しい具材

具材はニラだけ‥‥? いや、日清食品の商品特徴(具材)には “ニラ、炒りごま” とあるので、ごまも具材の一つとしてカウントされているのですが、肉具材はもちろんフライドガーリックや刻みニンニクなども入っていません。ちなみに現段階、これといってニンニクの香りが強いわけではないので、別添の「スタミナごまラー油」が鍵を握っている模様。

2020年5月27日現在、メーカー希望小売価格は縦型ビッグ製品における標準の税別220円、コンビニで購入した場合の税込価格は232円となっています。Twitter上では「売ってない」「どこに売ってるの?」という投稿が多いように感じたのですが、コンビニでは「ローソン」と「ファミリーマート」での取り扱いを確認したので、販売店の参考にしてください。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:出前一丁ビッグカップ ゴリラ一丁 スタミナガーリックニラそば野郎
製造者:日清食品株式会社 関西工場
製造所:滋賀県栗東市下鈎21-1(S)
内容量:93g(めん80g)
商品コード:4902105262634(JAN)
商品サイズ:縦109mm×横109mm×高さ119mm
発売日:2020年05月25日(月)
実食日:2020年05月27日(水)
発売地域:全国(全チャネル)
取得店舗:スーパー
商品購入価格:224円(税込)
希望小売価格:220円(税別)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:縦型ビッグ
容器材質:紙
湯量目安:420ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:1袋(スタミナごまラー油)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、しょうゆ、たん白加水分解物、チキンエキス、香辛料)、スープ(糖類、植物油脂、香辛料、食塩、豚脂、クリーミングパウダー、粉末しょうゆ、たん白加水分解物、香味油)、かやく(にら、ごま)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、香料、香辛料抽出物、炭酸Ca、かんすい、カラメル色素、カロチノイド色素、pH調整剤、酸化防止剤(ビタミンE)、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉を含む)

実食開始

麺は熱湯3分の油揚げ麺

麺は細めの油揚げ麺で、湯戻し時間は熱湯5分。上記の写真では分かりにくいのですが、だいぶ調理前の麺が脆かったので、持ち運びが雑だと粉々になってしまうかもしれません。ちなみにオリジナルの袋麺「出前一丁」及び変わり種の「ゴリラ一丁」並びにカップ麺の「出前一丁どんぶり」とも原材料名を比較してみたところ、それらとは一致しない独自の配分となっていました。

スタミナごまラー油の存在感‥‥!!

別添の「スタミナごまラー油」は後入れなので、小袋をフタの上から取り外したあとは、熱湯を注いで3分待機。さして熱湯を入れる前はインパクトの感じられないファーストインプレッションでしたが、お湯を注いだ後はニンニクの香りが立ち、別添の「スタミナごまラー油」を入れた直後、ごまラー油ならではの芳ばしい香りが頼もしく主張してきました。

それでは、再現元になっている3食パックの袋麺「ゴリラ一丁」との違いにも注目しつつ、「めん」「スープ」「具材」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。袋麺についての詳細は、関連ページ「出前一丁 具付き3食パック ゴリラ一丁 スタミナガーリックニラそば野郎」のレビューをご覧ください。

栄養成分表示:1食(93g)あたり
カロリー:435kcal
たん白質:8.9g
脂  質:19.1g
炭水化物:56.9g
食塩相当量:5.7g
(めん・かやく:1.7g)
   (スープ:4.0g)
ビタミンB1:1.09mg
ビタミンB2:0.34mg
カルシウム:125mg
参考値(調理直後に分別した値)
熱量:435kcal(めん・かやく:372kcal)(スープ:63kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

インスタント感がプラスに作用

4.0

袋麺の「出前一丁」に使用されている麺は “小麦粉、植物油脂、食塩、しょうゆ、ポークエキス” となっているのに対し、カップ麺の「出前一丁どんぶり」と3食パックの「ゴリラ一丁」に使用されている麺は “小麦粉、植物油脂、食塩、たん白加水分解物” となっていたのですが、今回のカップ麺では “小麦粉、植物油脂、食塩、しょうゆ、たん白加水分解物、チキンエキス、香辛料” と丁寧に味付け。

いい意味でチープ

かなり細めの縮れ麺を採用しているため、実際の食感も軽く、しかしながら熱湯3分きっちり守っても出端から伸びてしまったような頼りなさではありあせん。もとより「出前一丁」は本格さよりもインスタント感が魅力的なブランドですし、ある意味この軽さも「ゴリラ一丁」のスープにフィット。麺の下味と平打ちの形状もあいまって、スープとの一体感もよく、いい意味で平凡な麺ですね。

大盛りサイズの縦型ビッグに使用される麺の量は、平均70〜80gとなっており、今回は比較的に多めの80gを搭載しているため、軽めの食感でも食べ応えがあります。今回は早めに切り上げたり追加ケアしたりする必要はないと感じたのですが、この手の麺は “2分30秒で一度かるく混ぜてから30秒ほど待つるとコシがアップする” ので、よかったら試してみてください。

スープ

袋麺よりもスタミナごまラー油が強め

5.0

基本は「出前一丁」のオーソドックスな味わいをベースにしているのですが、やはりオリジナルの袋麺や「出前一丁どんぶり」に入っている “ポークエキス” は不使用で、3食パックの「ゴリラ一丁」と比較してもクリーミングパウダーや糖類の使用量が多く、若干ながら醤油の主張は控えめなど、カップ麺にあわせたアレンジがみられます。

袋麺よりもダイレクト

続けて別添の「スタミナごまラー油」を加えて直後、さすが天下の「ごまラー油」独特の芳ばしさが漂い、粉末スープにもガーリックパウダーが仕込んでありましたが、さらに全体のガーリック感も大幅にブースト。本気でニンニク推しのカップラーメンほど強烈ではないものの、本家「出前一丁」と比較して明らかに力強いため、ニンニクNGの時には避けたほうがいいかもしれません。

そしてニンニクの風味よりも胡麻油の香りは凄まじく、3食パックの「ゴリラ一丁」では頼りなく感じた項目ですが、今回は容器の口径が狭いこともあり、ごま油の芳ばしさがダイレクトに伝わってきました。ちなみに名前こそ “ラー油” となっていますが、本家ごまラー油と同じく唐辛子の辛さは気にならないので、辛い食べ物が苦手な方でも大丈夫です。

具材

とりあえず及第点か‥‥

3.0

油揚げ麺のチープさはプラスに作用していましたが、さすがに具材がニラだけというのは頼りなく、せめてダイスミンチ(謎肉)かニンニク系の具材が欲しかったところ。ニラは風味の強い軸の部分も入っていたので、そこは好印象なポイントではあるものの、ニラ・ゴマともに特筆して量が多いわけではありません。

軸の部分は素直に嬉しい

袋麺の「ゴリラ一丁」も具材はニラとゴマだけだったので、ある意味それを忠実に再現した内容ではあるものの、せっかくなので袋麺にはない特別な素材を採用してほしかったです。最近の日清食品は、セブンイレブン限定の「どん兵衛 マシマシ篇」に強烈な刻みニンニクを採用しているため、それを使ってくれたらインパクトあったんですけどね。

総評

★★★★☆☆☆☆☆☆(★4)

パッケージの金髪ゴリラ坊やが放っているインパクトと比較して、やや実際のテイストは優等生な仕上がりではあるものの、袋麺の本家「出前一丁」よりも明らかにスタミナ感は強く、きちんと差別化は図られていました。しかし、麺はともかくニラと少量のゴマしか入っていない具材の構成については頼りなかったので、そこが今回の妥協すべきポイント。

先にリリースされた3食パック版「ゴリラ一丁」との違いは、やや粉末スープが丸みを帯びていたことと、スタミナごまラー油の香りもダイレクトに感じられたので、結果的な仕上がりとしては今回のカップ麺になった「ゴリラ一丁」のほうが好印象でした。コンビニでは「ローソン」と「ファミリーマート」での取り扱いが意欲的だったので、興味のある方は試してみてください。

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