「名代富士そば 紅生姜天そば」首都圏で人気の立ち食い蕎麦 “富士そば初” の再現カップ麺!!

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ヤマダイ

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2019年11月18日(月)新発売のカップ麺、ヤマダイ「ニュータッチ 名代富士そば 紅生姜天そば」の実食レビューです。

関東きっての立ち食い蕎麦「名代富士そば」の味を “ノンフライめん” で再現したカップ麺が初登場!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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名代富士そば 初カップ麺

名代富士そば(なだい ふじそば)とは、ダイタンホールディングス株式会社が首都圏を中心にが展開している立ち食いそば・うどんの人気店で、2019年11月現在の店舗数は133店舗の大所帯。立ち食いそば店でも駅そば出身ではなく、富士そば創業者・丹道夫(たん みちお)氏が1966年(昭和41年)に渋谷で開業した、日本初となる24時間営業の立ち食いそば店を前身とします。

(あなたのおそばに 富士そば)

「富士そば」が本格的に始動したのは1970年代の前半で、2013年7月に日本国内100店舗を達成。同年10月にはインドネシア・ジャカルタにて海外進出を果たし、面白いのが「富士そば」という一つのブランドでありながら、ダイタングループに属すダイタンホールディングス傘下 “7社” が店舗を分担して運営していること。



たとえば同じ渋谷区にある「富士そば」なのに、ちょっと先にある店舗の運営会社は別——というような状態もザラ。グループ統括会社「ダイタンホールディングス」を旗艦とし、「ダイタンフード株式会社」「ダイタン企画株式会社」「ダイタン食品株式会社」「池袋ダイタンフード株式会社」「ダイタンイート株式会社」「ダイタンミール株式会社」「ダイタンキッチン株式会社」の7社に分団しています。

それぞれ独立採算制を導入しているため、しのぎを削りながら互いに切磋琢磨し合い、他店との差別化を図るために「珍そば」「奇そば」と呼ばれる変わり種を定期的に開発しているのもポイント。つまり通常のグランドメニューとは違う、店舗ごとの限定メニューが存在するのですが、基本的に新メニューの開発は各店長の裁量に任せられているため、それぞれの本社に開発部は存在しないのだとか。

(「名代」の意味は「名物」と同意)

一例を挙げると、八重洲店の炭水化物×炭水化物(蕎麦×じゃがいも)の「ヴィシソワーズそば」や秋津店の東村山黒焼きそばインスパイア「東村山!!黒ソースそば」他、田町店「ポテトチップスそば」、渋谷下田ビル店「ポテそば」「まるごとトマトの冷やしそば」、吉祥寺店「冷やしパクチーそば」、三光町店「カレーなる冷しゴーヤとろろそば」等々——

また “空前のタピオカブーム” が世を騒がせている真っ只中の2019年は、SNSでも話題になっていた三光町店のサイドメニュー「イクラ風タピオカ漬け丼」(10月31日まで販売)など、常軌を逸するメニューを定期的に提供していることも富士そばマニアを生み出している要因となっているのですが、ヤマダイは一定の愛好者が存在することで知られる定番の「紅生姜天」をピックアップ。



私の住む関西で「紅しょうが天」といえば、大阪のソウルフード・C級グルメ的なイメージが強く、それは薄切りにした紅生姜(大)に衣をつけて、丸ごと天ぷらにしたもの(串カツ屋さんとかにもあるヤツ)を指します。しかし、名代富士そばをはじめとする関東での「紅しょうが天」は、千切りにした紅生姜を掻き揚げにしたものが一般的で、それなりの市民権を得ている模様。

名代富士そばのメニューには「紅生姜入りちくわ天そば」という、竹輪の穴に紅生姜を目一杯みっちり詰め込んだ “ちくわ天” バージョンもあるようですが、今回は「紅生姜入りかき揚げ」蕎麦。2019年現在、凄麺そばシリーズ(旧「手緒里庵」)の「かき揚げ天ぷらそば」は、9月16日発売「カレー南ばんそば」と交代で終売したので、貴重な存在と言えるかもしれません。

開封

別添の小袋は、「液体つゆ」「かやく」「紅生姜かき揚げ天ぷら」の合計3袋で、めちゃくちゃ紅生姜かき揚げ天ぷらの見た目がイカツいw 写真で見た「名代富士そば」の紅生姜天は、関東の立ち食い蕎麦で一般的な千切り紅生姜入りの掻き揚げ(割合は「衣6:紅生姜4」くらい)だったんですけど、まるで凶器になりそうな紅生姜かき揚げ天ぷらが別添されています。なにこれ怖い。



ちなみに発売前、ヤマダイ株式会社に販売エリアと取扱店を事前に尋ねたところ、「首都圏のスーパー・コンビニ限定です」と言われたのですが、後日 “埼玉県エリアのセブンイレブン、首都圏エリアのファミリーマート、首都圏エリアのニューデイズ、全国のスーパーマーケット・ドラッグストアなどのお取り扱い店、オンラインストアで販売” と訂正されました。

おそらく麺は前述した「凄麺そばシリーズ」と共通の蕎麦粉入りノンフライ麺で、以前は一風堂グループの渡辺製麺(「とかち麺工房」を買収した企業)が “氷結乾燥” のノンフライ蕎麦を製造・販売していましたが、現状はヤマダイの独擅場といっても過言ではありません。ちなみに今回のフタ裏には、定番 “フタの裏ばなし” ではなく「名代富士そば」の店舗情報がプリントされていました。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:ニュータッチ 名代富士そば 紅生姜天そば
製造者:ヤマダイ株式会社
内容量:132g(めん60g)
商品コード:4903088014425(JANコード)
商品サイズ:縦175mm×横175mm×高さ78mm

発売日:2019年11月18日(月)
実食日:2019年11月22日(金)
発売地域:全国
取得店舗:ネット通販サイト(オムニ7)
商品購入価格:246円(税込)
希望小売価格:240円(税別)

麺の種類:ノンフライ麺
スタイル:大判どんぶり型
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:430ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:3袋(紅生姜かき上げ天ぷら・かやく・液体スープ)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】めん(小麦粉、そば粉、植物性たん白、食塩、大豆食物繊維)、スープ(しょうゆ、糖類、食塩、鰹エキス、鰹節エキス、たん白加水分解物、昆布エキス、宗田鰹節粉末、オニオンエキス、酵母エキス、香辛料)、かやく(紅生姜かき揚げ天ぷら、ねぎ、わかめ)/ 調味料(アミノ酸等)、酒精、紅麹色素、クチナシ色素、膨脹剤、カラメル色素、酸味料、増粘剤(キサンタン)、アカダイコン色素、酸化防止剤(ビタミンE)、(一部に小麦・そば・えび・大豆を含む)

実食開始

先入れの小袋は「かやく」1袋のみで、中には名代富士そばの公式ウェブサイト内にあるグランドメニュー(イメージ写真)すべてにトッピングされていた「ねぎ」と「わかめ」が入っています。あとは熱湯を注いで5分間、後入れの液体つゆを先に入れると麺が戻らなくなってしまうので、かならず食べる直前に入れてください。



ちなみに北近畿の田舎には、スーパーにもコンビニにも売ってない状況だったので、今回はイトーヨーカドーのネット通販サイト・オムニ7を利用したのですが、発売日から2日間くらいアクセスできない(商品ページはあるけど買い物カゴに商品を追加できない)状態が続き、やっと数日後に注文できたと思ったら翌日には売り切れてしまいました(※現在は売ってない模様)。

それほどの人気商品なのか、もとよりオムニ7では在庫が少なかったのか——とりあえず完成した「名代富士そば」のカップ麺は、やはり紅生姜かき揚げ天ぷらの攻撃力が高い見た目w というわけで、蕎麦つゆの方向性や紅生姜天の仕上がりと全体への影響力に注目しつつ、「めん」「つゆ」「かやく」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(132g)当たり

カロリー:446kcal
たん白質:12.6g
脂  質:14.5g
炭水化物:66.0g
食塩相当量:7.9g
(めん・かやく:2.8g)
   (スープ:5.1g)

※この記事に掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの際は、お手元の製品に表示されている情報を必ずご確認ください。

めん

本格さで右に出る者はいない
6

今回のカップ麺はヤマダイの本格派ブランド「凄麺」の名を冠していませんが、やはり麺は「凄麺そばシリーズ」のノンフライ蕎麦とみて間違いありません。前身の手緒里庵(ておりあん)が発売された2005年11月当時、もともとは五割蕎麦(そば粉50%)を使用していましたが、2006年10月のリニューアルから四割蕎麦(そば粉40%)に変更。

そして2017年9月11日、手緒里庵から凄麺に移籍したタイミングで現在の三割蕎麦(そば粉30%)になり、そば粉とは違う小麦粉特有のモチモチ感が否めないところではあるものの、あいかわらず即席カップ麺の中では問答無用で最強の座に位置するクオリティの高さ。かなり伸びにくいので、熱湯5分すぐに食べるのではなく、ちょっと馴染ませるのがオススメ。



ちょっと前半ほぐれにくさが気になりましたが、ストレスを感じるほどではありません。ちなみに「名代富士そば」の実店舗では、大所帯故に “万が一のトラブル” に備え、「興和物産」と「紀州屋製麺」から蕎麦を仕入れている(つまり2種類の麺を使っている)らしく、他にもリスク回避のために削り節や米、野菜なども複数のルートから仕入れているそうです。

つゆ

関東風で意外と昆布が強かった
5

東京の立ち食い蕎麦チェーンというイメージから、けっこう醤油のアタリが強い甘さ控えめの蕎麦つゆを想像していたところ、たしかに濃口醤油の存在感は明白で、鰹の旨味も芳醇ですが、想像以上に昆布の旨味が強めに効いていてビックリ。もちろん具材の乾燥わかめも関係してのことだと思いますけど、ふっくらした旨味があります。

カエシには本醸造濃口醤油を使用し、鰹の強い旨味と薫香(くんこう)に加え、宗田鰹のコクをプラス。さらに見た目では分からないのですが、どっしり昆布が構えている分厚い味わいを赤唐辛子の辛味がピリッと引き締めていて、けっこう後半じわじわピリピリ。あくまでピリ辛の範疇ではあるものの、明白に自己主張してきた赤唐辛子も印象的でした。

ここに紅生姜のアクセントを考慮すると、もうちょい醤油味は控えめなほうが——などと思う反面、それに負けない醤油と出汁の濃さを肯定的に捉えることもできる丁寧な作り込み。また、実際の「名代富士そば」は “複数の運営会社が店舗展開している” と前述したように、実店舗の中には「東中野店」をはじめ甘いカエシの優しい蕎麦つゆを提供している店舗もあるようですね。

かやく

しっかり記憶に残る個性的な具材
5.5

ネギは取り留めのない汎用の青葱なので、特筆すべきポイントはありませんが、シャキシャキとした食感と青葱特有の風味がアクセント。そしてメインのゴツゴツした後入れ紅生姜かき揚げ天ぷらは、トッピングして直後に食べるとイガイガの見た目どおり攻撃力が高かったんですけど、小袋には “つゆによくひたしてください” とのアドバイスが記載されています。

(言われるがままに浸してみる)

とうぜん天ぷらは蕎麦つゆを吸い込んで、どんどん攻撃力を失ってゆきますし、ドスのきいた真っ赤な見た目のわりに攻撃的な味ではありません。パッと見は言われないと唐辛子を練り込んだ激辛かき揚げに見えますが、アカダイコン色素で着色してあるため、天ぷら自体にカプサイシン系統の刺激はなく、紅生姜の酸味や塩気も味覚を妨害してくるほどの効き目ではありません。

長時間ふやけるまで放置して、全体を大きく混ぜ合わせると話は変わってくるのですが、麺と交互にテンポよく食べ進めた場合、蕎麦つゆの変化も穏やかなもの。紅生姜の酸味や天ぷらの油っぽさが蕎麦つゆに干渉し過ぎることはなく、しかしながら天ぷら特有のコクと紅生姜の風味が少しずつ広がる味の変化に趣を感じました。

わかめは蕎麦つゆにおける出汁(だし)の役割も果たしていて、昆布エキスとの相乗効果も図られているようなイメージ。特筆して肉厚というわけではないものの、ペラッペラな薄情わかめではないですし、わかめとネギが苦手な方は “そもそも入れない” という選択肢も取れるので、お好みに合わせて楽しんでください。

総評

★★★★★☆☆☆☆☆(★5)

首都圏で暮らしている方にとっては “どこにでもある富士そばがカップ麺に‥‥?” という思いもあるかもしれませんが、存在感の強い紅生姜かき揚げ天ぷらを筆頭に本格的なノンフライ蕎麦など、ひとつのカップ麺として見所のある商品だったので、実店舗の紅生姜天そばと食べ比べてみると楽しいかもしれません。あと、これからの時期「年越しそば」候補にもオススメ。

「凄麺そばシリーズ」のメーカー希望小売価格は税別220円が標準なので、それよりも20円高いところにロイヤリティを感じるものの、値段相応の仕上がりだと思います。次は一部の地域を除いて珍しい「春菊天そば」やネットで話題の富士そば特製「煮干しラーメン」の再現、他にもカップ麺オリジナルメニューの開発など、今後も定期的にコラボしてほしいと感じました。

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