ファミマ限定【味仙】本店監修「台湾ラーメン」2024年(15代目)も “やみつき„ 必至!?

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日清食品

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2024年6月4日(火)新発売、ファミマルのカップ麺「味仙 台湾ラーメン(15代目)」(258円+税)の実食レビューです。

挽肉たっぷり、やみつき旨辛。味仙(みせん)本店監修のカップラーメンと3年半ぶりに向き合ってみた結果——。

辛い? 辛くない? 実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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味仙 台湾ラーメン 15代目

味仙(みせん)とは、1962年(昭和37年)3月27日の創業以来、愛知県名古屋市千種区今池に本店を構える台湾料理専門店で、かつて中華料理店「万福」(後の「大和食堂」)を経営していた郭宗仁(カク ソージン)、郭汪蘭(カク オーラン)夫妻の長男・明優(メイユウ)氏が「味仙 今池本店」を開業。

「あじせん」ではなく「みせん」

さらに次男・茂蔵(シゲゾウ)氏が「味仙 八事店」を、長女・黎華(レイカ)氏が「矢場味仙」を、次女・淑子(ヨシコ)氏が「味仙 藤が丘店」を、三男・政良(マサヨシ)氏が「味仙 日進竹の山店」を立ち上げ、それぞれが “味仙„ を冠しながら、他店にはないオリジナルメニューと調理方法の工夫で差別化を図り、独自の魅力を確立するに至りました。

今回の新商品「味仙本店監修 台湾ラーメン」は、郭家の長男が立ち上げた「味仙 今池本店」監修のもと、同店で提供されている「台湾ラーメン」の味わいを再現したカップラーメンで、製造者は即席めん業開最大手の日清食品。タイトルでも触れたように、今年で “15代目„ に突入した人気商品なので、これまでの歴史を軽く振り返っておきましょう。

日清食品が製造する「味仙」監修のカップラーメンが初めて発売されたのは、現在を遡ること10年以上、2015年(平成27年)3月2日の話。当初はアピタ・ピアゴ及び当時のサークルK・サンクスにおけるPB「プライムワン(PrimeOne)」のオリジナル商品として発足し、その当初から縦型ビッグの容器を採用していました。

基本的には縦型ビック

しかし、プライムワンからの発売は一度だけ。その約2年後、2017年(平成29年)3月21日発売の「2代目」以降、ファミリーマート及びサークルK・サンクスの留型として間口を広げ、同年9月5日発売の「3代目」及び翌年9月4日発売の「4代目」までは縦型ビッグの容器+油揚げ麺の組み合わせを基本としていましたが、2019年(平成31年)3月5日発売の「5代目」にて初の大判どんぶり型+ノンフライ麺を採用。

その約1ヶ月後、4月16日発売の「6代目」から再び製品スタイルを縦型ビッグ+油揚げ麺に戻し、同年10月22日に「7代目」、2020年(令和2年)4月21日に「8代目」、同年11月10日に「9代目」、2021年(令和3年)4月6日に「10代目」、同年11月9日に「11代目」、2022年(令和4年)4月12日に「12代目」、同年11月15日に「13代目」、2023年(令和5年)11月14日に「14代目」——

というわけで、見落としがなければ「15代目」に該当する本商品なんですけれども、このブログで最後にレビューしたのは9代目(2020年11月発売品)。それ以降、あまり目立った変化を感じることはなかった、というのが他の新商品を優先していた理由なんですけど、そういえば去年、一昨年の後半と密かに食べてさえもいなかったので、久々に向き合ってみることに。

今年も辛さレベルは「4」

台湾ラーメンといえば、激辛ブームの黎明期を牽引したことでも知られる、激辛ラーメンの代表格といっても過言ではない存在。パッケージの辛さレベルは、5段階基準で上から2番目の「4」となっているため、例年通り涙が出るほどの激辛ではないようですが、引き続き辛味の強さについてはもちろん、味仙監修ならではの中毒性にも注目しながらレビューします。

開封

小袋のデザインは変更なし

今回のカップ麺に別添されている小袋は、後入れの「特製辛味油」1パックのみで、カラーリングやデザインについても数年前から変化なし。この「特製辛味油」を加えた途端、市販品のレベルで “大辛〜激辛に片足を突っ込む辛さ„ にパワーアップする、というのが定番の流れ。

具材たっぷり

容器側面には “挽肉たっぷり„ と記載されていますが、メイン具材は「カップヌードル」の謎肉(なぞにく)ライクな味付豚ミンチ、続けて味付肉そぼろの順に量が多く、あとは赤唐辛子とニラのシンプルなラインナップ。ちなみに縦型ビッグの肉具材は「6代目」まで味付豚ミンチのみだったんですけど、その約6ヶ月後に登場した「7代目」から味付肉そぼろが加わり、2種の肉具材に進化しました。

ファミリーマート通常価格は、1食あたり258円(税込278円)なので、ファミマル完全オリジナルの縦型ビッグ各種198円(税込213円)よりも高めに設定されているのですが、他の名店(現段階だと「函館麺厨房 あじさい」「支那そばや」「来来亭」)が監修している縦型ビッグ製品(※)と同じ値段です。

※2024年6月13日現在「元祖スタミナ満点らーめんすず鬼 スタミナ醤油味」のみ239円(税込258円)で販売中(メーカー製造終了・在庫限りだから?)

製品詳細情報・購入価格等

製品名:ファミマル 味仙本店監修 台湾ラーメン
製造者:日清食品株式会社
製造所:静岡工場(静岡県焼津市相川17-2)
内容量:111g(めん80g)
商品コード:4902105285329(JAN)
発売日:2024年06月04日(火)
実食日:2024年06月13日(木)
発売地域:全国
取得店舗:コンビニ(ファミリーマート)
小売価格:258円(税別)
購入価格:278円(税込)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:縦型ビッグ
容器材質:紙
湯量目安:410ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:1袋(特製辛味油)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、香辛料、卵粉、大豆食物繊維)、スープ(豚脂、糖類、小麦粉、でん粉、粉末しょうゆ、香辛料、ポーク調味料、植物油脂、チキン調味料、酵母エキス、ポークパウダー、食塩、たん白加水分解物)、かやく(味付豚ミンチ、味付肉そぼろ、赤唐辛子、にら)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、炭酸Ca、かんすい、香料、カラメル色素、香辛料抽出物、増粘多糖類、カロチノイド色素、酸化防止剤(ビタミンE)、乳化剤、くん液、酸味料、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)

実食開始

けっこう細いけど熱湯5分

麺は油で揚げたフライ麺で、熱湯3分でも問題なさそうなサイズに切り出されているのですが、湯戻し時間は5分と長めの設定。パッと見は数年前から変わっていませんが、このブログで最後に取り上げた「9代目」の原材料名と比較してみたところ、香辛料以降の配合が変わっていたので、ここは個人的に興味深く感じているポイント。

めっちゃいい香り〜

別添の「特製辛味油」後入れなので、それを引っ剥がしてから内側の線まで熱湯を注ぎ、フタの上で小袋を温めながら待つこと5分。時間になったらフタを開け「特製辛味油」を投入し、よく混ぜ合わせたら完成です。見た目や香りなど、数年前から大きく変わっていませんが、前述のように今年で15代目に突入した「味仙」のカップラーメン。うっかり数え間違えてたらスミマセンw

私が詳細に記録しているのは9代目なので、それとの比較を意識しながらのレビューになりますが、引き続き近年の進化と辛味の強さにも注目しつつ「めん」「スープ」「かやく」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(111g)あたり
カロリー:520kcal
たん白質:13.3g
脂  質:24.2g
炭水化物:63.5g
(糖  質:60.8g)
(食物繊維:2.7g)
食塩相当量:6.6g
(めん・かやく:2.9g)
   (スープ:3.7g)
ビタミンB1:0.76mg
ビタミンB2:0.39mg
カルシウム:134mg
参考値(調理直後に分別した値)
熱量:520kcal(めん・かやく:416kcal)(スープ:104kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

耐久性がアップしていた

5.0

実際の「台湾ラーメン」に使われている麺は、店内に金子製麺所(愛知県名古屋市西区)の麺箱があるため、同製麺所のストレート麺である、という情報が有力だったんですけど、あらためて調べてみると金子製麺所は閉業してる‥‥? まだ確証を得ていないため、これ以上は言及しませんが、前述の原材料名(9代目との比較)について。

有名店シリーズの流れを汲んだ低加水麺

従来の油揚げ麺は「小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、香辛料、たん白加水分解物」となっていたのに対し、こちらは「小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、香辛料、卵粉、大豆食物繊維」ということで、たん白加水分解物を省き、卵粉と大豆食物繊維が追加された構図。スパッとした歯切れの良さは従来品と共通する魅力になりますが、なるほど耐久性がアップしていることを実感。

フライングすると部分的に硬いところが残るので、きちんと待ったほうが安全なタイプになりますが、それでも食べ終えるまで歯切れの良さが持続し、なおかつネガティブに伸びないところも好感が抱けるポイント。現在の日清食品であれば、ノンフライ麺に切り替えることも可能なのに、あえて油揚げ麺を採用し続けているのですが、だからこそ正解と思えるスープとの一体感も勝因です。

スープ

コクと鋭さをブラッシュアップ

6.0

昨年、一昨年からの比較ではないので、その間に変わった可能性もありますけど、こんなに粉末しょうゆキリッとしてたっけ? というのがファーストインプレッション。さらにニンニクの勢いも増しているような印象で、よりアグレッシブな雰囲気に。

辛さも然る事乍ら甘さもニクい

続けて別添の「特製辛味油」を加えると、辛味の強さは大辛〜激辛に片足を突っ込むレベルに差し掛かり、ラードのコクと芳ばしさがプラスされる、その流れも従来品から変わっていませんが、豚脂の勢いも増したイメージ。その攻撃的な味わいと対比を描く糖類の使い方もポイントで、やや鋭さと厚みに磨きを掛けながら、引き続き高い中毒性を誇っている、やみつき必至の魅力は健在でした。

かやく

謎肉好きに朗報です

6.0

味付肉そぼろが追加された「7代目」以降、何かしらの違いが生じていたとしても個体差、あるいは言われても気が付かない程度の微調整で、体感的には例年通り。謎肉ライクな味付豚ミンチはジャンクさを、もう一方の味付肉そぼろは違ったアプローチで肉々しさを底上げしてくれます。ただ、以前よりも味付豚ミンチの比率が高いと感じたので、そこはリニューアルポイントかも。

赤唐辛子は「特製辛味油」ほど辛くないため、芳ばしさを演出することに集中し、風味のいいニラが全体のパンチを強めてくれている、あいかわずシンプルながらに効果的なラインナップでした。肉具材の量が多いので、あえて底に沈めたまま食べ進めた後、〆(しめ)に白ごはんドボンもオススメです。

総評

6.0

3年半ぶりに「味仙」監修のカップ麺と真正面から向き合ってみた結果、具材に大きな変化は感じなかったけれど、麺の耐久性とスープの鋭さに違いを実感。それでも従来の “やみつき„ になる魅力は失っていない、ファミマルの中でも引き続き安定して上位に位置する名作でした。

じりじり居座り続けるタイプではないけれど、のっけから瞬発性のある辛味が切り込んでくるため、体感的な辛さレベルはセブンプレミアムの「蒙古タンメン中本 辛旨味噌」以上。そのため万人にオススメできる商品ではありませんが、これからの季節にスカッと嬉しい一杯です。【author・taka :a(大石敬之)】

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